【2022年最新】ロレックス転売の際に期間はどれぐらい置くべき？何年あける？

高級時計の代名詞ともいえるロレックスは、販売価格も高額であるが中古価格が販売価格を上回ることも珍しくはない。そのため、ロレックスの転売も盛んにおこなわれているのが現状であるが、ロレックスの転売は購入してからどれくらいでおこなうのが良いのであろうか。

本コラムでは、ロレックスを転売する時期などについて解説していく。

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そもそもなぜロレックスの中古価格は高いのか

通常のアイテムは、新品の販売価格が一番高くそれから年月が経過していくと価値が下がるため、中古価格が新品の販売価格を上回ることはまずない。しかしロレックスの場合は、中古価格が新品の販売価格を上回ることも多く、中には新品の販売価格の数倍で販売される中古品もある。

ではなぜロレックスの中古価格は高いのであろうか。それには2つの理由がある。

ロレックスの供給量が需要を満たしていない

まず、ロレックスの供給量が需要を満たしていないことがある。これは、ロレックスが意図的に供給量を抑えているわけではなく、現在の生産設備では、クオリティを保ったまま需要に応えるだけの数量を生産できないためである。長年、ロレックスは価格を維持するために供給を抑えているのではないか、と言われてきたが、2021年にロレックスが声明を発表し、クオリティを維持するために供給量を増やすことができないことが判明したのだ。

このため、正規店を扱う販売店でロレックスの一部人気モデルを購入することはかなり困難となっており、中古市場の価格が高騰したのである。

中古市場におけるロレックスの需要が高まっている

また、そもそも中古市場におけるロレックスの需要が高まっていることも理由として挙げられる。ロレックスの中古価格はもともと上昇傾向にあったが、コロナ禍で外出などができなくなった代わりに高級嗜好品を購入する動きがあり、その影響でロレックスの中古価格も高騰したのである。

投資目的で購入する動きがある

さらに、高級時計を投資目的で購入する人が増えたことも要因となる。高級時計は、年々価値が上がっており、購入してから数年後に売却すれば利益が出る可能性は高い。特にロレックスは知名度も高く安定して利益を見込めるため「ロレックス投資」と呼ばれるほど投資対象として注目度が高いアイテムとなっている。このロレックス投資も、中古価格の高騰の一因と考えていいだろう。

以下のコラムではロレックス投資について解説しているので興味がある場合は参照してほしい。

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ロレックスの転売にリスクはないのか

次に、ロレックスを転売するのにリスクはないのか、という観点で考えてみよう。

ロレックスの転売に法的な問題はない

まず、リスクとして第一に考えなければならないのは法的に問題ないか、ということであるが、ロレックスを転売するだけなら法的には問題はない。私有財産をどのように処分するかの自由は保障されており、ロレックスを転売しても法律に触れることはないのだ。

ただし、ロレックスの転売を継続的におこなうと古物商と見なされる可能性があり、その場合古物営業の許可を受ける必要が出てくる。また、古物商と見なされた場合、利益は事業所得とみなされ、確定申告が必要となる。

ロレックスからのペナルティはない

腕時計を転売してもロレックスにはわからないように思えるが、実は、ロレックスが腕時計を転売されたことを知る機会はある。ロレックスの腕時計にはそれぞれにユニークなシリアルナンバーが刻印されており、正規品を購入した場合は、誰がどのシリアルナンバーの時計を購入したかをロレックスは管理している。そのため腕時計が修理やオーバーホールなどでロレックスに持ち込まれたときに、所有者が異なっていると転売したことがロレックスにバレるのである。

ただ、転売がバレたからといってロレックスから表だったペナルティはないようだ。前述のように私有財産の処分の自由は認められているからである。たが、内部的になんらかの取り決めがある可能性はあり、今後レアモデルなどが購入できない、といったペナルティがある可能性は否定できない。

ロレックスを何年あけて転売すべきか

ロレックスを転売する場合、転売する時期が重要となってくるのであるが、以前であればロレックスの中古価格の価格も緩やかであり、廃盤にでもならない限り中古価格が高騰するようなことはなかった。

