知る人ぞ知るウイスキーの名産地、アイラ島。アイラ島のウイスキーはアイラ・モルトと呼ばれている。アイラ・モルトは独特の複雑な味わいと磯のような香りが特徴の島ならではのウイスキーとなっている。
今回はそんなアイラ・モルトの中からアードベッグのダーク・コーヴというウイスキーに焦点を当てて、買取相場・査定情報を調べていく。ダーク・コーヴの売却を考えている方は参考にしてほしい。
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アードベッグとは
アードベッグは1815年に設立された小さな蒸留所だ。アードベッグ蒸留所は数奇な運命をたどった蒸留所として知られており、何度もつぶれたり買収されたウイスキー蒸留所として知られている。
アードベッグ蒸留所の歴史
アードベッグ蒸留所はマクダガル家によって受け継がれてきたが、1970年にはカナディアン・クラブで知られているカナダのウイスキー会社によって買収されてしまう。それから11年後の1981年には、なんと操業を停止してしまう。しかし、1989年には操業を再開し、次はウイスキーやワインを取り扱うイギリスの会社によって買収される。
その後、もう1度操業停止したのちにグレンモーレンジというシングルモルトウイスキーの会社によって買収される。そして2000年代にはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)に買収される形となった。ここまで買収が繰り返されたのはアードベッグ蒸留所が優れた蒸留所であったためだ。
また、現在アードベッグ蒸留所を傘下に置いているLVMHは経営が非常に優れており、LVMHの力もあって今までアードベッグ蒸留所が続いてきたといっても過言ではない。
アードベッグ・ダーク・ホーヴの特徴
アードベッグ蒸留所の滑らかな味わいや喉通りを支えているのはアードベッグ周辺の湖にある。ウーガダール湖がウイスキーに滑らかな質感を与えており、アードベッグのウイスキーに独特の味わいをもたらしている。アードベッグ蒸留所はなめらかな味わいを維持しつつもスモーキーなウイスキーを作っている。
今回紹介するアードベッグ・ダーク・ホーヴもアードベッグ蒸留所が作った限定品だ。毎年Ardbeg dayという日が定められており、その日に発売される限定のウイスキーとなっている。香りはシェリー、プルーン、ベリージャムなどの果実系と強いピトーを使った独特の香りだ。
そんなアードベッグ・ダーク・ホーヴの味わいはジャムやドライフルーツのまったりとした甘みにコーヒーのような渋味を足した味わいとなっている。アードベッグ・ダーク・ホーヴはウイスキー好きから人気の高いウイスキーなので発売してすぐに完売してしまう。そのため、中古市場でも買取価格は高いウイスキーとなっている。
アードベッグ・ダーク・ホーヴの買取相場
アードベッグ蒸留所はウイスキー好きからの評価が高い人気の蒸留所だ。また、そのアードベッグ蒸留所で作り出される独特で高品質なウイスキーも買取価格は高い。中でも、アードベッグ・ダーク・ホーヴは限定品であり、ウイスキー愛好家からの人気が格段に高いものになっている。
日本でも発売されており、2016年5月27日に六本木で購入できた。そのアードベッグ・ダーク・ホーヴもすぐ完売したため、日本の中古市場でも人気のウイスキーなのだ。アードベッグ蒸留所のウイスキーはスモーキーさでよく知られているウイスキーで、人によって好き嫌いが分かれるウイスキーだ。
しかし、アードベッグ・ダーク・ホーヴは持ち前のスモーキーさを押さえたウイスキーとなっており、今までのアードベッグ蒸留所のウイスキーと比べると飲みやすい酒に仕上がっている。有名なアードベッグ10年を超える飲みやすさと一方で残っているスパイスのチクりとする刺激が非常に人気だ。
そんなアードベッグ・ダーク・ホーヴの買取相場は10,000円前後となっている。アードベッグ21年やアードベッグ25年と比べるとやや安く感じるが妥当な価格と言える。なお、オークションサイトでの買取相場は20,000円前後となっており、買取業者より高めの買取相場となっている。
なお、アードベッグ21年やアードベッグ25年がなぜ高いかというと流通量にある。アードベッグ21年やアードベッグ25年は傑作として名高い上、市場流通量が少ないお酒だ。そのため、買取相場が他のアードベッグより高くなっている。
アードベッグ・ダーク・ホーヴの査定情報
アードベッグ蒸留所のウイスキーはウイスキー愛好家からの人気が高く、どのお酒も買取価格が高いということがわかった。そんな買取価格が高いアードベッグ蒸留所のお酒でも査定額が相場より大きく低く査定されるケースがある。なぜ買取相場が高いお酒でも相場から大きく外れた価格で買い取られるのか。
これは査定ポイントを押さえていないことに原因がある。買取業者ごとにいくつか査定ポイントがあり、これに沿って買取価格が減産されていくのだ。例えばボトルが汚い製品や箱などの付属品がない製品の買取価格が下がってしまうのはこのためだ。お酒を売る際には査定ポイントをいくつか押さえて売るようにしよう。
