人気お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が芥川賞を受賞し、話題となった小説「火花」。本は読み終えたら、なるべく早い時期に売ることで買値に近い値段がつきやすい。特に「火花」のような話題作は高価買取が期待できるだろう。なるべく売り時を逃さず、高値で売るためにも、買取業者ごとの金額をランキング化してみた。
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「火花」の買取価格ランキング
それでは、買取店3社の査定額をご紹介しよう。各店によってサービス内容や買取方法も異なるため、気になるお店は問い合わせてみることをおすすめする。なお、記載は2015年9月12日時点での買取価格となっているので注意してほしい。
3位：ecobooks…319円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
あまり知られていないが、本専門の宅配買取サービスで一定の知名度がある「ecobooks」ここでは3位にランクインした。30点以上からの買取なのでハードルも高めだが、相当たくさんの古本が家に眠っている人は「ecobooks」で売却しても良いかもしれない。
2位：ネットオフ…600円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取価格が高いイメージはないかもしれないが、「ネットオフ」が2位にランクインした。ベストセラーを中心に、人気商品はきちんと高値で買い取りしているようだ。ただし、ネットオフの宅配買取サービスは送料無料となるために「最低商品点数」がある。まとめて売らないと、送料分で査定額がパーになってしまうので注意。
1位：駿河屋…700円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
1位は宅配買取サービスで有名な「駿河屋」。高い査定金額を提示してくれることで、インターネット上での口コミも非常に良い。古本、ゲーム、フィギュアなど様々な商品を買い取りしている。「火花」についても、高額買取価格を提示しているので圧倒的におすすめだ。ただし、入金まで少し遅いのがデメリットといえるだろう。
本の価格はどうやって決まるのか
古本の値段は、人気度と希少性に、状態を加味して決められる。古本の市場価格が定価より上回るようなケースはごく稀で、基本的には発売されてから時間の経過と共に古本の市場価格も下がっていく傾向にある。1度しか読まない本や見飽きてしまったら早く売ることが、本を高価買取してもらうための最大のポイントだと言える。買取業者によっては発売されてから3ヶ月以内のものであれば定価の何パーセントかの買取価格を保証してくれているようなところもある。
本を高く売るためのポイント
古本を少しでも高く売るためのポイントについてもまとめておこう。ポイントを押さえておくことで、買取上限金額に近づけることができる。なお、以下コラムでは身近な買取業者であるブックオフとハードオフで高く買い取ってもらう方法をまとめているので、興味があればこちらもチェックしておくと良いだろう。
本を綺麗にしておく
買取市場において最も重要視されるのは、商品の状態だ。古本の買取においても同様のことが言えるため、本の状態は価値の判断基準になる。自身が古本を購入する際にも、悪い状態のものよりも、少しでも良い状態のものを買いたいと思うのと同じように、次に買う人のことを考えてキレイに掃除しておくのが大切なポイントなのだ。本の状態が悪いと安くなったり、買取ってもらえないこともある。
付箋がわりにページの右上を折ってしまっている場合は、もとに戻してから上に重し代わりに本を積み重ねておくと目立たなくなる。また、表紙の汚れも消しゴムで消したり、プラスチック製の表紙であれば、水と家庭用洗剤を水：洗剤 ＝ 8： 2で混ぜたものをティッシュに軽く染み込ませて、よく絞ってから軽く拭くと手垢などを綺麗に取ることができる。この時、紙が濡れてしまうとデコボコになり価値が下がってしまうので、紙の部分を濡らさないよう注意して行うように。
帯の有無
また、多くのお店では帯がついていてもついていなくても価格は変わらないようである。そのため、失くしてしまっていてもあまり気にしなくていいと言えるだろう。しかし、帯に応募券が付いていたり特典が付いている場合は、なくしてしまうと減額対象になってしまうことがあるので注意が必要だ。初版本で帯を有名な作家さんが書いている場合なども、帯があったほうが良いと言える。
まとめて売る
上記で紹介した中にもあったが、業者によっては買取受付は何点からと決まっているところもある。また、業者によっては買取点数何点から買取金額がアップするというようなキャンペーンを行なっているところもある。こういった情報をうまくチェックして、利用することで高価買取を目指せるだろう。まとめて売る時こそ、持ち込みよりも宅配買取がおすすめできる。冊数が増えれば増えるほど持ち込むときに労力がかかるし、査定の時間も長くかかってしまうが、宅配であればその分の手間が軽減される。
話題になった時が売り時
本の売り時は、アニメ化や映画化された時、またはマスコミやネットで取り上げられた時などの「話題になった時」がベスト。話題になった時は必ず需要が増えるため、買取価格がアップする傾向にある。しかし、そのタイミングで売らないと重版されてしまい新品の本が溢れてしまうために一気に値崩れを起こしてしまう。高く売れる時をしっかり見極めて、話題なっている間に売るのがオススメだと言える。
サイン本は買取してもらえない
作者のサイン入りの本は希少性が高く買取価格も上がると思っているかもしれないが、実は査定時には減額対象になってしまう。サイン本は買取時には「書き込みをされた本」という扱いになってしまい、その本を書いた原作者のサインが「落書き」と認定されてしまうのだ。理由としては、そのサインが本物であることの確認が取れないため、偽物だった場合は売ったお店が詐欺行為になってしまうからということがあげられるだろう。サイン本として価値を高めたいのであれば、本の買取業者ではなく、オークションを利用した売却をおすすめする。
高額買取につなげるために
今回紹介したように、新作・人気作は高値で買取されることがほとんどだ。そして、こうした流行が関わるものは時間が経てばたつほど値下がりしていく。最新作はいち早く読みたいものの、一度読んだら本棚の飾りになってしまうことも多い。本を収集するのが好きな方以外は、読んだらすぐさま売りに出すことで購入時との差額分を埋めることができるだろう。
また、本を売るときにはその状態にも気を配るようにしたい。折れや汚れ、日焼けといった本の状態によって買取価格というのは左右される。中には、買ったその瞬間から売るときのことを考えて「本は100°以上開かない」など独自のルールを決めて読む人もいる。
話題になる本というのは、増刷されてどんどん市場にあふれるものだ。存分に楽しんで満足したのであれば早めに売って、新作を購入するための資金とすると良いだろう。以下のコラムではおすすめの古本買取業者をまとめているので、参考にしてみてほしい。
