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【保存版】美術品オークションの相場はどれくらい高いのか

読了目安:8分
更新日:2018/07/09
公開日:2017/04/11
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世界の富裕層に注目される絵画やブロンズ像などの作品の売却を考えているなら、競売方式によって相場が上がりやすい美術品オークションへの出品を検討してみよう。

美術品オークションにおける落札価格は、メディアがこの市場の動向を分析する上でも欠かせない判断基準となっている。

また中国人富裕層による美術品・骨董品投資が人気の近頃では、日本に代理店を置く海外オークション会社も増えているため、このサービスの利用を行う日本人にとって嬉しい状況が生まれつつあると捉えて良いだろう。

今回は、実際に行われた美術品オークションの情報を見ながら、驚くべき落札相場と人気作家などを紹介していきたい。

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美術品オークションに高値が付く理由とは?

美術品オークションにおける具体的な落札額や相場を見る前に、このサービス利用によって衝撃の落札額が生まれる理由を確認しておこう。

出品物の安全性と信頼性

美術品オークションに並ぶ作品は、全て運営会社によって鑑定や査定が行われた本物だけとなる。

こうした企業によってもたらされた安全性は、一般ユーザも簡単に骨董品や美術品を出品できてしまう入札方式のインターネットオークションにはない特徴と捉えて良いだろう。

また落札作品が贋作だった場合の対応などもきちんと規約に書かれているため、こうした万が一のリスクにも備えられる資金力や体制についても、多くのコレクターやプロが参加する理由に繋がっていると言えそうだ。

購入意欲の高い人しか集まらない

信頼できる上に価値ある作品が集まると断定できる美術品オークションには、「多少のコストがかかっても質の良い美術作品を手に入れたい!」といった高いモチベーションと資金力のある人が多く集う傾向がある。

また本格的な収集家の場合は、「予算内で選ぶこと」よりも「手に入れること」を重視する人がほとんどとなるため、予想落札価格を遥かに超える金額が飛び出す理由も納得できると言えるだろう。

顧客の大半が富裕層とプロ

美術商や画廊などのプロや富裕層が中心となる美術オークションには、景気に左右されにくいというメリットもある。

また美術品オークションの場合は、買取店と違って業者の資金力ブームなどに流されることも少ないため、比較的安定した市場であることも開催時期と関係なく高い落札額が生まれる要因に繋がっていると捉えて良いだろう。

世界中の人が注目している

現在日本で活況を迎えている美術品オークションは、サザビーズクリスティーズといった海外の会社で始まったシステムだ。

日本の富裕層も外国のオークション会社に注目し始めている近頃では、代理店を通して海外オークションに参加するスタイルも人気となっている。

また国内に大きな美術品オークション会社が増える今の時代は、外国からの参加者も増えているため、一般の買取店やヤフオクなどをと比べて遥かにグローバルな市場であることも高い落札額が続出する理由に繋がっていると捉えて良いだろう。

美術品オークションの人気作家と落札額の相場

ここからは、当ページの本題とも言える美術品オークションの相場について、人気作家別に紹介をしていきたい。

ジャクソン・ポロック

ニューヨーク近代美術館でも常設展示されているジャクソン・ポロックは、美術品オークション市場で多くの取引実績のある人気画家だ。

過去には彼の「No.17A」に約2億ドル、「No.5,1948」に1億4,000万ドルがついた実績が存在する。

美術品オークションにポロック作品を出品した人の中には、ドリームワークスの設立者であるデヴィット・ゲフィンといった著名人の名前も多く見受けられる。

パブロ・ピカソ

最も多くの作品を作った美術家としてギネスブック掲載されているパブロ・ピカソも、世界の富裕層が注目する存在だ。

ドラクロワの名作をモチーフとした「アルジェの女たち(バージョンO)」は、2015年にカタールの前首相に1億7,900万ドルで落札されている。

ピカソの歴史の中でバラ色の時代と呼ばれる1905年に描かれた「パイプを持つ少年」については、イタリアの食品会社を経営する富裕層によって1億420万ドルで落札された実績があるようだ。

サイ・トゥオンブリー

無彩色もしくは彩度の低い作風で知られるサイ・トゥオンブリーは、香川県のベネッセハウスや国立国際美術館などで所蔵中の国内人気の高い画家だ。

グレイキャンパスに白のワックスクレヨンによる落書きで覆われた黒板シリーズの一作は、日本円にして約83億円となる6,960万ドルで落札されたことがある。

ちなみにサイ・トゥオンブリー作品にプロの期待を遥かに上回る落札額のついた2014年には、世界で最も大きなオークションハウスであるクリスティーズが史上最高の利益を得ているようだ。

