オーデマピゲといえば、「パテックフィリップ」や「ヴァシュロン・コンスタンタン」と比肩する「世界三大高級時計メーカー」として非常に有名である。スイス・レマン湖地方をルーツとするオーデマピゲは長い年月を掛けながら、究極とも言える品質の時計を作り上げてきた。
そのオーデマピゲの中でも特に世界中から支持されるのがオーデマピゲ ロイヤルオークモデルである。ロイヤルオークモデルは、オーデマピゲの歴史の中に常に存在してきた。
今回はそんなオーデマピゲ ロイヤルオーク15300STの買取価格を5つの業者ごとに比較しつつ、より高く買い取ってもらうコツやオーデマピゲ社について詳しく見ていくこととする。
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オーデマピゲとは
オーデマピゲ ロイヤルオーク15300STの買取価格比較をおこなう前に、まずはオーデマピゲという腕時計メーカーについて詳しく見ていきたい。オーデマピゲの魅力に触れることによって、ロイヤルオーク15300STの高い市場価値がご理解いただけるはずである。それでは早速見ていこう。
オーデマピゲとジュウ渓谷
ジュウ渓谷とは、オーデマピゲが誕生した土地であり、スイスの高品質な時計制作の中心地ともなっている言わば高級時計の故郷である。ジュウ渓谷は、スイス・ジュネーヴ北部にあるジュラ山脈を周囲に拝し、冬季には厳しく美しい雪山があたり一帯を包む非常に美麗な岩地だ。
スイス高級時計の歴史に触れるとき、多くの人は「なぜジュウ渓谷を中心にスイス時計が発展したのか」という疑問を抱く。その答えはジュウ渓谷の豊富な天然資源だ。鉄鉱石をはらんだ岩石や自然豊かな森・川・氷。これらの自然に育まれ、スイス高級時計は発展してきたのである。オーデマピゲは、そんなスイス時計を代表するジュウ渓谷産の時計だと言える。
現地の人々から畏敬を向けられるジュウ渓谷には、いまだに豊かな自然が残されている。昼には輝く雪化粧。夜には肌をつくように澄んだ空気。ふと夜を見上げるとプラネタリウム顔負けの星空を眺めることに気づく。スイスの時計職人たちは、この夜空を眺めながら天文学に基づく時計のメカニズムを作り上げてきたのである。
オーデマピゲの歴史
オーデマピゲの創業者1世代目はジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲの2人である。すでにジュウ渓谷の優れた時計職人であった2人は、1875年に時計工房を立ち上げたのだ。2人の得意とする時計技術は数多あるが、特筆するとすれば「クロノグラフ」や「アストロノミカル・コンプリケーション」である。
2人の職人は黙々とスイス時計を作り続け、1882年~1892年の現存する記録では1,500本もの時計を完成させた。そのうち1,000本ほどの時計には1つ~2つ以上のコンプリケーション(機構)を実装していたというのだから驚きだ。
オーデマピゲの成長
ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲが立ち上げた初めての時計工房には、付近の湖から引水できるように設計された井戸が置かれていた。2人で始めたオーデマピゲは、1950年代になると50人程度の規模に膨らみ、その20年後には100人を超えていたという。
1950年代初頭にはオーデマピゲにモデル概念が導入されており、作られる時計のすべてが唯一無二のユニークピース。それは世界中から注目されている現在においても変わらず、大量生産ではなく、腕時計1つ1つにこだわりを持った少数生産を継続している。
オーデマピゲの時計
こちらでは、オーデマピゲの代表的な時計についていくつか解説をしていこう。
ロイヤルオーク
やはりオーデマピゲといえば欠かせないのがロイヤルオークだ。1972年、世界で初めてステンレス製のラグジュアリーウォッチとしてデザインされたモデルである。デザイナーはジェラルド・ジェンタだ。
この人物は、オーデマピゲと並んで世界三大高級時計メーカーとして称されるパテックフィリップの人気モデル「ノーチラス」をデザインした人物でもある。当時のラグジュアリーウォッチといえば、ゴールドなどを用いて、レザーベルトが使用された物ばかり。
それら常識を打ち破るかのように総ステンレス仕上げのスポーツウォッチとしてデザインされたのがロイヤルオークである。8角形のベゼルとギョーシェ彫りによるタペストリー文様。そしてケースと一体化しているブレスレットがシンプルかつクールな輝きを放つ。
パーペチュアルカレンダー ウルトラシン
パーペチュアルカレンダー ウルトラシンは、上記で紹介したロイヤルオークをベースにし、究極の薄さを追求した逸品である。その厚み、わずか6.30mm。当時、世界最薄の記録を打ち立てたオーデマピゲの時計だ。
