OLD RIP VAN WINKLE AGED 10 YEARSと書かれたバーボンを見たことがあるだろうか。バーボン好きならぜひ一度は飲みたい名酒だ。しかし、バーボンやお酒好き以外には残念ながらあまり知られていないヴァン・ウィンクル。
ボトルのラベルを見ただけでは何のお酒か分からない人も多いだろう。それもそのはず、国内では入手が難しいお酒なのだ。今回はオールドリップの買取相場や売却方法、査定アップのポイントなど幅広くご紹介する。
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オールドリップ・ヴァン・ウィンクルについて
オールドリップ・ヴァン・ウィンクル(以下オールドリップ)はアメリカのケンタッキー州で作られたバーボンウイスキーだ。ヴァン・ウィンクル家が作っているバーボンウイスキーなのだが、オールドリップの他にも、以下のようなさまざまなバーボンが発売されている。
- ・パピー・ヴァン・ウィンクル・ファミリー・リザーブ15、20、23年
- ・ヴァン・ウィンクル・ファミリー・リザーブ
どれも国内流通量が少ないものの、バーボンファンに根強い人気がある逸品で、酒類専門業者などで買取もおこなわれている。
オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル・ディスティラリーについて
オールドリップを販売しているオールド・リップ・ヴァン・ウィンクル蒸溜所。その歴史は19世紀中頃から創業者のジュリアン・ヴァン・ウィンクル(通称パピー)がウイスキーのセールスマンをしていたが、後に蒸溜所の社長となり禁酒法の時代も業界を支えたことで知られる。
禁酒法の解禁後もパピーが業界を支援し有名になったのはあまりにも知られている話だ。また、パピーの息子(二世)が蒸溜所を引き継いでからオールドリップのブランドがスタートし、さらにその息子(ジュリアン三世)も事業を引き継ぐなどヴァン・ウィンクル家が代々ブランドを守ってきた。
そして、オールドリップやヴァン・ウィンクルについて調べるとさまざまな社名や蒸溜所が出てくるが、これはいくつかの蒸溜所でヴァン・ウィンクルのウイスキーが作られてきたことに由来する。複数の蒸溜所で作られたとしても、代々伝わるレシピを厳格な品質管理のもとで製造されているので高い品質をキープしている。現にヴァン・ウィンクルの銘柄の中には賞を受賞したりと高評価を受けているのだ。
オールドリップ・ヴァン・ウィンクル10年の特徴
オールドリップ10年はスウィートでありながら、スパイシーな香りをあわせ持ち、ミディアムからフルボディの口当たりが特徴だ。また、ヴァン・ウィンクルのバーボンは小麦やライ麦ではなく大麦を使って作られるこだわりが代々続いており、バーボンファンの心がくすぐられる。
バーボン、スコッチの違いは説明できる?
オールドリップはアメリカンウイスキーの中でもバーボンウイスキーに分類されるが、ウイスキーでよく聞くスコッチやバーボンの違いを語れる人は少ない。その違い、あなたは語ることができるだろうか。バーボンもスコッチもウイスキーの1種だが、産地や原料、作り方がまるで違うのだ。
バーボンはケンタッキー州やアメリカが産地、スコッチはスコットランドが産地となる。また、ワインやブランデーはブドウを原料に作られるが、ブランデーは穀物を原料とし、特にバーボンは原料の51%以上をトウモロコシとしている。スコッチであれば大麦麦芽やトウモロコシを使用する。他にも使用する樽や蒸溜方法、熟成期間など同じウイスキーでも全く異なる製法で作られるのがバーボンとスコッチだ。
オールドリップ・ヴァン・ウィンクル10年の査定情報
オールドリップの基本情報をおさえたところで、肝心の買取相場や売却方法を紹介する。オールドリップはもともと国内流通量が少なく、少々マニアックな性質も持ち合わせているので基本的に酒類買取専門業者といったプロに買取依頼をした方がはやく売却できるという特徴がある。マニアックなだけに、素人に売るのはおすすめできないというわけだ。
オールドリップ・ヴァン・ウィンクル10年はオークションや酒類買取業者で売却可能
マニアックな品物を求めている個人や愛好家は日本全国にいるので、オークションサイトなどでオールドリップを売却することは可能だが、できる限り早く売却を完了してしまいたいという場合は酒類の買取業者で売却してしまうのが一番確実だ。
オールドリップ・ヴァン・ウィンクル10年の空ボトルは売れるか
