清水卯一(しみず ういち)陶器の買取相場・査定情報

陶器の買取は非常に難しい。そして、骨董品のなかで陶器は根強い人気があり高額な陶器が多いため、高価買取になりやすい。また、買取において高額で売れる可能性が高いものを、簡単に売ってしまうと損をする可能性も高いので注意したほうがいい。陶器を売るのであれば慎重に売るべきだ。

本コラムで取り上げている清水卯一(しみず ういち)の陶器を収集しているコレクターは多く存在しており、積極的に清水卯一の陶器を買い取っている業者は多いだろう。清水卯一の陶器を売る前にはしっかり情報やポイントを掴んでおくほうがいいだろう。

そこで、清水卯一にテーマを絞って、陶器を売る上で知っておくべき情報やポイントを述べていくので参考にしてほしい。

清水卯一について

最初にここで取り上げている清水卯一という人物について述べていこう。

陶器を売る前に清水卯一がどのような人物なのかを知っておくことは、清水卯一の陶器の価値を知ることに繋がる。陶器を売るとき、陶器を作った人物や作家のことを知って、買取に臨んだほうが高く売れるので、作家や人物について調べておくことは大事なポイントになるだろう。

清水卯一は人間国宝に認定されるほど、日本で有名な陶芸家

清水卯一は人間国宝に認定されるほど、日本で有名な陶芸家である。 清水卯一は石黒宗麿に師事するため高校を中退し、中国陶芸を学ぶ。その後、国立京都陶磁試験場伝習生を経て、京都市立工業研究所窯業部の助手として入所する。そして、陶芸家としての道を本格的に歩むため自宅に陶房を作り、陶芸活動に専念し数々の陶器を発表すると数多くの賞を受賞し、その名を広く知られることになる。

そして、清水卯一の陶器は国内だけでなく、国際的にも評価され世界的な陶芸家となっている。ブリュッセル万国博覧会ではグランプリを受賞している。

そして1970年には、滋賀県湖西の蓬莱山麓に陶房を移窯し、自身の陶器を探求しつづけ、1985年には、重要無形文化財「鉄釉陶器」の保持者に認定され、1986年に紫綬褒章を受章し、人間国宝として名高い陶芸家の一人として認知される。

今でも清水卯一の陶器は評価が高く、その陶器の価値は高い。

清水卯一の陶器は高額査定になりやすい

清水卯一の陶器は上記で述べたように、陶器のなかでも芸術性は高く評価されており、また人気のある陶芸家でもあるため、高い金額で売買されている。

これは買取市場においても同じで、清水卯一の陶器はコレクターに人気がある。さらに名高い陶芸家である清水卯一の作品には付加価値があるようだ。そのため、清水卯一の陶器であれば、高額査定は期待できる。

さらに多くの骨董屋・質屋で清水卯一の陶器は積極的に買い取られている。そして、この清水卯一の陶器を高額査定作家として挙げている業者も多いのである。清水卯一ほどの陶芸家となれば、どの作品も価値が高いので、安く売ってしまわないように注意すべきだ。

清水卯一の陶器の査定情報

次は、清水卯一の陶器の査定情報について述べていこう。

清水卯一の陶器は高額査定が期待できるが、高額で売れる分だけ査定において減額の幅も大きい。清水卯一の陶器買取は損するリスクも高いだろう。なので、ここでどのようなポイントが陶器の査定では査定額に大きく影響してくるのか、査定情報を述べていく。

事前に査定ポイントを把握しておくことで、査定での減額を減らすことができる。査定情報の把握も、高く売るためには重要なポイントになる。

陶器の買取では創作や窯元は重要なポイント

陶器の査定で、最も査定額に影響するのは、作者や窯元。陶器買取では、どの作者や窯元の陶器なのかが、非常に重要なポイントになる。

基本的に骨董品は、いつの時代に描かれているものなのかという点と、誰が創作した作品なのかで大半の価値は決まる。これらのポイントを踏まえて鑑定し売れる金額も大きく変わる。また、買取市場において査定額のほとんどは、この作者や窯元で決まるとも言われているようだ。

また、買取市場では需要が高いモノが高く売れる傾向にある。陶器はコレクター向けの市場になっているので、人気のある作家や窯元の作品は需要が高く買取額も高額になりやすい。

上記で述べたように、清水卯一は国内で有名な陶芸家であり人間国宝として認定されほどの陶芸家。なので当然、評価・人気ともに高い。清水卯一の作品は高額査定となる可能性は非常に高いだろう。

陶器の査定では状態の良さは大事

陶器の査定でもう一つ重要なポイントになるのが状態だ。状態の良し悪しは、陶器のような骨董品では、作品の価値に直結するため、非常に厳しく査定されるので覚えておこう。陶器は鑑賞用の骨董品として、価値が高いため、作品の価値を大きく損なうことで価値は一気に落ちるだろう。状態が酷い場合は大きな減額ではなく買取不可になることも珍しくはない。