しかし、現在は前述のように中古市場の価格の上昇が顕著であり長い期間あけなくても十分利益が出るようになっている。逆に長期間あけると、その間にコロナ禍が収束したりロレックスが供給量を増やしたりして中古市場の価格が下がることも考えられないことではない。

そのため、価格面で何年あけて転売した方がいいとははっきり言えないのが現状と考えられる。

ロレックスを売るタイミングについて

では、ロレックスを売却するタイミングはどのようなときがいいだろうか。ロレックスを売却するタイミングについて解説する。

円安となったとき

ロレックスは言うまでもなく輸入品であるが輸入品の販売価格は為替レートに左右されることが多く、円高になると輸入品の販売価格は安くなり円安になると輸入品の販売価格は高くなる。そして、中古価格と買取価格は販売価格に連動することが多いので、つまり、円安の時はロレックスの売却のタイミングと見なすことができる。

生産終了となったとき

ロレックスは、生産終了となると希少性が増して中古価格が高くなる傾向があり、そして売却のタイミングとなる。そのためロレックスの発表や時計の情報サイトなどを注意深く確認するなどして、生産終了の情報を入手したら売却を検討するのも有効な手段といえる。

販売価格が値上げされたとき

販売価格が値上げられるとその影響で中古価格も上がり、そして買取価格も上昇するのでロレックスの売却のタイミングといえる。近々では、2022年1月1日に価格改定があって人気のステンレスモデルが10％以上の値上げがされた。今回の値上げで中古市場に及ぼす影響はまだはっきりとはわかっていないが、買取価格が今後上昇する可能性も高いと考えられる。

長期的に中古価格の動向を見極めることが大切

円安、生産終了、販売価格の値上げとロレックス売却のタイミングについて解説したが、いずれも発生したからといって直ちに買取価格に影響をおよぼすわけではない。特に為替レートは日々変化しているので、円安になったからといってすぐに買取価格が高くなるわけではなく、影響が出るまで数週間かかることもある。そのため、長期的に中古市場の動向を見極めることが大切で、中古市場の上昇が確認できてから売却を検討した方がいいだろう。

一部人気モデルの購入制限について

ロレックスの転売を考える上で避けては通れない問題がある。それは、ロレックスが一部人気モデルに適用している購入制限である。

ロレックスでは、転売防止のため2019年11月から一部モデルについて購入制限を導入している。その内容は、対象モデルを購入した場合、同一名義で同じモデルを5年購入できないほか、ほかの対象モデルも1年間購入できない、というものだ。ロレックスの転売は、一度だけでも多くの利益を得ることができるが、何度も繰り返すとさらに利益を得ることができる。しかし、この購入制限の導入で対象モデルでは同一モデルを5年間、ほかの対象モデルは1年間転売ができないことになる。

購入制限があるモデルは以下の通りで、いずれも人気が高いSSモデルとなる。

この購入制限の期間中は同一モデルのロレックスを購入できないのであるが、逆にこの購入制限の期間をロレックスを転売するまであける期間とするのも1つの考え方といえるだろう。

ロレックスの売却先について

ロレックスを転売するのであればその売却方法を考えなければならないが、売却方法としては大きく分けて、買取業者に売却する、ネットオークションやフリマアプリで売却する、の2つの方法がある。それぞれの方法の内容とメリット、デメリットについて解説する。

買取業者に売却する

高級時計の代名詞であるロレックスを買取する買取業者は、時計専門の買取業者やブランド全般の買取業者、リサイクルショップなど多数存在する。それらの買取業者にロレックスを売却するのである。

メリット

買取業者に売却するメリットは、手間や時間をかけることなく売却することができ、お金をすぐ取得できる点にある。さらに、店頭に行かなくても宅配買取や出張買取を利用すれば、家から出ることなく売却も可能だ。

デメリット

買取業者での買取価格は、ネットオークションやフリマアプリで売却するのに比べ安くなる可能性は高いといえる。買取業者は、買取したロレックスに人件費や店舗運営費、メンテナンス費用、さらに利益を上乗せして中古品として販売するため、その分買取価格を抑える必要がある。そのため、ネットオークションやフリマアプリより買取価格が安くなってしまうのである。

