嶋本昭三(しまもとしょうぞう)は、日本の現代美術家で、1955年に画家の吉原治良が中心となってスタートした「具体美術協会」の立ち上げメンバーの1人である。特徴的なパフォーマンスアートが有名で、各地でたびたび披露して話題になった。
そんな彼の作品を持っている人もいることだろう。売却しようと思った際には、知識をつくことで高額で売却しやすくなる。本記事では、嶋本昭三の買取相場や価値、買取業者などを紹介する。
引用:http://www.shozo.net/index.html
本記事のポイント
- 嶋本昭三は、具体美術協会の結成者に弟子入りしている
- 「ビン投げ」や「スキンヘッドアート」など個性的な作品が多い
- 売りどきの見極め方とは?
CONTENTS
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画家・美術家である嶋本昭三の具体美術
前衛美術家団体である具体美術協会は、抽象画家などが中心となって立ち上げられ、絵の具と筆を使って描く絵画という伝統や概念を取り払って、さまざまな素材を用いて感性豊かな作品を作る集団であった。
そういった作品に「具体美術」という名前を用いることを提案したのは、嶋本昭三である。嶋本昭三は、この具体美術協会の結成者である吉原治良に弟子入りをしている。
圧巻の「ビン投げ」パフォーマンス
個性的な絵やオブジェなどを制作する具体美術のなかでも異彩を放つ嶋本昭三の芸術は、静物にとどまらず、多くのアクション芸術を生み出した。
なかでも有名なのは、ビンに塗料を入れて板などにぶつけ、割れたビンの破片やこぼれた塗料をそのまま作品にしてしまうという「ビン投げ」である。
作者の考え通りに描くのではなく、そこで起こることそのものが芸術だというコンセプトの作品だ。「ビン投げ」の作品は、40年にわたり数多く制作された。
クレーン車をつかった作品
病気により「ビン投げ」ができなくなってからは、クレーン車で塗料を持ち上げ、そこから落下させることによって作品を生み出した。
その突拍子もない発想はとても驚かれた作品ではあったが、話題性が高く、地方自治体のイベントで披露されるなど広く認知される芸術となった。
2000年には大阪府伊丹市の60周年記念行事で採用され、25メートルという巨大画面に塗料を落とすパフォーマンスを行った。
当初は熱気球から落下させる予定であったが、天候の都合でクレーン車から落下させている。
地上20メートルの高さから、高い台の上に置かれたメルセデス・ベンツの上に落下させたそのパフォーマンスは、大きなニュースになった。
人をつかった作品
絵や具体物を使ったオブジェも非常に個性的な作品が多いが、「スキンヘッドアート」も代表作品と言えるだろう。 スキンヘッドに絵を描いたり、映像をうつしだしたりするアート作品で、多くの写真が残っている。
また、「メールアート」という作品も多く発表されている。作品を知人などに送り、少し手を加えるなどして送り返してもらって完成するアート作品だ。
多いときは、1年間に6,000~8,000通のやり取りをしていたとされている。数千のメールアートを集めて展示した展覧会なども開かれ、多くの芸術家が参加した。
嶋本昭三作品の評価と取引価格
個性的な作品が多い嶋本昭三の作品は、国内外でどのような評価をされているのだろうか。
注目され、高い評価を得ている日本の現代アート
数年ほど前から、日本の現代アートが世界の展示会やアートオークションで注目を浴び、各地で高い評価を受けている。
その筆頭が具体美術だ。中には億単位という高額で取引されている作家もいるなど、具体美術に注目が集まっている。
嶋本昭三の作品も評価が高く、香港やヨーロッパのオークションで最高値をつけたという記録があるほか、2017年『開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)では、嶋本昭三の絵が2点持ち込まれ、1,200万円の値段がついたことがある。
買取に出すのであればタイミングが重要
所蔵している絵を買取に出すのであれば、買取価格相場が上がっているタイミングをねらうのが理想である。
オークションなどでの現代アートや具体美術の取引価格の推移を調べ、高く買い取ってもらえるときを見計らって査定に出してみるのも良いだろう。
芸術作品や美術品を高く売る方法
美術品やアート作品を買取に出すには、いくつかの方法がある。
最高額で売るために、どのような方法で売りに出すと良いかを調べておきたい。できるだけ高く売却するための方法を紹介しよう。
人気があって希少なものは高く売れる
有名画家の描いた絵や作品は、買い手が多いので高く売ることができる。
