株式会社アクティブソナーは、運営するハイブランドリセールプラットフォーム「RECLO(リクロ)」がフランス拠点のリセールプラットフォーム「Vestiaire Collective(ヴェスティエール コレクティブ)」と戦略的事業提携を実施したことを発表した。今回はこちらについて見ていきたい。
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RECLOについて
RECLOは、株式会社アクティブソナーが運営する高級ブランド品に特化した買取・委託販売サービスだ。委託販売は、リクロがブランド品を預かって、販売を代行するサービスで、商品が売れた際には、買取よりも高い金額を受け取れることが大きなユーザーメリットとなっている。委託販売でより高額で取引ができる理由として、アジア、欧米、その他さまざまな地域180ヶ国で同時併売できるシステムを保有しているため、リセール品を適切な価格でグローバルに販売可能なことがあげられる。
また、専属の鑑定士による商品の査定・値付けから出品、取引成立後の入金確認、配送まで全て面倒な作業を行ってくれるため、自己責任で行うCtoCのフリマアプリなどのプラットフォームに比べ、ユーザーは安心感が高いだろう。
Vestiaire Collective(ヴェスティエール コレクティブ)について
ヴェスティエール・コレクティブは2009年にフランスで設立された、ラグジュアリーブランドの古着やグッズを専門に取り扱う委託ショッピングサイトだ。専門家による真贋判定を強みにしており、フランスを中心にヨーロッパ、次いでアメリカ、そして現在APEC地域で利用者が伸びている。毎週4万点を超える商品が出品され、現在、世界50か国に900万人に利用されている。
今回の提携について
両社は、比較的近しいモデルのサービスを展開しているため、今回の提携の意図としては、互いに販路の拡大と商品の拡充が狙いと考えられる。RECLOの販路は、アジア、北米が強く、ヴェスティエール コレクティブは欧州が中心だ。今回の提携によりRECLOの販路が欧州へも拡大し、さらなるサービスの向上が期待できるだろう。
提携に関する関係者のコメント
株式会社アクティブソナー代表取締役社長の青木康時氏は、CtoBtoCラグジュアリーリセールサービスとしての根幹の思想が双方一致し、戦略的事業提携を結ぶことができたと語る。また、一方のヴェスティエール コレクティブ創業者のファニー・モワゾン氏は、パートナーシップにより、当社にとって重要な市場である日本での基盤を強固なものにすると語っている。