ネットオークションやフリマアプリに出品して売却する

ヤフオク!に代表されるネットオークションやメルカリなどのフリマアプリにロレックスを出品して売却する方法となる。

メリット

売却代金は、買取業者に売却するより高くなる可能性が高い。ネットオークションであれば入札が重なるとどんどん売却価格が高くなるし、フリマアプリは売却価格を設定できるので自分が希望する価格で売却することができる。経費や利益などのため買取価格を抑えざるを得ない買取業者に比べると売却価格が高くなるのである。

デメリット

ネットオークションやフリマアプリは買取業者に売却するのに比べ時間や手間がかかる場合が多い。ネットオークションやフリマアプリでは入札されてはじめて売却が可能になるのだが、入札されるまでお金は入手できず入札がなければ売却することもできない。

また、価格設定から出品、質問などの対応、落札された場合の発送、クレーム処理などをすべて自分で実施しなければならない。さらに、高額な商品なために、真偽判定などのトラブルになる可能性もある。

以下のコラムではヤフオク!やメリカリでロレックスを出品したときのトラブり事例などを解説しているので参照してほしい。

ヤフオクでロレックスは売りにくい？トラブル事例まとめ

更新日 : 2022/02/08

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どちらを選択すべきか

売却方法として、買取業者に売却する、ネットオークションやフリマアプリで売却する、という2つの方法を解説したが、どちらを選択するかは最終的には本人が何を重視するかによる。すぐにお金がほしい場合や手間や時間をかけたくない場合は買取業者、時間や手間がかかっても高く売りたいならネットオークションやフリマアプリとなるだろう。

おすすめの買取業者について

先に示した2つの売却方法のうち、買取業者に売却する方法に関連しておすすめの買取業者を紹介していく。

銀座のGINZA RASIN

GINZA RASINは、ロレックスをはじめとする高級時計専門店で販売のほか買取、下取りにも対応している。経験豊富なコンシェルジュにより的確な査定がおこなわれるほか、買取をしたロレックスを高額で売却できる豊富なネットワークを世界中に持っていることから、高額での買取が可能となっている。

買取は、店頭買取と宅配買取をおこなっており、査定料、送料、手数料、返送料は無料だ。

買取価格

横浜のロデオドライブ

ロデオドライブは、創業60年を超える老舗の買取業者で、さまざまなアイテムの買取をおこなうブランド品買取専門店だ。長年買取をおこない培った真贋力・査定力・相場力により、買取依頼されたアイテムの価値を見抜き適正な買取価格を提示してくれる。ロレックスについては買取強化アイテムに指定しており、より高額での買取も期待できる。

店頭買取と宅配買取に対応しており、査定料、送料、振込手数料はもちろんのこと、買取キャンセルや返送料も無料となっている。

買取価格

上野のクォーク

クォークは、ロレックス専門店を謳い、新品はもちろんのこと、買取や中古販売、そしてヴィンテージも扱う時計業者だ。専門店として長年ロレックスを扱ってきた知識と経験からどんなモデルでもレアポイントを適正に評価することで高額買取につなげている。さらにロレックス専門の修理会社クラウンマイスターズと専属契約を結んでいるため不動品や破損した状態でも最大限の査定が可能としており、安心して買取を依頼できる。

買取については、店頭買取と宅配買取をおこなっており、査定料や送料、手数料などは無料で対応しているが、一部キャンセル時の返送料については依頼者負担となる。

買取価格

まとめ

ロレックス転売の際の期間などについて解説した。近年のロレックス人気により中古市場は高騰しており、ロレックスを転売するのに何年あければいいのか判断が難しい状況となっている。ただ、ロレックスの買取価格が高騰する時期や販売制限の期間などロレックス転売を判断する材料はいくつかあるので、本コラムなどを参考にロレックスの中古市場などを注意深く観察してロレックスの高額での転売を目指そう。

• 参考サイト
• Rolex が現在の市場における自社製品の品薄状況について公式声明を発表