複合機とセットで使用されるコピー用紙は、新品・使用済みともに買取需要のある品目である。特に近頃では、新品未使用のコピー用紙に高値をつけた買取実績が多く見受けられるため、間違ったサイズの購入や事務所閉鎖などの際にも比較的簡単に処分ができると考えて良いだろう。今回は、「新品未開封」と「使用済み・印刷済み」に分けて、コピー用紙を高額査定に繋げるコツを紹介していきたい。
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新品未開封のコピー用紙を売却するコツ
オフィスの環境によっては湿気を含んでしまうことも多いコピー用紙には、新品未開封であっても買取を歓迎する業者が少ない難点がある。しかし近年では、ホームページにコピー用紙の買取実績を掲載するショップが増えているため、工夫次第では売却も可能と考えて良いだろう。不要なコピー用紙の扱いに悩む皆さんは、これから紹介する3つのポイントをぜひとも確認した上で売却に向けた行動を起こしてみて欲しい。
新品未開封のコピー用紙を歓迎する店の特徴とは？
新品未開封のコピー用紙は、オフィス機器専門店、家電買取専門店、リサイクルショップなどで買取が行われている。一般的なショップでは買取品目に「コピー用紙」とは書いていないため、多少面倒であってもメールや電話で問い合わせをする必要があると言えそうだ。
丁寧に保管する
新品未開封のコピー用紙であっても、外箱に損傷がある場合は買取が難しくなってしまう。特にコピー用紙をたくさん積み上げておくと、多大な負荷がかかることで外箱に凹みや歪みが生じてしまうため、将来的な高価買取や友人知人に譲ることを考えているなら、なるべく広いスペースを使ってより良いコンディションを保つようにして欲しい。また箱・中身ともに紙でできているコピー用紙は、保管部屋の湿気対策をすることも必要だと言えるだろう。
複合機やオフィス機器と一緒に売る
オフィスの閉鎖などの理由でコピー用紙の処分を考えているなら、処分予定の複合機や事務机などと一緒に売却する方法もおすすめだ。特に中古のプリンタや複合コピー機を扱うショップでは、店内の試し印刷などでコピー用紙をたくさん使う。またセット売りをすることでプラス査定も得られるため、買値のつきにくいコピー用紙のような商品は「家具や家電などの大きな物と一緒に売ること」にチャレンジしてみて欲しい。
新品未開封コピー用紙の人気メーカーと買取相場とは？
新品未開封のコピー用紙は、500枚×5冊の1箱で900円~1,300円前後で買い取られている。多くの企業や家庭で使われるB5～A4であれば、その大半がこの相場の範囲で買取可能と考えて良さそうだ。これに対してニーズの低いA3コピー用紙は、コンディションによっては1,000円以下の査定になることもあるため、売却準備に少し工夫が必要と言えるだろう。そんなコピー用紙市場で最も人気の高いブランドは、大手事務機器メーカーのコクヨである。
印刷済みのコピー用紙を高価買取に繋げるコツ
使用済みのコピー用紙は、古紙回収業者やリサイクル業者によって段ボールやトイレットペーパーに生まれ変わる。そんな使い古しのコピー用紙売却にもいくつかのポイントがあるため、業者選定時の参考にしてみて欲しい。
買取相場や買取条件を調べる
古紙再生目的のコピー用紙買取は、一般的に買取価格の公開が行われていない。また買取条件についても業者によって大きな違いがあるため、まずはこの市場のトレンドとも言える各社の査定基準などを収集することから行動を起こすべきだと言えるだろう。大量にあるコピー用紙をより高く売りたいなら、最低でも3～5社に問い合わせることが理想となる。
業者による回収か？持ち込みか？
使用済みコピー用紙の買取を行う業者では、専用トラックを使った定期回収なども行われている。また持ち込み査定を歓迎する業者では、直接店頭にコピー用紙を持ち込んだ時のみプラス査定になることもあるため、ユーザの負担にならなければ「出張などのついでにコピー用紙の買い取りを行う」といったことを習慣化しても良いかもしれない。
機密書類の扱いについても確認しておこう
買取業者の選定は、持ち込もうとしているコピー用紙の中に「どんな内容が印刷されているか？」によっても大きく方向性が変わると考えた方が良い。特にコピー用紙の中に顧客情報や機密情報が書かれている場合は、ホームページの中で「機密書類の管理」について言及しているショップに依頼するのが理想と言えるだろう。特にプライバシーマークなどを取得している企業の場合は、溶解処理した機密書類の証明書を発行する業者に処分依頼を行う必要がある。
定期回収の利用もおすすめ
地域に密着型の買取店では、月に1～2回の定期回収を行なっている。このようなサービスを利用すると、ユーザがコピー用紙処分を行う余裕がなくても、定期的にオフィスから不要な紙類が消えていく。また処理場が遠方にある場合は、社用車のガソリン代を節約するといった意味でも定期回収サービスを利用した方が良いと言えるだろう。
他の紙類も一緒に売却しよう
一般的な古紙回収業者は、1回10kgで買取可能としている。もしコピー用紙だけで10kgに満たない場合は、自社製品の古いパンフレットやカタログなどを一緒に持ち込みプラス査定を狙うと良いだろう。そんな古紙買取業者の多くは段ボールも大歓迎しているため、コピー用紙の外箱も一緒に売却するのがおすすめだ。
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買取において高額査定を狙っている場合は、少しの金額差であっても命取りとなる。買取金額は市場の動きに左右され、需要が高いタイミングで売ればより価値を高められる。しかしこれを一般人が見極めるのは至難の業。
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まとめ
従来は処分が難しいと考えられていたコピー用紙も、オフィス機器の買取業者が登場したことで比較的簡単に売却可能となった。また近頃では、他業者との差別化を図るために定期回収サービスを行うショップも増えているため、山積みになったコピー用紙の扱いに悩むユーザの想いも解消しやすくなったと考えて良いだろう。そんな古紙買取業者では、封筒や名刺なども回収しているため、社名変更などで全ての封筒などを作り直した場合は「捨てる前に査定依頼をかけてみること」を忘れないようにして欲しい。また印刷済みのコピー用紙でも確実に売れることを意識して扱う習慣をつければ、オフィス内の経費削減も可能になると言えるだろう。
