COACH(コーチ)が販売するマディソン・コレクションは、レディースの専門ラインだ。高級感のあるデザインや生地使いが特徴となっており、幅広い年齢層の需要を獲得している。
今回は、マディソンの買取相場や査定情報についてまとめた。コーチとはどのようなブランドかというところにも触れているので、興味のある方はぜひ一読してほしい。
Coach Store, 2/2015, by Mike Mozart of TheToyChannel and JeepersMedia on YouTube#Coach#Store/JeepersMedia
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コーチの歴史
1941年、アメリカ・ニューヨークで産声を上げたコーチ。ゲイルという社名でスタートを切っており、まだコーチというブランド名はなかった。皮で作った小物類やバッグなどを紳士向けに製造販売する工房として、わずかに8名の従業員で立ち上げられている。
創業当時はまだ革製品の小さな工房というイメージの域を越えなかった。しかし1958年、コーチは大きな躍進を遂げる。創業当時のメンバーの1人であったマイルズ・カーンが野球観戦の際にインスピレーションを得たのだ。
野球のグローブのように丈夫でほころびにくく、かつ見た目にも美しい素材が作れないものかと。そうして開発されたのがコーチ独自のオリジナル素材、グラブタンレザーだ。これを使用してコーチは12個のバッグを作り上げている。
世界的ブランドに押し上げた12個のバッグ
1060年、グラブタンレザーで作ったバッグがファッション界に発表された。そのライン名はコーチ。コーチという名称は、もともとオリジナル素材で作られたバッグの1ライン名に過ぎなかったのだ。
しかし、グラブタンレザーのバッグが爆発的人気を得たことからゲイルは社名を変更。その存在をファッション界に示すことになったコーチの名を冠することになった。1979年には、ルー・フランクフォートがCEOに就任。世界へ向けたビジネスを展開し、今日のブランドイメージを確立するに至った。
コーチという名前の由来
コーチという名前はハンガリーの街からとられている。首都ブダペストの近隣に位置するコチという場所だ。アメリカの企業がなぜハンガリーの街の名をブランド名に据えたのか。
その答えはコチの代名詞ともいえるあるものに由来する。あるものとは馬車だ。コチは、サスペンションが付き、安定性の高い4輪立ての馬車を世界で初めて製造開発した土地なのだ。このことから安全な馬車はコチと呼ばれた。
安全な馬車は、貴族など重要な人物や大切な品物を運ぶことに使われる。だから、大切なものを運ぶときに使う丈夫なバッグだという意味をこめてコーチという名を採用した。コーチの製品や箱に馬車が描かれているのは、そうした事情だ。
マディソンの製品ライン
前述で軽く触れたとおり、マディソンはレディース向けに製造されているアイテムだ。ニューヨーク・マディソン街からその名を採っている。コーチというと、クラシカルでありながらどことなくカジュアルなデザインを想起するがマディソンはそうではない。高級感を前面に打ち出した仕様だ。
使用する皮には、コーチの代名詞グラブタンレザーに加えてサフィアーノレザーを採用。サフィアーノレザーは、牛皮に箔押しをした素材だ。軽さ、耐久性、見た目の良さがそろっているところから、近年ハイブランドで多く使われている。しなやかで美しい素材、洗練されたデザイン、そして機能性がマディソンの特色だ。
コーチのデザインを変えたマディソン街
マディソン街は、アメリカのファッションを象徴する土地である。街中には、世界に名を馳せるハイブランドの数々が店を出す。コーチも街の一角に店舗を持っている。直営店のなかでは第1号だ。
マディソン街のスタイリッシュな雰囲気は、コーチのデザインに大きな影響を与えた。そして、1993年、初のマディソンコレクションが発表されたのだ。それまで、どちらかといえば伝統的でクラシカルな印象だったコーチのデザインは、ここで一気に変わる。都会的でスタイリッシュ、そしてラグジュアリーなイメージを打ち出した。
機能性はそのままに、ガラリと見た目の雰囲気を変えたのだ。これが、コーチのデザインの転換期となった。コーチは、マディソンの販売とともに数々の先進的な製品を生み出していく。
印象的なヘリテージロゴ
