なぜスマホ買取ショップが激増したのか?売られた中古スマホは海を渡る?!

いま中古スマートフォン市場が盛り上がっている。【iPhone売るなら?】オークションやフリマアプリの比較でも紹介したが、個人間取引サイトの普及に伴い、個人でやり取りするひとが増えたことは一因。だが、実はブックオフやゲオといった本やゲームなどの大手買取企業も、こぞって中古スマホの買い取りや下取りサービスに参入している。

なぜ参入するのだろうか。それはスマートフォンがグローバルな製品であり、アジア各地で日本の型落ち製品の需要があり、高い値段で売ることができるという点が考えられる。日本人が使っていたとして、そこまで商品状態が悪くなるわけでもない。


3D Employment Graph /

中古スマホ市場の成長

MM総研の中古端末市場調査によると、2013年度の中古携帯市場は141万台、そのうち中古スマホ市場は85万台で、これは2012年度の約2倍だそうだ。街を歩いてもスマホ買取のお店を見るし、インターネットで検索すれば有象無象の買取ショップが引っかかる。

スマホ買取ショップが増える理由

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▲人気スマホは高価買取が期待できる

商材として一定の価値がある

スマホ買取ショップが増えた理由として、スマートフォンの普及が当然ながらあるのだが、それだけではない。実は、商材として平均で1万円以上の一定の単価があるのがスマートフォンなのだ。また、商材としてのサイズが非常に小さいため、場所を取らずに売上の立つ買取ビジネスを行えるという点もある。

ユーザーが元値を把握しにくい

客視点で考えると、実はそもそもその端末をいくらの金額で購入したのかを把握していないため、買取価格に不満を持ちにくい構造になっているという点がある。携帯販売店ではキャッシュバックが行われ、あたかも端末代は0円のように工作されている。このように、初期コストは小さいが、本当は月々の携帯料金というランニングコストで賄われているわけだ。つまり、高い端末代を払っているが分割になり月々の支払いに含まれてしまうため、ユーザーは自分が購入したスマートフォンが実際はいくらなのかを、あまり自覚していないのである。


HTC Desire Eye smartphone / pestoverde

中古スマートフォンはグローバルな商材

更に、中古のスマートフォンはグローバルに取引できる商材であるため、輸出入によって付加価値を出すこともできるのである。特に日本では携帯キャリアが客の奪い合いをしており、その度に乗り換えたり、新しいiPhoneにすぐ買い替えたがるため、不要なスマホが生まれやすい。iPhoneなど元々日本でしか使えないように作られているわけでは無いので、多少手を加えれば世界のどこでも使えるようになってしまう。

SIMフリー化による中古スマートフォンの需要増加?

今後の市場という意味では、日本自体で買い手が増えていく可能性もある。現在、噂されているSIMフリー化の影響で、端末代が高くなることが想定されるからだ。元来のSIMロックというものは携帯端末のスイッチングコストを高め、簡単にキャリアを乗り換えられなくしていた。従来、端末をそのまま維持してキャリアを乗り換えるということは出来なかったわけだ。

ところが、SIMフリー化はこの乗り換えにかかるコストを著しく下げてしまう。すなわち、現在端末代を一括0円の形式等で売りさばいている携帯販売店が前提とする月々の携帯料金での回収という狙いが打ち砕かれることになるのだ。携帯販売店としては、端末契約・購入時のハードルを下げ、なるべく多くの数をさばきたかったので、このような流れを歓迎していない。しかし、SIMフリー化義務付けという総務省の取り決めには従わなければならないだろうし、そうなれば否が応でも回収のために端末代の価格を上げるしかない。


Statistics Graph / Rushtips.com

話は長くなったが、端末代が高くなればユーザーもそう簡単に新しいスマホを買いたくなくなるので、中古スマホの需要が高まるとされている。それに、端末自体の需要が増すわけだから、買取価格もあまり下がっていかず、そこそこの相場が保たれる可能性を生むわけだ。よって、市場が伸びるのではないか、と予測されている。

買取された中古スマホは二つの方法で再利用される

こうして売られたスマホは、買い取りサービスにもよるが、一般的には別の消費者に販売され、再利用される。再利用の流れは大きく2つに分かれる。

端末本体をそのまま販売する

SIMカードを差し替えれば、スマホ本体はそのまま使うことができる。このようなスマホを「白ロム」と言う。白ロムは再び中古の商品として消費者の間で流通していく。

分解して部品から再び製品化する

分解され別のスマホに生まれ変わったり、取り替え用部品となるものもある。これは、以前にスマホの液晶画面が割れたらどうすべき?!誰もが知っておくべき対応策をご紹介でも解説したとおり、水没したり液晶の割れたスマホを買取して貰えるのはこのためである。修理店を兼ねて買取を行っている企業ではここまで踏み込んで運営している場合が多い。安く買取しておき、修理で付加価値をつけて商品として出荷するといった具合だ。

そして中古スマホは海を渡る


mobile moment of worship / the measure of mike

実は売られた中古スマホのほとんどが海外の中古市場、主に新興国などに売却される。そして新興国では中古スマホの人気がとても高く、特に初期のiPhoneやAndroidが人気で、いまでも多くの中古市場で流通している。新興国での近年のスマートフォン普及は、新興国向けの低価格製品の流通に加え、こうした中古端末の流通も大きな要因であるといわれている。

日本では型落ちの機種でも、新興国では人気のモデルなのである。また、新モデル発売の時間差もあることから、新興国でむしろ高く売れてしまうこともある。iPhone6、6plusの時もそうだが、最新シリーズの発売時に外国人が買いに現れる理由でもある。

米国IDCによると、2013年から2017年の出荷台数の伸び率は、中国が52%、ブラジルが129%、インドが459%、にもなるという。新興国では急激なスマホ需要増加によって、中古スマホの供給不足が発生するとも言われている。こうした市場拡大を見越して、地場メーカーや多国籍企業がローカライズした製品の開発・導入を進めるが、そこで最大のライバルとなるのが中古スマホの存在となりそうだ。

おわりに

みなさんの机の中に使わないで眠っているスマホはないだろうか?わたしもこの記事を書くにあたって改めて机の中を探してみたが、ガラケー2台、スマホ1台が見つかった。電源コードは行方不明のため充電することもできず、過去の写真やメールを見返すこともできない。過去の思い出の清算として中古スマホとして販売するのもいいかもしれない。ヒカカク!では様々なお店のスマホ買取価格を比較できるので、悪くない相場で売れるだろう。

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