三菱電機 冷蔵庫の高額査定情報・買取相場表

日本有数の電機メーカーである三菱電機は、白物家電の中でシェア上位の製品がいくつかある。冷蔵庫もそのうちの1つで、長らく冷蔵庫のシェア1位を確保していたほか、日立製作所、パナソニックと並んで「冷蔵庫の御三家」に数えられる場合もある。

三菱電機の冷蔵庫は、他社よりスリムなサイズで大容量を実現した「置けるスマート大容量」、肉や魚を冷凍せず生のまま長く保存できる「氷点下ストッカ―D」、通常の冷凍庫より低温な-7℃で凍らせることで、解凍しないで食材を切ったり、すくったりすることができる「切れちゃう瞬冷凍」といった特徴的な独自機能を搭載していることにより、高いシェアを維持している。

三菱電気とは

三菱電気は1870年に岩崎弥太郎が創業した九十九商会という海運事業に端を発するグループの、総合電機メーカーである。東芝・日立と並んで日本における大手重電3社の1つだ。

三菱グループとは

三菱グループとは、各三菱関連会社の総称だ。太平洋戦争後のGHQによる財閥解体後に再編成された体制が現・三菱グループのかたちである。

岩崎弥太郎と三菱

政府との競争

三菱グループの誕生は、弥太郎が創業した九十九商会がその前身にあたる。九十九商会は土佐藩の財政難を救うために発足した会社で、何度か名称を変えながら運営されてきた海運業者だ。1888年には政府保護の共同運輸会社と激しい競争を繰り広げた末、2社は合併することとなり、このときすでにいくつかの事業展開をはじめていた三菱は、自社のうち海運部門を政府との新会社に完全に譲渡されたのである。

幅広い事業の展開

弥太郎は三菱において多角経営を重点として置いていた。そのため、弥太郎の時代には三菱関連会社の前身がすでに設立されていた。鉱業生産の三菱マテリアル、造船業の三菱重工業、保険の東京海上日動火災保険・明治安田生命保険、銀行業の三菱東京UFJ銀行がそうだ。また、三菱社と名称を改めたあとはさらに拡大、政府からの要請で丸の内と神田の土地を買い取りオフィス街の建設を手掛けるなどして、1893年には三菱合資会社に改組した。

多角経営と分社化

こうして事業拡大した三菱は、次は今でいう事業部制のかたちを整える。長崎・下関・神戸の造船所、三菱製紙の前身、キリンビールの前身などさらなる多角経営化を進めていったのである。さらには六義園と東京へ寄付したり、小岩井農場の経営にあたるなど三菱の活動はとどまることを知らなかった。4代・岩崎小彌太の頃になると、三菱は大きくなった会社を分社化することを決める。重工業を主軸とした展開は工業技術を蓄積し、「技術の三菱」と呼ばれるようになった。

財閥解体とその後

しかし、太平洋戦争後の1945年、GHQの方針により三菱社は危機を迎える。侵略戦争遂行の経済的基盤となったとして、三井本社・住友本社・安田保善社・富士産業の4社と共に解体せざるを得なくなったのである。三井本社と共にやましいことは何もないと解体反対をしたものの、これがGHQの反感を買ってしまったのは言うまでもない。

解散後、三菱は社名や商標すらも制限された中でそれぞれが独立した企業として頑張るしかなかった。1952年のサンフランシスコ条約締結によって、日本の国際社会復帰と共に社名と商標の使用制限が解除されると、各社も復帰し合併しながら新たな三菱グループとして再出発を果たしたのである。

高く売れる人気機種

幅65cmと言うスリムなサイズながら517リットルという大容量を実現し、氷点下ストッカ―Dや切れちゃう瞬冷凍等を搭載、さらに独自のウレタン発泡技術と高性能の真空断熱材を搭載した「薄型断熱構造 SMART CUBE」により薄型化と省エネを実現した「置けるスマート大容量 WXシリーズ MR-WX53Z」。

146リットルと小型ながら食品をのせたまま、棚を上下に移動。最上段にも手が届きやすい「動くん棚」や冷却器の霜取り時の水分を利用して冷蔵室内のうるおいを保つ「うるおう冷蔵」、ドアを全開せずにドアポケットの横から簡単に奥のドリンクが取り出せる「ヨコ取りポケット」という機能を搭載した「MR-P15Z」。

三菱電機の冷蔵庫の売却について

冷蔵庫の買取については、大容量のものが高額買取となる例が多い。三菱電機の冷蔵庫も同様で、置けるスマート大容量シリーズは高額買取となる傾向があるが、それ以外では、それほど高額とはならないようだ。ただ、買取価格については買取業者によって異なってくるので、買取価格に納得がいかない場合は、複数の買取業者に確認した方がいいだろう。

また、冷蔵庫など白物家電と言われるものは、稼働から5年が経過すると、買取がかなり困難となる。白物家電は、一般的に耐用年数が5年程度として設計されており、それをすぎると、メンテナンスなどに費用がかかり、中古で販売しても利益が出にくいためである。

三菱の冷蔵庫でも同様である場合がほとんどのため、もし、売却を検討している場合は、早めに売却したほうがいいだろう。

査定基準について

冷蔵庫の査定基準は、年式、型番、冷蔵庫の人気、冷蔵庫の状態が挙げられる。年式については、新しいほど高額となる。年式が古くなるほど買取価格は下がって行き、例外はあるが、一般的には前述のように5年を過ぎると、買取価格はつかず売却は困難となる。

型番は、容量やシリーズなどを示すものであり、大容量であるほど一般的に高額買取となる可能性は高い。ただし、人気があまり高くないシリーズは需要があまりないため、大容量であっても買取価格はそれほど高くならないかもしれない。冷蔵庫の人気については、上述したようなモデルの古さや容量によって変わる。人気が高いほど需要があるため、買取価格は高くなる傾向にある。ただ、需要は、買取価格は業者により異なる場合がるので、複数の業者に確認した方が高く売却できる場合もある。

冷蔵庫の状態は、冷蔵庫が正常に稼働しているかや冷蔵庫の外観、内部の状態などがあるが、外観や内部の状態は、清掃により汚れを落とす事で査定があがることので、売却前に隅々まで丁寧に清掃したほうがいいだろう。さらに、付属品が揃っていたほうが査定は高くなるので、付属品はできるだけ揃えておこう。

参考買取例

買取専門店アシストにおいて、2014年製3ドア　冷蔵庫MR-C37X-Pが13,000円で、2014年製 6ドア冷凍冷蔵庫MR-R47Y-Wが25,000円で、2014年製6ドア冷凍冷蔵庫MR-R47Yが35,000円で、2015年製2ドア冷蔵庫MR-P17EZ-KWが4,000円で買取された実績がある。