香月泰男は、山口県出身の洋画家である。1931年に東京美術学校に入学し絵画を学び、卒業後は教職に就く。1942年に召集され満州に赴き、終戦時に当時のソ連に抑留され、シベリアにて強制労働に従事する。この時の体験を描いたものが、香月泰男の代表作でありライフワークでもある「シベリア・シリーズ」となる。1947年に復員した香月泰男は、再び教職に就く傍ら作品の制作を続け、1969年、「シベリア・シリーズ」で第1回日本芸術大賞を受賞した。
香月泰男の絵画の特徴は、「香月スタイル」とよばれる黒のマチエールで、「シベリア・シリーズ」をはじめとして多くの作品でその特徴が見られる。
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香月泰男の絵画の価値とは
「香月スタイル」とよばれる独特の画風で「シベリア・シリーズ」などを制作し高く評価されている香月泰男の作品は、高額で取引される傾向にある。油彩画については、数百万円で取引されることも多く、人気作や大作となるとオークションなどで1千万円を超える価格で取引されることもある。
また、香月泰男は、リトグラフや木版画といった版画も制作されており、人気作などは数十万円で取引されることもある。
香月泰男の作品の価値を決めるポイントについて
前述のように高額で取引されることがある香月泰男の作品であるが、取引価格に大きく影響する作品の価値は、作品の内容や状態など様々な要素で決まるため、香月泰男の作品であっても、場合によっては、思ったほど高額で取引されない場合もある。ここに、香月泰男の作品の価値を決めるおおよそのポイントについて記載していく。
人気がある作品
人気が高い作品は、それだけ需要も高いため、取引価格も高くなる可能性がある。「シベリア・シリーズ」が有名な香月泰男であるが、作品としては、母子が描かれた母子像の人気が高い。また、花を題材とした作品も多く制作しており、こちらも人気が高く、これらの作品は、高額で取引される可能性がある。
香月泰男のサインが入っている作品
香月泰男のサインが作品中に入っている作品は、需要が高くなる可能性がある。洋画の場合は、作品中だけでなくキャンバスの裏に書かれている場合もあるが、愛好家は、サインが書かれている作品を好む傾向にあるため、香月泰男のサインが作品中に入っている作品は、需要が高くなる可能性があるのである。
状態が良い作品
評価が高い香月泰男の作品であっても、状態が悪ければ、作品としての価値が下がる場合があり、取引価格もそれに伴って下がる可能性が高い。状態が悪い例としては、日焼け、シミ、作品の欠損、破れ、カビ、虫食いなどである。そのような状態になるまで悪化した原因としては、作品を保管しておく環境が、絵画などを保管するのに適していなかった可能性が高い。
作品の状態を悪化させて作品としての価値を下落させないために、作品を保管しておく環境には十分注意したほうがいいだろう。
鑑定証がある作品
人気の高い画家の場合、その画家が描いたと偽った他人が制作した作品である贋作が存在する場合がある。この贋作は、その画家が描いたと偽るためだけに存在している作品であり、作品の価値は、本物の作品と比べるまでもないほど無いに等しい。そのため、万が一贋作を香月泰男の作品として取引してしまった場合は、取引に費やした費用は、まったくの無駄になってしまう。
そのような事態を防ぐものとして鑑定証がある。鑑定証は、所定の鑑定機関が、その作品を香月泰男の作品として鑑定したことを証明するもので、鑑定証があれば安心して取引できるといえる。そのため、取引おいて、鑑定証の有無が重要となる場合もあるのである。
「香月スタイル」と呼ばれる独特の画風で多くの傑作を描いてきた香月泰男の作品は、高額で取引されることもあることから、多くの買取業者で買取を実施している。絵画を売却する方法はいくつかあるが、買取業者への売却を検討している場合は、多くの買取業者の中から1社選択する必要がある。
買取業者を選択する基準の1つとして、買取価格の高さが挙げられるが、買取価格が高い買取業者を探すには、複数の買取業者に見積を依頼する方法がある。提示されたそれぞれの見積を比較すれば、一番高額の見積を提示した買取業者がわかるため、その買取業者と買取について交渉すれば、より高額で売却できる可能性が出てくるのである。
また、見積を依頼する買取業者については、香月泰男の作品に精通して、香月泰男の作品の取引実績が豊富な買取業者を選択しよう。取引実績が豊富であれば、市場における香月泰男の作品の価値を把握しているため、それが反映された見積は、市場の価値を考慮したより正確な価格が提示される可能性が出てくるためである。
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