本コラムでは、一見売れなそうな状態にある本の買取情報についてまとめていこう。すなわち、表紙カバーが無かったり、折れていたりする漫画・コミックの買取事情について紹介していく。
不要な漫画を売りたいと考えた時、もしも表紙が無かったり、折れていたりしたら、「売れないのでは？」と判断する人も多いだろう。だが、少し待ってほしい。なぜなら、そのような漫画本であっても高く売れるかもしれないからだ。
まず、捨ててしまう・処分ではなく、売って現金化する処分を選択肢として考えるべきである。ただし、表紙カバーが無かったり、折れていたりする漫画本を売りたいと考えた場合、売る前にしっかりリサーチ・買取比較をしてみることは基本中の基本だ。
本コラムでは、そのような漫画買取のポイントを紹介していくので、参考にしておくといいだろう。ひとまずブックオフに持って行くという手もあるが、もし売れなかったら無駄足だし、他に買取をしてくれるお店があるのかもしれない。まずは本記事を読んでほしい。
漫画研究 #2 / typester
CONTENTS
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表紙のカバーが無い漫画は売れるのか？
では、「表紙カバーが無かったり、折れていたりする漫画・コミックは売れるのか？」という疑問について答えていきたいのだが2部構成でお届けしよう。
最初に、前者の表紙カバーが無い場合は売ることができるのかについて記述していこう。
ほとんどの査定業者で、表紙がない漫画は売れない
まず、表紙カバーが無い漫画の買取について。残念なことに、ほとんどの買取業者・古本屋では表紙カバーの無い本を買取不可にしている傾向にある。
特に、大手買取業者やチェーン店を全国展開している業者では、、買取マニュアルに沿ってアルバイトの店員が査定を行うため、本の種類をみて買取査定をするということはなく、マニュアル通り買取不可となるだろう。よって、売るならそのほかの中小・特殊な漫画買取業者を探さないといけないのだ。
それだけ、表紙カバーの無い漫画は売るのが難しいということだ。何度も言うが、基本的にはマンガの表紙カバーが無い漫画は買取不可になることが多いことを押さえておこう。
実際には無償での買取となる可能性が高い
さらに、この表紙カバーが無い漫画が買い取られる場合は、ほとんどの業者が無償で引き取るというケースが多いだろう。さすがに有料で処分という対応にはならないが、現金になることは無いし持ち運んだりすればその時間、体力などは返ってこない。
それだけ表紙カバーが無い漫画は売れにくく、価値がないと判断する買取業者が多いのである。もしも売れたとしても、買取金額はそこまで期待せず、1冊1円(とにかく1冊1円で買取するとPRしている業者はある)、無償引取がメインになることは覚悟しておくべきだろう。
全巻セット、人気や旬の漫画であれば売れるかも
ここまで、表紙カバーの無い漫画は売れないと記述してきた。だが、売れる可能性もあることはある。例外的に、本の種類や売る数によって値が付く場合もあるのだ。
では、どのような漫画が買い取ってもらえる可能性はあるか。きちんと全巻セットになっていたり、人気や旬の漫画であったりすると、表紙がなくても売れる可能性はあるようだ。ジャンプの漫画など人気がある傾向にあり、査定をきちんとやってくれる場合もある。
表紙カバーが折れている漫画は売れるのか？
上記では、表紙カバーの無い漫画の買取について説明した。基本的に、結論として、表紙カバーの無い漫画はほとんどの業者で売れない。
では、表紙カバーが折れている漫画も同じように売れないのだろうか。次は、表紙カバーが折れている漫画について紹介していこう。後半戦開始である。
多少の折れならば、買取OK
表紙カバーが折れている漫画の買取事情に関してだが、表紙カバーの折れ具合によって、買い取ってもらえるかどうかは決まる。
折れ具合に関してだが、多少折れているだけあれば、ほとんどの買取業者で買い取ってもらえるようだ。元気が出ただろうか。
