【MTG】ラヴニカの献身の買取価格を5社徹底比較

世界中で愛好者の多いマジック:ザ・ギャザリングは、長期的な人気を博しているトレーディングカードゲームのひとつであり、発売以降定期的に新作がリリースされている。今回はその中から、2019年に発売されたラヴニカの献身にスポットをあてていく。買取業者5社との比較をおこない、どのカードが高額で買取りされているのかを紹介する。

引用：magi

マジック：ザ・ギャザリングとは

マジック:ザ・ギャザリング(MTG)は、1993年に発売された、世界初のトレーディングカードゲームである。発売当初から話題を呼び、最もよく遊ばれているトレーディングカードゲームとしてギネスに認定されるなど、世界中で愛好者が存在する。MTGの発売を機に次々とトレカが発売され、短期間の間にゲームジャンルの一種として確立された。

また、MTGはトレカの元祖として後発のトレカにも多くの影響を与えている。2002年に日本で発売されたデュエル・マスターズは、MTGの派生商品であり、最も影響を受けた作品のひとつと言える。

基本のルールは一対一のターン制でおこなわれる。60枚以上のカードで構成されたデッキからカードを引いていき、引いたカードで相手を攻撃し、相手のライフを減らしていく。最終的にライフがゼロになるか、山札に引けるカードが無くなった時点で敗北となる。カードは主に土地カードと呪文カードの2種類があり、1枚ごとに専用の効果など特徴がつけられている。

また、MTGは公式で定期的にトーナメントが開催されている。更にトーナメントの中でも世界中のトッププレイヤーが集まるプロツアーは、多くのプレイヤーの憧れであり、優勝者は名誉だけでなく特別な限定カードなどの商品が提供される。

ラヴニカの献身とは

ラヴニカの献身は、2019年1月に発売されたエキスパンション・セットの一つである。ラヴニカを舞台とした、ゲートウォッチとニコル・ボーラスとの最終決戦が描かれる三部作の二作目にあたる。

ボーラスに送り込まれたドビン・バーン、ケイヤ、ドムリ・ラーデがギルドマスターとなっている。ブースターパックは15枚入り、ラヴニカの献身ギルド・キットは５つのギルドのうち１つをテーマにした構築済みデッキで60枚入りセットで発売された。

トレカを高価買取してもらうコツ

MTGを含めトレカは、保存状態によって買取金額に大きく差が出てしまう。専門店が買取金額をホームページ上にて表示してある場合、トレカが美品であることを前提とした値段である。そのため、少しでも折れや傷、汚れなどがあると買取り金額が大きく下回り、状態が悪ければ最悪の場合買取不可となってしまう。普段からカードの取り扱いには注意をしておくと良いだろう。

少しでもいい状態で保存しておくためには、カードケースやバインダーを使用すると良い。ゲーム内で使用するカードはカードケース、貴重なカードでコレクション用に取っておきたい場合にはバインダーを使用するなど使い分けも重要である。

トレカを綺麗な状態で保管しておくためには、保管場所にも注意が必要である。カードは高温多湿に弱く、湿度の高い場所に晒されてしまうと、カードの反りや変色の原因となってしまうため、なるべく湿度の低い暗所に保管すると良い。更に湿度が気になるのであれば、カードの周囲に除湿剤を使用するのも方法の一つである。

他にもトレカは単体で売るよりも、まとめ売りを利用する方が高額での買取りを期待できる。トレカ専門業者の中には、一度の取引で大量の貴重なカードを仕入れることができるため、定期的にまとめ売りキャンペーンをおこなっている場合がある。

まとめ売り以外にも業者によっては一部の商品の買取金額アップキャンペーンや期間限定で買取り金額がアップするキャンペーンを定期的におこなうこともある。こまめにチェックしておくと良いだろう。

無料見積もりは複数の業者でおこなう

多くの専門業者では無料にて見積もりをおこなっている。見積もりを依頼する際には同時に複数の業者を利用すると良い。複数の業者に見積もりを依頼することで、現在持っているトレカの価格相場を理解することに繋がり、一番高い買取り価格の業者を利用することで賢くカードを売ることが可能である。

業者によっては店頭買取、店頭での見積もりのみ対応している場所もある。そのため、まずはインターネットなどで簡単に見積もりを申し込める業者に依頼することが重要である。

5社の買取価格を比較

では、実際に専門業者5社の買取価格を紹介していく。ラヴニカの献身の中でも買取価格が高かったものが、神話レアのハイドロイド混成体やレアの繁殖池であった。どちらのカードも買取金額は1,000円以上であり、特にハイドロイド混成体は2,000円の高値で買取りされている。

駿河屋

1件目は駿河屋である。トレーディングカードだけでなく、アニメに関連するグッズを多く取り扱っているホビーショップだ。駿河屋で一番買取金額が高かったカードが、神話レアのハイドロイド混成体(フォイルカード)の2,750円であった。次いで神話レアのハイドロイド混成体が2,400円、神話レアのオルゾフの簒奪者、ケイヤ(フォイルカード)が2,000円と、2,000円を超える高額買取が3枚であった。

他にも1,000円を超えるカードはレアの神無き祭殿(フォイルカード)の1,500円を中心に8枚が確認された。高価買取が期待できるカードの種類が多いため、候補として検討したい。