ヘリテージロゴとは、コーチの馬車のマークのことだ。これを製品の表面に大きく配しているのは、マディソンの大きな特徴のひとつだといえる。背面にはCOACHの文字。ブランドのロゴや名称をあえて大きく見せることで、高級感を高める効果がある。
マディソンコレクションの買取相場
コーチは、実のところハイブランドだといい切れる存在ではない。高いクオリティの製品をリーズナブルにという思想から、製品そのものの価格が安く設定されている。さらに発表からある程度期間を置いた製品、在庫が多い製品は、アウトレット用として販売することも影響する。
持ち込んだ製品の状態や人気の度合いなどによるが、大体の相場は新品価格の10分の1~半額未満というところだ。ブランドの認知力や浸透力は抜群だとはいえ、安めの価格であることは否定できない。とはいえ、発表から間もない製品であれば高額買取を期待することもできる。
アウトレット店 COACH OUTLET FACTORY
ただし、アウトレット店COACH OUTLET FACTORY(アウトレットファクトリー)で販売するものに限っては事情が違う。先に触れたとおり、コーチの製品はもともとリーズナブルな価格設定だ。コーチの場合は、アウトレット品といっても傷があるといったいわゆるB級品を販売しているわけではない。
しかし、多く抱えた在庫品などがアウトレットに回る仕組みであるため、すなわち人気商品ではないということになる。そのため、買取査定の額は低く設定されてしまうのだ。また、ごく少数だがアウトレット専用の商品もある。こうしたものは、正規のラインで販売されているものと比較してさらに安く値が付くことを考えておかなければならない。
アウトレット品は拒否されることもある
残念なことだが、場合によってはコーチのアウトレット品は買取不可能となるケースがある。傷や汚れがひどい場合や正規販売品と証明できない品の場合だ。これは、市場での価値が極めて低いと判断されたり、偽物の可能性を拭い切れないときに起こりうる。
アウトレット品の買取を希望するときは、製品に付属した証明書(ギャランティーカード)、品番タグ、説明書などを添えて持ち込むといいだろう。
マディソンを少しでも高く売るには
まず、購入したときに付属してきたものが残っているか確認してみてほしい。ギャランティーカード、箱、ショッパーなど残っているものはすべて製品と一緒に持ち込むことがおすすめだ。ブランドもののファッションアイテムは、購入時点に近付けられるほど高く売れる。
捨ててしまって手元にないことが明らかであれば、残っているものだけでかまわない。しかし、タンスやクローゼットなどに箱と一緒にしまい込んでいるといったこともあるので、ぜひ一度探してみることをおすすめする。
製品の汚れを取る
持ち込む品の状態を少しでもよく見せることも大切だ。バッグや財布の中に残ったチリはきれいに掃除し、皮専用のブラシややわらかく乾いた布などで外側の汚れを払っておこう。皮の光沢やツヤがなくなっている場合は、皮用クリームをごく薄く塗布しておくこともおすすめだ。
また、食事やタバコでにおいが付いている場合は、半日から一日ほど陰干ししておくといい。ケースバイケースだが、あまり強いにおいが残っているようだと、場合によって減額となることがある。査定時には角やバッグの中布も詳しくチェックされる。
これは自分で修復するといってもなかなか難しい。無理に見た目を整えようとすると、ますます傷を広げることにもなりかねないので気になるとは思うが思い切ってそのまま持ち込む方がいい。時計などアクセサリーの場合は、麺棒などやわらかいものを使って盤面、バンドなどを磨いておこう。
できるだけ新しいうちに売る
ファッションアイテムは、長く使えば使うほどアラが出る。どんなに大切に使ってもいつかは擦れや破れ、ヨレなどが起こってしまう。だから、いずれ売却することを視野に入れるなら、見た目ができるだけ新しいうちの方が望ましい。
また、特に発表されて間もないラインの製品は比較的高額で売れる可能性が高い。まだ市場に出回っていないため、ほしい人の数が多いからだ。特に、コーチの製品は日が経つとアウトレットに出回る。そうなると、やはり価値の低下は否めない。鮮度が高ければ高いほど、高額査定が期待できる。
マディソンの査定情報
ここでは、マディソンが実際にどの程度の価格で買い取られたのかという情報をお伝えする。紹介した値段がすべてのケースで適用されるかというと決してそうではないので、あくまで一例として考えてほしい。
