片づけ本のベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」でおなじみの、こんまりさんこと、近藤麻理恵さんが、アメリカTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」のうちの一人に選ばれたことは、記憶に新しい。その影響力たるや、日本はもちろん、海外でも大きく、心がすっきりするぐらい片づけるという意味で「コンドウする」という言葉も生まれたぐらいだ。これにより、片づけというのは、人類が共通して頭を悩ませている課題だということが証明されたようだ。
みなさんのお部屋は、どうであろうか。実際のところ、部屋のきれいさに男女の違いはさほどなく、また年齢が増すほど、または一か所での居住歴が長くなるほどモノが増え、どうにもお部屋ならぬ「汚部屋」に近づく傾向があるようだ。
ここでは、部屋を上手に片づけるための手順やコツを、かいつまんで説明しよう。
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実際に片づけに着手する前に
休日に片づけの予定を立てておく
まず、大切なことだが、片づけには相当な時間がかかると思っておくべきだ。部屋のちらかり具合によっては、土日の連休を片づけに集中的に費やす必要がある。
部屋が片づけられない人の共通点として、ちょこちょことした片づけを、なんとなく気のおもむくままに、適当なときにやっていることが挙げられる。このレベルの片づけは、せいぜいが机の上にある書類などの整理、引き出しの中の整理、外に散らかりっぱなしの衣服の収納程度にしかならず、部分的でその場しのぎ的な片づけにしかなっていない。
部屋を上手に片づけるには、不要なモノを捨て、必要なモノのみを残し、かつ配置・収納するのが基本で、特に不要なモノの選別には手間も時間もかかる。そのため、例えば仕事帰りのわずかな時間や、就寝前のちょっとした時間では、どうにも足りないのだ。
部屋をすっきりとキレイに片づけたいのなら、まずは休日、できれば朝から手を付けられるように、具体的に予定を立てておこう。
片づけに必要なモノを用意しておく
さて、ではいざ片づけを始めるときには、何か必要なモノがないだろうか。モノを捨てて、収納するだけなのに、用意も何も要らないと思う方もいるが、最低でもゴミ袋と清掃用具は用意しておこう。
片づけの成否を握っているのは、どれだけ捨てられるかだ。通常のゴミ出しなんかでは、スーパーなどでもらう大きな袋で代用する人もいるが、片づけのときには、もっと大きなゴミ袋が必要になる。いろいろとサイズがあるが、45Lサイズが無難だろう。これよりも小さいと、大した量が入らず、またこれよりも大きいと、今度は重くなりすぎたり、破れてしまったりすることがある。
そのうえ、もっとも無難な45Lサイズなら、スーパーであれ、コンビニであれ、すぐに手に入るのでおすすめだ。数量は、なるべく多めのものを買うようにしよう。ゴミ袋が尽きるということは、片づけのやる気が尽きることと同義だからだ。
そして、清掃用具だが、これはできればアナログなものであってほしい。つまり、掃除機よりも、ホウキやチリトリ、あるいはクイックルワイパーのようなものが望ましい。その理由としては、本体が大きく、電源までコードをのばす掃除機では場所を占領してしまい、ただでさえ片づけでごった返しているところには不向きだからだ。
また、大きなゴミや大量のゴミを吸い込めば、何度もゴミを取り出さなければならず、袋式ならなおさら面倒だ。そのため、できれば目立ったゴミはホウキとチリトリで取るなり、クイックルワイパーで集めるなりして、そのままゴミ袋に突っ込んでしまおう。ただし、分別は適切におこなうようにしよう。
その他にも、モノや状態によっては軍手や分解のための工具、雑巾、殺虫剤などを適宜用意しよう。
要らないモノを捨てる
部屋のスッキリ具合は、前述のとおり、どれだけモノを捨てられるかにかかっている。そのため、まずは大胆に要らないモノを捨てることに専念しよう。
要るモノと要らないモノに選別する
実際、片づけで一番大変なのが、要るモノと要らないモノを選別することだ。このとき、思い切って、収納スペースにすでに収納されているものを、一度全部外に出してみよう。
長い期間、収納されていたものは、忘れ去られてしまっているケースが多い。特に、服類は顕著だ。存在を忘れてしまっても、実生活でなんら不便を感じていなかったのなら、それは要らないものだ。しかし、頭では分かっていても、捨てられないことがある。そう、もったいないからだ。高かったのに捨てるなんてもったいない、昔使っていた思い出のモノだから捨てられない、人から譲ってもらったものだから捨てづらい…などなど、理由はさまざまだ。この辺りは、判断基準を明確にしておいたり、誰か建設的に後押ししてくれるアドバイザー(配偶者や親、場合によっては子どもなど)に相談したり、例えば服であればコートなら何着までとっておくと数量制限を自分に科しておいたりするとよいだろう。
要るモノと要らないモノ以外に分けない
選別するときは、要るモノと要らないモノだけに分けるようにし、それ以外の選択肢は増やさないほうが賢明だ。例えば、人に譲るモノ、クリーニングに出して使う(結局は使わない)ものなどだ。余計な思考は、時間がかかる原因になるうえ、疲れてしまうので、とりあえずは要るのか要らないのかだけをはっきりするように心がけたい。
部屋ごとよりもジャンルごとに片づける
こちらの部屋を片付けたから、次はあちらの部屋…という作業は、実はあまり効率的ではない。効率よく片づけるためには、部屋ごとよりも、モノのジャンルごとに進めていくのがおすすめだ。なぜなら、そうすることで、いま何をどれだけ所有しているのかがクリアになるためだ。
例えば、本棚が居間と寝室にある場合は、まずはそれぞれの本棚を同時に片づけよう。こうすると、例えば、こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」が居間の本棚にあり、「人生がときめく片づけの魔法2」が寝室の本棚にあるような場合には、統合して整理することができるし、その他の役に立たなかった片づけ本は処分してもよしと思えるようになる。
