本コラムでは、浜口陽三の版画の買取相場・査定情報を紹介していくので参考にしてほしい。版画のような芸術作品を売るときには、相場や査定情報などを把握しておくほうがいいだろう。この機会に相場や査定情報をしっかりと把握して損をしないように売却をしよう。
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浜口陽三について
では、本コラムで取り上げる浜口陽三について述べていこう。まず、浜口陽三がどのような作家で、また作品にはどれくらいの価値があるのかを簡単にではあるが紹介していく。
浜口陽三は世界的な評価を受ける版画家
浜口陽三は日本を代表する世界的な評価を受ける版画家である。父がヤマサ醤油の10代目社長としても有名。浜口陽三はそんな家庭に生まれるが家業とは離れ、芸術活動を行なう。パリへと渡り、カラーメゾチントなどの技法を学び、版画家として活動しはじめると、独自の解釈でカラーメゾチントの技法を開拓し、独自の芸術性へと進化させる。このことが20世紀におけるメゾチント技法の復興者として国際的に知られるようになる。
数多くの賞を受賞している
浜口陽三の版画作品の評価は非常に高い。第4回サンパウロ・ビエンナーレでは日本人ではじめて版画大賞を受賞している。そのほかの賞の受賞も多く、世界的に評価の高い芸術家なのである。作風は猫や蝶などの小動物をはじめ、ぶどうやさくらんぼ、くるみなどの果実などをモチーフに選びことが多い。版画作品は、通常刷り上がった順にシリアル番号を付けるが、浜口は刷り上がりの良い作品の順に番号を付けていたこともあり、買取ではこのポイントは非常に重要なポイントとなるだろう。下記で浜口陽三の代表的な作品を紹介しておこう。
代表的な作品一例
- 西瓜二切れ
- 西瓜
- パリの屋根
- 水差しとぶどうとレモン
- 突堤
- 蝶と太陽
- 8つのくるみ
- さくらんぼと青い鉢
- 猫
- スペイン風油入れ
- アスパラガス
- ざくろ
- 貝
浜口陽三の版画の査定情報
次は、浜口陽三の版画を売るとき、どのような点を気をつけておいたほうがいいのか、査定情報について述べてくので参考にするといい。
状態の悪さは減額対象
絵画や版画の売却では状態が大事になってくる、この状態の良し悪しによって査定額は高くなったり、低くなったりする。破れ、ホコリ、汚れ、カビ、スレなどの状態があれば減額になることは間違いないので気をつけておきたいポイントだ。高く売りたいのであれば、できるだけキレイな状態を保つように気を配っておくべきだ。
版画と言ってもその種類は様々
版画の技法にはリトグラフ、シルクスクリーン、セリグラフ、木版画、エッチング、ミックスメディア、アータグラフ、メゾチント、アクアチント、ペーパースクリーン、ジークレー、アイリス、シバクローム、コラージュ、などがあり、これらのどの技法で摺られているのかも、査定額には大きく影響するので覚えておくといい。
版画に振られている番号によっても査定額は変わる
版画の場合、初版が高額になることが多い。一番に摺られている版画になるので、希少価値があり価値はより高くなるのである。だが、上記で紹介したように、浜口は刷り上がりの良い作品の順に番号を付けていたため、浜口陽三の作品ではポイントになってくるだろう。番号が若い場合には高額になる可能性が高いため、しっかりと鑑定してもらったほうがいい。
鑑定書や保証書は重要なアイテム
また、鑑定書や保証書があるなら一緒に売ったほうがいい。鑑定書や保証書は一緒に持ち込んで売るほうが高く売れるのである。芸術作品の場合、贋作や模倣品が市場に多く出回っているため、本物だとうことが証明できる鑑定書や保証書に価値が出てくる。鑑定書や保証書はコレクターに需要があり、査定額に大きく影響する重要なアイテムなのである。
浜口陽三の買取相場
ここまで、浜口陽三の基礎知識や査定ポイントを紹介してきた。最後は相場についてリサーチをした。本コラムで紹介していくので参考にしよう
浜口陽三の版画は高額で売れる可能性は高い
>浜口陽三の版画は高額で売れる可能性は高いだろう。だが、このような芸術作品は相場がわかりづらいので相場はわからない。上記で紹介したように、浜口陽三の版画の価値は高い。そのため本物の版画になると間違いなく高額になる。有名作家の場合、数十万〜数百万の買取になることも多い。もし、本物を売る場合には、かなり高額になるはずなので、買い叩かれることのないよう慎重に売ろう。
複数の業者をリサーチして売るべき
もし、浜口陽三の版画を業者で売るのであれば、どこの業者で売るのかが非常に重要になってくるだろう。業者ごとで売れる金額は大きく変わる。また、得意な分野、不得意な分野などがあるので、浜口陽三の作品であれば、絵画や版画の買取に強い業者で売るといいだろう。なので、売る前に複数の業者をリサーチして、高く売れる業者で売るといい。
まとめ
本コラムでは、浜口陽三の版画の価値や相場などを紹介してきたので、ここで紹介したポイントは押さえておこう。また、浜口陽三の作品は高額で売れる可能性が高い。そして多くの骨董品や古美術品、芸術品を取り扱っている專門業者で高価買取作品となっているだろう。絵画や版画はいろいろな付加価値が付くので、本コラムで紹介したポイントを押さえ慎重に検討したほうがいい。業者によって売れる金額が変わるので、自分でもリサーチをしてから、売る業者を決めるほうがいいだろう。