素材の価値だけで高額査定が期待できる金製品や金製骨董は、世界中のコレクターから注目される大人気カテゴリだ。たった1つの売買で50万円以上のも現金を動かせるため、投資目的の富裕層達の間でも収集のメリットが高い品目として定評がある。
また中国人富裕層の資金が骨董品に流れる近頃では、金製骨董のオークションにも活況が生まれているため、売却による高額査定を狙う皆さんにとっても、より良い市場動向であると考えて良いだろう。
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贋作の少ない金製品、金製骨董
1グラム数千円もの高い素材を使う金製骨董には、手軽に入手できる紙や木などで作られる他の美術品と異なり、贋作が存在しにくい利点がある。また、有名作家のものだと思っていた金製骨董が実際は無名作家による作品だったとしても、それなりにボリューム(重量)があればそれだけで数十万円の査定がつくのだ。
このように、売買によるリスクやミスの起こりにくい金製品や金属骨董は、それなりの資金力のあるビギナー向けのコレクターズアイテムと位置付けて良いだろう。
今回は、骨董品収集の初心者から富裕層まで幅広い人々に注目される金製品や金属骨董について、高価買取に繋がる査定情報や買取相場を紹介していきたい。
高く売れる金製品・金製骨董の種類と買取実績、買取相場
金製品の買取実績を調べてみると、下記6つの品目に高額査定が大変多いことに気付かされる。この中に売却予定の金製品があるなら、査定士とのコミュニケーションをスムーズに行なうためにも、参考情報として買取相場を頭に入れておくようにしてほしい。
金の急須
外国人コレクターからの引き合いが大変多い茶道具の中でも、純金を使った急須は特に人気の高いアイテムだ。
艷やかで大変美しい純金製急須は、2,000,000円以上の高価買取も十分に期待可能な存在となっている。
また名工・石黒光南によって作られた急須については、希少性や実用性といった部分でも多くのコレクターが注目しているため、彼の銘などがあれば写真を撮ってショップに送るべきと言えるだろう。
金の御鈴
仏具のひとつである御鈴(おりん)の中にも、美術品のような輝きを放つ純金製品がある。鈴布団付きの御鈴の多くは、2,300,000円~3,000,000円もの高値で買取が行われている。
550gの御鈴であれば金素材としての価値は2,600,000円前後となるため、金製骨董や仏具への買取に積極的な業者と出逢うことさえできれば、数十万円のプラス査定が期待できると言えそうだ。
金の置物
純金製の置物には、観賞用にも適した美術品的価値により多くの需要があると言われている。松と富士山をモチーフにした立派な置物には、旅館や割烹などに飾れるようなゴージャスさにより1,200,000円~1,800,000円もの高額査定が付いている。
これに対して美しい女性を表現した純金製作品の場合は、120gの置物が800,000円で買い取られたこともあるようだ。
コレクションや観賞を目的とした置物は、実用性の高い急須などと比べて減額対象となるコンディションの悪化も生じにくい利点がある。
金の仏像
銀や銅などと比べて後光が見えやすい純金製の仏像は、一般的なコレクターだけでなく宗教をこよなく愛する人たちからも需要のある金製骨董だ。
比較的小さな和室でも置きやすい30gの聖観音像でも、150,000円~200,000円もの査定が期待できる。それなりに大きな100g以上の仏像は、阿弥陀如来像で500,000円前後、名称不明の仏像であっても650,000円~800,000円もの価格で買い取られるケースもあるようだ。
金の限定品玩具
人気テレビ番組・開運なんでも鑑定団には、人気車種の日産ブルーバードをモチーフにした純金製のトミカが出品されている。
300gもの純金を使ったこの玩具は、金属的価値だけでも1,400,000円以上もの査定が期待できる。また、このトミカはたった100台の限定生産品となっているため、世界の富裕層や玩具コレクターが注目していると考えれば価格交渉により更なる高値も狙えるかもしれない。
金の貨幣(金貨)
広い保管スペースを必要としない貨幣の中にも、純金を使った種類がたくさん存在する。初心者でも種類を調べやすい日本金貨の場合は、明治30年~昭和7年の時代に作られていた新20円金貨で100,000円~150,000円のプレミア的価値がついている。
2020年には東京オリンピックを記念する金貨が作られる可能性も高いため、将来的なプレミアを狙って今から購入資金を貯めておいても良いだろう。
金製品・金製骨董の高価買取に適したショップの特徴とは?