この腕時計を製造する際に課題となったのは、ロイヤルオークの3層構造ムーブメントであった。オーデマピゲの職人たちはこのムーブメントを1から構築し直し、なんと2.89mmの薄さに改良したのである。3層構造であったムーブメントは単一層構造となり、パーペチュアルカレンダー ウルトラシンの世界最薄記録を打ち立てることへ大いに貢献した。
しかも、ただ薄いだけではない。パーペチュアルカレンダー ウルトラシンを設計するにあたり、デザインを見直し、人間工学に基づいたリデザインがおこなわれた。これによって装着体験の質が向上し、まるで付けていないかのような一体感を作り出したのである。
スーパーソヌリ
スーパーソヌリは、オーデマピゲの新たな挑戦だ。「ソヌリ」は、フランス語で『時を報せる鐘』の意味を持ち、15分ごとにオートマチカルに音を鳴らしオーナーに時刻を知らせる。これまでのケースでは、ミニッツリピーターのゴングはプレートに吸収されてしまい、音が響きにくいという課題があった。
そこでスーパーソヌリでは、ムーブメント下部に音響板のような機構を搭載させ、ゴングの振動がより響きやすい構造として設計されたのである。近年、時計愛好家から注目されているのが腕時計の楽器性。
時間を告げる意味でのゴングとしてはもちろんのこと、まさに楽器として音を奏でるように美しい響きを楽しませる機能が高級腕時計に求められている。オーデマピゲの時計の中でも特に、この楽器性にこだわって造られたのがスーパーソヌリなのである。
フローステッドゴールド
フローステッドゴールドは、オーデマピゲ・レディースの記念すべき40周年に開発された腕時計である。その名の通り、涼やかな色合いを持ったゴールドが印象的な時計。デザイナーのキャロリーナ・ブッチとのコラボレーションによって生み出された逸品である。
買取価格を5社徹底比較
さて、上記ではオーデマピゲの歴史や魅力、人気な時計について説明してきた。オーデマピゲのルーツを辿ることによって、なぜこの時計メーカーが製造する時計が中古市場においても高く評価されるかご理解いただけたはずである。次にロイヤルオーク15300STの買取査定額を5社の買取業者ごとに比較していきたい。
ロイヤルオーク15300STをより高く買い取ってくれる買取業者がどこなのか、徹底的に検証していこう。なお、以下の買取価格は2019年12月時点のものなので、買取査定を依頼する時期や買取業者によって買取査定額が変動していることにご留意いただきたい。
GINZA RASIN:1,800,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者GINZA RASINにおけるロイヤルオーク15300STの買取価格は1,800,000円であった。
GMT:2,300,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者GMTにおけるロイヤルオーク15300STの買取価格は2,300,000円であった。
大黒屋:1,500,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者大黒屋におけるロイヤルオーク15300STの買取価格は1,500,000円であった。
BRAND REVALUE:2,450,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者BRAND REVALUEにおけるロイヤルオーク15300STの買取価格は2,450,000円であった。
カイトリマン:1,500,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者カイトリマンにおけるロイヤルオーク15300STの買取価格は1,500,000円であった。
最も高額買取はBRAND REVALUE
上記でオーデマピゲ ロイヤルオーク15300STの買取価格を徹底比較した結果、以下のような順位となった。
- 1. BRAND REVALUE:2,450,000円
- 2. GMT:2,300,000円
- 3. GINZA RASIN:1,800,000円
- 4. 大黒屋:1,500,000円
- 4. カイトリマン:1,500,000円
最高値はBRAND REVALUEの2,450,000円。買取査定額的には最も低かったカイトリマンと比較すると1,000,000円ほどの差があるということが見て取れる。ちなみに上記で比較した5社におけるロイヤルオーク15300STの買取査定額中央値は1,910,000円である。
