部屋の整理をしないといけない状況になるときは、いろいろな理由があるだろう。例えば、転勤であったり、結婚を機に新生活を送るためであったりとそういった状況で引っ越しをすることになり、部屋を明け渡さなければいけないこともある。
また、両親や知人が亡くなってしまったときは遺品整理をしなければいけないこともある。ここでは後述した遺品整理について紹介していこう。遺品整理はどのようにやればいいのか、また、どれくらいの料金がかかるものなのかわからないと悩む人も多いと思う。そこで、遺品整理の料金相場や業者選びで比較すべきポイントを調べまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。
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遺品整理の需要はどれくらいなのか?
これから取り上げていく遺品整理だが、いきなりポイントや相場を紹介する前に、この遺品整理の現状や需要について述べていく。これらを理解することは、遺品整理サービスを行っている業者選びで役に立つのだ。ここである程度遺品整理の現状を掴んでおこう。
社会が抱える問題である孤独死・孤立死と遺品整理の関係
現在の社会が抱える深刻な問題として孤独死・孤立死がある。日本小額短期保険協会が2016年3月2日にレポートとして、孤独死の現状レポート(http://www.shougakutanki.jp/general/info/2015/news20160310.pdf)を発表している。孤独死が社会問題になるほど深刻な状況となっている現状を問題視しているのだ。
そういった孤独死の問題も遺品整理の需要度に関係している。というのもこの孤独死は年々増えてきている。これから高齢化社会のピークを迎えると言われている現代で、社会的貢献度も高い事業として遺品整理が注目されているのである。
自殺者の増加も遺品整理の需要を高めている
また、孤独死や孤立死だけの問題ではなく、自殺者の問題も遺品整理業者の需要度に大きく関係してくる。内閣府自殺対策推進室が内閣府のHPで平成28年3月25日のレポートで統計データを発表している。※参考データ:警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等(http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/toukei/pdf/saishin.pdf)
ここ数年で全体的には減少傾向にあるものの、毎月数千人単位で自殺者はいる。また、都道府県別で統計を見ると増えている県もある。現代ではこういった自殺者の増加防止対策が社会的な問題となっているのである。このように、自殺者が減らない現状が、残念ではあるが遺品整理の需要度を高めているのだ。
遺品整理を行う業者も増えてきている
上記で紹介したような社会的な問題が増加したことで、それに比例するように遺品整理事業を行う業者も増えてきている。特に今後ピークになると見込まれている高齢化社会の問題もあり、ここ数十年遺品整理事業の需要度は右肩上がりに増えていくという。結果、遺品整理ビジネスに参入する新規企業も増えているので、ここ数十年は安泰の事業なのだ。そのため、そこにビジネス的な事業展開をする企業は当然ながら多いだろう。これからまだまだ増える事業だと言ってもいい。
自宅内で孤独死した場合には専門家の手を借りないとできない遺品整理
また、現代では自宅内で孤独死・孤立死する事例が後をたたない。近所や親族、家族とのコミュニケーションが希薄になってきている時代と言われ、他人に興味を持たなくなってきている。そのなかで、このように自宅内で突然死してしまうケースは年齢に関係なく多くなっているのだ。統計データもある。
そういった自宅内で突然死してしまった場合、プロの手を借りないで遺品整理や部屋の掃除は無理と言っていい。そういった突然死のケースも増えてきており、遺品整理事業の業者は大切な存在となっているのである。
遺品整理の片付け清掃サービスの料金相場
上記では、遺品整理の現状や問題の重さについて記述し、遺品整理の需要度がいかに高いものとなっているのかを説明した。ここまでで遺品整理の現状や問題などはある程度把握できただろう。次は、遺品整理の片付け清掃サービスの料金をまとめたので参考にしてほしい。
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対策