ジャンルごとにまとめて片づけるようにすると、不要なモノが浮き彫りになり、その後に再収納するときにも整理しやすくなるメリットがある。
思い出の品は最後に手を付ける
最も避けるべきことは、思い出の品から手を付けることだ。アルバムや写真、映像記録、日記などの手記、過去のお土産などなど、思い出の品を見返してしまうと、文字通り、ときが経つのも忘れてしまう。片づけの作業量はとても多いのが通常で、片づけ途中で手や頭をストップしてしまうと、予定通りに終わらなくなってしまう。思い出の品は、片づけの唯一の楽しみかもしれないが、思い出にふけるのは最終的に片付いた後にしよう。
家具や家電などの粗大ごみやリサイクルの申込はすぐにおこなう
ときには、もう要らない家具や家電が、部屋を占領してしまっていることもあるだろう。大型なものが多い家具や家電の存在感は大きく、これらを処分することができると、部屋もスッキリするものだ。
しかし、家具や家電は、通常のゴミと処分方法が異なり、手続きが必要となる。搬出日や持込日などは後日となるだろうが、申し込みは当日できるので、あわせてやってしまうのがベターだ。最近では、オンラインで簡単に申し込むことができるが、電話してしまうのも手っ取り早い。後に延ばしてしまうと、いつ処分できるかわからないので、片づける意欲が消沈しないうちに手を付けるようにしよう。
要るモノだけを配置・収納する
さて、ここまでくると、モノもだいぶ減ってスッキリしてきたのではないだろうか。捨てるべきものを捨てられたのなら、片づけも8割方は成功したと言えると思う。最後に、捨てずに残ったモノを、適切に配置・収納しよう。
モノの定位置を決める
適切に配置・収納するとは、これまでの二の舞にならないように、計画的にやろうということだ。それには、あらかじめモノの定位置を決めることが有効だ。
要らないモノの処分が終わると、配置・収納スペースがガランとなり、ついつい嬉しくて手あたり次第モノを入れたり、置いたりしたくなるが、これは厳禁だ。適当に入れたモノや置いたモノは、後になってどこにあるのかわからなくなってしまい、最終的には永い眠りについてしまう。こうなれば、元の木阿弥、あるのにまた同じものを買ったりして、結局余計なモノが増える原因にもなってしまう。
モノの定位置をしっかりと決めておけば、本人がどこに何があるのか容易に確認することができるし、乱雑にモノが散らかったり、余計なモノが増えたりすることを効果的に防止することができる。
収納は入れすぎない
収納は、スペースいっぱいにモノを入れていいというわけではない。目的のモノをサッと取り出せないような状態は、すでに詰込み過ぎと言えるだろう。収納は少し余裕がある程度に抑え、収納スペースが足りないと思うのではなく、収納するモノが多すぎるのだと考えるようにしたい。
優先度の高いモノほど手前?
収納関連の本や記事には、よく優先度の高いモノほど手前に、低いモノほど奥に入れるとある。これはこれで間違いではないだろうが、注意しておきたいことがある。それは、奥に入れた優先度の低いモノが本当に必要かどうかだ。奥にしまい込んだモノは、ひょっとしたら、捨てるのに決心がつかなかっただけのものではないだろうか。もし一定期間全く使わないことがあれば、それは不要なもの、つまり捨てるべきものである可能性が高い。不要なモノで、貴重な収納スペースを殺すようなことがないよう、使わないなと思ったら、そのときに処分するようにしよう。
さて、上手に部屋を片付ける手順やコツをかいつまんで紹介したが、要約すると、どれだけ捨てられるか、適切に配置または収納できるかがポイントとなる。部屋がキレイになると心はスッキリし、運気も向いてくるという。読者で汚部屋にお住まいの方は、ぜひ次の休みに片づけを決行してみてはいかがだろうか。
不用品買取におすすめの業者
不用品は、買取業者に売却することでお金になることもある。まだ使えそうなものは買取業者に売却してみてはいかがだろうか。ここでは、売却する際におすすめの業者を紹介していく。
ファインブランドマーケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファインブランドマーケットはブランド品をはじめとして、家電やテレビ、楽器などさまざまなものを買取しているリサイクルショップだ。LINEで簡単に査定ができるのが特徴。
出張買取と宅配買取の二種類の買取方法がある。出張エリアは埼玉、群馬、栃木、茨城、東京、千葉、神奈川だ。エリア外の地域でも、宅配買取ならば全国対応になっているので安心。査定料や出張料、送料などが無料なのも嬉しい。
まんがく屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
総合買取店まんがく屋。大量の不用品の査定にも対応してくれるので、思い切った大掃除の際にも頼れる。傷がついたものでも買取してもらえる。
出張買取と宅配買取、店頭買取の三種類の買取方法がある。出張買取は電話やメールで問い合わせが必要になるので、気になる人は連絡してみよう。
家具 the DAYS
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
家具 the DAYSは家具の専門買取店で、愛知・三重・岐阜に出張買取をしている。利用者の口コミ評価も高く信頼のできるおすすめ買取店だ。
FOCUS(フォーカス)
買取価格
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ウイルス
対策
東京23区内なら無料で出張買取が利用できるFOCUSは、家具、家電、骨董品、着物、美術品などのアイテムを取り扱っている。関東全域にも出張可能で、年間依頼数は1万件を突破している人気店だ。
まとめ
なんとなくで片づけをしていると、なかなか片付かないことがある。そのため、ここで紹介したポイントを踏まえて、考えながら片づけをしていこう。不用品は買取業者に売却することでお金になることもあるので、積極的に利用してみよう。