「新しいバイクに買い替えたい」「もうバイクには乗らない」などなど、バイクが不要になったからといって捨ててしまうのはもったいない。最近では、インターネットを使って、簡単にバイクを売れるようになり、思っていた以上の値段が付いたという話も珍しくない。乗らなくなったバイクがあるのなら、ぜひ売却することも検討してみてほしい。
バイクを売るには、バイク専門の買取業者に依頼するのが最もオーソドックスな方法だ。初めてバイクを売るときは、何をどうしたらよいのか迷ってしまうかもしれないが、事前にしっかり準備をしておけば、すぐに、そして損することなくバイクを売ることができる。 ここでは、業者にバイクをスムーズに買い取ってもらう流れや注意点などを紹介しよう。
Ducati 1098s / sentxd
CONTENTS
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1、売りたいバイクの手入れをする
バイクに限らず何かを売る時は、新品に近い方が買取値は高くなりやすい。そのため、売却の際にはバイクの状態は必ずチェックしておこう。
バイクの状態チェック
バイクを売りたいと思ったら、まずは売りたいバイクの状態をチェックしてみよう。エンジンやブレーキ、ランプを始めとして各機能が正常に作動するか確認し、もし自分で対応できそうな問題があるようなら修理しておこう。
ただ、わざわざ修理業者に依頼してまで修理する必要はないので、自分で修理できなさそうならそのまま査定に出してしまおう。ひょっとしたら査定の減額対象となってしまうかもしれないが、修理代をわざわざ払うよりかは安くつくことがほとんどだ。また、無理して修理することでバイクを壊してしまえば元も子もないので、くれぐれも無理は禁物だ。
バイクの洗車も忘れずに
そして、査定に出す前にはバイクをキレイにしておこう。長い時間使っていなかったら埃をかぶったり、汚れが固まったりしていることがあるので、天気の良い日に洗車しておこう。
このように直せるところは直し、キレイにできるところはキレイにしておくだけで、査定額が跳ね上がることもよくあるのだ。
バイクの手入れは買取業者に査定依頼した後でも構わないのだが、業者によっては即日査定にやってくることがあるので、なるべく早いうちにやっておこう。また、カスタムパーツを取り付けている場合、純正パーツが残っているようであればそれも用意しておこう。
2、買取業者を選ぶ
買取業者に依頼するとき、買取の前にまず査定を行ってもらうことになる。いまやバイクの買取業者は数多くあり、インターネットでもすぐに買取業者を見つけられるので、基本的には近くにある評判の高い業者を選ぶようにすれば間違いは少ない。通常、査定はウェブサイトから、または電話で申し込むこともできる。もし、数社に査定をお願いして買取価格を比較したいのなら、まとめて査定を依頼できる「バイク一括査定サイト」というサイトもあるので、適宜利用するとよいだろう。
出張買取と店頭買取
査定はバイクのあるところまで業者が出張してくれるパターンと、自分から業者の店舗に持ち込むパターンがある。このあたりはケースバイケースなので、どちらが得でどちらかが損といったこともない。自分の都合の良い方法で査定を依頼するとよいだろう。ただ、もし業者に持ち込む場合は、買取が成立すればバイクは手元からなくなってしまうので、帰りの足を考えておく必要がある。
また、買取利用時に必要となる書類は業者によっても若干違いがあるので、何の書類が必要なのかは念のため査定を依頼したときにあわせて確認しておこう。
3、必要書類を準備する
バイクを売るときに必要な書類は、バイクのクラス(排気量)によって変わってくる。どのクラスのバイクであっても、「身分証明書」(運転免許証、パスポートなど写真入りが求められる場合が多い)、「印鑑」、そして「自賠責保険証」は必要となるのが一般的だ。これに加えて、125cc以下のバイクなら「標識交付証明書」、126cc超250cc以下のバイクなら「軽自動車届出済証」、250cc超のバイクなら「自動車検査証」が必要となる。
自分名義ではないバイクを売却するときは
この他、自分名義ではないバイクを売る場合は、委任状と名義人本人の身分証明書が必要となる。また、未成年者である場合は、同意書や親権者の身分証明書が必要になる。所定の委任状や同意書がある場合は、店舗でもらうか、郵送してもらうか、ウェブサイトからダウンロードして、あらかじめ作成しておこう。なお、どちらの場合でも名義人や親権者に電話確認が行われることがほとんどだ。
必要書類さえしっかりと用意できていれば当日スムーズに買取が行われるので、記入漏れや押印漏れがないよう、しっかりチェックしておこう。
4、査定額に納得したら成約同意する
当日、提示された査定額に納得したら、すぐに売却することができる。買取額は現金でその場で渡されることもあれば、後日口座に振り込んでくれることもある。なお、名義変更や廃車手続きなどは買取業者が代行してくれる場合がほとんどで、関連書類は買取の成立後に郵送で送られてくるのが一般的だ。
まとめ
買取業者にバイクを売るのは、メリットだらけだ。「お金に変えられる」「廃車手続きがいらない」「スッキリする」などなど。もし不要なバイクがあるのなら、買取業者への売却を検討してみてはいかがだろうか。