新しい家に引っ越すとなれば、うれしいことばかりでは済まない。大型家具や家電製品もともに移動となれば、信頼できる引越し業者を探して、訪問してもらって相見積もりをとって……と、安くそして安全に荷物を運んでもらえる業者を探し出すのもひと苦労だ。
しかも多数ある引越し業者のうち、どの業者なら安くて安全に運んでくれるのかは、結局のところよくわからないから余計に悩んでしまいがち。あまりにも安い価格を提示されても信用できないし、何より、どの業者が丁寧に運んでくれるのかは、まったく見当がつかないからだ。
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都心部で業績を伸ばすアップル引越しセンター
そうなると、やはりCM等で有名な引越し業者を選びがちになるのは、ある意味仕方がない現象と言える。大手ならサービスもしっかりしているだろうからと、多少価格が高くついてもお願いしてしまうからだ。実際2015年の統計では、引越し業界は最大手の4社(サカイ引越センター、アートコーポレーション、日本通運、ヤマト運輸)がシェアの7割を占めているという。
メインターゲットは都会の単身者
そんな引越し業界にあって、メインターゲットを都心に住む単身者におき、2006年の創業以来、引越し実績が10年で10万件を突破するなど、平均成長率136%と右肩上がりで業績を伸ばしている企業がある。それが「アップル引越しセンター」(東京都中央区)だ。
実際、前述の統計によれば、引越し業界全体の市場規模は景気停滞の影響もあって以前より縮小しているものの、都心部では単身者が増えており、彼らの流入や移動が活発に行われている。同社は早い段階から都会の単身層に目をつけ、SNSを駆使しつつ口コミで自社サービスを広げてきた。
引用:https://www.apple-hikkoshi.co.jp/
単身者向けスマホ引越し予約システムもスタート
この9月には、約100万件の引越し見積り実績を元にした、1K・1LDKの引越しに特化した、業界初の単身者向けスマホ引越し予約システム「ラクニコス」がスタート。ビッグデータを活用し、訪問不要のうえに、「料金は●●円より」という曖昧な見積もり金額提示を排除した「確定金額提示」という、業界の常識を覆すサービスを展開。冒頭で述べたような「引越しで感じがちな面倒くささ」をなくし、忙しい単身者のニーズを確実にとらえている。詳しくは後述する。
ニーズの高い不用品“買い取り”サービスを実施
「ラクニコス」だけでなく、同社の実施する単身者向け引越しシステムのうち、見逃せないサービスの1つが、引越し時の「不用品買い取りサービス」だ。引越しを機に、大型家電や家具を買い替えたりした経験を持つ人も多いことだろう。その際、それまで使っていた家電などをいかに処分するかは、悩みの種の1つでもある。
ただし、「不要品引き取りサービス」なら、他の業者でも有料で実施している。アップル引越しセンターの場合は、ひと味違うことにお気づきだろうか。彼らが実施しているのは、「買い取りサービス」なのだ。
引越し業者がお金を払ってくれるサービス
「アップル引越しセンター」は、大手リサイクル会社とタイアップすることで、自社で不用品の「買い取り」を実施しているのが、新しいポイントだ。買い取りの対象となるのは、家具や家電といった大型商品から、本やCD、ブランド食器といった小型商品までと、非常に幅広くカバーしている。基本的には、同社がその価値を認める製品であれば、実際の買い取り業者と同じように買い取ってもらえるはず。
そして、「買い取り」サービスである以上は、当然その対価が顧客に支払われることになる。引越し業者がお金を払ってくれるサービスは、あまり聞いたことがない。多少なりとも引越し費用が軽減されることにもつながり、ユーザーにとっても非常に好ましいサービスとなっていることは間違いない。
不用品処分費用がゼロで済む可能性
買取金額がつかない製品の場合は、同社が責任を持って廃棄処分を行うという。家電製品なども、法令に則った適切な処理を行う以上は、その部分で多少の費用がかかってしまうのはしようがない。それでもうまく中古商品を買い取ってもらうことができたら、その差額によって、ユーザーは格安価格にて不用品を減らすことが可能。うまくいけば、買い取り価格によっては、処分費用はゼロで済むことになる。引越全体の予算を、少しでも安く抑えたいという人にとっては、ぜひとも利用したいサービスである。
およそ4分の1のユーザーが利用
同社は、直近の1年間(2016年8月~2017年7月)でおよそ19,000件の引越しを手掛けたが、そのうちおよそ5000件で不用品の買い取り・引き取りを実施したとのこと。現状ではおよそ4分の1のユーザーが、買い取りサービスを利用したことになる。
ユーザーにとっては、買取業者に自身で持って行ったり、郵送買取のために梱包などをする手間が省けるわけで、何かと忙しい単身者のニーズをとらえていることは確実で、今後もますます利用者が広がっていくことが予想される。さらに言えば、普段は買い取りに出したりしたことがない人が、思わぬ高値査定を経験することにより、リユース市場に目を向けるきっかけにもなりうるだけに、あるいは買取業者と引越し業者の提携が進んでいくことも考えられる。