オールドリップはレア度の高い希少な酒であるから、いわゆる空ボトルについてもその需要はある。ただし、オールドリップの空ボトルの買取を明確にアナウンスしている業者は特に見当たらないため、一度問い合わせるか、オールドリップを含めたレアウイスキーの空瓶をまとめてオークションサイトなどに出品するといった方法が賢明だろう。
オールドリップ・ヴァン・ウィンクル10年の買取金額相場
先ほどから紹介している通りオールドリップは大変希少価値が高く、またマニアックなウイスキーだ。そのため、買取相場が分かりづらいというデメリットが存在する。大変希少で高価な酒だが、いかんせんその買取相場が分かりづらいのだ。
高価ながらも国内である一定のレベルで流通しているウィスキーやヴィンテージウィスキーであれば、買取をおこなっている業者も買取実例という形で買取額を写真付きで公開しているのが通常である。しかし、オールドリップくらいマニアックになるとそこまで公開されないというのが実情なのだ。
ただ、オールドリップが希少な酒であることから買取手がつかないということはまず、ない。買取金額については酒の状態や売却時期によって変動がある可能性から、買取業者に都度問い合わせを入れるのが良いだろう。
また、相場の一つのデータとして大手オークションサイトの過去取引データを確認してみると、オールドリップ10年はおよそ90,000円前後で取引されている記録が見つかり、大手買取業者・大黒屋で公開されているオールドリップ10年の買取参考価格は50,000円となっていた。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パピーやオールドリップ15年の買取もおこなわれている
ヴァン・ウィンクルはオールドリップ以外にもいくつかの特別な銘柄のバーボンを発売しており、もともと希少なオールドリップよりもさらに希少なヴァン・ウィンクルのバーボンが存在するのだ。これらの価値を適正に査定するにはプロの知識とノウハウが必要であることは、ここでわざわざ伝えるまでもない。
たとえば、オールドリップ以外にもパピー・ヴァン・ウィンクル(以下、パピー)やファミリー・リザーブなども買取OKという業者がある。特に、パピーの15、20年や15年もののファミリー・リザーブといったヴァン・ウィンクルは高価買取されやすいという傾向があるのだ。大黒屋ではヴァンウィンクル16年ファミリーリザーブハンドメイドの買取参考価格が200,000円という高値をつけている。
また、希少なオールドリップのOLD TIME RYEであれば大手オークションサイトで180,000円で落札されている記録が見つかった。このようにヴァン・ウィンクルはレアであればその分値上がりするものと覚えておいていただきたい。
もしオールドリップ10年以外にもヴァン・ウィンクルのウイスキーが手元にあれば、一緒に査定に出してみることをおすすめする。中には入手困難な激レアバーボンがあるかもしれない。
オールドリップ・ヴァン・ウィンクル10年査定額アップのポイント
オールドリップを査定に出すときに確認したいポイントについて紹介していく。査定時はもちろん、個人でオークションサイトやフリマアプリで出品する際にも心を配っておきたいポイントだ。もし以下のような条件に合致するような状態だと、残念ながら買取査定から減額される可能性が高い。
- ・ボトルやラベルが汚れていないか
- ・栓が空いておらず未開封か
- ・液漏れしていないか
- ・ボトルは欠けていないか
- ・ラベルは破れていないか
逆に、箱などの付属品があり、綺麗な状態で保管されていれば査定額がアップされる可能性がある。もし、オールドリップがホコリにまみれているときは、決して無理にホコリを除去しようとしてはいけない。柔らかい布でサッと拭き取れる程度であれば問題ないのだが、ボトルが汚れているときに無理やり水や洗剤で清掃あるいは洗浄することは避けておいた方が良いだろう。
オールドリップ・ヴァン・ウィンクルのおすすめ買取業者
オールドリップの買取に対応しているおすすめの買取業者を紹介する。フリマに出品するのは難しそうだ、はやく売りたい、お酒の知識がない、そんなときにおすすめだ。お店によっては即日振込に対応していたり、買取参考価格が明記されているなどそれぞれに特色がある。
ライフバケーション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
神奈川県は横浜市に店舗を構えているライフバケーション。ブランデーやウイスキーなど酒を専門に買取をおこなっており、ヴァン・ウィンクルの買取をおこなっていることが分かった。店頭査定はもちろんのこと、出張買取や郵送買取も利用できるため、利便性は高い。
