ロンジンといえば、世界的にも有名なスイスの時計メーカーである。フランスの言葉で「花が咲き乱れ、小川が流れる草原」といったような意味を持つロンジンの時計は、そのメーカーの名前に違わず上品かつ優雅な趣のものが多い。そんなロンジンだが中古買取市場においても高く評価されることが多い。
やはりロンジンの時計は男女問わず憧れる人が多いため、中古市場でもよく売れるのだろう。では、箱無し・保証書無しのロンジンはどうだろうか。購入後から時間が経ち、多くの付属品を無くしてしまったという人も少なくはないはず。
今回はそんな方に向けて箱無し・保証書無し状態であるロンジンの買取相場について調査をしつつ、箱無し・保証書無しのロンジンをより高く買い取ってもらうテクニックやより高く買い取ってくれる買取業者を紹介していきたい。
CONTENTS
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ロンジンとは
箱無し・保証書無しロンジンの買取相場を徹底調査する前にロンジンという時計メーカーについて簡単におさらいしていこう。ロンジンは、1832年にスイス・サンティミエという街で設立された時計メーカーだ。創業者はオーギュスト・アガシで、兄には博物学者として著名なルイ・アガシがいる。
1867年以降、ロンジンが製造した時計にはすべてシリアルナンバーが振られており、それらの時計を持つオーナーに対しては顧客サービスをおこなうなどアフターケアが好評だ代表プロダクトは、ウィームス・ナヴィゲーション・ウォッチやアワーアングル・ウォッチなど、名をあげ出すとキリがないほどに名作ぞろいのブランドである。
近年では、アワーアングル・ウォッチがフランスでおこなわれた「ウォッチ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、世界的にも評価の高い腕時計メーカーだ。
箱無し・保証書無しロンジンの買取相場
さて、ここまでロンジンという時計メーカーについて、大まかに説明をしてきた。次に箱無し・保証書無し ロンジンの買取相場を徹底的に調査していきたい。以下は、買取業者リファスタ(Refasta)における2019年12月時点での箱無し・保証書無しロンジンの買取相場である。
- ・フラックシップ stainless steal-34.8g/7063:1,000~3,500円
- ・Conquest(コンクエスト) 33.6g/4937.10.152:2,100~7,000円
- ・チャールストン スモールセコンド 5231:2,000~8,000円
- ・グランドクラシック stainless steal-12.0g/L4135.4:2,800~10,000円
- ・ラウンドフォルム ダイヤモンド時計/K14WG/585-13.3g:4,900~15,000円
- ・グランドクラシック stainless steal-62.9g/L5.636.4:9,000~16,000円
- ・スクエア L5.173.4:11,000~20,000円
- ・金無垢:12,000~23,000円円
- ・グランドクラシック stainless steal-62.6g/311616:28,000~43,000円
- ・stainless steal-44.9g/L5.174.0:30,000~45,000円
- ・12P ダイヤベゼル K18YG/750-43.2g/25477374:73,000~109,000円
箱無し・保証書無しロンジンの買取相場を見た結果、上記のような結果となった。ちなみに買取相場を参考にしたリファスタはホームページのよくある質問に以下のような文言を掲載している。
基本的に付属品がついていない場合でもお買取させていただきますが、付属品や未使用品であればタグが付いているとさらに高価買取させていただきます。
引用:Q&Aよくある質問|リファスタ[ブランド品・服飾品買取専門サイト](旧:リファウンデーション)
減額というわけではないが、付属品があることで買取価格がアップするということは実質、付属品がなければ買取価格が下がるということであろう。上記で買取相場を記載したロンジンはすべて箱や保証書がないもののため、箱無し・保証書無しロンジンの買取相場を参考にするにはちょうどいいデータである。
より高く買い取ってもらうテクニック
