2017年、銀座にある月光荘画材店が創業100周年を迎えた。月光荘画材店にはギャラリーが併設されており、今も変わらず魅力あふれるアーティストの作品を展示している。1970年代には毎年ソビエト絵画(ロシア絵画)の展覧会を開催し、日本のソビエト絵画ブームの火付け役となった。
今でも当時展示されていた作品は、その希少価値から高く売れるので、もしも家で眠らせているならこの機会に売却してみてはいかがだろうか。
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月光荘がつくりあげたソビエト絵画・ロシア絵画ブーム
優雅でしたたか、そしてリアルな空気感が描かれるソビエト絵画(ロシア絵画)。1970年代の日本でソビエト絵画はあまり馴染みのないものだったが、1971年より月光荘画材店がギャラリーにて「'71現代ソビエト絵画展」を開催したことがきっかけで話題となった。
その後この展覧会はシリーズ化し、79年まで毎年月光荘のほか日本橋・三越のギャラリーでも開催された。日本橋・三越と言えば、ギャラリーを構える百貨店の中でも別格の存在。一流の作品を展示する場所に毎年展示されていたことから、いかにソビエト絵画(ロシア絵画)に人気があったのかが感じられるだろう。
月光荘とは
ソビエト絵画・ロシア絵画のブームの火付け役である月光荘についても、もちろん話題となった。月光荘画材店は、大正6年(1917年)に創業。パリの街角のような建築に、店員はフランス人女性を雇うなど、当時としてはかなりハイカラな雰囲気だったようだ。
また、同店の創業者 故橋本兵藏氏は、1940年に世界の標準色であるルリの青「コバルトブルー」の技法を発見し、純国産第一号の絵具を誕生させた第一人者でもある。その後、青みがかったピンクが美しいコバルト・バイオレット・ピンク(月光荘ピンク)を発明するなど、単なる画材店にはない技術力を兼ね備えていた。
当時のソビエト絵画・ロシア絵画は高値で売れる
多くのソビエト絵画(ロシア絵画)を展示できたのは、月光荘の社長である中村曜子氏が政財界に顔が広く、冷戦時代の旧ソ連に人脈があったことが理由のようだ。1975年には日本橋・三越にて「ロシア・ソビエト国宝絵画展」を開催し、かのイリヤ・レーピンが1870年代前半に制作した「ボルガの曳き舟人」を展示して一大ブームを呼んだ。
当時展示されていた絵画は現代でも価値の高いものとされ、美術業界では高値で取引されている。そのため、もし当時月光荘や三越で展示されていた作品を眠らせているなら、ぜひ売却してみてはいかがだろうか。
ソビエト絵画・ロシア絵画は「小竹美術」で売却しよう
月光荘で扱っていたソビエト絵画(ロシア絵画)の売却なら、「小竹美術」がおすすめだ。
「小竹美術」は北海道札幌市にて絵画や彫刻、工芸品などの美術品の販売のほか、買取もおこなう画廊である。ソビエト絵画(ロシア絵画)についても詳しく、月光荘ギャラリーで扱っていた作品ならぜひ高く買いたいとのことだ。
価値のあるものこそ目利きのプロへ
実は「小竹美術」の代表は、札幌・三越で実際にソビエト絵画の販売を担当していた方であり、ソビエト絵画(ロシア絵画)については目利きのプロ。同作品の売却に持ってこいの人物なのだ。
代表いわく、当時はそれほど評価されていなかった作品でも、時代を経て評価されるようになり、作品の価値がグンと上昇した画家も多いとのこと。中には現在ロシア国外持ち出し禁止となるような画家もいて、そのような希少価値の高い作品ほど買取を強化しているようだ。
小竹美術が高価買取している作家一覧
当時月光荘ギャラリーで販売されていた作品の中でも、小竹美術が特に高価買取している作家は以下の通りである。
- ・グリッツアイA.M.(グリッサイ)
- ・チェイコフ
- ・ヤブロンスカヤ
- ・ロマス
- ・ゲラシモフ
- ・チトフ
- ・ハンジャン
- ・ベカリヤン
- ・レイネル
- ・パピキャン
- ・クレイツ
- ・ポノマリヨフ
- ・ロマジン
- ・ピメノフ
- ・シーシコ
- ・フォーミン
- ・トトノフ(トゥトゥノフ)
- ・シパチェフ
- ・グルスチェンコ
- ・トカチェフ兄弟
- ・オーセニョフ
- ・イゴシェフ
- ・ストジャロフ
- ・ヴァシリーエフ
- ・ムィルニコフ
- ・クークルニクスィ(クプリャノフ、クルィロフ、ソコロフ)
- ・カルンローゼ
- ・ロマス
- ・チチカン
- ・チェルニシェフ
- ・ネメンスキー
- ・スジャロフ
- ・カマニンA.M.
