地元の不動産会社や個人に対する売却が難しい住宅は、「不動産一括査定サイト」を通して資金力の高い業者に売る方法が最もおすすめである。人気一括査定サイトの多くはスマホ対応もしているため、自宅にパソコンがない方でも簡単に登録できる。2014年には「イエウール」、2015年には「ユスフル」という新サイトも登場しており、不動産の売却を希望するユーザーには選択肢が増え、喜ばしい時代でもある。そこで今回は、なかなか売れない住宅物件を抱える方に向けて、不動産一括査定サイトがもたらす「社会的なメリット」と「売り手のメリット」を紹介していきたい。
wooden house / OiMax
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不動産一括査定サイトが住宅問題を解決する
一括査定サイトによって住宅の売買に好循環が生まれると、これから紹介する2つの社会問題が解決しやすくなると考えられる。
住宅売却の2020年問題
「団塊の世代」が70代になる2020年に突入すると、年金生活など家主の経済的な問題により、定期的なメインテナンスのできない「荒れた住宅物件」が増えると言われている。また相続人が仲介業者を使って売却するにも、リフォームやリノベーションを行う必要があるため、現状のままで手放せる「買取」や「一括査定サイト」の需要がさらに高まると言われているのだ。
東京オリンピック後に生じる住宅価格の下落
オリンピック開催に向けた景気や住宅価格の上昇は、開催とともに下落に変わるのが一般的だ。特に開催地・東京周辺の集合住宅バブルは確実に暴落すると考えられるため、一括査定サイトのように「より高く住宅を売れる仕組み」のニーズが非常に高まると言えるのではないだろうか。そんな時代の流れを先読みする買取業者の中には、自社窓口中心の運営から一括査定サイトを中心とした営業戦略にシフトするところも多く見受けられる。
空き家問題
売り手・買い手にメリットの高い一括査定サイトが増えると、各地域の景観にも影響する空き家問題も解消しやすくなるだろう。特に近頃では、天井の崩落やゴミの不法投棄によってゴーストハウスのようになっている空き家も多く見受けられるため、問題住宅や事故物件でも積極的に買い取れる一括査定サイトの需要は今後も高まると考えて良さそうだ。また一括査定サイトの存在が社会的に知れ渡れば、「法律が難しく売却に踏み切れない人たち」の苦悩も解消できるため、地域社会を含めてさまざまな場面に好循環が生まれると考えられる。
不動産一括査定サイトで住宅を手放す個人のメリット
次に、一括査定サイトを使って住宅を売買する人々に生まれるメリットを考えてみよう。
名義人以外でも利用可能
不動産一括査定サイトは、所在地、おおよその面積、建築年などがわかれば基本的に誰でも利用可能である。このWEBサービスの利用者の中には、住宅資金購入の融資をする銀行担当者や、境界線や相続問題の対応を行う弁護士や司法書士なども存在するようだ。また近頃は住宅の購入希望者が提示価格の正当性を判断するために一括査定サイトを使う事例も増えていると聞く。不動産一括査定サイトは、住宅と価格に関する不安や疑問の解消のためにも十分に役に立つWEBサービスなのである。
机上査定と訪問査定から選べる
前項のように、売り手以外の人たちが一括査定サイトを利用する背景には、物件のデータだけで相場を調べられる机上査定の存在が大きい。机上査定を選択すれば不動産買取業者の内見を回避でき、「アバウトな金額を知りたいだけ」といった方でも気軽に利用できる。しかも机上査定と言えども、各業者の買取実績が多数集積されることにより、その相場の精度も信頼できるものになりうる。つまり、それまでは業者にしかわからなかった地域の不動産の買取相場が、誰でも簡単に検索できるようになってきたのだ。
事故物件でも売れる
殺人や自殺のあった事故住宅や、周辺環境の問題によってトラブルになりやすい瑕疵物件の売却こそ、一括査定サイトを使うべきである。備考欄に問題の詳細を入力すれば、そのトラブルの解消が可能な業者がマッチングされる形となる。また最近では安く購入できる事故物件のリノベーションを得意とする専門業者も増加傾向にある。不動産会社であまり良い対応が得られない場合は、早めに一括査定サイト利用にシフトした方が良いだろう。
高値で住宅が売れる
資金力の高い業者が一括査定サイトに集うようになった最近は、買取唯一のデメリットとされていた「一般売却額より20~40%も価格が下がる問題」が解消され始めている。また多くの業者が「ぜひ手に入れたい!」と感じる住宅の場合は、売り手側に有利な価格交渉となるため、早く高く売ることも夢ではない。さらに、一括査定サイトは手数料が一切かからないため、不動産鑑定士の依頼料や仲介業者の手数料を削減するうえでも利用価値の高い存在なのである。
密かに交渉を進められる
遺産分割協議の難航などを理由に、「他の相続人や近所の人に内緒で住宅を手放す準備を行いたい」という人にも、買取業者と直接交渉できる一括査定サイトは大変便利な存在である。また不動産売買のプロフェッショナルである業者の多くは、税金や相続に関する知識にも長けているはずなので、遺産分割協議に臨む際のアドバイザーを求めるような感覚で一括査定サイトを利用するという方法も、最近人気となっている。
おすすめの住宅一括査定サイトまとめ
住宅一括査定サイトのさまざまなメリット、上手な利用方法はご理解いただけたことだろう。そしてここからは、多数ある住宅一括査定サイト選びに悩んだ時に、できれば利用をおすすめしたい一括査定サイトを3つ紹介しておきたい。
イエイ
入力フォーム内の項目が充実している一括査定サイトである。税金や相続に関する相談希望の項目も必須入力となっているため、住宅買取業者に相談したいことが多い人には、ありがたいWEBサービスだと言える。このようなイエイ特有のアンケート項目は、精度の高いマッチングを可能としていると考えられる。
HOME4U
大手から地域密着型の不動産会社まで、幅広い業者が参画している業界最長の16年の歴史を誇る話題の一括査定サイトである。運営しているのが超一流企業(株式会社NTTデータ)ということで信頼性、安全性も非常に高い。簡易査定と訪問査定から選択可能なため、不動産会社の内見スケジュールを調整できない人でも気軽に登録可能なサイトである。
一括査定なら「ヒカカク×イエウール」がおすすめ
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まとめ
さまざまな住宅問題が増える今の時代は、売り手と買い手だけでなく、社会全体にも一括査定サイトが好循環をもたらすと考えられている。誰でも簡単に利用できるこうしたWEBサービスの活用は、将来的な資金計画を考えたり、売却を準備するといった時でも役に立つと思われ、人々の暮らしに多くのメリットをもたらしてくれると考えられる。今現在、住宅売却の必要性に迫られているなら、ぜひ気軽な気持ちで一括査定サイトに登録をしてみてほしい。なお、以下のリンクボタンの先の関連記事でも一括査定サイトについて説明しているので、一読をおすすめしたい。