ここまで箱無し・保証書無しロンジンの買取相場について調査をおこなった。たとえロンジンの箱や保証書がなかったとしても、物によっては100,000円以上で買い取ってもらえるということがわかった。しかし、中には「もっと高い買取価格で箱無し・保証書無し ロンジンを売りたい」と感じた方もいたのではないだろうか。
そこで、本コラムでは箱無し・保証書無しのロンジンをより高く買い取ってもらうテクニックを解説していこう。より高く買い取ってほしいという方は、じっくりと目を通してほしい。
いらなくなったらすぐに買取査定に出す
1つ目にご紹介する高価買取を狙うテクニックは、いらなくなったロンジンはすぐに買取査定に出すということである。箱無し・保証書無しロンジンをできるだけ早く買取査定に出してしまった方がいい理由は以下の2点だ。
- ・最新モデルの方が高価買取されやすいから
- ・経年劣化によって痛むと買取査定が減額されるから
上記2つの理由について詳しく見ていこう。
最新モデルの方が高価買取されやすい
中古市場においては、最新モデルのアイテムの方が高い値段で取引されやすい傾向にある。実際、買取業者のなんぼやでは、「新しいモデルほど買取価格は高くなるのでしょうか 」という質問に対する回答を以下のようにホームページに掲載している。
例外はあるものの、基本的には最新モデルのほうが買取価格が高くなる傾向にあります。新型の時計は、発表されてから市場に流通するまでに半年ほどかかるため、発売時期に入手するのが困難です。そのため、市場に流通していない時期であれば、定価の120%ほどで取り引きされるケースも少なくありません。
たしかにロンジンのように需要の高いアイテムは最新モデルの方が市場流通量が少なく、供給が間に合っていない傾向にある。そのためより新しいモデルほど、高く買い取られるというのは当然のこととも言える。
それは箱無し・保証書無しであっても同様である。希少価値が高いうちにロンジンを売ってしまうことで、たとえ箱無し・保証書無しであっても高価買取に繋がる可能性があるため、使用していないのであればすぐに買取査定に出してしまおう。
経年劣化で買取査定が減額される
ロンジンは丈夫な時計ではあるものの経年劣化から免れることはできない。特に管理されている環境が適切でない場合、買取査定額が減額されるほどのダメージを受けてしまう可能性がある。例えば湿度が高い環境に置かれていてカビやサビが発生したり、直射日光を受ける場所に置かれていて変色・変形することも。
また、磁石など磁気を発生する物の近くに置かれていることによって、ムーブメントが故障してしまうというケースもあるのだ。このように故障してしまうと最悪の場合、買取拒否となるため、できるだけ使っていないロンジンは早く売ることをおすすめしたい。
セルフクリーニングで綺麗にしておく
2つ目にご紹介するテクニックは、買取査定前にセルフクリーニングで綺麗にしておくということである。セルフクリーニングとは言ってもそこまで難しいことではなく、綿棒でホコリやや汚れをかき出したり、皮脂・指紋などの汚れを綺麗に除去したりすることのみで構わない。
このようなことを書くと「オーバーホールなどは必要ないのか」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれないが、そこまで費用をかけた整備はしなくてもいい。あくまで自宅でできる範囲で綺麗にしておくだけでも鑑定士からの心象はかなりよくなるはずだ。
買取査定額アップのために査定前のセルフクリーニングを推奨している業者は非常に多い。実際に、買取業者のDan-Sha-Riは、ホームページ上で以下のようなQ&Aを掲載している。
Q:品物はきれいにするべきですか? A.過度なクリーニングは必要ありませんが、ぜひ通常使用ができる程度にお手入れください。査定額アップに繋がる可能性があります。
上記の通り、買取査定時には個人でできるだけでいいので、ロンジンの外観を綺麗にしておくことで、買取査定額アップにつながる可能性があると考えておこう。
できるだけ多くの買取業者へ査定依頼を出す
3つ目の高価買取を狙うテクニックは、できるだけ多くの買取業者へ査定依頼を出すということである。実は買取業者の中でも付属品の有無による買取査定額への影響については、かなり異なるようだ。例えば、以下2つの業者の付属品に対する見解を見てみよう。
ブランディアの付属品に対する見解
