【保存版】和服・袴の買取相場・査定情報まとめ

着物は、日本人が古くから身に着けていた民族衣装の総称である。江戸時代までは衣装全般を指す言葉として使われていたが、幕末から明治時代にかけて、欧米などから西洋風の衣装が日本に持ち込まれると、それらは「洋服」と称され、それまで日本人が身に着けていた着物は「和服」とされたことから、現代では、着物とは、和服のことを指すのが一般的である。

Japanese colors / musumemiyuki

着物の種類について

着物は、日本人の生活と深く結びついていたため、その用途により様々な着物があり、女性用の着物としては、留袖、振袖、訪問着、喪服、袴、小紋・紬・浴衣があり、男性用の着物としては、紋付、羽二重、浴衣・甚平・丹前・法被などがある。

留袖や振袖、紋付、羽二重は、正装として用いられるもので、素材や仕立てなどもよく、高額であることが多い。それに対し、小紋・紬・浴衣、甚平・丹前・法被などは、元々普段着として用いられてきたもので、高額の商品のものもあるが、多くは、比較的入手しやすい価格で販売されている。特に、浴衣や甚平は、若者のファッションアイテムとして用いられることもあり、現代ではほとんど着られることがなくなった着物の中では、比較的着られている着物となるだろう。

その他に、お正月や七五三、お稽古事などに着られる子供用の着物もある。

着なくなった着物の取り扱いについて

現在では、日常的に着られることはほとんどなくなった着物であるが、何かの都合で購入することもある。七五三のお祝いのため子供用の着物を、成人式のための振袖、紋付、袴などを、お茶などのお稽古事のために色無地や訪問着を、ファッションアイテムとして甚平、浴衣を、などである。

しかし、これらの着物は、目的を果たすと、それ以降着られなくなることが多い。着られる事が少なくなった着物の取り扱いについては、保管するか処分するか、悩むところだろう。保管する場合は、綿やポリエステルなどの化学繊維でできた浴衣などは、比較的簡単に保管できるが、高級な着物に多い正絹製の着物は、保管方法が難しい。正絹製の着物は、湿気に弱いので、桐製のタンスに保管したり、たとう紙で包んだり、などのしっかりとした湿気対策が必要となる。また、湿気と同様に虫食いにも弱いため、防虫剤なども必要となってくる。

着物をきちんと保管するのは手間がかかる作業なのである。

それならば、着物を処分するということも考えられる。しかし、せっかく購入した着物を捨ててしまうのはもったいないところであるので、着物を買取業者などに売却することが考えられるが、着物を売却できるか、という疑問が湧いてくるところである。

結論から言うと、着物を売却できる場合もある。着物の買取をする買取業者は、たくさんあり、様々な着物が買取されているのである。そのため、着物を処分するのであれば、捨ててしまうよりは、売却したほうがいいだろう。

着物の買取基準について

前述のように着物を売却することができる。しかし、売却価格は、着物の種類や状態により様々である。着物の買取をする際には、買取基準があり、それにより売却価格は異なってくるためである。どのような着物の売却価格が高いか、着物の買取基準について記載していく。

有名作家、有名ブランド、伝統的な産地の着物は売却価格は高い

着物においても、有名作家や有名ブランドが存在し、人間国宝に認定されるような有名作家や、人気が高い有名ブランド、伝統的な着物の産地のものなどは、元々の着物の価格が高く、また、着物としての需要もあることから、着物の状態などにもよるが売却価格は高額である場合が多い。

有名作家、有名ブランド、伝統的な産地の着物については、これらを証明するための証紙がある場合があるが、売却時には、着物と一緒に証紙があると売却価格が高くなることがあり、逆にないと、売却価格は下がる場合がある。もし、証紙があるのであれば、売却時に着物と一緒に必ず出した方がいいだろう。

着物の状態により売却価格は大きく違う

着物の状態により売却価格は大きく違う。状態が良好であれば売却価格は上がり、状態が悪ければ売却価格は下がり、状態があまりにも悪ければ買取を断られることもある。前述のような高額での売却が期待できる有名作家、有名ブランド、伝統的な産地の着物であっても、状態が悪ければ売却価格は大きく下がる可能性が高い。それほど、着物の状態は、売却価格に与える影響は大きいのである。

そのためにも、普段から着物の保管には十分に注意し、状態を悪くして着物の価値を下げないようにしたほうがいいだろう。

素材、サイズも売却価格に影響する

着物の素材やサイズも売却価格に影響を与えることが多い。 素材については、高級品などに用いられる正絹製の着物の売却価格は高く、綿や化学繊維、ウールといった、正絹以外の素材の着物については、高額での売却価格は厳しいことがほとんどである。それどころか、正絹製の着物以外の買取を断る買取業者も少なくないため、綿や化学繊維、ウール製の着物については、売却する際に、それらの着物の買取を受け付ける業者を探すことから始まるだろう。

ただ、綿や化学繊維、ウール製の着物であっても、状態が良くしっかりとしたものであれば、買取を受け付ける買取業者もあるので、高額での売却は難しいかもしれないが、探して相談してみる価値はあるだろう。

サイズは、小さいサイズや特殊なサイズの着物については、売却価格が安くなる傾向にある。小さいサイズの着物は、そのサイズに合う人しか着ることはできないが、大きいサイズの着物は、そのサイズに合う人はもちろんのこと、小さいサイズの着物に直すことで、そのサイズより小さい着物が合う人も着る事ができるので、需要としては、小さいサイズの着物より大きいサイズの着物のほうが高いためである。

買取業者について

着物の買取をする買取業者は、前述のように数が多いだけでなく、実店舗を構えた業者だけでなく、インターネットで受け付ける業者など、営業形態は様々である。そのため、着物を売却する際に、買取業者の選択に迷うこともあるかもしれないが、買取業者を選択するポイントも色々ある。

まず、着物の買取実績が多い買取業者を選んだ方がいいだろう。買取実績が多いということは、様々な着物の中古相場などを熟知しているため、より正確な価格での売却が期待できることから、有名作家、有名ブランド、伝統的な産地の着物はもちろんこと、高額で売却が期待できないような無銘の着物であっても、思わぬ高額で売却できることもあるのである。

また、売却に関わるサービスが充実していることも重要である。着物の売却の際には、首長買取の場合の出張料、宅配で送付する場合の送料、着物の査定料、買取手数料など、様々な経費がかかることがあるが、買取業者の中にはこれらが無料のところもある。少しでも高額で売却するためにも、余計な経費がかからないほうが望ましいので、売却の際にかかる経費についても注意する必要がある。

上記条件を満たしている買取業者のうち、お勧めの買取業者は、「買取プレミアム」である。買取プレミアムは、多くのユーザーから着物の買取を行っていて着物の買取実績は豊富であり、また、買取の内容や価格もホームページでも公開しており、内容を確認できる安心感がある。また、売却にかかる見積料、出張料、宅配送料、査定料、引き取り料、キャンセル料、手数料の7つの項目がすべて無料となるなど、サービスも充実している。

着物の売却を検討している場合は、まず買取プレミアムに相談してみるのもいいだろう。