中島千波は多くの賞を受賞し、日本画の普及にも貢献したと言われている画家である。現代日本画家界の第一人者と称されることもあって、高価買取が期待できる一人でもある。
そこで、本記事では中島千波作品の価値や査定情報、相場などをリサーチした。中島千波作品を持っている人や投資家は是非参考にしてほしい。
本記事のポイント
- 中島千波は現代日本画家界の第一人者と言われている
- 人気が高く高値がつきやすい作品とは?
- 作品と実際についた査定例
CONTENTS
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画家中島千波のプロフィール・略歴
中島千波は、長野県出身の日本画家である。1945年(昭和20年)に日本画家として知られた中島清之の三男として生まれ、父と同じ日本画家となるべく、東京藝術大学美術学部日本画科に入学して日本画を学んだ。そして、卒業した年に院展に初入選するなど頭角を現した。
その後も、日本画の制作のほか、NHK「今日の料理」の表紙絵、朝日新聞朝刊宮尾登美子作「きのね」の挿絵など、様々な分野で精力的に活動し、多くの賞を受賞、東京芸術大学美術学部で教鞭をとったほか、NHKテレビ番組趣味悠々「花を描く-中島千波日本画基礎講座-」を担当するなど、日本画の普及にも貢献した。
中島千波は桜花をテーマにした代表作が多い
中島千波は桜をテーマにした作品が多く、以下のような作品が代表作として扱われている。
代表作
- 「醍醐の桜」
- 「神代桜」
- 「臥龍桜」
- 「淡墨桜」
- 「瀧桜」
中島千波の絵画の価値は
数々の受賞歴があり、現代日本画界の第一人者とも呼ばれている中島千波の絵画は、人気があり高額で取引されることも多い。
中島千波が制作した日本画は、絵の人気や、絵の状態にもよるが数十万円で取引される事が多い。おいだ美術では、「荒巻の枝垂桜」(紙本)が597万円で販売されるなど、中には、1千万円を超える価格で取引されるような大作もある。
また、中島千波は、木版画やシルクスクリーン、リトグラフといった、版画も制作しており、そちらも絵の人気や、絵の状態にもよるが、数万円で取引される傾向がある。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
中島千波の作品の買取価値を決めるポイントについて
長年日本画の制作のほか様々な活動を行い、現代日本画界の第一人者とも呼ばれている中島千波の絵画は、前述のように高額で取引されることも多い。しかし、絵画の価格は、様々な要素で決まるため、高額で取引されている中島千波の作品であっても、絵の内容や状態によっては期待通りの価格で取引されない場合もある。 ここに中島千波の作品の価値を決めるポイントについて簡単に記載していく。
人気のある作品は高額で取引される傾向にある
同じ作家の作品であっても、その作家の代表的とも言われる人気のある作品は、収集家からの需要も高いことから、高額で取引される場合も多い。
中島千波は、桜や牡丹など様々な花を題材とした作品を多く制作し、花を描く日本画家として知られており、そのため、花の絵画の人気が高く、高額となる傾向にある。特に桜を題材とした絵画は評価が高く、桜花図の第一人者と言われるほどであることから、桜を題材とした絵画は、より高額となる場合が多い。
技法は日本画であると高額となる
前述のように中島千波は、日本画や水彩画、版画など様々な技法の絵画を制作しているが、その中では、やはり、日本画の価値が高く、取引価格はより高額となる傾向にある。日本画は、1点ものなのに対し、版画は、数十枚から数百枚制作されることもあり、価値に差が出てくるのである。
取引価格は、日本画でも版画でも作家によりある程度決まっている場合があるため、売却前に中島千波の作品の取引価格について確認できたら確認したほうがいいだろう。
サイズが大きい絵画は高額となる
日本画、洋画に限らず、一般的に絵画は、希少価値が高い作品などの特殊な例を除けば、サイズが大きいほうが高額となる。作家によっては、サイズ毎の価格が決まっていることがあり、絵画のサイズからだいたいの価値がわかる場合もある。
作品の内容や状態により価値か変わる場合もあるが、売却する際の買取価格の目安にはなるかもしれないので、事前に確認しておくのもいいだろう。
中島千波の署名や落款がある作品
作中に中島千波の署名や落款がある作品は、収集家の需要が高くなることから、ない作品よりも価値が高くなることがある。中島千波の作品と判明していれば、署名や落款の有無は、作品の真贋には影響を与えないが、署名や落款は、この作品を完成した、という印と見る向きがあり、どちらかといえば、署名や落款がある作品のほう好まれる傾向にある。