人気シリーズで1点1点異なる嶋本昭三のビン投げアートなどは、広く知られていて需要がある上、どれも1点ものであるため希少価値もある。高額査定してもらえる可能性の高い作品といえる。
旬なものは高く売れる
具体美術のブームがきたり、海外オークションでの高額買取が話題になったりしたときなど、具体美術が広く認知されて話題になっているタイミングで売りに出すと、査定額がアップする傾向がある。
売りに出すか迷っている場合は、話題になっている時期にあわせて売却すると最高額で買取に出せるだろう。常に情報をチェックしておくのがポイントである。
業者選びは重要なポイント
インターネットで調べてみると絵画の買取業者がたくさん見つかるが、どこに買取に出しても価格が同じというわけではない。
業者によって査定額はそれぞれ違うため、一番高く買い取ってもらえる店を探し出すのが重要なのである。
複数の査定額を比較するのも大切
評判などを調べるのと同時に、その店がどういった美術品を得意としているかなどの情報も調べ、具体美術を得意としている業者を選ぶと良いだろう。
さらに、実際に各店で査定額を出してもらい、その価格を比較して決めるのが一番確実な方法だ。
ネットを活用して査定を調べてみる
インターネットで簡単査定ができるwebサイトもあるため、まずは気軽に査定できるサイトを利用して買取価格を調べてみるのも良いだろう。
最終的には実物を見て査定をしてもらうことになるが、価格の参考にはなるはずだ。
手数料は必ず確認して
業者によって無料査定をしてもらえるところと、有料のところがある。
特に自宅に来てもらって査定をしてもらう出張査定では、出張料や、査定後にすぐ売却しない場合にキャンセル料を取られてしまうこともあるため、事前に確認しておいた方が良いだろう。
必要書類を確認しよう
高額な美術品を売却するときは、書類を用意しておく必要がある場合も存在する。金額によっては税金がかかってくることもある。
必要書類や税金などについては業者に確認すれば教えてもらえるため、売買契約をする前に確認しておくことをおすすめする。
LINE査定に対応している買取業者
おいだ美術
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
画廊の聖地と言われている銀座に店をかまえているおいだ美術は、LINE査定も実施している。嶋本昭三の作品は、アクリル画やミクスドメディア作品などの買取実績があり、力を入れているため、高価買取が期待できるだろう。
北岡技芳堂
買取価格
スピード
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ポリシー
ウイルス
対策
名古屋をはじめ日本全国からあらゆる骨董品を鑑定・買取をおこなっている北岡技芳堂。全国有数のオークション在籍による最新の市場データの把握、そして創業70年の経験と実績に基づく真贋や価値の適正な査定により高価買取を実現しているとうたっている。
「具体美術協会の主要メンバーであり、MOCAで『世界4大アーティスト』に選ばれるなど、国内外で高く評価される嶋本昭三の作品を高価買取する」と記載されている。
出張買取に対応している買取業者
ミライカ美術
買取価格
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手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
福岡県にあるミライカ美術では、LINE査定、査定フォームを用意しているほか、無料で自宅まで出張買取をおこなっている。作品内容や地域によっては出張買取に行けないようだが、高額商品や近隣ならお願いできるのではなかろうか。
ホームページでは嶋本昭三という作家紹介や、査定のポイントが記載されており、査定や買取に力をいれていることがわかる。
アート買取協会
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ウイルス
対策
全国出張買取・宅配買取およびLINE査定に対応しているアート買取協会では、「無題」(1962年)や「無題(紙にグアッシュ)」(1958年)など、買取作品例を掲載している。作品を探している旨の記載もあるため、査定に力を入れていると判断できる。
無料査定をスタートしよう
作品の価値をまずは知るために無料で鑑定して貰おう。価値を知ってから売るかどうかは決めればよい。まずは電話やメールで無料査定が出来る総合美術買取センターで問い合わせてみよう。
買取価格
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