喪呉服は、元々は、中国の長江下流域側の地域、いわゆる呉の地方の人々が着ていた絹の織物が、日本に伝わってきたものを指す。江戸時代までは、絹織物を呉服と呼び、綿織物、麻織物を「太物」と呼んで区別されてきたが、幕末から明治時代に西洋風の服が入ってきて「洋服」とされたとき、呉服、太物は、まとめて「和服」とされたため、和服があまり着られなくなった現在では、太物という言葉はほとんど使われなくなり、呉服は、和服と同じような意味で使われるようになった。
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呉服の買取相場について
喪呉服は、様々な種類があり、女性向けの着物としては、正装として用いられる留袖、振袖、訪問着、袴、葬式や法事などで用いられる正装の一種である喪服、普段着として着られることが多い小紋・紬・浴衣がある。男性用の着物としては、正装として用いられる紋付、羽二重、縦縞の仙台平、普段着として用いられる浴衣・甚平・丹前・法被などがある。
買取業者などに売却した場合、買取価格が高いのは、やはり正装である、振袖、訪問着、袴、紋付、羽二重、縦縞の仙台平などである。これらの呉服は、元々の販売価格が高く、質が高い正絹で作られていることが多く、また、仕立ても良いことも理由として挙げられる。さらに、中古の着物としての需要としては、これら正装の和服が高いため、売却価格も高くなりやすい面もある。相場としては、新しく状態などが良ければ、数万円で売却できることもある。
また、正装の和服の中でも、人間国宝などの有名作家や有名産地の和服は、和服自体の状態にもよるが売却価格が高くなる傾向にある。羽田登喜男、北村武資といった人間国宝による和服や帯、加賀友禅、大島紬、京友禅といった有名な産地の和服は、一式で10万円以上で売却できることもある。
しかし、正装の中でも喪服については事情が異なり、中古の着物として喪服の需要があまり高くないことから、品質が良く状態も良い喪服でも売却価格は1万円台となっている。それどころか中古の需要の少なさから状態など関係なく喪服の買取自体を断る買取業者もあり、あまり高額での売却は見込めないようだ。
呉服のうち、普段着として使われる小紋・紬・浴衣・甚平・丹前・法被などは、売却時にはそれほど高額とならない場合が多い。これらの着物は、綿やポリエステルなどの化学繊維、ウールなどで作られていることが多く、元々の販売価格が安いため、売却価格も安くなってしまう。特に、ポリエステルなどの化学繊維やウールで作られた着物は、中古着物として販売しても利益が見込めないなどの理由で買取自体を断る買取業者も多いことから、売却時には注意が必要だ。
需要としては、浴衣や甚平は、若者のファッションアイテムとして定着しているので、着物の中では比較的高いほうだが、元々の価格が安いことやファッションアイテムとして流行に左右されることもあることから、やはり買取価格はそれほど高くはないようだ。普段着として着る呉服の買取相場としては、状態が良いものなどが数千円で売却できる場合もある。
着物の場合は、着物だけでなく一式すべて、また、一着だけでなく数着まとめて売却すると売却価格が上がることもあるので、売却する時は、一式まとめてあるだけ売却したほうがいいだろう。
呉服を売却する上で注意すること
喪上記に挙げた買取相場は、条件が良い呉服の場合であることが前提で、着物の状態などの要因によっては、売却価格が下がることも有る。売却価格に関わる要因について記載していく。
新しいものほど売却価格は高い
呉服は、新しいものほど買取価格が高く、時間が経過すると買取価格は安くなっていく。時間が経過して、着る回数が多いほど劣化が進み、呉服としての価値が下がるためである。呉服が買取できる期限は、制作してから10年程度で、10年を経過すると、有名作家が手掛けたものなど、よほどの価値がない呉服でもない限り、売却は難しくなる。
そのため、呉服の売却を検討しているのであれば、できるだけ早く売却したほうがいいだろう。
状態が良い呉服の売却価格は高くなる
呉服の状態が良いものほど売却価格は高く、状態が悪ければ、売却価格は安くなる傾向にある。前述の高額で売却できると記載した、有名作家や有名産地の呉服であっても、状態が悪ければ、売却価格は安くなってしまうことが多い。それほどに、呉服の状態は、売却価格に与える影響は大きいのである。
そのため、普段から着物の保管には十分に注意したほうがいいだろう。特に、正絹製の呉服は、湿気や虫食いに弱いので、たとう紙で包み、桐製のタンスに保管するなど正しい保管方法を実施して、状態を悪化させない事が必要となってくる。
証紙は売却時に呉服と一緒に売却する
前述の有名作家や有名産地の呉服については、購入時に、作家名や産地などが記載された証紙が付いてくる場合があるが、これら証紙は、有名作家や有名産地の呉服であることを証明するものであり、売却時に証紙がある場合とない場合では、売却価格に開きが生じる事がある。
そのため、証紙については、呉服同様に大切に保管しておき、売却時に呉服などと一緒に出したほうがいいだろう。
買取業者について
喪呉服を売却する場合、買取業者に依頼する場合があるが、呉服の買取をする買取業者は、専門の買取業者や質屋、リサイクル業者など様々な業種があり、その数は多い。そのため、呉服を売却する時に、どの買取業者に売却するか、迷うこともあるかもしれないが、買取業者を選択するポイントがある。
まず、呉服の買取実績が多いこと。呉服の買取実績が多ければ、呉服の売買に関する経験が豊富で、さらに市場における呉服の価値も把握しているので、売却価格が正確であることが多い。高級呉服など価値が高い呉服に関しては高額の買取価格提示がするのはもちろんのこと、知る人ぞ知る素人にはよくわからない無銘の呉服であっても、思った以上の買取価格を提示することがある。これは、買取実績が豊富な買取業者でないとできない芸当である。
また、売却の際のサービスが充実していることも重要なポイントである。例えば、買取時には、出張買取の場合の出張料、呉服を送付する場合の送付料、呉服の価格を査定する査定料、売却が不調に終わった場合のキャンセル料、さらに買取手数料など、買取の際には、様々な経費がかかるが、これらはできるだけ安いほうが望ましい。その他、売却時の煩わしい手続きなどを代行してくれるなどのサービスもうれしいところだ。
このような条件を満たす買取業者の中でお勧めしたいのが「買取プレミアム」である。買取プレミアムは、これまで多数の呉服の買取を実施しており、買取実績は、ホームページで確認することができる。ホームページには、買取実績だけでなく買取価格まで掲載しており、買取価格が事前に把握できるのはうれしいサービスといえよう。
また、買取価格だけでなく、サービスも充実している。例えば、上に挙げた、売却に関わる費用は一切無料であることを宣言している。また、その他にも、出張買取について近場であれば最短30分で訪問し、金額について合意が得られれば、その場で現金を支払うなど、様々なサービスを実施しており、その結果、お客様満足度が90%を超えるなど、顧客から圧倒的な支持を得ている。
もし、呉服の売却を検討している場合は、買取プレミアムに相談してみるのもいいだろう。
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