金製骨董カテゴリの中で高く売れる品目を把握したところで、次は高価買取を狙う皆さんが抱える「どんなショップに金製品を持ち込むべきか?」といった疑問の答えを解消させていこう。
金製品の種類によって異なる売却先
歴史的価値のある仏像や茶道具などであれば、骨董品もしくは美術品買取専門店に持ち込むのが理想となる。
純金製のゴージャスなアクセサリーの場合は、貴金属専門店もしくはブランド品買取店での売却が理想となるため、ショップ選びの際には注意が必要だ。もし自分が所有している金製品の分類や時代的価値の有無が判断できない場合は、骨董品、美術品、貴金属といった金アイテムを扱う全ての業者に問合せをして、査定額から比較検討をしていこう。
各社のサイトをチェックする
金製品買取に積極的な業者では、その多くで買取品目や買取実績を公開している。例えば金製品カテゴリと茶道具カテゴリのページが充実した業者であれば、純金製の急須についても正しい価値判断ができると考えて良いだろう。
これに対して純金製トミカのように少し変わったコレクターズアイテムの場合は、金製品買取店だけでなくトミカ買取ページを有する業者に問合せをするのが理想となる。
気になる業者に問合せをしてみる
積極的な買取を行いそうな業者が見つかったら、メールや電話などを使って問合せをしてみよう。各ショップで用意した入力フォームやLINEを使って行なうオンライン査定にチャレンジする際は、金製品本体や共箱、作家の銘などを撮った写真を添付すると査定の可否判断もスムーズとなる。
アイテムによってはショップで公開する上限額を超える価値があるものも多く存在するため、各社のサイトを見るだけではなく、自分から積極的なアプローチをするようにしてほしい。
3~5社への問合せで買取相場がわかる
納得の査定額で金製品・金製骨董を売却したコレクター達は、複数社への問合せによって必ず愛用品の買取相場を把握している。この方法を実践すると、ショップの査定士や鑑定士との価格交渉もしやすくなる。
また、たくさんの査定士の話を聞くことで査定基準や減額基準もわかるため、「どうしてこんなに安いのだろう?」といった疑念を解消するためにも、最低でも3~5社に問合せをすべきと言えるだろう。
買取上級者はヒカカク!を使う
買取業者の比較検討時は、ショップの口コミや評価の充実しているヒカカク!も活用してみよう。当サイトの口コミを見ていると、売却時のリスクや問題なども学ぶことができる。
「買取業者を検索する」のメニューを使えば、全国各地域の買取業者を商品別で調べられるため、店頭への直接持ち込みにこだわる皆さんにも良き情報源になることだろう。
金製品・金製骨董の買取に積極的な業者 まとめ
より良い価格を提示してくれる専門店が見つからない場合は、金製品・金製骨董買取に積極的な下記3つの業者に問合せをしてみてはいかがだろうか。
Dan-Sha-Ri
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
金製骨董品ページを用意するDan-Sha-Riは、買取相場のイメージにも使える便利なサイトだ。国内外に販売ルートを持つDan-Sha-Riを利用すると、納得の高額査定も得られやすくなる。
また、このショップには経験豊富な査定士がたくさん在籍しているため、市場動向や買取相場の把握目的でも利用のメリットが高いと考えて良いだろう。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
幅広い骨董品を買取品目に並べるおたからやは、複数の金製品の同時売却には使い勝手の良い専門店だ。アクセサリーやブランド品、近代銭なども取扱い可能であるため、複数のものを査定に出せばまとめ売りによるプラス査定も期待できるかもしれない。
おたからやはメディア掲載実績も多くあるため、信頼性の高い業者を求めている皆さんにもおすすめ度が高いと考えて良いだろう。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
比較的新しいアクセサリーや金塊などの売却をするなら、金買取専用ページを設ける大黒屋がおすすめだ。K9~K24までの買取相場が全て一覧公開されており、その中には重量と金の種類だけで算出できる金買取価格計算ツールも用意されている。所有している金製品に対して「素材の価値はいくらになるのか?」をチェックする上では非常に便利なサイトになることだろう。
大黒屋のようにブランドジュエリーを中心とする専門店は、歴史的価値のある金属骨董品よりも比較的新しい金製品の売却に適している。