家財整理の窓口は、遺品整理・生前整理・家財整理など片付けサポートの専門業者だ。各家庭の思いを大切にし、ていねいな作業。また運営会社が買取の専門店なので、専門の鑑定士が遺品の適格な査定をおこなう信頼のおける遺品整理業者だ。
快適空間
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対策
【基本料金】
積み放題プラン 軽トラック1台18,000円
【料金事例】
作業時間 5日間
人数 10人
トラック台数 合計2tアルミバントラック3台分
建物 マンション1F
費用 180,000円
上記が遺品整理の料金となる。快適空間では遺品整理も状況に応じて行える体制が整っている。ただ遺品を回収することもできるが、その他ハウスクリーニング、リフォーム、害虫駆除まで自社内で行える体制が整っている。上記の料金は回収だけでなく、清掃も含めての料金となっている。自社ですべての工程を行えるため、業界内では非常に良心的な金額で依頼できるようだ。
特掃最前線
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対策
【基本料金】
積めるだけパック
軽トラプラン 19,800円
2t平プラン 40,000円
2t箱プラン 80,000円
【間取りでの料金】
1K 35,000円~ 1DK 70,000円~ 1LDK 110,000円~
2DK 130,000円~ 2LDK 160,000円~ 3DK 200,000円~
3LDK 220,000円~
【オプション料金】
ご供養 5,000円
部分クリーニング 6,800円〜
物置解体 10,000円〜
オゾン脱臭 10,000円〜
ハウスクリーニング 13,800円〜
室内害虫駆除・防止 19,800円〜
特掃最前線での基本回収プランは積めるだけパックというプランがある。また間取りによってクリーニングの金額は変わる。また買取を行っており、遺品整理清掃で出たゴミであっても清掃して使えるものであれば買い取ってもらえるため、費用を抑ることができるようだ。
新日本撤去
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ポリシー
ウイルス
対策
【基本料金】
処分費用 3,000円〜
作業費用 6,000円〜
車両費用 軽トラック3,000円〜 2tトラック9,000円〜
1K(5坪~10畳15㎡) 49,800円 2LDK(10坪~20畳30㎡) 89,800円
3LDK(12坪~24畳40㎡) 104,800円 4LDK(15坪~30畳50㎡) 119,800円
特殊消臭 1作業20,000円
取り外し済み 9,000円~15,000円
【料金事例】
間取り マンション2DK
作業時間 4時間
スタッフ 2人
トラック台数 2tトラック1台
料金(供養含む) 180,000円
新日本撤去では、一般廃棄物収集運搬許可業者とも提携を結んでおり、時間をかけずスピード感ある遺品整理ができる。遺品整理の料金に関してサイト内で明確に開示しているので、目安がつけやすい。料金実例もサイト内で紹介しているが。その例として一遺品整理・清掃4時間で180,000円で行っている実績がある。
便利屋 JoyService
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
一般家庭ゴミ 1tバン 1/4 15,000円〜 一般家庭ゴミ 1tバン 1/2 30,000円〜
一般家庭ゴミ 1tバン 満載 60,000円〜 一般家庭ゴミ 2tトラック 満載 100,000円〜
粗大ゴミ タンス 3,000円〜 粗大ゴミ ベッド 5,000円 粗大ゴミ ソファー 3,000円〜
粗大ゴミ 冷蔵庫 5,000円〜 粗大ゴミ エアコンの取り外し・処分 3,000円〜
粗大ゴミ 洗濯機 3,000円〜
遺品の処理 6,000円〜
便利屋JoyServiceでは、便利屋事業として不要品処分の事業を行っている。ハウスクリーニングなどのサービスはないので、遺品回収だけを依頼するときに問い合わせるといいだろう。料金は比較的業界内でも安い金額で依頼できる。見積もりは無料でできるようになっている。料金はわかりやすくて明確に開示しており、安心して依頼できる業者だと言えるだろう。
遺品整理こころ家
【基本料金】
1K 29,000円~ 作業日数/3時間 作業人数/1名
1DK 48,000円~ 作業日数/3時間 作業人数/2名
1LDK 63,000円~ 作業日数/4時間 作業人数/3名