晴れる屋

2件目はMTGを専門に取り扱っている晴れる屋である。ネットでの買取と店舗での買取の2種類の方法を選ぶことができ、オンラインショップでは貴重なレアカードを購入することも可能である。一番高価な買取金額だったのは神話レアのハイドロイド混成体の2,800円であった。フォイルカードも同様の価格である。

次いで高価買取であったカードがレアの繁殖池の1,500円である。フォイルカードは1,300円であった。他にもレアの神聖なる泉の1,200円など、1,000円以上の買取金額になるカードが多数あった。MTGの専門店でもあるため、高価買取を期待するなら利用を検討すると良いだろう。

シングルスター

3件目に紹介するはシングルスターである。トレーディングカードを専門に扱っており取り扱う種類も豊富な為、MTG以外のトレカも売りたいときには候補となるだろう。

一番高価な買取金額であったのが神話レアのハイドロイド混成体の2,600円である。次いで買取金額が高いのがレアの繁殖池の1,300円であった。1,000円を超えるトレカは上記の2枚であるが、他のトレカでは1万円を超える高価買取のトレカも存在しているため、手持ちのカードによっては利用を検討したい。

Nageya

4件目はMTG買取と通販専門店のNageyaである。一番高価な買取金額が神話レアのハイドロイド混成体の2,700円で、次いで繁殖池が1,200円であった。1,000円を超えるカードは2枚であるが、買取可能なカードの種類は多いため、多くのカードをまとめ売りしたい際には検討の余地がある。

ENNDALGAMES

5件目に紹介するのがトレカ専門店のENNDALGAMESである。トレーディングカードだけでなくスリーブやプレイマットなどの関連商品も取り扱っている。一番高価な買取金額がハイドロイド混成体の2,200円で繁殖池の1,200円、神聖なる泉と踏み鳴らされる地の1,000円の3枚が1,000円を超える買取金額であった。

オークションサイトでの価格相場

MGTなどのトレーディングカードは、ヤフーオークション(ヤフオク)や楽天オークション(楽オク)などのオークションサイトでも取引がされている。例えば、ヤフーオークションではハイドロイド混成体が1枚3,200円や3,180円などで出品されている。

ただし、確認した時点での入札件数はゼロであったため、必ずしも落札されるとは限らないことを頭に入れておきたい。単体だけでなく、複数枚セットでの出品も見られたが、こちらも同様に入札はゼロであった。

フリマサイトでの価格相場

ヤフオクなどのオークションサイト以外にも、メルカリやラクマなどのフリマサイトでもラヴニカの献身の出品が見られる。メルカリでは、ハイドロイド混成体が1枚3,333円や4,200円、また3枚セットで1万円や2枚で6,400円など、複数枚の出品も確認された。繁殖池も1枚1,600円から1,900円と高価な金額での取引が見られる。

上手く利用することができれば高値でカードを売ることも可能だ。ただし、取り引きの際の連絡のやり取りは当人同士でおこなわなければならず、配送や梱包などの準備も全て自分でおこなうため手間がかかってしまう。また、個人でのやり取りのため何かしらのトラブルに発展した場合に、自分たちで解決しなければいけないなど利用する際には注意も必要である。

他にもメルカリなどのフリマサイトはトレカ以外の商品も数多く出品されている。そのためトレカの買取相場を知らない利用者も多く、相場よりも大幅に安い金額での値引き交渉をされる可能性もあるため、利用の前にはトレカの買取相場を確認しておくのが望ましい。

梱包作業が重要

実際にオークションサイトやフリマサイトでトレカが売れた場合、取引相手にカードを発送することになるが、その際に一番重要なことは梱包を丁寧におこなうことである。トレカの場合はまず雨対策をしっかりとおこなう。配送中にカードが折れたり擦れてしまうのを防ぐ為まずは100均などで売っているカードケースを利用すると良いだろう。

カードケースに入れた後は雨が降っても濡れないよう、ビニール製の袋などに入れてから封筒などで送るようにする。個人間でのやり取りとなるため、余計なトラブルに発展しないよう梱包はできる限り丁寧におこなうよう心掛けなくてはならない。

トレカ専門のフリマサイトを利用する

フリマサイトには、magi.campのようにトレーディングカードを専門に取り扱うサイトも存在する。例えば、繁殖池が1枚1,500円、神聖なる泉のフォイルカードが1枚1,500円など高額で取引されている。他にもまとめ売りでの取引なども見られる。

トレカごとに細かく分類されており、キーワード検索もできるため自分の目あてのカードを探しやすいといった特徴が挙げられる。また、トレカを専門に扱っているため、自分の手持ちのカードの買い取り相場を知ることも可能だ。

トレカ専門フリマサイトmagiはこちら

まとめ

今回5件の専門業者での買取金額の紹介と比較をおこなったが、それぞれの業者ごとに買取金額や取り扱っているカードに特徴が見られた。駿河屋や晴れる屋は高額での買取が期待できるが、他の業者においても取扱いカードの種類の多さや、買取方法の種類など利用のしやすい業者も見られた。また、トレカ専門のフリマサイトなどトレカを高額で売る方法はいろいろとあるため、金額だけでなく自分の利用しやすい方法を選ぶことが重要である。