ウィレム・デ・クーニング

美術品オークションの高額絵画ランキングの1位に輝くウィレム・デ・クーニングは、20世紀の美術史を語る上で欠かせない画家だ。

2015年にケネス・グリフィンによって落札された代表作「インターチェンジ」には、なんと約3億ドルもの価額が付いている。

また10年ほど前に取引された「ウーマン3」については、世界的に有名なヘッジファンドによって1億3,750万ドルもの高値が付けられているため、現在でも投資目的でウィレム・デ・クーニング作品を狙う富裕層は世界中にたくさん存在するようだ。

ポール・ゴーギャン

日本の浮世絵の影響を受けたポール・ゴーギャンは、国内コレクターの注目度も非常に高いアーティストだ。2017年2月には、愛知県美術館にて「ゴッホとゴーギャン展」が開催されている。

そんな彼の「ナフェア・ファア・イポイポ」は、カタール国立美術館によって2015年1月に約3億ドルで落札されている。

美術品オークションよりも遥かに前に展示予定のスケジュールが組まれることの多い人気作品の場合は、2015年の落札であっても次の所有者の手に渡るのが2016年以降といったケースも珍しくない実情があるようだ。

アンディ・ウォホール

キリンビールやROOTOTE、キャンベルといったさまざまなメーカーとコラボするアンディ・ウォホールも、作品によっては驚くほどの高値で落札される大人気アーティストだ。

例えばたった1枚しか存在しない「8人のエルビス」というシルクスクリーン作品は、匿名の個人収集家によって1億円で売却された実績がある。

またこの作品の元となっている「16人のエルビス」については、たった1度の展示を除いて所有者の自宅から出たことがないと言われているため、美術品オークション市場に登場していない珍しい作品は、今でもたくさん世の中に存在すると捉えて良いだろう。

東山魁夷

日本人作家による絵画や彫刻、陶芸品などについても、国内最大級の美術品オークション会社で出品すれば、買取市場では考えられないほどの価格で落札されることもある。

例えば昭和を代表する日本画家・東山魁夷の「濤聲」には、シンワアートオークションで7,000万円もの高額で落札された実績が存在する。また東山魁夷の作品は毎日オークションでも3,200万円での落札となっているようだ。

棟方志功

2017年1月にあべのハルカスにて企画展が開催されている棟方志功も、高い相場での取引が多い人気作家だ。

例えば、大丸松坂屋百貨店の主催による絵画オークションでは、棟方志功の「庭前柏樹子妃図」に550万円もの最低入札価格が設定されている。

また彼の「沢瀉妃の柵」という作品についても420万円で落札された実績があるため、本物であれば棟方志功は確実に高値の付く日本人画家と捉えて良いだろう。

杉山寧

東京国立近代美術館やポーラ美術館に所蔵される杉山寧も、美術品オークション関連の記事で話題の作家だ。

5,000万円~8,000万円の想定価格で出品された大型絵画「瞳」は、プロの期待を大きく超える1億8,000万円で落札された実績がある。

美術品オークションの場合は「どうしてもこの作品が欲しい!」という熱いコレクターが存在すれば、想定外の域まで価格が上がることもある。

また想定価格と落札額の開きは、コレクター達が市場の先行きを強気に分析している証とも言われるため、こうしたニュースに目を向けることで美術品投資や収集が効率良く行いやすくなると捉えて良さそうだ。

清 乾隆

美術品オークションにおける相場の話をする際には、今最も市場に活況が生まれている中国人作家についても触れておかなければならない。

清の時代から制作されている乾隆は、フランスのガラス工芸家であるエミール・ガレにも影響をもたらしている。

そんな乾隆によって作られた陶磁器は、参考価格が5,060万円であるのに対して、1億1,000万円もの高値で落札された実績がある。

また50cm近い高さのある仏像についても、8,700万円もの高額落札が行われているため、中国美術品の場合は国内で馴染みの薄い作家であっても意外なオークション価格がつく可能性が高いと捉えて良いだろう。

斉白石

中国画の巨匠・斉白石も、美術品オークションのニュースで多く取り上げられる話題の作家だ。

1946年に描かれた100cm×266cmの水墨画には、近現代の中国絵画における最高落札額となる54億円がついた実績がある。

また2010年には中国が美術品オークション市場の落札額で世界1位になったこともあるため、斉白石などの超有名作家によって描かれた作品を所有しているなら中国骨董ブームが去らないうちにオークションに出すのが理想と言えるかもしれない。

まとめ

今回は、美術品オークションで高い相場が続出する理由と、具体的な落札額や人気作家に関する話をしてみた。

中国絵画や骨董の人気が高まる近頃では、日本の会社でも、中国の作品に特化したオークションを開催するようになった。

またオークション市場では、買取市場と同じように実用性と希少性を兼ね備えた茶道具に高い人気があるため、有名作家によって作陶された工芸品を所有しているなら、いくつかのオークション会社に問い合わせをしてみても良いだろう。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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