お酒買取TOWN
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
兵庫県の加古川市にある株式会社DreamLabが運営するお酒買取TOWNでもヴァン・ウィンクルの買取をおこなっている。こちらの業者は宅配買取をメインとしているため、近くに買取店舗がない、地方在住などの場合はこちらを利用すると良いだろう。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京に本拠があり全国で営業している大黒屋でも、酒の買取をおこなっており、オールドリップの買取も依頼することが可能だ。直接スタッフと対面した上で買取を依頼したいケースや、全国に店舗があるのですぐにでも買取金額を受け取りたいというケースにおいては、大黒屋が便利だ。
Five Needs
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ウイスキーはもちろんのことワインやシャンパン、それに日本酒及び焼酎の買取も対応するなど、幅広いジャンルの酒の買取をおこなっているのがファイブニーズだ。オールドリップの買取もおこなっている。
酒買取の専門家と銘打っているファイブニーズだからこそ、お店の余剰在庫であれ、コレクションであれ、買取を依頼することができる。特に画像査定という形で、写真撮影をして送信するだけである程度の査定を依頼することができるのも嬉しいポイントだ。
リカスタ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
酒を買い取ってもらうなら、酒のエキスパートに品定めをしてもらうのが一番だろう。個人であれ法人であれ、買取を依頼することができるリカスタは幅広く柔軟な対応をおこなっている。特に初めて買取を依頼するユーザーには安心してサービス内容を理解できるようにわかりやすく案内がなされているのも、嬉しいポイントだ。
リンクサス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
シャンパンやブランデー、その他ウイスキーなどを買取しているリンクサスという業者がある。LINE査定に電話査定、その他対面査定などさまざまな方法で買取を依頼することができるが、特に古い酒やレアな酒であればリンクサスの買取を期待したい。なぜなら、リンクサスは強力な販売ルートがあることをPRポイントとしており、このルートがあるからこその高価買取を実現しているということだからだ。
ジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
酒の買取業者の中には、買取ができる酒の種類を限定しているケースもある。そんな中でジョイラボという買取業者については海外ウイスキーはもちろんのこと、ジャパニーズウイスキーも買取をしており、とにかくその対応の幅が広いことで知られる。オールドリップのような希少でレアな酒についても、高価買取が期待できそうだ。
いわの
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国からお酒の買取を受け付けているいわのは、酒の買取業者というよりは酒の買取もできる美術店といった方が良いだろう。美術品の取り扱いがある業者が酒の買取もおこなっているだけに、レアな酒や古い酒、その他珍しいものについては酒器なども合わせて高価で買取をしてもらうことが期待できる。
キングラム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドリサイクルショップとしてその名を全国に知らしめているキングラムの中に、酒の買取を専門としているキングラムリカーというショップがある。そのキングラムリカーでも、オールドリップの買取を可能としている。
全国展開しているショップだからこその安心感があり、またそのネットワークでレアな酒であっても買取手が見つかりやすいことから、買取査定についても期待できそうである。全国に91店舗あるが、宅配買取にも対応している。
まとめ
ヴァン・ウィンクルはさまざまな銘柄で発売されており、高額査定に繋がりやすい。オールドリップであれば50,000円前後が買取相場だ。
また、ヴァン・ウィンクルの中には200,000円前後の査定がでる銘柄もあるほど希少なバーボンもあるが、銘柄や熟成年月の違いで査定も変わってくるもので、そのあたりはプロの知識がないと判断が難しい。もし、気になるヴァン・ウィンクルが手元にあれば一度査定に出してみるとよいだろう。