今回は査定ポイントを知らない方のためにいくつか査定ポイントや耳寄りな査定情報を紹介していく。アードベッグ蒸留所のウイスキーを売却しようと考えている方はぜひ目を通しておこう。
同じ蒸留所のものでも買取価格が大きく違う
アードベッグ蒸留所のウイスキーも種類によって数万円ほど買取価格が違うケースがある。これはなぜだろうか。お酒の市場流通量や人気によって買取価格が違うからだ。例えば全く市場に出回らないお酒か市場にたくさん出回っているお酒、どちらに希少価値がつくか考えていただきたい。間違えなく市場に全く出回らないお酒の方が希少価値があるだろう。
これは中古市場のほとんどに言えることだが、希少価値が高いものほど需要が高く供給が低いため、買取価格が普通より大きく上がりやすい。人気なのに滅多に出回らないということは欲しい人はいくらでもお金を出すからだ。そのため、定価より高い価格で売られていても必ず売れる。それゆえ、希少価値の高いお酒は買取価格が高くなるのだ。人気が高いお酒も同様にたくさんの人が欲しがっているために価格が高くなるし、買取業者も在庫が欲しいから買取を強化する。このように同じメーカーのお酒でも種類によって買取価格が上下することを頭に入れておこう。お酒をたくさん持っている方は特に注意しておいてほしい。
時期によって買取価格が変わる
ウイスキーはいつ売っても一緒と思っている方も中にはいるかもしれない。しかし、これは大きな間違いだ。ウイスキーは時期によって大きく買取価格が違う。これは中古市場ではよくあることだが、突然ブームが訪れて買取価格が上がったり、逆に人気だったお酒が人気の低下により買取価格が下がることがあるのだ。
実際に例をあげるならファミコンが分かりやすいだろう。昔は数千円で買うことができたゲームソフトや新品のファミコンのゲーム機も現在は新品であれば数万~数十万円の価格で取引される。なぜこのような現象が起きるかというと生産完了した商品などはレアものとして扱われプレミア価格で取引されるようになるからだ。
つまり、アードベッグ蒸留所のお酒にも同じことが言える。現在は数万円ほどで買い取られることが多いが、スモーキーなウイスキーが流行れば10万円~数十万円で取引されることになるかもしれない。逆にウイスキーの人気が下がり、アードベッグ蒸留所の価値が落ちてしまえば買取価格は数万円から1万円以下に落ち込んでしまうことが考えられる。
何が言いたいかというとお酒は時期によって買取価格が異なるため、自分のココだと思うタイミングで売ることが重要になってくるということだ。これには相場の理解や勘が必要になってくる。今持っているお酒はこの先買取価格が上がる見込みがあるか、きちんと考えてから売るようにしよう。この先、買取価格が上がる見込みはないなと判断した場合は早々に売ってしまうのが良いだろう。
ボトルをキレイにする
お酒を売る際に意外と忘れがちなのがボトルをキレイにすることだ。ボトルのキレイさは査定に直結するものであり、万が一ボトルが汚かった場合は買取価格が確実に下がる。特に何年間も放置していたお酒の場合、ホコリや汚れが付着している場合が多い。
もしお酒にホコリや汚れが付着していた際は柔らかい布で優しく拭いてホコリ・汚れを落とすようにしよう。ボトルをキレイにする際に気を付けてほしいのがラベルの剥がれだ。お酒のラベルはお酒を証明する重要なもので、剥がれたりしていると買取価格を下げかねない。
また、長期間しているお酒の場合は経年劣化でお酒のラベルが柔らかくなっている場合もある。お酒のラベルを拭く際には剥がれないように拭こう。
付属品をつけよう
お酒を買ったとき、箱やギャランティカードなどいくつか付属品が付いてくる。これらを付属させて売らないと付属品欠品となってしまい、買取価格が大きく下がる。なぜ付属品が重要なのかと言うと中古市場は新品に近ければ近いほど買取価格が高くなるからだ。
買取業者は商品を買い取ったのちに独自の販売ルートで再販するようになっている。つまりお客様から買い取った商品を別の顧客に販売ルートを通して売るのだ。消費者から消費者へと商品が渡るようなモデルになっているため、新品に近いほど買取価格が高い。
特にギャランティカードはお酒によってついている場合とついていない場合があるが、お酒を本物と証明する上で重要なカードだ。もし購入時に付属していた場合は必ず捨てずに売る際につけるようにしよう。
また、付属品はフリマアプリやオークションサイトで売る際にも重要になってくる。なぜなら利用者はできるだけキレイで新品に近いものを欲しいからだ。特に新品同様とされる商品は売れやすく取引価格も高くなりやすい。そのため、フリマアプリ・オークションサイトを利用する場合には付属品を完備させるように心がけよう。
売却先別のメリット・デメリット
昔はお酒やブランド品を売るときには必ずリサイクルショップか買取業者のどちらかに持っていったものだ。しかし、最近はフリマアプリやオークションサイトの登場により中古市場も変わってきている。
買取業者かフリマアプリ・オークションサイトのどちらを利用するべきなのだろうか。答えはケースバイケースで商品や自分の状況によって変わってくる。それぞれのメリット・デメリットを解説しておこう。
買取業者
