赤ロムと白ロムの違いとは?対策法は?
格安携帯電話のショップやネット販売サイトでは、携帯電話が中古でも新古品でもびっくりするような安い価格で販売されていることがあります。 ついつい、「安い!!掘り出し物を見つけた」と思い、良く調べずに購入してしまうことがあります。常識では考えら れないような価格の商品は「赤ロム」である可能性が大きく、購入しても携帯電話として、通話も通信も出来ないことがほとんどなのです。
New York Times on iPhone 3GS / Robert Scoble
そもそも、白ロム・赤ロムって何?
Finger face with a question / Tsahi Levent-Levi
白ロム、赤ロムの違いは簡単に言って、白ロムとは、契約情報が記録されていなく、正常に機能する中古の携帯端末。赤ロムとは、正常に機能しない中古の携帯端末。正常に機能しないと言うのは、「ネットワーク利用制限」「遠隔ロック(おまかせロック)」などで、端末にロックが掛かり「通話」や「通信」が繋がらない状態のことです。
赤ロムは、主に端末の残債未払いによって、キャリア側から通信制限を受けている状態の携帯電話ですから、SIMを差しても通話も通信も出来ないわけです。やや煩雑ですが、分割支払い中のスマホが必ずしも赤ロムと言うわけではありません。きちんと支払い続ければ、特にロックはかからないので、白ロムなのです。
この赤ロム状態では、キャリアのサービスが利用できなくなるだけでなく、修理などのサービスも受けられなくなります。また、盗品や紛失サービスを悪用した形で赤ロム化した形態端末を所有していると、事件に巻き込まれる可能性もありますので、充分ご注意ください。
No Internet / Graciolli Dotcom
それでは、中古の白ロムを購入する際に、赤ロムにならないようにするにはどうしたらいいのか?また、赤ロムを買わないようにするにはどうすればいいのか?、そんな疑問に答えて行きます。
購入前の対策と赤ロム対処方法について
まずは、購入する前に「ネットワーク利用制限」がかかっているかどうかを調べていきましょう。 端末の製造番号(IMEI)を入力することで通話・通信の利用に制限が掛かっていないかを調べることができます。これに制限が掛かっていると、既にその端末は赤ロムの状態です。各キャリアの「ネットワーク利用制限携帯電話確認サイト」で利用制限が確認することができますのでお試しください。
ちなみに、製造番号(IMEI)は設定>一般>情報で確認できます。
※「docomoネットワーク利用制限携帯電話確認サイト」
http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
※「ソフトバンクネットワーク利用制限携帯電話機の確認」
https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv
※「auネットワーク利用制限携帯電話機照会」
https://au-cs0.kddi.com/FtHome
その他に、白ロムを買う際はその携帯端末に保証書や箱や備品がついているかどうかを確認することをおすすめします。そして、白ロムを中古販売ショップから購入する際には、必ず保証の内容を確認することが重要です。おまかせロックなどの遠隔ロックは、いつ掛かってしまうかはわかりません。そのリスクを最小限におさえるためにも、ショップが行っている保証の確認を忘れないようにしましょう。
白ロム専門店では、通常、赤ロムを売る事はまずありません。違法だからです。時折、赤ロム判定の危険性のあるスマホに対して「赤ロム永久保証」という形で、赤ロムになってしまった時に無期限で保証するサービスを提供しているショップもあります。白ロムに精通したショップでは、赤ロムに対する知識と警戒心を持って扱っていますので、赤ロムを掴まされるということは、ほとんどないと言えるでしょう。
また、自分自身が赤ロムを売ること、買取に出すことはグレーゾーンではありますが違法ではないようです。
赤ロム買取価格が高めの業者をご紹介
以下のフォームから連絡してもらえれば、買取業者を紹介します。査定額をお伝えしますので、気軽に無料見積もりを下さい。
まとめ
手に入れた携帯電話に「ネットワーク利用制限」が掛かってしまったら、MVNO用途での使用はできませんから、もう諦めるしかないのが現実です。もし「遠隔ロック(おまかせロック)」が掛かってしまったら、ドコモショップに相談しましょう。店舗にも対応が違いますが、解除してくれる可能性は高いです。
New-style docomo store / kalleboo
白ロムを購入したいときは、事前確認を怠らないようにしましょう。そして、購入するショップが必ず赤ロムを保証しているかどうかを充分確認しましょう。オークションサイトなどで、保証書や箱や付属品がない商品は買わないように気をつけてください。また、以下のコラムにて、中古スマホを正しく購入する方法を提案していますので、よろしければご覧ください。