買取不可とならないように、陶器の保管状態には常日頃から気を配っておくべきだ。陶器の手入れやメンテナンスを欠かさず、良い状態を保てるような方法で保管しておこう。

陶器買取での悪い状態は、汚れ、ヒビ、キズ、デザインの擦れ、欠け、割れなどの状態だ。これらの状態があった場合、間違いなく減額になる。とにかく、このような状態には査定が厳しいので細心の注意を払っておこう。

付属品には一定の価値がある

そして、陶器の査定では付属品も大事なポイントだ。この付属品も査定額に影響するのである。陶器を入れる木箱や作家の書物などの付属品がある場合、陶器と一緒に売るほうが高く売れるだろう。付属品を一緒に売るころで査定額へ上乗せになることは多いので、忘れずに付属品も一緒に売るようにしよう。

また、その付属品のなかでも、共箱と言われる作家の本名のサインや印がある桐箱は非常に価値が高いので、共箱の扱いにも注意し、できるだけ良い状態を保てるようにしよう。

鑑定書や保証書にも価値がある

陶器の鑑定書や保証書にも価値があるのでそのような書類はしっかり保管しておこう。鑑定書や保証書があるのであれば、忘れずに持参して一緒に売るほうがいい。なぜなら、陶器の査定では、鑑定書や保証書は多くの業者でプラス査定になるからだ。

骨董品の鑑定は難しく、価値や売れる金額は本物と偽物では大きく変わるので、この鑑定書や保証書が大事になってくる。また市場には偽物や模倣品が多く、その技法も見分けることができないくらいに高い。そのため鑑定書や保証書が出せる鑑定士の鑑定書や保証書などは非常に信頼が高いのである。

このように鑑定書や保証書には一定の価値があるので押さえておこう。そして、鑑定書や保証書を一緒に売ることで、査定額は上乗せになることも多いので押さえておこう。

清水卯一の陶器の買取相場

最後に、清水卯一の陶器がどれくらいの金額で売れるかを述べていく。

陶器を高く売りたいのではあれば、買取相場は把握していたほうがいい。買取相場を調べておくことは買取における基本的なポイントでもある。売る前に買取相場をリサーチしてから、陶器を売るようにしたほうが損をせず売ることができるだろう。

陶器の相場は掴みづらい

では、ここで取り上げている清水卯一の陶器がどれくらいの金額で売れるものなのかを述べていく。しかし、陶器の買取相場は調べてみても、買取相場は掴めない。

その理由は多くの業者で実績や金額を公開していないからだ。そのため、現物を査定へ出してみないと買取額はわからない現状だ。基本的に骨董品の多くは明確な相場が掴めないので慎重に売るべきだ。

清水卯一の陶器を売る場合は、そして各業者で提示された査定額を比較検討した上で、納得のいく金額を提示してくれた業者で売る方法が一番いい。

この方法であれば安定した金額で陶器を売ることができる。陶器の買取において、業者選びは重要なポイントになる。

清水卯一の陶器はどれくらいで売れるのか？

上記で清水卯一の陶器は明確な相場がわからないと述べた。だが、清水卯一の作品は非常に評価・人気も高く高額査定になりやすいことも確かだ。

では、どれくらいで清水卯一の陶器は売れるのだろうか。この陶器の買取市場において有名作家・人物の作品は、数十万〜数百万円で売れることが多い。下記がその買取金額の一例となる。

• 松井康成 大壺…800,000円
• 加藤唐九郎 志野茶碗…1,200,000円
• 13代酒井田柿右衛門 濁手花瓶…650,000円
• 藤田喬平…600,000円
• 島岡達三 皿…400,000円
• 藤本能道 花瓶…250,000円

上記の例をみてわかるように、陶器買取の高額査定は数十万〜数百万円までが多い。その査定額のなかで数十万円代が多いようだ。

本コラムで取り上げている清水卯一の陶器の価値は高いため、数十万円〜数百万円で売れる可能性が高いと言えるだろう。なので、この数十万から数百万円の査定額を目安にするといいだろう。

まとめ

本コラムでは、清水卯一の陶器の買取相場・査定情報をテーマに、陶器を売るときの基本的なポイントや情報を紹介してきた。

陶器のような骨董価値の高いものを売るときは慎重に売るように心がけよう。骨董品の多くは、非常に相場が掴みにくく価値もわかりづらく損をしやすいので、事前にリサーチをしてポイントを掴んでから売ると、損もしにくい。

また、陶器買取ではどの業者を利用して売るのかが大事になるので、しっかり業者のリサーチをしてから陶器を売るようにしよう。