世界的に大人気のハイブランド、エルメス。これまでにも数多くの独特なデザインのバッグを生み出してきているが、その中でも一際オリジナリティの高いデザインが人気なのがリンディである。
今回はリンディに焦点をあてて、その特徴や買取相場、高価買取のポイントについてご紹介する。リンディをお持ちの方は、ぜひ買取査定の際の参考にしてみてほしい。
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エルメス リンディの特徴
リンディは、2007年にフレディリック・ヴィダルによって発表された比較的新しいデザインのバッグである。これまでの常識を覆すような斬新なデザインは瞬く間に人気となり、今やエルメスの中でも定番のバッグの1つとなりつつある。
ファッショナブルに使える個性的なデザインが特徴で、フェミニンなファッションからカジュアルなファッションにまで活用することができ、カラーやサイズが豊富なのも魅力の1つと言える。どのような点が多くの女性から愛されているのか、リンディの特徴について1つずつチェックしていこう。
ボックス型のフォルムが特徴
リンディの最大の特徴はそのフォルムである。ボックス型になっており、通常なら前面と背面になっているはずのハンドルがバッグのマチの部分についているデザインになっている。ハンドバッグとして持ったときに中央が凹むようなフォルムになり、くったりとしたおしゃれなフォルムになるだけでなく、体にフィットして絶妙な持ちやすさを演出してくれる。
ショルダーストラップを収納しなくても自然に邪魔にならない場所に落ちてくれるので、シーンに合わせてすぐに持ち変えることも可能だ。奥行きがしっかりあるため、見た目以上にたくさんのものを収納することができる。基本的にリンディはすべて大きめのサイズになっているので、荷物が普段から多いという方にも非常におすすめのバッグである。
柔らかい素材を利用しているため型崩れの心配もなく、自由に荷物を入れることができる。口が大きく開き、中身をすぐに確認できるというのも嬉しいポイントだ。リンディはこのようにおしゃれなフォルムだけでなく機能性の高さからも現代の女性に愛されている。
快適に使いやすい素材
リンディにはトリヨンクレマンスやヴォースイフトという、エルメスの代表的な素材が利用されている。トリヨンクレマスはリンディの柔軟性をよく表現してくれる素材である。柔らかくしっとりとした肌触りのトリヨンクレマンスは、使うたびにその人が使いやすいなじみ方をしてくれる。
ヴォースイフトは雄の子牛のレザーのことである。マットな印象が特徴で、落ち着いた雰囲気を演出してくれる。リンディは装飾の少ないシンプルなデザインのため、素材の質感をより楽しむことができるようになっている。発色がいいのもヴォースイフトの特徴であり、オレンジ、ブルーなど、鮮やかなカラーのリンディも楽しむことができる。
ファッションに合わせて選べるカラー
リンディはカラーラインナップが豊富にそろっているのも人気の理由の1つである。定番のブラック系のカラーやエトゥーヴはもちろん、鮮やかなレッド、オレンジ、ブルー、ピンクなどファッションのポイントになるようなカラーもそろっている。シーズン限定で登場するカラーもたくさんあり、発表されるたびに完売になったり、高額で転売されるようなケースも少なくない。
トリヨンクレマンス、ヴォースイフトともに発色のいい素材となっているので、はっきりとした色合いのバッグがほしいという方にもおすすめだ。デザインも特徴的なリンディだが、個性的なカラーを選べばより唯一無二の存在感のあるバッグを楽しむことができるだろう。
ショルダーバッグやハンドバッグとして
リンディはマチの部分にハンドルがついており、そのままハンドバッグとして利用することが可能である。しかし、ハンドル部分にさらにストラップが付属しており、こちらを持つとショルダーバッグとしても使うことができる。わざわざストラップを付け替えたりする必要がないため、両手がふさがりそうになったらショルダーバッグにさっと持ち変えるということも可能。
