2012年のオークションにおいて「青い星」が当時のレートで約29億円で落札されるなど、ジョアン・ミロの作品の価値は非常に高い。ピカソやダリと同じく高く評価されていると言えるだろう。そのため、リトグラフやエッチングであっても、高額査定が期待できる。
そこで本記事では、ジョアン・ミロが手がけた原画作品だけでなく、リトグラフやエッチングの骨董価値、買取相場、査定情報などをまとめた。
本記事のポイント
- ジョアン・ミロの原画作品は億の落札が多い
- どちらかというとリトグラフよりエッチングの方が高額になることが多い
CONTENTS
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画家 ジョアン・ミロの略歴やプロフィール
ジョアン・ミロは、スペインの画家である。19世紀末に生まれたジョアン・ミロは、亡くなるまで様々な作品を残した画家で、パブロ・ピカソやサルバドール・ダリと並んで20世紀のスペインを代表する芸術家である。
ジョアン・ミロは、20世紀前半に起こった現代美術の運動の1つであるシュルレアリスムの運動に参加したため、シュルレアリストとされているが、シュルレアリスムに限らず、様々な手法を用いて独自の作風を確立している。
ジョアン・ミロの有名作品や代表作品一覧
- 「青Ⅱ(ブルーⅡ)」
- 「青い星」
- 「アルルカンのカーニバル」
- 「月で吠える犬」
- 「歌う魚」
- 「星座、明けの明星」
- 「農園」
- 「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」
ジョアン・ミロの絵画の価格・価値とは
前述のように、ピカソやダリと並んで20世紀のスペインを代表する芸術家と評されるジョアン・ミロの絵画は、ピカソやダリと同じく高く評価されている。
2012年のオークションにおいて、「青い星」という作品が2356万1250ポンド(当時のレートで約29億円)で落札されるなど、かなりの高額で売買されている。
落札例
- 「Femme au chapeau rouge」約30億
- 「Blue Star」約29億
- 「l’Air」約16億
リトグラフやエッチングなどの版画は購入可能
油絵などは市場にほとんど出回らず、また、価格もかなり高額である。そのため、ジョアン・ミロの作品で一般に購入できる可能性があるのは、リトグラフやエッチングといった版画であろう。
ただ、ジョアン・ミロの手掛けたリトグラフやエッチングといっても、内容によって価格は違ってくる。
かつて、テレビ東京の人気番組「お宝!なんでも鑑定団」にジョアン・ミロの版画が登場したことがあったが、鑑定された価格は4,500,000円と非常に高額だった。
リトグラフやエッチングの査定情報
- 「釣り針にかかる」エッチング、アクアチント60万円(ミライカ美術)
- 「黒い亡命者」リトグラフ35万円(ミライカ美術)
- 「青い犬」アクチアント35万円(ミライカ美術)
- 「黄金の羽を持つトカゲ」リトグラフ15〜25万円(アート買取協会)
- 「Georges Raillard」アクアチント、エッチング、リトグラフ10〜15万円(アート買取協会)
- 「Lithographelll PL.8」リトグラフ10〜15万円(アート買取協会)
限定数やサインの有り無しで変わるリトグラフ版画の価格
リトグラフは高価なものもあるが、一方で、数万円で入手可能なリトグラフもある。価値は、エディションナンバー(限定数)やジョアン・ミロのサインの有無で大きく違ってくる。
もし、ジョアン・ミロのリトグラフを所有しているのであれば、エディションナンバーやジョアン・ミロのサインの有無を確認したほうがいいだろう。
高額で売却できる作品とは
ジョアン・ミロは、多くの作品を残しているが、前述のように作品により価値は大きく異なってくる。そこで、ジョアン・ミロの作品で高額での売却が期待できる作品について記載していく。
作品の状態が良いこと
芸術品は、保存状態によって価値が変わってくる当然、状態が良ければ売却価格は高く、逆に日焼けや劣化などがある場合は売却価格は下がる。
ジョアン・ミロの作品は製作後数十年が経過していることから、劣化している作品も多い可能性がある。買取査定に出す前に、所有しているジョアン・ミロの作品の状態を確認したほうがいいだろう。
エディションナンバーがある
エディションナンバーは、その版画が限定数だけ製作されていることを証明するもので、数が少ないほど価値は上がることから、エディションナンバーがあれば、売却価格は上がる傾向にある。特に、ジョアン・ミロの作品は製作数が多い版画が少なくなく、多く流通していると価値が低い。
リトグラフは高価なものもあるが、一方で、数万円で入手可能なリトグラフもある。ジョアン・ミロのリトグラフを所有しているのであれば、エディションナンバーやジョアン・ミロのサインの有無を確認したほうがいいだろう。
サインがある
また、版画にジョアン・ミロのサインがある場合も買取価格が上がる場合がある。
版画は印刷後、作者が確認したものにサインを入れる。つまり、サインがある版画は作者のお墨付きがある作品となるため、売却価格は上がるのである。
版画の中には、サインがない作品もあるが、ある作品に比べ価値は大きく下がることが多い。作品中になくても、額の内側や作品が入っていた箱などにサインがかかれている場合もあるので、所有している作品にジョアン・ミロのサインがあるかをきちんと把握しておこう。
反対に安くなるサインも…
ただし、サインといっても、図柄と一緒に印刷される版上サインというものがある。
こちらは、作者が版画を確認していない場合が多いことから、同じサイン付きでも価値はあまり高くはなく、売却価格は安くなる傾向にあるので注意したほうがいいだろう。
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まとめ
ジョアン・ミロは、世界的に著名な芸術家であるため、ジョアン・ミロの売却を受けている買取業者は数多い。
複数業者の見積もりを比較しておこう
しかし、売却価格は買取業者により異なるので、必ず複数の買取価格を比較してみることをおすすめする。
1社だけでなく複数の買取業者に見積をもらい、一番高額の見積を提示した買取業者に売却をしたほうがいいだろう。
買取実績がある業者に依頼しよう
また、売却候補の買取業者については、しっかりと価値を見極めた鑑定をしてもらうため、ジョアン・ミロに精通し、ジョアン・ミロの作品の買取に実績がある買取業者を選定しよう。
絵画の買取は非常に難しい分野であるため、買取業者の選択は重要なポイントとなる。手間を惜しまず、信頼できる買取業者を見つけて納得のいく取引をしてほしい。
無料査定をスタートしよう
作品の価値をまずは知るために無料で鑑定して貰おう。価値を知ってから売るかどうかは決めればよい。まずは電話やメールで無料査定が出来る総合美術買取センターで問い合わせてみよう。
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