表紙が折れているからといって、必ず買取不可になるというわけではないようだ。まずは、表紙カバーが折れている本でも捨てる処分ではなく、買取を考えるといいだろう。尚、折れた方向と逆向きに追って帳尻を整える必要などは無い。
大きな折れになると買取不可に
では、どれくらい表紙が折れた場合に買取不可になるのだろうか。
その明確な基準はない。厳密には、その買取業者によって査定基準が違うというのが現状だ。ただし、多くの業者が大きな折れがある場合には、買取不可にしている。
この大きな折れという表現は、買取業者によって大きく異なる。折れ具合の度合いについては、いくつかの業者で買取・査定を依頼してみないとわからないだろう。折れている漫画の買取価格を見積もりして貰い、比較するのはなかなか難しい。
表紙カバーが無かったり、折れてたりする漫画の買取価格は？
ここまで本コラムでは、「表紙カバーが無い、または折れている漫画は売れるのか」について説明してきた。
表紙カバーが無かったり折れてたりする漫画は、先述したように買取不可となるケースが多く、買取市場では価値がないと査定する業者・お店がほとんどだ。
ただし、そのような状態の悪い漫画であっても場合によっては売れることもある。そこで最後に、表紙カバーが無かったり、折れてたりする漫画の買取相場について記述していく。いくらくらいになるのか、目安にしてほしい。
買い取られた場合には、通常の買取金額の半額
表紙が無い、折れている漫画の買取相場は、半額減額で査定が一般的のようだ。当然、査定では確実にマイナス評価になるので仕方がない。0円にならないだけマシで、特に大量に売る時はきちんと探すべき。
それだけではなく、そこからさらに新品かどうかという「状態の査定」もされるため、大幅な減額は否めないだろう。相当額の減額は覚悟したほうがいい。
ヤフオクやメルカリでは高く売れるかも
ただし、表紙が無い、折れているマンガ・コミックでも、ネットオークションやフリマアプリでは結構普通に売れてしまうようだ。もちろん、表紙が無いことや折れていることを隠し、嘘の出品をしてしまえば、返品を求められたり、悪い評価をつけられる可能性もあるので厳禁。
特に、人気な漫画やレアな漫画であれば、買取金額は高額になる可能性もあるだろう。ネットオークションやフリマアプリでは、中古市場の相場よりも高く売れるのである。個人間取引(CtoC取引)であれば、買い手が欲しいとさえ臨めば売れる。また、買取業者などは買い取った漫画を結局はamazonマーケットプレイスやヤフオク、メルカリで売っていることも多いので、そこを自分でやるか代行してもらうかという差なのだと考えると分かりやすい。
手間ひまや時間がネットオークションやフリマアプリではかかるが、できるだけ高く売りたいのであれば、ネットオークションやフリマアプリで出品してみるのもいいだろう。もちろん、出品したものの入札が入らない可能性はあるので注意。
まとめ・結論
ここまで、表紙カバーが無い、折れている漫画の買取の実情や査定情報、そして、気になる買取金額・相場の例を紹介した。あなたの漫画は売れそうかどうかわかったはず。最後に簡単に要点をまとめておこう。
買取サービスで売れる対象品は増加傾向にある
現在、ネットサービスの普及とともに買取業者は増加しており、これまで売れないと思われていたものでも、買取サービスを利用してみると買い取ってもらえたというケースは多くなっている。
表紙カバー無し、折れている漫画も売れる
本コラムで紹介した漫画もその対象で、売れないイメージを持っている人が多いと思われるが、売れるケースも少なくない。
そのため、表紙カバーが無い、折れている漫画であっても売れるということは、この機会に押さえておくべきポイントだ。
基本的に業者での買取は期待できないが、中には売れる漫画もあり、また、ネットオークションやフリマアプリで売ることができるので、今回紹介したポイントを参考にして、買取サービスを利用してみたり、ネットオークションやフリマアプリへ出品してみたりするといいだろう。