その場に合わせて持ち方を変えることができるので、荷物が多くなりがちな方、小さな子どもと一緒に出かける方にもおすすめだ。ショルダーバッグとして持つとボディにしっとりとフィットする形状に変化するので、長時間持ち続けても負担になりにくい。女性に優しい設計になっている実用性もリンディの人気の理由の1つである。
エルメス リンディのサイズ展開
リンディは3つのサイズが登場している。それぞれの特徴をチェックして、自分の持っているリンディのサイズはどれにあたるのか、また人気はあるのかについて考えてみよう。
エルメス リンディ26
リンディの中でももっとも小さいサイズなのがリンディ26である。横幅26cm、高さ18cm、奥行きが14cmとなっている。コンパクトなサイズながらしっかりと奥行きがあるため、見た目以上にたくさんのものを収納することができる。
コンパクトなバッグがほしい、けれど収納力の高いものでなければ不安という方には、リンディ26は非常におすすめである。ちょっとしたお散歩だけでなく、荷物が少ない方の通勤にも十分対応が可能だ。デートやパーティーの際にも活用することができ、コスメ、スマホ、日用品などもしっかり入れておくことができる。
エルメス リンディ30
リンディ30は横幅30cm、高さ19cm、奥行き16cm。リンディの中でもメジャーなサイズとなっており、荷物が多い方にもぴったりである。とくに通勤や通学にはもってこいのサイズとなっている。
ファイル、タブレット、ノートパソコンなども十分に収納することが可能。ショッピングやお出かけにも、リンディ30があればこれひとつで賄うことができるだろう。
エルメス リンディ34
リンディの中でももっとも大きいサイズが、このリンディ34である。横幅34cm、高さ20cm、奥行き17cmとなっており、荷物が多い方の通勤通学バッグとしても最適なサイズ感となっている。奥行きが十分にあり、かさばる荷物でも簡単に収納することができるため、マザーズバッグや旅行バッグとして活用することも可能だ。
ショルダーバッグとしても持つことができるので、長時間持っていても疲れにくく、また荷物も簡単に取り出すことができる。しっかりと存在感のあるサイズなので、派手なカラーを選べばファッションのポイントにもなってくれることだろう。ベーシックなカラーであればどんなファッションにも合わせることができ、持つ人の年齢を選ばないというのも魅力的である。
エルメス リンディの買取相場
リンディを買取に出すと、実際にはどれくらいの価格で買い取ってもらうことができるのだろうか。リンディの買取相場は、その状態によってほとんどが決められる。新品未使用品、美品、一般的な中古品、さらにダメージの多い中古品に分類して、それぞれの買取相場をチェックしてみよう。
ちなみにリンディの新品の定価は安くても90万円程度である。サイズが大きくなったり、限定のカラーになると105万円程度になるものもある。購入時の定価も買取査定金額には影響するので、事前にいくらで購入したのかもきちんと把握しておくようにしよう。
新品未使用品のリンディの買取相場
また1度も使っていないリンディは、定価の60%~70%程度が買取相場となっている。リンディに使用されているトリヨンクレマンスなどの素材は非常にデリケートで、1度確認のために開閉しただけでも傷がついてしまうということも多い。このような場合のリンディは、新品であっても減額されてしまう。
プレゼントでもらったものの本当に使う予定がないというリンディは、開封もせずにそのまま査定に出すことをおすすめする。また、確認のために開閉する際はくれぐれも慎重に取り扱い、レザーのシワだけでなく金具部分に指紋などもつけないようにする必要がある。
美品のリンディの買取相場
数回使った程度で使用感がほとんどない美品のリンディは、定価の50%~60%の価格が買取相場となる。エルメスのバッグの中でも比較的買取相場が高いため、満足のいく価格での取引をしやすいと言えるだろう。
しかし、美品と中古品の査定基準は買取業者によってもかなり違うため、買取業者は慎重に選ぶ必要がある。一件の業者で買取相場より安く見積もられても、他の業者では高く見積もられる可能性もあるため、諦めずに業者を比較することも大切だ。
使用感のあるリンディの買取相場