「引越しを通じて笑顔あふれる世の中に」
アップル引越しセンターとは、「引越しを通じてひとつでも多くの笑顔を生み出し、笑顔あふれる世の中にすること」を理念に引越しサービスを展開する、株式会社アップルの引越しサービスの名称だ。
社長が21歳の時にトラック1台で設立
社長の文字放想(もんじ・ゆきお)氏は、14歳の時から引越しのアルバイトを始め、数々の会社でアルバイトを経験した後、21歳の時にトラック1台で同社を設立。以来、地道なサービス改善とITを駆使したユーザー拡大策の両輪に加え、「引越しダンボール広告」や、今回のような「買い取りサービス」といった、既存の概念にとらわれないアイデアを次々に実行することで、着実にその業績を高め、特に首都圏において知名度を高めてきた。
引き続き単身者向けサービスを充実させていく
もともとは大手と住み分けを図るための単身者狙いであり、それが奏功した結果として現在があるという面もあるものの、引き続き単身者向けサービスを充実させていくことでユーザーを広げていけば、彼らがその後家庭を持った後でも、再度利用されやすいという狙いもあるという。その意味でも、便利な「買い取りサービス」の充実は、今後のユーザーの拡大に欠かせないサービスの1つとなりそうだ。
首都圏に強い
アップル引越センターは東京圏を中心にした引っ越しサービスを多く取り扱っている。エリア別の実績で見てみると、東京都が58.7%、神奈川県での19.2%、千葉県での11.9%、埼玉県の8.7%、となっている。その他の地域には関西圏もあるが、関東圏も含まれている。ほとんどが関東圏と思って間違いないだろう。
東京圏の引っ越し実績の多さから、東京圏での引っ越しにおいて非常に信頼度の高い業者なのだ。
ラクニコス
前述した予約システムのラクニコスについて詳しく説明する。約100万件の引っ越し見積もりをもとにしたビッグデータを活用したもので、データの入力によって確定金額を算出するというものだ。
ビッグデータを活用して、おおよその見積金額ではなく、確定金額を算出するため、予算の都合の確認がきちんと行えるというのが、非常に人気のポイントとなっている。ビックデータを活用するという方式から確実性を高めているので、簡単に利用できながらも、信頼度の高い計算を誇っている。
センターコントロール
センターコントロール方式を利用して引っ越しの配車を行っている。センターコントロール方式とは、引っ越し情報を本社に集め、そこで配車や人員の配置を行うというものだ。
大手の引っ越し会社では、支店での管理となっているところがほとんどだ。支店内での管理となっているので、移動距離や時間も支店内でのやりくりとなるので、別支店の方が近い場合でも遠い場所まで業務に行かなければならない、といったロスが発生している。支店内でのやりくりのために発生しているものだ。
そのようなロスを発生させないためにセンターコントロールよって、管理を行っている。これによって各支店での事務作業や移動時間の削減を図り、人件費も削減できる。そのためサービスの質も向上し、さらなる顧客満足度の高いサービスを行えているのだ。
簡単な見積もりと予約
単身者向けの引っ越しを多く提案しているため、隙間時間に簡単にできる見積もりと予約が用意されている。上記でも紹介したラクニコスを利用した見積もり予約システムだ。
まずは見積もりだ。ウェブや電話で見積もりをすることができる。単身者でも広い部屋の場合には訪問見積もりが必要となる場合があるが、一般的な単身者向けの広さの家なら問題ないだろう。
ウェブでの見積もりの場合ホームページから簡単に行える。現在の住所、間取り、引っ越し人数、建物の種類、建物の階数と自分の入居階数、などを入力し、新住居の情報も入力する。車が近くに置けるかどうかなどの情報も必要になってくる。
他にも運ぶ荷物のリストをホームページで作成し、段ボール箱の必要数を入力する。箱詰め、箱開けの有無やエアコンの設置、ウォシュレットの設置などのオプションを付けるかどうか確認する。また、洗濯機、大型家具、照明などの設置や解体は無料オプションとしてついてくるのでお得だ。
データを入力したら予約日を決める。日程と料金が一緒に表示されるので非常に見やすい。日によって安い日や午前午後でも値段が変わってくるので、自分のニーズに合った安い日を探そう。そこからそのまま予約まで行える。
筆者が実際に見積もりを行ってみたが、10分ほどですべてが完了した。簡単にすることができることがわかった。簡単に時間もかからず行えるので、一度見積もりをしてみるといいだろう。
まとめ
大手の隙間を狙った単身者向けの引っ越しサービスで成長したアップル引越センター。様々なサービスやシステムを利用してさらに満足度の高い引っ越しサービスを行っている。 簡単な見積もりと予約で、忙しい人にも利用しやすいので、単身者の首都圏での引っ越しはこのアップル引越センターに任せるのがいいだろう。