幅広いシーンで使われる世界地図や日本地図は、売却のコツを掴むことで確実に査定可能となるアイテムだ。
damon studying a map. / stigeredoo
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買取品目として注目されつつある世界地図・日本地図
古地図を用いた地理研究や各地域の探索などが人気の近頃では、歴史的資料のひとつとして江戸時代~昭和初期の世界地図や日本地図に注目するショップも増加傾向にある。
また種類によっては、インターネットやWEBメディアが中心の今の時代でも、不動の人気を維持する冊子版地図も存在するため、「もう書籍や冊子タイプは流行らないだろう」といった固定概念を捨てることも、高価買取に繋げるコツだと言えるだろう。
今回は、古い時代から幅広い形態の商品が存在する世界地図や日本地図について、より良い買取取引に繋げる査定情報を徹底解説していきたい。
売却可能な世界地図・日本地図の種類と買取相場?
世界地図や日本地図の買取実績を確認していくと、アイテムによって査定額が大きく異なる実情や売却時のコツが徐々に見えてくる。
住宅地図
居住者の表札や屋号などが詳しく書かれた住宅地図は、企業の営業調査やマーケティングでも使われる大変人気の高い日本地図カテゴリである。
地図業界最大手のゼンリンの住宅地図であれば、発売から1年半以内のものが20%前後の買取率査定で査定される形となる。
住宅地図の場合は1冊の定価が数万円となるため、買取率が多少低くても一般の世界地図や日本地図よりは遥かに高く売れる存在だと考えて良いだろう。
比較的新しい地図帳
世界や日本全国の地図をまとめた地図帳は、発行から1年以内でコンディションが良いものであれば、BOOKOFFなどの「現代の新しい書籍を歓迎する古本屋」で買取査定を行える。
多くのドライバーが購入する人気道路地図・スーパーマップルについては、情報量の多い関東版で1,600円~1,900円前後の買取上限額となる。
これに対して、関東と比べて情報量の若干少ない東海地方版の場合は、1,200円~1,400円ほどの相場になるようだ。
古地図
江戸時代~昭和初期に作られた手描きや版画の地図全般を、古地図と呼ぶ。
このカテゴリは、歴史的価値のある紙資料や古書、古文書などを歓迎する古書店で大歓迎されている。
古地図の買取実績は大半の店が非公開としているものの、地理や歴史研究の専門家が興味を示すほどの価値があれば数万円以上の査定も期待できると言えるだろう。
地図ポスター・スクリーンマップ
子供の学びや観賞目的で貼られることの多い地図ポスターやスクリーンマップも、コンディションに問題がなければ500円~1,000円ほどで売却できる。
地図帳とは少し異なるカテゴリとなるポスターやスクリーンマップは古本屋での買取が少し厳しくなる傾向があるため、リサイクルショップを中心とした幅広いショップに問合せをするべき地図の種類と言えるだろう。
地図のジグソーパズル
世界地図をテーマにしたジグソーパズルは、玩具買取店で積極的な査定が行われている。
6000ものピースを用いた「Ancient world map-昔の世界地図」には、駿河屋にて1,900円もの高額査定がついている。
また世界的なハイブランド・エルメスで作られた世界地図のジグソーパズルについては、多少の傷があってもブランド買取専門店にて4,000円もの査定がついた実績があるようだ。
地図データの入ったCD・DVD・SDカードなど
ゼンリンから発売されている電子地図帳や、カーナビゲーションシステムの地図更新ソフトも、人気メーカー(機種)の最新データであれば確実に高く売れる存在だ。
カロッツェリアの地図更新ソフトHDD楽ナビマップなら、2016年のDVD版が7,000円以上の買取上限額となる。
またゼンリン電子地図帳の最新版DVDについても5,000円以上の上限額となるため、カーナビの買い替えなどにより使用予定がなくなった電子地図は、次のバージョンが登場しないうちに査定に出すべきだと言えるだろう。
地図の児童書・玩具
乳幼児の学びに使える世界地図玩具も、トイ専門店や古本屋で高く売れる品目だ。
幼児・児童教育大手・くもんで作られたパズルには、コンディションの良いもので800円~1,000円前後の査定がつく。
マップスから発刊された「新・世界図絵」という児童書には、1,400円~1,600円もの高額査定がつくようだ。
「お祝いで同じものが2つもプレゼントされた」とか「対象年齢と合わない」といった場合は早めに専門業者へ持ち込むと良いだろう。
地図をモチーフとしたアート作品
