「dual SIM」という言葉を聞いたことがあるだろうか?dual SIMとは、端末一台に対してSIMカードスロットが2つある携帯電話端末のことだ。最大の利点は1台の端末で2つのネットワークを自由に切り替えられることで、アジアや欧州では一般的に使用されている。日本での利用者はまだまだ少ないが、当たり前になる時代の到来はあながち遠くもないだろう。今回は、そんなdual SIMにスポットを当ててみよう。
CSL Mi450 dual SIM slots and memory card slot / liewcf
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dual SIMの使い方
大手携帯キャリア(MVNOでない)のSIMカードの場合、通信容量当たりの料金がやはり高い。通信制限にかかるまでも早い。そこで、格安SIMカードを合わせて使うことを検討する。また、格安SIMカードのみを使う場合も、通話可能なSIMカードは料金が高い。そこで、片方だけを通話可能なSIMとし、もう片方を通話不可能だが更に安い格安SIMカードとしてセットする。
上記2パターンの活用法が推奨される。その理由を理解してもらうために、ひとまず以下で格安SIMカードのメリットとデメリットを確認しておこう。
格安SIMカードのメリット
近年、国内における格安SIMカードの注目度が上がっている。そもそも格安SIMカードとは何かというと、簡単に言えば仮装移動体通信事業者(MVNO)が大手通信企業よりも安価で提供しているSIMカードのことだ。秋葉原やネットショップなどでも気軽に購入することができる。
料金の安さ
では格安SIMを使用するとどんなメリットがあるのか。大きなポイントは2つある。まず1つ目は、自分に合ったプランを選ぶことで通信料金を大幅に下げることができる点だ。
あらゆるMVNO・格安SIMの1GBあたり通信料金を約150パターンまとめて比較した。というコラムで料金の安い順に紹介しているので是非チェックしてほしい。大手企業の場合、音声通話サービスが必須になっていたりデータ通信上限のメニューが限られているが、格安SIMの場合それらを自由にカスタマイズできる。本当に必要な分だけを利用できるので、必然的に通信量を抑えることができるのだ。
自由に契約、解約ができる
もう1つのポイントは、自分の好きなタイミングで契約・解約ができることだ。一般的な大手企業の場合2年契約がデフォルトであることが多いが、格安SIMの場合それがない。さらに安い格安SIMが見つかれば、期間を気にせず気軽に乗り越えることができるのだ。
格安SIMカードのデメリットは、機能制限や通信速度の懸念
一見とても便利でメリットばかりに思える格安SIMカードだが、もちろんデメリットもある。格安SIMカードを購入するときにまず気をつけなければならないのは、音声通話機能やテザリング機能の有無だ。ものによっては使用できなことがあるので気をつけて欲しい。またデータ通信制限や通信速度についても確認した方が良いだろう。大手通信企業に比べると、不自由に感じる部分も多いかもしれない。
また大手通信企業の販売する端末に格安SIMカードを使用する場合、端末価格の割引は受けられないと思っておいた方が良いだろう。長い目で見た時、端末とキャリアをセットで購入した方が得か、それとも端末価格は多少高くとも格安SIMカードを用いた方が得かは自分自身で判断する必要がある。
格安SIMのデメリットはdual SIMで無効化
しかしながら、これらのデメリットを解消する形で活用の可能性がある。それを実現するのがdual SIMである。大手携帯キャリアのSIMをなるべく安いプランで使用継続することでメールアドレスも残すことができるし、格安SIMでデータ容量を大きく上げることもできる。テザリング機能なども残すことができる。従来の格安SIMのみを使用する形式だと、デメリットを補完しきれないこともあるのだが。
3つのSIMカードが同時に使えるようになる?!
SIMカード複数刺しの流れは止まらない。最近では、1台のiPhone端末に3つのSIMカードを挿入することができるアイテムも登場してきている。「SIMore X-Triple 6」と呼ばれるマルチプルSIMガジェットだ。月額1000円以下で使える格安SIMを用いれば、通信料をかなり安くすることができるだろう。
例えば、現在あなたが大手通信企業の提供する電話とデータ通信のサービスを利用しているとする。容量は7GBが上限で、だいたい月に6000円程かかるとしよう。
ここでSIMore X-Triple 6を使い、例えば通信容量を最低のプランに設定し、格安通話SIMと格安データSIMを代わりに挿入するとどうなるのか。容量上限はほぼ変わらないまま、またはより多くの容量にしておきながらも、料金は安く抑えることができるだろう。安くより多くのデータ容量を手に入れることができるとしたら、ユーザーにとってそれ程嬉しいことはない。
SIMフリースマホを買うならフリマサイトで
スマホのマーケット(スママ)をご存知だろうか。こちらのサイトは、中古スマホの売買を専門としたフリマサイトだ。中古スマホと聞くと、端末がちゃんと動くかどうか不安になるユーザーもいると思うが、スママでは動作チェックや除菌などのオプションがあるので安心して購入できる。また、自分に合ったSIMカードの診断もできるので、格安SIMについてよくわからないというユーザーにもおすすめのサイトだ。
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今回はdual SIMカードと格安SIMカードのメリット・デメリットをご紹介した。大切なのは、端末料金と使用料金を長期的な目線で計算した上で端末と格安SIMカードの購入を検討することだ。もしdual SIMの使用を考えているのであれば、端末を買うときに端末がdual SIMに対応しているかをチェックすることも忘れないようにしよう。
また特にどのMVNOを選んでも使えるようにするためには、SIMフリーのスマートフォンが推奨される。せっかく格安SIMをたくさん用意したのにSIMロックが端末にかかっているようでは笑えない。完全自己責任の裏ワザ】SIMロックiPhoneをSIMフリー化してくれるファクトリーアンロックサービスに迫る!【格安SIM攻略】というコラムによれば、iPhoneのSIMロックは外せるのであるが。
例えば、「Covia FLEAZ F5 CP-F50AK」や「SONY Xperia M2 D2303」「ASUS Zenfone 5 A500CG」などはデフォルトでdual SIMカードに対応している。他にも多くの端末が販売されているので、それぞれの特徴や懸念点を比較しながらより使いやすいものを選んでもらいたい。
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