杉山寧は、東京生まれの日本画家である。
東京美術学校に入学し、在学中から帝展に入選するなど才能を開花させた。
戦前に肺結核にかかり長く創作活動は止まっていたが、戦後復帰し、線描などの日本画の画法を一新し、それまでの日本画にはない革新的な日本画を制作し続けた。
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杉山寧の作品
1964年に制作された杉山寧の代表作の1つである「穹」は、エジプトのスフィンクスをモチーフにしたものと言われている。
同時代に活躍した東山魁夷、髙山辰雄とともに、「日展三山」と並び称されるなど、戦後の日本画を代表する作家の1人である。
また、1956年から1986年12月号まで雑誌「文藝春秋」の表紙画を描いたことでも知られる。
杉山寧の絵画の価値とは
「日展三山」の1人として名高い杉山寧は人気も高く、杉山寧が手掛けた作品は、高額で取引される傾向にある。
日本画の価値
日本画については、数百万円で取引されることが多く、人気作や大作となるとオークションなどで1億円以上の価格で取引されている。
数年前にとあるオークションで杉山寧作の「瞳」が1億8千万円で落札されたことが報じられたこともある。
また、テレビ東京の「開運!なんでも探偵団」などでも杉山寧の日本画が鑑定されたことがあり、4,000,000円や5,000,000円の鑑定額が提示されたことがある。
版画の価値
杉山寧は、シルクスクリーンやリトグラフ、銅版画などの版画も手掛けている。
版画は一点ものの日本画と違い、複数枚制作できるので日本画よりは安い価格となるが、杉山寧が手掛けた版画は内容などにもよるが、数十万円で取引されることもあり、人気の高さがうかがえる。
杉山寧の作品の価値を決めるポイントについて
前述のように高額で取引されることの多い杉山寧の作品であるが、作品の内容や状態により作品の価値が変わり、同じ杉山寧の作品でも取引価格に差が出ることがある。
ここに、杉山寧の作品の価値を決めるポイントについて記載していく。
人気の高い作品
人気の高い作品は、愛好家などの需要が高いことから、高額で取引される場合が多い。
杉山寧は、風景画から人物画、静物画、花鳥、スフィンクスやナイルの風景など外国の風景までなど様々なモチーフを描いているが、どの作品も人気があり、杉山寧が手掛けた作品で状態が良ければ高額での取引も期待できる。
杉山寧のサインや落款がある作品
作中に杉山寧のサインや落款がある作品は需要が高く、比較的高額での取引も期待できる。
サインや落款の有無は、作品の内容や状態などに比べれば作品の価値を決める要素としてはそれほど大きくはない。
しかし、愛好家は杉山寧のサインや落款がある作品を好む傾向にあるため、需要としては、杉山寧のサインや落款がある作品のほうが高い傾向にある。
共箱、共シールがある作品
日本画は、桐箱などに収める場合が多い。
共箱
その桐箱に作者がサインや作品名などを記載したものを共箱と呼ぶ。
作者がその作品を認めた印として見なされるため、作品と共箱が揃っていれば作品の価値が高くなり、取引価格も高くなる傾向にある。
共シール
また、箱に収まらない作品などは、作品の裏に作者がサインや作品名などを記載した紙片を貼る事があるが、この紙片は共シールと呼ばれる。
共箱と同じく共シールが貼ってあれば、作者がその作品を認めた印として見なされるため、作品の価値が高くなり取引価格も高くなる傾向にある。
状態が良い作品
前述のように高額で取引されることが多い杉山寧の作品であるが、前提として状態が良いことが必要条件であり、状態が悪ければ、作品の価値は下がり、取引価格が下がる可能性が高い。
日焼けや、シミ、破れ、絵具の落剝、ひび割れ、カビなどの劣化原因は、作品を保管する環境が悪いため発生することがほとんどだ。
そのため、作品の保管には細心の注意を払い、できる限り作品の劣化を防止し、作品の価値が下がらないようにしたほうがいいだろう。
鑑定証がある作品
画家以外の人間がその画家の画風に真似て作成し、その画家の作品とした偽物を贋作と呼ぶが、人気が高い画家ほど作品の価値が高くなるため、贋作が世に出てしまうことがある。
贋作は、あくまでその画家に似た作品であり、価値はその画家の作品と比べるまでもなく、限りなく低い。そのため、万が一贋作を取引したら大損となってしまう。
それを防ぐために、その作品が杉山寧により制作された本物の作品ということを証明する鑑定証というものがある。鑑定証があれば、安心して取引できるといえる。
高額業者の選び方
人気の高い杉山寧の作品の買取をする買取業者は多い。
数多くの業者の中から、どのような業者を選べばいいのだろうか。次のポイントを参考にしてみてほしい。
複数業者の査定額を比較するのが大切
もし、買取業者へ杉山寧の作品を売却することを考えているのであれば、複数の買取業者に見積りを依頼するといいだろう。
提示された見積の中から一番高額の見積りを提示した買取業者と交渉すれば、高額での売却できる可能性がある。
面倒だと思わずに、最低でも2~3社は見積り依頼をしてみることをおすすめする。
業者の過去の取引経験をチェック
また、見積を依頼する買取業者は、杉山寧の作品に精通し、杉山寧の作品の取引経験が豊富な買取業者を選択したほうがいいだろう。
そのような買取業者は、その時点での市場における杉山寧の作品の価値を把握しているので、正確な見積りをしてくれる可能性が高いからである。
無料査定をスタートしよう
作品の価値をまずは知るために無料で鑑定して貰おう。価値を知ってから売るかどうかは決めればよい。まずは電話やメールで無料査定が出来る総合美術買取センターで問い合わせてみよう。
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