買取査定を依頼する業者や時期によっては変動が出るだろうが、2019年12月時点ではこの中央値がロイヤルオーク15300STの買取相場であると言ってよいだろう。
買取査定額をアップさせる方法
ここまでロイヤルオーク15300STの買取査定額を5社で比較した。オーデマピゲ ロイヤルオーク15300STというアイテム1つでも買取業者によって買取査定額が大きく異なるということがわかったはずだ。しかし、中には「もっと高く時計を売りたい」と考えている方もいるのではないだろうか。
そこで、こちらの見出しでは買取査定額をアップさせる方法を解説していく。より高く買取査定をしてほしいという方は、じっくりと目を通してほしい。
不要になったらすぐに買取査定を依頼する
1つ目にご紹介するロイヤルオーク15300STの買取査定額をアップさせる方法は、不要になったらすぐに買取査定を依頼するということである。ロイヤルオーク15300STに限らず、いらなくなったら家に眠らせずに早く売りに出した方がいい。その理由は以下2点である。
- ・最新モデルの方が高く売れやすい傾向にある
- ・放置して劣化してしまうと査定額が減額される
中古市場においては、まだ市場に流通していない最新モデルの方が高く売れる傾向にある。また、放置することでカビやサビ、変色などの劣化を招いてしまう可能性もある。このように、何もしていなくてもロイヤルオーク15300STの買取価格は下がっていくため、不要だと感じたらすぐにでも売ることをおすすめしたい。
買取査定前にキレイにしておく
つぎにご紹介する買取査定額をアップさせる方法は、買取査定前にキレイにしておくということである。査定額アップのために買取前の清掃を推奨する買取業者は非常に多い。やはりキレイな状態の方が鑑定士からの心象が良く、査定額にも良い影響を与えやすいからである。
ただ清掃と言ってもオーバーホールのようなことはしなくても良い。オーデマピゲの時計ともなるとオーバーホールに20,000円程度はかかるが、その分が取り返せるとは限らないからだ。目につく汚れを取り除くだけでもいいので買取査定前に忘れずに清掃をしておこう。
付属品をそろえて買取査定に出す
3つ目の買取査定額をアップさせる方法は、付属品をそろえて買取査定に出すということである。付属品の中でも特に重要なのがギャランティーカードとブランド純正のケースである。理由は以下の通りだ。
- ・ギャランティーカード→本物であることの証明ができる
- ・ブランド純正のケース→ケースだけでも数万円程度の価値がある
理想は購入時の付属品をすべてそろえることだが、それが厳しければ最低限、上記2つだけでもそろえておこう。ギャランティーカードは保証期間が切れていても構わない。
多くの買取業者に査定依頼をする
4つ目にご紹介する買取査定額をアップさせる方法は、できるだけ多くの買取業者に査定依頼をするということである。今回の5社比較でも分かった通り、ロイヤルオーク15300STの買取査定額は業者によって大きく異なる。そのため、できるだけ高く買い取ってくれる業者と取引することが得策である。
ロイヤルオーク15300STであれば、今回はBRAND REVALUEが最も高く買い取ってくれる業者であることがわかった。ただし時期によって買取額の変動が大きい腕時計なので、売る際にはやはりいくつかの買取業者に依頼することをおすすめしたい。
キャンペーンを利用する
5つ目の買取査定額をアップさせる方法はキャンペーンを利用するということである。上記で4つのテクニックを紹介したが、最も簡単に買取査定額をアップさせる方法は強化買取キャンペーンを利用することなのだ。
たとえば2019年12月現在において、買取業者ネットオフでは「ブランド時計の買取査定額を10%アップさせるキャンペーン」をおこなっているし、なんぼやでは「LINE査定に申し込むことでブランド時計の買取査定額を10%アップさせる」キャンペーンをおこなっている。
オーデマピゲのロイヤルオーク15300STを買取査定に出す時期によってキャンペーンは異なるため、まずは強化買取キャンペーンをおこなっているかどうかチェックしてみよう。
まとめ
今回はオーデマピゲ ロイヤルオーク15300STの買取価格を5つの業者ごとに比較しつつ、より高く買い取ってもらうコツやオーデマピゲ社について詳しく見てきた。ロイヤルオーク15300STは中古価格相場にして1,900,000円を超える非常に高価な一品であることがわかった。
買取査定に出す際には、ぜひ高く買い取ってくれる業者に依頼をしてほしい。また、買取の際には本コラムでご紹介した高く売るためのコツを参考にし、できるだけ高く取引ができるようにしてもらえると幸いである。
この記事の監修者