「箱や付属品があると査定金額は変わりますか」という質問に対して、以下の回答
A特に変わりません。付属品がなくても査定はできますので、 お気軽にお品物をお送り下さい。
イオシス買取の付属品に対する見解
「査定基準について」という項目で以下の回答
査定品の状態によって買取金額は変動いたします。 傷の有無、付属品の欠品、落ちづらい汚れ等で買取上限金額より減額させていただきます。 未使用品状態の場合も付属品が欠品していることにより、中古品として査定いたしますのでご購入時の付属品を揃えてお申し込みください。
この2業者を比較するだけでも、付属品の有無による買取査定額への影響が異なるということが分かる。ならば、付属品の有無で買取査定額を減額しない買取業者を選ぶことが好ましいはずだ。もし箱無し・保証書無しのロンジンを売るのであれば、その前に買取業者のホームページなどを確認し、付属品の有無で査定額が変わるかどうかを見ておこう。
対象となるキャンペーンを利用する
最後にご紹介する高価買取を狙うテクニックはロイジンが対象となるキャンペーンを利用するということである。ここまで3点の高価買取テクニックをご紹介してきたが、最も確実な方法は箱無し・保証書無しのロンジンでも対象となるキャンペーンを利用して買取査定額をアップさせることだ。
キャンペーンによっては査定額を10〜20%程度アップさせてくれることもあり、特に何もしなくとも高価買取を狙うことができるのだ。例えば買取業者のネットオフは、ブランド時計の買取金額を全て10%アップするキャンペーンをおこなっている(2019年12月時点)。このようなキャンペーンを利用することでお得に買い取ってもらうことができるため、ぜひ利用したい。
箱無し・保証書無しの場合におすすめの業者
最後に箱無し・保証書無しのロンジンの買取査定におすすめの業者について、いくつかご紹介しよう。ぜひ、ロンジンを売るのであれば以下の買取業者を参考にしてみてほしい。
.W watch salon
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
.W watch salonは、大阪・南堀江でブランド時計の買取・委託販売などをおこなっている業者である。無料の出張査定にも対応しており、買取の前の査定などにも対応してくれる。
ちなみに付属品に対してだが、サイト内で特に付属品有無による買取拒否や減額などの記述は見られないため、保証書や箱がないロンジンでも買取に出すことができると考えられる不安な場合は、電話か専用フォームで相談ができるため、利用してみてほしい。
BRAND REVALUE
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「最高水準の査定価格」をポリシーにした買取業者BRAND REVALUE。銀座に本店を構え、多くのブランド品を査定しているため、適切な買取査定が提示できる信頼度の高い買取業者だ。
BRAND REVALUEは、箱・ギャランティーカード・付属品無し・不動品なども買取をおこなっているため、保証書や箱がないロンジンでも安心して買取に出すことができるだろう。
ブランドショップ アバヤ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リピート率98%の顧客満足度を誇る買取業者ブランドショップ アバヤもおすすめだ。札幌に店舗があるこちらの買取業者だが、出張買取・宅配買取にも対応しているため、全国どこからでも利用できる。
他店で買取NGの商品なども買い取ってもらうことができるため、保証書・箱がなくても買取を断られることはなさそうだ。また、他店で安価だったものも倍以上の買取価格が付くこともあるため、1度査定をお願いしてみるのをおすすめしたい。
まとめ
今回は、箱無し・保証書無し状態であるロンジンの買取相場について調査をしつつ、より高く買い取ってもらうテクニックやおすすめの買取業者を紹介してきた。やはり箱や保証書という非常に重要な付属品がないことで買取査定額が減額されてしまう可能性がある。
しかし、人気のあるロンジンだからこそ、それでも高価買取をおこなう業者も多そうだ。もし箱・保証書がなかったとしても買取業者を慎重に選びつつ、買取査定額をアップさせるテクニックを駆使すれば高価買取も狙えるはずだ。ぜひ、諦めずに試行錯誤してほしい。