【保存版】コミケ カタログの買取相場・査定情報まとめ

世界最大規模の同人即売会・コミックマーケット（コミケ・コミケット）のカタログは、その特性合った方法を把握することで確実に売却できるコレクターズアイテムだ。コミケ関連の掲示板では「需要がない・売れない」と言われる中古のカタログも、この冊子を歓迎する専門店と出逢うことができれば現金化に繋げられる。また近頃では、コミケカタログの買取実績や価格表を公開しているショップも増えているため、インターネットから情報収集すればより良い売却先と出会えると考えて良いだろう。

今回は、不要になったコミケカタログの処分を考えている皆さんと一緒に、この商品の特徴や需要、査定情報などを確認していきたい。

Akihabara-NEX C84最終日の夜、22時過ぎもまだカタログあります / fukapon

コミケカタログとは？

コミケカタログとは、世界最大規模の同人即売会・コミックマーケット内で目的のサークルなどを確実に探すために作られている会場パンフレットの総称だ。白地図様の会場地図が掲載されたコミケカタログを購入すれば、お目当てのブースやイベントを探す時間も短縮できる。またファンの中には巻末のまんがレポートを楽しみにしている人もいるため、この冊子の活用法は多岐に渡ると考えて良いだろう。

分厚い・重い

1冊の中で数万ものサークルを紹介するコミケカタログには、重い・分厚いという難点がある。現在では本文に特製の薄い紙を使っているものの、それでも普通の漫画雑誌と比べるとかなりのボリュームが出てしまうのだ。こういった問題を解消するために、一時期は開催日ごとに冊子を分けるなどの取組が行なわれていた。しかしこの方法でコミケカタログを発売すると、日によって大量に売れ残りが生じるケースも多いため、現在では分厚い・重い冊子に戻ったようだ。

WEB・DVD-ROM版も登場

2012年以降は、サークル検索や詳細情報を簡単に調べられるWEB版コミケカタログも登場している。また冊子特有の重い・分厚いという問題を解消したDVD-ROM版については、落選したサークル情報も掲載していることによって、WEB版や冊子版とは全く異なる需要や楽しみ方もあるようだ。こうした形で媒体によって収録内容の全く異なるコミケカタログには、自分のスタイルに合った買い方・集め方・使い方ができると考えて良いだろう。

コミケカタログの需要

簡単に情報検索のできるWEB版コミケカタログが登場したことにより、冊子版やDVD-ROM版における需要も下がりつつあると考えられる。しかしこれから紹介する4つの主催者側の動きなどにより、現在の需要にも変動的な要素が隠れていると言えそうだ。

販売店・発行部数が多すぎる

以前は漫画専門店やアニメショップ、ゲームショップが中心だった販売先も、現在ではAmazonなどの大型ブックストアでもコミケカタログの取扱が行われるようになった。こうした市場動向は、開催当日売り切れとなってしまうコミケカタログをより良い形でユーザの手に渡るようにした配慮とも考えられる。しかしたくさんのコミケカタログが流通してしまうと、発行部数が増えることで高価買取に欠かせない希少性が低下する難点があるのだ。

カタログよりも付録に高い価値がある

そこで注目すべきなのは、販売店各社が特設サイトや特典を付けることで、コミケカタログの販売数やコレクターズアイテムとしての価値を高めている実情だ。各ショップによって付けられたオリジナル特典や付録は、電子版やDVD-ROM版の便利さに気づき始めているユーザの心をしっかり掴むことに成功している。また中にはコミケカタログ本体よりもまんがレポートや付録を目的としたコレクターも存在するため、販売部数が多く冊子自体の価値の低いこの市場にも各ショップの努力によって意外な好循環が生まれていると考えて良いだろう。

昔は会場内のゴミ箱から拾えた

コミックマーケット内に清掃業者が常駐している現在では、以前は可能だった「会場内のゴミ箱からカタログを拾う」というある種の裏入手法が使えなくなってしまった。また近年では準備スタッフによる中古カタログの回収やリサイクルが行われているため、買取市場に流通する冊子の数は激減しつつあると考えて良さそうだ。

施設による需要

同人即売会における歴史的資料として国立国会図書館や京都国際漫画ミュージアムなどの施設で閲覧・展示・公開が行われているコミケカタログは、「施設や研究者が探している」という意外な需要によって高価買取対象になることがある。また準備会の方にも在庫がなく、図書館やミュージアムなどの施設に収蔵できない場合は、一般ユーザやコレクターに寄贈のお願いをすることもあるため、こういった形の需要や希少性のある冊子の場合は、想定外の高値に繋がる可能性も高いと考えて良いだろう。

コミケカタログ買取に積極的な業者と参考買取相場 まとめ

販売ルートの確保や需要という意味で厳しい要素の多いコミケカタログは、一般のパンフレットやカタログと比べて買取業者が非常に少ない傾向がある。もしコミケカタログの売却で高額査定を狙うなら、これから紹介する4つの業者を中心に必ず複数社への問合せや相見積もりを行なうようにして欲しい。

犬童買取センター

犬童買取センターでは、最新刊からプレミアの付いた古いものまで幅広いコミケカタログの買取を行っている。サイト内にあるまとめて無料査定のフォームを使えば、一般のマンガ本やCD、ゲームソフトといった不用品をコミケカタログと一緒に査定依頼にかけられる。また犬童買取センターのサイトでも、コミケカタログの買取金額を公開しているため、冊子やDVD-ROM売却に向けた買取相場の把握にも使い勝手の良いサイトと言えるだろう。

2016年12月6日に発売されたばかりの「コミックマーケット91カタログ」には、800円もの買取上限金額が付いている。これに対して冊子よりも遥かに需要の高いDVD-ROM版の場合は、新品未使用で1,120円もの高額査定が期待できるようだ。

駿河屋

ゲームや書籍、コミック、おもちゃなどの買取のできる駿河屋でも、コミケカタログや関連グッズの査定を積極的に行っている。あんしん検索の表示結果を金額順で並べてみると、「コミックマーケット61 CD-ROM（冊子付き）」に12,000円もの買取価格が付いている。またこの商品には価格上昇中と書かれているため、図書館や博物館、コレクターなどから重要の高いものであれば、古いコミケカタログであってもプレミアが付くこともあると考えて良いだろう。

コミケットサービス（閉店）

コミケットサービスは、その名のとおりコミックマーケット関連商品を取り扱う専門業者だ。このショップのサイトでは、コミックマーケット準備会から刊行されている「COMIKET PRESS」や「はたらくおぢさん」などの人気冊子の販売もある。買取については店主が運営しているコミケットサービスブログ内で注意点などが詳しく書かれているため、初めてコミケカタログの売却にトライする人でも流れを掴みやすい業者であると言えそうだ。

買取大臣

コミケカタログの高価買取を狙うなら、比較的幅広い年代の冊子・DVD-ROMを歓迎する買取大臣にも問合せをしてみよう。2016年12月時点のデータを見てみると、同月発売の「コミックマーケット91カタログ」に定価の50％となる買取上限金額が付いている。また一世代前の90カタログについては、DVD-ROM版に945円の上限額が表示されているため、買取大臣は最新版以外のコミックマーケットカタログであっても査定のできる業者と位置づけて良さそうだ。

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更新日 : 2022/07/04

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