2DK 102,000円~ 作業日数/6時間 作業人数/3名
2LDK 128,000円~ 作業日数/1日 作業人数/4名
3DK 158,000円~ 作業日数/2日 作業人数/4名
3LDK 168,000円〜 作業日数/2日 作業人数/4名
4DK 188,000円~ 作業日数/3日 作業人数/4名
4LDK 195,000円~ 作業日数/3日 作業人数/4名
遺品整理こころ家は、遺品整理に特化して清掃や回収を行っている業者で、遺品整理認定協会から2年連続で優良企業に認定されている業者である。清掃、整理、回収まで一貫しておこなっており、サイトでも具体的な段取りであったり、料金の仕組みであったりと開示している。遺品整理に特化している企業であるためスピード感もある業者でもあり利用しやすいだろう。
遺品整理サービスを行っている業者の選び方
ここまで、遺品整理事業の現状やどれくらいの料金がかかるのかなどを具体的に説明してきた。ある程度は需要度や目安になる料金を把握できただろう。次は、遺品整理サービスを行っている業者の選び方について説明していこう。
上記で説明したとおり、現在、遺品整理事業を行っている業者は増えてきているのだが、なかには悪徳な業者もいて、それが問題となっている。そのため、どの業者を利用するのかは慎重に選んだほうがいい。その判断をするために押さえておきたいポイントをここで紹介しておくので、参考にするといいだろう。
廃棄物の処分方法で選ぶべき
遺品整理の片付け撤去サービスを行う業者にはいろんな業者が存在し、そのなかでトラブルに巻き込まれないように良心的な業者を選ぶことが大事になってくる。そこで、一番業者選びで気をつけておきたいのが、回収した廃棄物の処分方法だ。
例えば、もし悪徳業者へ依頼してしまい、業者が廃棄物を捨ててはいけないところに処分してしまったとする。ゴミの特定をされれば、業者ではなく依頼した当人が罰則を受けるはめになってしまうケースもあるのだ。廃棄物をどのように処分しているのかをサイト内でも調べておくようにしよう。また、その判断として廃棄物収集運搬許可を申請し取得している業者かどうかを見ておくのも、選ぶときの判断となる。
古物営業許可を取得している業者なのかも判断基準になる
遺品整理サービスへ申し込む前に、その業者がどこまでのサービスができる業者なのかをサイトなどで確認しておくことが重要となる。上記では、廃棄物収集運搬許可を得ているかどうかを確認すべきと記述したが、実はもう一つある。それは古物営業許可を持っている業者かということだ。
では、この古物営業許可はどのようなものなのか。簡単に説明すると、中古品を買い取って中古品として販売することを許可するというもので、この古物営業許可を取得している業者であれば、不要品の回収ではなく買取ができるため、実質かかる費用も押さえることができるのだ。なので、そのような許可を取得しているかどうかも選ぶ基準となる。
料金を明確に提示してくれるのかで、良心的な業者か判断できる
料金を明確に提示してくれる業者かどうかも選ぶ基準となるだろう。遺品整理の業界ではぼったくり業者も非常に多いので、具体的な料金見積もりを提示してくれるのかどうかは選ぶ基準として重要度は高い。
遺品整理サービスではいろいろな費用がかかるため、その一つひとつを明確に開示して説明してくれる業者は良心的だろう。詳細もなく概算だけの見積もりであれば、本当にその金額での作業となるのかをまず疑うべきだ。また、どうにも高金額の見積もりだと感じたときには具体的な説明を求めていいだろう。その質問を濁すのであれば利用は避けたほうがいい。
遺品整理士認定協会で優良企業認定されているかどうかで選ぶ
また、この遺品整理業界では遺品整理士認定協会というものも発足されている。この協会では遺品整理業界のなかで、良いサービスを行っている企業に対して優良企業として認定する取り組みも行っている。悪徳な業者が増え問題を受けて発足された協会でもあるため、このような協会が認定している(http://www.is-mind.org/company.html)優良企業に遺産整理を依頼するのもいい選び方だと言える。
まとめ
ここまで、遺品整理サービスについてポイントや相場の金額を紹介した。遺品整理は多くの人が悩む問題であるが、そういった悩みをスムーズに解決してくれる業者は非常に社会貢献度も高く需要度も高い。だがそれだけに、その弱みにつけこみ高額な料金を請求する悪徳業者も多くなっている問題があるようだ。そのような悪徳業者に巻き込まれることのないよう、事前にしっかり調べておきたい