- ・バザリー・ヤーノス
- ・カルニンシ
- ・ピメノフ
- ・スミルノフ
- ・シェルバコフ
- ・アラロフ
- ・グリゴリエフ
- ・スービ
- ・ヤブロンスカ
- ・スーズダリツェフ
- ・ワーシン
- ・ベラ・コントゥリー
- ・ロムイキン
- ・ワテニン
- ・アラロフ
- ・イゴシェフ
- ・シシコ
- ・ペカリ
- ・レオノワ
- ・オストロワ
以上の作家の先品が手元にあるなら、ぜひ小竹美術へ売却しよう。発音の仕方により上記の名前と若干異なる場合もあるので、もし気になる作品があれば気軽に問い合わせてみるとよいだろう。
買取時の注意点
買取の際に重要な注意点がある。まず、月光荘ギャラリーで扱っていた証拠である月光荘のシールやプレート類は絶対に剥がしたりしないこと。そして、専用箱や黄袋などの付属品があれば一緒に査定に出すことだ。
さらに、当時展覧会で発行していたカタログや、売却予定の作品が掲載されている画集をなどがあれば、ぜひ一緒に査定に出していただきたい。付加価値が上がるため、高価買取の可能性が高くなるのだ。
また、額縁についても注意が必要である。当時展示されていた作品は販売からすでに40年以上経過しているため、傷んでいてもおかしくない。だが、ソビエト絵画の額縁は、1点1点サイズが違う絵に合わせて特注で制作しているもの。古くなってしまっていても破棄せず、そのまま査定に出そう。
店頭・出張・配送買取から選択しよう
小竹美術の買取は、「店頭買取」「出張買取」「配送買取」の3種類から選択できる。うれしいことに、どの買取方法を選んでも査定料は無料。利用方法も簡単なので、気軽に利用していただきたい。
店頭買取
「店頭買取」とは、その名のとおり店頭で直接買い取ってもらう方法だ。店舗には駐車場も完備しており、車で大きな作品を持ち込むこともたやすい。査定担当者が店舗にいれば最短その場で査定額を確認、即現金を受け取ることもできる。だが、担当者は不在の日もあるので、事前に連絡を入れておくといいだろう。
出張買取
札幌市内、北海道内に住んでいるなら「出張買取」もおすすめ。出張買取の魅力は、自宅まで査定に来てくれるので重い額に入っている絵画も簡単に売却できること。また、店頭買取と同じく、作品によってはその場で現金を受け取ることができるようだ。別途出張費用がかかることはないので、安心して利用していただきたい。
※店頭買取・出張買取を利用する場合、作品によっては査定のため一時的に預かることもあり、その際は後日指定口座へ振込(店頭買取なら再度来店時に現金支払いも可)となる。
配送買取
遠方の方なら「配送買取」を利用しよう。電話で申し込みをしたら絵画が壊れないように梱包し、宅配便の着払いで送るだけ。絵画の大きさによっては、サイズの合うダンボールを持っていないこともあるだろうが、つぎはぎのダンボールで梱包すれば問題ない。配送買取は他の買取とは違い、後日指定の口座に振込みとなるので注意していただきたい。
まとめ
今回は、月光荘ギャラリーで展示されていたソビエト絵画(ロシア絵画)の売却におすすめな「小竹美術」について紹介した。ちなみに全国のなかでも、札幌では特にソビエト絵画の人気が高かったため、北海道内にはお宝が眠っている可能性が高いらしい。道民の方はぜひこの機会に所持している絵画を漁ってみてはいかがだろうか。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
- 住所
- 札幌市中央区南11条西7丁目2-22
- 営業時間
- 11時~18時
- 定休日
- 年中無休(お盆・正月除く)