まずは買取業者だ。買取業者はフリマアプリやオークションサイトでしなければいけない出品~発送までをすべておこなってくれる上、すぐにお金になるというメリットがある。
その反面で買取業者はフリマアプリやオークションサイトに比べて仲介業者が多い。販売ルートを利用する際にさまざまな仲介業者を通るので経費が発生してしまうのだ。
フリマアプリ・オークションサイトで売るのと比べて買取業者の買取価格が低くなるのはこのためと言えるだろう。しかし、最近は仲介業者を極限まで減らした買取業者もある。そのような買取業者の場合は買取価格がフリマアプリ・オークションサイトと変わらないので非常に楽でお得だ。
フリマアプリ・オークションサイト
フリマアプリ・オークションサイトは売りたい人が買いたい人に直接モノを売れるようになっている。仲介業者をほぼ存在しないため買取価格は買取業者と比べると高めだ。一方でデメリットは出品から梱包まで取引を全て自分でおこなわなくてはならない点だ。
また、良くない買い手に遭遇した場合は発送直前でキャンセルされてしまったりやや面倒ではある。買取価格が高いという点では非常に便利であるため、出品~発送まで自分でおこなえる方はフリマアプリやオークションサイトを利用すべきだろう。
買取業者を利用するのが不安な方はフリマアプリやオークションサイトの相場と買取業者の相場を照らし合わせて考えると良いだろう。
おすすめの買取業者
アードベッグ蒸留所のウイスキーはウイスキー愛好家から人気があり、査定ポイントを押さえることで高く売ることができることがわかった。いざ買取をしようとなったとき、一番迷うのが買取業者選びだろう。お酒の買取業者は大量にあるため、どの買取業者が信頼できるのか迷うのも無理はない。
また、買取業者選びを間違えてしまうと買取価格が大きく下がってしまい、結果的に損してしまうケースもある。今回は独自にサーチした買取業者からおすすめの買取業者をピックアップして紹介していく。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品からお酒まで幅広い買取をおこなっている買取業者の最大手、大黒屋。大黒屋は古くから買取業者をおこなっており、長年蓄積された知識と実績から安心して買取を申し込むことができる。もちろんお酒の買取にも非常に力を入れており、買取価格が高いことでも知られている。
また、大黒屋はお酒のオンライン査定をしていることでも有名だ。大黒屋のオンライン査定とは、オンライン査定フォームに売りたいお酒の名前を入力するだけで買取価格が分かってしまうという非常に便利な機能だ。
実際にアードベッグ ダーク・コーヴと入力してみたところ、10,000円と表示された。たった数秒で大まかな査定額が分かってしまうのだ。なお、実際の買取価格は直接査定員に見てもらわないと分からないため、大まかな買取価格であって実際の買取価格とはやや異なることを把握しておこう。
- 会社名
- 株式会社 大黒屋
- 本社所在地
- 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号 丸の内センタービルディング7F
- 営業時間
- 店舗による
- 定休日
- 年中無休
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
同業他社とは違う独自の販売ルートを持っていることがウリの買取業者、ファイブニーズ。優れた買取実績と豊富な知識を持っている査定員が多く在籍していることが有名だ。ファイブニーズはお酒の買取のみを専門としておこなっており、専門性が高いためその分買取価格も力を入れている。
ファイブニーズの特徴は独自の販売ルートにある。普通は仲介業者をたくさん経由するため、経費がかかり買取価格が下がってしまうケースがある。しかしファイブニーズは迅速かつ仲介業者を少なくして売る独自の販売ルートを展開しているため、コストが削減されその削減されたコストが買取価格として還元されているのだ。
また、ファイブニーズはお酒のまとめ売りにも対応しており、まとめ売りをした場合には通常より高い価格で買い取られるようになっている。売りたいお酒がたくさんある場合にはぜひファイブニーズでまとめ売りするようにしよう。
なお買取方法は店頭買取・出張買取・宅配買取の3種類になっている。自宅の近くに店舗がある方は店頭買取、自宅の近くに店舗が無い方は出張買取・宅配買取を利用するようにしよう。
- 会社名
- 株式会社ファイブニーズ
- 本社所在地
- 東京都墨田区太平4-13-2 太平サクラビル3F
- 営業時間
- 19:00~21:00
- 定休日
- 年中無休
まとめ
アードベッグ・ダーク・コーヴは2016年に限定発売されたウイスキーであり、中古市場でも取引されているお酒だ。他のウイスキーと比べて人気が高い上、買取価格も10,000円前後と高い。しかし査定ポイントをいいくつかおさえておかないと買取価格が大きく下がってしまうので、売却を考えている方は査定ポイントに気をつけよう。
今回はおすすめの買取業者も紹介した。どの買取業者に査定を申し込むべきか迷っている方はおすすめの買取業者を参考にして査定を申し込んでみよう。