何度か使用し、型崩れやシワ、傷などの多少の使用感があるリンディは、定価の30%~50%が買取相場となる。リンディは発売されてから間もないバッグということもあり、使用感があっても比較的高い金額で買い取ってもらえるケースが多い。
レザー部分の汚れはきちんと拭き取ることである程度キレイにすることができるので、売却前に1度メンテナンスをおこなっておくとより買取金額をアップさせることが可能だ。付属品などもきちんとそろえて、できるだけキレイな状態にして査定に出すことで買取金額アップを狙うこともできる。
ダメージの多いリンディの買取相場
目立つ傷や汚れがあるもの、付属品が欠品しているものなど、ダメージの多いリンディは、定価の5%~30%程度での買取となる。かなりボロボロのものは、ほとんど価格がつかないケースも多いが、よほど使い物にならないというリンディでない限りは買取金額がつくので、処分してしまわずに1度買取業者に相談してみるといいだろう。
エルメス リンディの査定ポイント
リンディを買取査定に出した場合、買取業者はどのようなポイントをチェックしているのだろうか。リンディの査定ポイントをご紹介するので、自分の持っているリンディが高く売れるかどうか確認してみてほしい。また、査定スタッフから質問されたときにすぐに応えられるようにしておくことで、取引もスムーズにおこないやすくなる。
状態の善し悪し
リンディの買取価格を決めるのはその状態である。状態が良ければ良いほど査定金額はアップするので、できるだけ状態をよくしてから査定に出すことが大切だ。四隅の傷や汚れなどはもちろん、内部のゴミやポケットの汚れもチェックされる。
ハンドル部分、ストラップ部分の汚れも買取査定額には影響する。金具部分の指紋やサビなども査定金額を左右するので、汚れなどは事前にしっかり拭き取っておくようにしよう。
カラー、サイズの需要
リンディには豊富なカラーラインナップ、サイズ展開があるが、この中でもやはり需要の高いものの方が高価買取となりやすい。大きすぎるサイズは人気がなく、26や30などが人気の傾向にある。また、カラーはベーシックなものやエルメスらしいオレンジなどのカラーが人気だ。
限定カラーなど派手なカラーは若い女性には人気が高いものの持つ人が限定されてしまうため、中古市場ではあまり高い金額がつかないケースも多い。しかし期間限定で発売されているカラーの場合、そのシーズンのうちに買取査定に出すことでかなり高い金額を期待できる。不要になった限定カラーのリンディは、早めに売却するようにしよう。
付属品の有無
エルメスのリンディのバッグには、さまざまな付属品がある。保証書、外箱はもちろん、保存するための袋、レインカバーなどなど。これらの付属品がきちんとそろっていることで、より買取金額をアップさせることができる。
とくに保証書の有無は重要である。中には保証書がないブランド品は買取不可としている買取業者もあるので、保証書がないという方は事前に買取可能かどうか確認しておく必要がある。付属品をそろえて購入時に近い状態で買取に出せるように準備を進めていこう。
エルメス リンディを高く売るコツ
リンディを買取査定に出す際、少しでも高く売るためのコツを事前にチェックしておこう。コツを抑えるだけでも買取金額をアップさせることは可能である。安く買い叩かれてあとから後悔しないためにも、しっかり準備をして納得のいく取引ができるようにしよう。
他のブランド品とまとめて売る
買取業者の多くは、1点のみ買取に出すよりも複数点まとめて買取に出した方が高く買い取ってくれる。買取査定には手間や時間がかかり、出張買取や宅配買取の場合はさらに送料や出張料などもかかる。そのため、1度にまとめてブランド品を買取できた方が買取業者にとっても利益が大きいのである。
ブランド品買取業者であれば、エルメスのアイテム以外でも買取が可能だ。ルイヴィトン、シャネル、ディオールなど不要になったブランド品が他にもあるという場合は、まとめて査定に出すようにしよう。買取業者によっては、まとめて買取に出すことでキャンペーン対象となるところもある。