- ・ギャザードレザーソフィア 12,000円
- ・レザーリンジーサッチェル 2,000円
- ・ギャザード長財布 ブラックレザー 2,500円
- ・レザーサブリナハンドバッグ 5,000円
- ・クリスタルスクエアフォルム クォーツ時計 2,000~8,000円
2019年6月現在におけるマディソンの査定情報は以上のようなものである。状態次第でもう少し高額になるものもあるだろう。しかし、ヤフオクやメルカリといったオークションでも大きく値段が変わることはあまりない。
おすすめしたい買取業者
今回は、特にファッションアイテムに強い買取業者を5店セレクトする。知識や経験に富んだ業者であれば、査定価格の理由にも納得がいきやすいだろう。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おたからやは全国に350店舗以上を構える買取業者だ。豊富なノウハウを持ち、コーチの取引実績も多い。広告宣伝費などのコストを大幅にカットすることで、買取価格を高く維持している。
コーチに詳しい査定士によって価値を見極めてもらえるのも大きなポイントだ。店頭での査定のほか出張買取や宅配買取、また写真を撮って送ると最短5分ほどでおおまかな価格を教えてもらえるLINE買取などがある。
ブランディア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品のファッションアイテムに特化した買取業者であるブランディア。宅配買取専門で、査定を申し込むと宅配キットが送られてくる。インターネットで簡単に依頼できるので時間のない方には特におすすめだ。
宅配キットの内容は、箱、送り状など。送料などは一切かからない。もし査定価格に納得がいかない場合は、キャンセルできる。キャンセルの場合も送料、手数料などが請求されることはない。
リファスタ(Refasta)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リファスタ(Refasta)はブランド品や貴金属の買取に強い業者である。コーチにも力を入れており、使用感があるものでも査定をおこなってもらえる。角の擦れなどの傷みやアウトレット製品といった理由で他社に断られた品でも値段をつけてもらえることが多く心強い。
手持ちのマディソンを買い取ってもらえるか心配だという場合は、リファスタ(Refasta)をおすすめする。店頭、宅配、LINEなど複数の方法で査定を依頼できる。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は、ブランド品買取の最大手だ。質屋を母体に持ち、ふんだんな取引実績を持つ。他の業者同様、宅配買取に対応しているが、コーチの場合は店頭査定のみとなる。
活動範囲内に店舗がある方に限られてしまうので、その点は注意が必要だ。大黒屋の店舗は全国に200店舗ほど。特に関東、関西、九州地方で多く運営している。直接持ち込みが可能な方は、検討してほしい。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品買取を専門的におこなうなんぼや。修理が必要なものを他社に依頼せず自社でおこなうなど、買取から販売までにかかるコストをダウン。販売経路も複数獲得することで査定価格を高く反映している。高額査定にも期待ができ、満足がいきやすいだろう。
メンテナンスを自社でおこなえる強みがあるため、状態の悪いものでも買取可能。破れやヨレがひどい、時計の文字盤に傷が入っているなど、査定に不安のあるアイテムでも、あきらめずに査定を申し込んでみよう。また、なんぼやにはおまとめ査定というシステムがある。複数のアイテムを売却したい場合はメリットにつながるので、検討してほしい。
まとめ
今回はコーチを代表するラインのひとつ、マディソンについて紹介した。コーチの製品は買取の際どうしても安く値が付きやすいが、それでも発表から間もない新しいもの、人気の製品は高く売れやすい。
買取業者に査定を依頼するときは、できるだけ2~3社回って、少しでも良い金額を提示してくれるところを選んでおきたいところだ。可能な限り、ブランド品買取に特化した業者を選ぶことで良い結果を得やすいだろう。本記事でお伝えした高く売るコツなども参考にし、良い取引をしてほしい。