世界地図を描いたアート作品の中には、定価が100,000円以上するものも多く見受けられる。
こういった地図アートを美術品専門店に売却すると、デザイン性や希少性、素材などが良ければ20,000円~30,000円もの査定に繋がることもあるようだ。
世界地図のモチーフは、西洋アンティークの照明器具に描かれるケースも多いため、品物によっては骨董品専門店などに持ち込んでみても良いだろう。
世界地図・日本地図の買取可能なショップの特徴
幅広いカテゴリに製品が存在する世界地図や日本地図は、ユーザの多くが売却先に悩む傾向がある。
間違ったショップに査定依頼を行ってしまうと、高い価値のある地図が二束三文になることもあるため注意が必要だ。
これから売却予定の地図を目の前にして「何処に売るべきなのだろう?」と悩んでいる人は、下記4種類のショップの特徴も頭に入れてみてほしい。
新しい書籍を扱う古本屋
1~3年周期で更新される新しい地図帳や児童書は、新しい本を大歓迎する古本屋への売却がおすすめとなる。
これに対して、さまざまな地域の表札情報を詳しく掲載する住宅地図の場合は、買取可能な業者がかなり限られる傾向があるため、注意が必要だ。
古書店
昭和初期~数百年前に作られた手描きや版画の古い地図は、ISBNコードのない冊子や書籍でも大歓迎してくれる古書店に持ち込むと良い。
歴史的価値ある紙資料を歓迎する古書店では、収集家や研究者が好む世界地図や日本地図に、想定外の査定額を付けることもある。
古書店の店主は自身がコレクターである傾向も高いため、オンライン査定やメール査定を使って地図の写真を送り、コミュニケーションを通して査定や相場を聞き出してみるのも良さそうだ。
美術品・骨董品買取店
世界地図や日本地図をモチーフにしたポスター、絵画、アート作品などは、デザイン性の価値により美術品や骨董品、インテリア用品専門店などで高く売れている。
実用性よりも見た目や作家、歴史的価値を重視するこれらのショップでも、査定基準は店主の好みに依存する部分が大きいと言われているため、古書店利用時と同じようなアプローチで買取相場を聞き出してみると良いだろう。
リサイクルショップ
世界地図をモチーフとした日用品や玩具、ジグソーパズルなどは、リサイクルショップでも買取を行っている。
前述のようにエルメスなど人気メーカーで作られた製品の場合は、ブランド品買取店で高額査定される傾向がある。
またガラス製品の場合は、骨董品やインテリア製品専門店でも高く売れるため、何でも買取ることのできるリサイクルショップは最後の砦的な位置付けにしておこう。
世界地図・日本地図を歓迎する専門店 まとめ
幅広い世界地図・日本地図の査定情報を確認したところで、最後に地図買取に積極的なショップをいくつかご紹介しておきたい。
秋桜書店
秋桜書店では、江戸時代~戦前の古地図や古写真を歓迎している。
買取品目の中には、満州挑戦台湾の戦中市街地図や戦前の手彩写真なども並べられている。
出張査定は全国古書組合に加盟する店主が自ら対応してくれるため、長年の経験に基づく誠意ある対応を求めるユーザにとって特におすすめの業者になることだろう。
古書買取書房
http://kosho-kaitori.com/genre/15_travel_guide.html
古書買取書房では、海外旅行や国内旅行に使うような比較的新しい地図を高価買取対象としている。
買取品目の中には、るるぶ情報版国内シリーズなども掲載されているため、旅行やレジャーが終わったすぐのタイミングで査定依頼をかけてみても良いだろう。
そんな古書買取書房では2016年11月現在、買取査定額11%アップキャンペーンを実施している。
KAIYOSYA
KAIYOSYAは、住宅地図や専門地図の買取を行なう特殊な業者だ。
このショップのサイトには、ゼンリン住宅地図やブルーマップ、デジタウンの買取申し込みフォームが用意されている。
申し込みについては法人・個人問わずできる仕組みとなっているため、企業内で住宅地図の買い替えをするタイミングで問合せをしてみても良いだろう。
長島書店
https://www.books-nagashima.com/paper/
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
古地図を中心とした紙資料の処分をするなら、明治35年創業の長島書店がおすすめだ。
このショップでは日本地図だけでなく、満州や支那の紙資料も大歓迎している。
また経済史料や軍事資料などにも積極的な買取姿勢を見せているため、古地図と一緒に収集していた紙物があれば査定をしてもらっても良いだろう。