また、出張買取や宅配買取の場合は一定数以上でなければ査定を受け付けていなかったり、送料や出張料を売り手が負担しなければならないケースもあるので事前にしっかり確認しておこう。
事前にメンテナンスをおこなう
リンディの買取価格はその状態によって大きく変動するが、事前にメンテナンスをおこなうことで買取金額をアップさせることは可能である。買取業者はリンディを買い取ったあとメンテナンスをして販売するが、このメンテナンスの手間を省くことで買取金額をアップさせることができるのだ。
元から売却する予定があるのなら、使うたびにきちんと汚れを拭き取り、中身の汚れも確認しておこう。型崩れが起きないように、箱に入れて保管しておくなどの配慮も必要である。
これまでメンテナンスをしていなかった場合でも汚れを拭き取ったり、金具の指紋を拭き取る、中のゴミ、ほこりを取り除くといった簡単なメンテナンスもしているのとしていないのとでは大きく違ってくる。四隅、縫い目など、見落としがちな部分の汚れについてもきちんとキレイにしてから査定に出すようにしよう。
価格交渉をおこなう
査定金額が出たあとも、そのまま承認するのではなく1度価格交渉をしてみるのもおすすめだ。買取業者はもとから低めの査定金額を提示するケースが多く、その後価格交渉をすることを前提をしているところもある。
価格を提示されてからもう少し高い金額を希望してみたり、他社での見積もり金額を伝えてみるのもいいだろう。他店と価格対抗をしている業者であれば、より高い金額での買取も可能になる。高価買取のポイントを事前に教えてくれる業者もあるので、事前に相談してみるといいだろう。
すぐに現金化する必要がないという方は、買取業者をじっくりと比較して満足のいく価格を提示してくれる業者を探してみるのもおすすめだ。宅配買取では価格交渉をしにくいので、対面式の店頭買取や出張買取を利用したり、宅配買取の場合は事前査定で希望金額を伝えて交渉するとスムーズである。
買取業者を比較する
買取業者はたくさんあるので、最初から1つに絞らずに複数の業者をしっかり比較するのも高価買取のコツである。どのような業者を選べばいいのか、また比較する際のポイントについてもしっかり把握しておこう。
エルメスの買取実績が豊富にある
買取業者のホームページを確認して、エルメスの買取実績があるかどうかを確認してみよう。エルメスはブランド品の中でも定番のアイテムが多く、価格が変動しにくい。しかしその中でもトレンドや市場相場などは微妙に変動しているので、知識が豊富な査定スタッフに査定してもらう必要がある。
エルメスの買取実績が豊富な業者であれば、エルメスの市場価値、最新情報をしっかり把握しているので、そのタイミングでの適正な価格を提示してもらうことができるだろう。ホームページの過去の買取実績や、買取金額をチェックして、信頼できる業者を見つけてみてほしい。
一括比較サイトを利用する
買取業者が多くてどの業者を選べばいいかわからないという方には、一括比較サイトの利用もおすすめである。一括比較サイトを利用すれば、売りたいリンディの情報や連絡先などを記入することで複数の買取業者からそのアイテムの買取査定金額の情報を教えてもらうことができる。1度フォームに入力するだけでいいので、店舗ごとに査定を申し込んだり、複数の店舗をハシゴする必要もない。
時間がない方、近くに店舗がない方、車などの移動手段がなく大量のブランド品を店舗に持ち込むのが難しい方にはおすすめの方法である。この一括比較サイトで得た情報を利用して買取業者と価格交渉をすることもできる。一括比較サイトも複数あるが、ブランド品買取業者とより多く提携しているサイトを選ぶことで専門性の高い査定を受けることができるようになる。
まとめ
エルメスの中でもファッショナブルなデザインが特徴的なバッグ、リンディについてご紹介した。サイズやカラー、持ち方によってさまざまな表情を楽しむことができるリンディは、多くの女性を虜にしているアイテムである。現在でも人気が高く、買取金額も高くなっている。
高価買取のコツを抑えて、慎重に買取業者を選ぶことで、満足のいく取引ができることだろう。今回ご紹介した高価買取のコツ、業者の選び方も参考にして、リンディをより高く売る方法を考えてみよう。
この記事の監修者