共箱、共シールがある作品
日本画は桐箱に収める場合が多いが、その桐箱に作者が署名や作品名などを記載したものを共箱(ともばこ)と呼ぶ。この共箱は、作者がこの作品を自分が手掛けた作品と認めた証拠となることから、作品と一緒に共箱があると、作品の価値がより高くなり、取引価格も高くなる傾向にある。
箱に収められない日本画の場合は、裏側に作者がサインや作品名などを記載した紙片を貼ることがあり、これを共シール(ともしーる)と呼ぶ。この共シールも共箱同様に、作者がこの作品を自分が手掛けた作品と認めた証拠となることから、共シールが貼ってある作品は、共箱と同様に作品の価値が高くなり、取引価格も高くなる傾向にある。
状態が良い作品
中島千波の桜花図は、高額で取引されることが期待される作品であるが、その中島千波の桜花図であっても、状態が悪い場合は、取引価格は下がる可能性は高く、場合によっては取引を断られることもある。作品の状態は、作品の価値に大きな影響を与える場合が多い。
作品の状態が悪い場合としては、日光が当たったことによる日焼けやカビ、シミ、作品の破けや欠損などがあるが、これらは、作品を保管する環境や方法が、作品を保管するのに適していなかった可能性が高い。
作品の状態を悪化させ作品の価値を下げないためにも、作品を保管する環境や方法に注意して、状態を悪化させないようにしたほうがいいだろう。LINE査定に対応している買取業者
ミライカ美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ミライカ美術は、中島千波の作品を強化買取中。買取価格は「瀧櫻」13万円、「白孔雀椿」70万円、「醍醐桜」8万円などを公式サイトで紹介中だ。
LINE査定や電話・メールによる査定価格に納得をしたら、出張・宅配・店頭・オークション代行から売却方法を選ぶことになる。
緑和堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
骨董品・美術品の買取に絶対的な自信を持つ緑和堂は、京都に本店をおく買取店。ここで公開されている相場は、「常照皇寺の九重桜」5万5千円、「さくら」4万円などとなっている。
スマホですぐに査定結果がわかるLINE査定が利用できる他、出張・宅配から買取方法を選ぶことが可能だ。
出張買取に対応している買取業者
エコリング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
様々な不用品の買取をしているエコリングは、中島千波の鑑定に精通したスタッフが在籍しており、高価買取中とのこと。例えば、他店では7万5千円の「淡墨桜」が、エコリングでは10万円で買取をしていると紹介されている。
出張買取に対応しており、関西・関東・中部地方が中心エリアとなる。
古美術やかた
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スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
歴史的保全地区に昭和56年から開業している古美術やかたは、小売り販売店の強みをいかして、美術品の高価買取をしている。日本トップの骨董街にあるため、販売・買取実績も豊富だ。
中島千波の作品は、鑑定書の有無にかかわらず無料で真贋の判断ができるのが特徴だ。また、他店では買取をしぶられる状態の作品であっても、古美術やかたには専門の技術者がいるため、シミがある状態でも買取が可能なのもありがたいポイントとなる。
京都エリアの出張はもちろんのこと、全国への出張買取にも対応しているため、まずは相談をしてみよう。
中島千波の作品を売却する場合について
中島千波の作品を売却するための手段としては、ヤフオクなどのオークションに出品する、買取業者に売却するなど様々な方法があるが、オークションに出す場合は、買取業者に売却するよりも高額で売却できる場合もあるが、出品から説明、発送まですべて自分でこなさなくてはならず、手間暇がかかるうえに、高額で売却できるとは限らない。それに加え、質問者や落札者に説明するのには、絵画に対して高い知識が必要など、オークションに出品するのは、ハードルが高い面がある。
買取業者に売却する場合は、相場以上の価格で売却できることは難しい場合が多いが、手間暇はオークションよりはかからず、絵画について高い知識は必要ないことから、オークションよりはハードルは低いといえる。
また、買取業者毎に買取価格が異なる場合も多く、複数の買取業者に見積を依頼し、得られた見積を比較して、一番高額の見積を提示した買取業者と買取について交渉すれば、より高額で売却できる可能性が出てくると言える。