ジャパニーズウイスキーといえば、サントリーを思い浮かべる人も少なくない。そのサントリーに、非売品のウイスキーが存在する。
プレジデントチョイスは1990年代まで生産されていたが、現在は生産が終了しており、かなりのプレミアがついている。自宅に保管しているプレジデントチョイスがあれば、高額で売れるかもしれない。
ここでは、プレジデントチョイスの買取相場と、高く売れるコツ、おすすめの買取業者をまとめた。買取に出す際は参考にしてほしい。
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サントリープレジデントチョイスとは
ジャパニーズウイスキーの代表格として数々の名ブランドを生み出しているサントリーに、非売品のウイスキーがあることはご存知だろうか。本稿では知る人ぞ知る存在のサントリーが誇る秘蔵のウイスキープレジデントチョイスについて解説する。
オーナー自ら監修した最高級ブレンド
サントリープレジデントチョイスは、サントリー創業者の故鳥井信治郎、そして2代目社長であった故佐治敬三が、それぞれマスターブレンダーとしてブレンドを手がけた伝説のウイスキーである。
マスターブレンダーとは、バランスのよいブレンデッドウイスキーを製造するために特別な訓練を受けた技術者のこと。すなわちブレンダーの最高責任者だ。
従って、マスターブレンダーとなるには、優れた味覚と嗅覚を持ち合わせていなければならない。プレジデントチョイスは、モルトの深みとグレーンのまろやかさをあわせ持つオーナー渾身の作のスコッチタイプのウイスキー。その品質が最高級のものであることは疑いの余地もないだろう。
歴代首相や企業トップへの贈答用ウイスキー
プレジデントチョイスは、非売品だったことから市場に流通しておらず、現在に至っては生産が終了している。2代目オーナーの佐治氏がマスターブレンダーを手がけ始めた1960年代当時は、プライベートストックという名で、歴代首相を始めとする政界や各業界トップへ贈られていた。
その後、プレジデントチョイスへと名称が変更してからも、オーナー自身のサイン入りウイスキーは総理大臣や各界の重鎮への贈答品としての役割を果たし、1990年代まで生産が続けられていたという。また、サントリー社創立90周年記念には、有田焼の限定ボトルに入ったプレジデントチョイスも登場した。
サントリープレジデントチョイスの買取相場
非売品で限定ものであるがゆえ、そのプレミア価値の高さは計り知れないものがあるサントリープレジデントチョイス。運よく手元に残っているとしたら、高額買取をしてもらえる可能性は大いにあるだろう。それでは一体いくらほどで買い取ってもらえるのだろうか。
以下、ヤフオクでのプレジデントチョイスの落札額や、フリマではいくらで取引されているのかを見てみたい。
ヤフオクでのプレジデントチョイス買取相場
贈答用だったため、値段の付いていないプレジデントチョイスだが、オークションでの取引価格は未開栓のほぼ新品状態で3万円前後となっている。ヤフオクでのプレジデントチョイスの相場は以下の通りだ。
- ・プレジデントチョイス佐治敬三760ml箱付き → 35,500円~38,000円
- ・1992年製造の陶器製ボトル → 35,400円
- ・720mlのプレイベートストック → 32,000円~33,000円
- ・開栓済み760mlのボトル → 10,000円
高額買取が期待できるウイスキーは未開栓のものが多いが、プレジデントチョイスは空き瓶でも888円の落札額で取引されていることから、同銘柄のコレクター人気の高さが伺える。
メルカリでのプレジデントチョイス買取相場
また、メルカリではサントリープレジデントチョイス佐治敬三760mlが箱つきで23,000円~25.000円となっている。レアな製品だけに、購入希望者を見つけるのはさほど困難ではないと考えてよいだろう。
高額買取をしてもらうコツ
ウイスキーそのものの状態はもちろんだが、ボトルや化粧箱の保管状態も査定額に影響することがある。査定に出す前に知っておきたい、高額買取に繋がるポイントを挙げていく。
保存状態や付属品の有無
ウイスキー買取の際に査定されるのは、
- (1)未開封であること
- (2)キャップのタイプ
- (3)「特級」の表示はあるか
- (4)液面は減っていないか
- (5)ウイスキーの色調はどうか
- (6)ラベルはどのような状態で保たれているか
以上の6点がチェックポイントになってくる。新品に近い状態であれば、さらに高額査定に繋がることは間違いないと考えてよいだろう。
大量買取は査定額アップに繋がることも
複数のお酒をまとめて査定に出せば、人件費や送料または移動にかかる燃料費の節約となり、その分買取価格が高くなる可能性もある。プレジデントチョイスの他にも家の中で眠っている酒があれば、一緒に査定してもらうのもよいかもしれない。
おすすめの買取店10店徹底比較
お酒の買取業者は年々増えており、特に初めて売りに出す場合はどの業者を選んでよいのか判断するのが容易ではない。そこで、こちらではプレジデントチョイスの買取実績がある店や、ウイスキーの買取強化をおこなっている店を中心に紹介していく。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京都内を始め関東や大阪、福岡に複数店舗があり、全国210店舗以上のネットワークと国内外に販売ルートを持つ大黒屋。主力であるブランドバッグや時計の買取ほか、お酒の高額買取実績も豊富だ。
宅配買取・出張買取のほか、一部の店舗では事前に査定商品を送り、手ぶらで店舗まで出かけて対面査定してもらえるサービスがある。メールやLINE査定、出張買取など、どれも無料で気軽に利用できる。
プレジデントチョイスの買取価格は、20,000円を上限に、宅配買取または店頭買取をおこなっているようだ。
- 電話番号
- 0120-188-310(電話受付時間10:00-18:00)
- 営業時間・定休日
- 11:00-20:00 年末年始を除き無休(銀座和光前店)
お酒の買取専門店
公式サイト:http://www.recycle-kobe.info/
お酒の売買には、業者側が酒類免許を取得していることが必須条件となるが、お酒の買取を専門に扱う業者はその点問題がなく安心だろう。同店では、ウイスキーやブランデーなどの洋酒、ビールやワイン、そして日本酒や焼酎など幅広い種類が買取対象となっている。
お酒の買取専門業者なので、酒類の査定知識が豊富。また24時間年中無休営業、宅配や出張買取は日本全国に対応している。LINEやメールでの査定ほか、兵庫県神戸市での店頭持込買取もおこなう。
商品状態美品Aランクのプレジデントチョイスを11,100円で買取した実績を持っているようだ。
- 電話番号
- 078-325-0163(電話対応時間10:00-0:00)
- 営業時間・定休日
- 24時間営業(電話及び店舗応対は10:00-0:00)年中無休
ミスターフロンティア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ミスターフロンティアは、広島県を拠点に酒類の買取と販売を専門におこなっている。ワインやブランデー、焼酎など幅広いジャンルを扱うが、なかでもウイスキーの買取実績が最も多い点は注目に値する。
ジャパニーズウイスキーの買取実績が豊富で、特にサントリーのプレミア付きウイスキーは高額で査定されることが多い。宅配買取は査定額の合意後、翌日に振込がおこなわれるスピーディーさも見逃せない。
オンライン査定によると、プレジデントチョイスは10,000円以上からの買取が可能となっている。
- 電話番号
- 090-8718-6749(ご注文専用番号)
- 営業時間・定休日
- 14:00-02:00(日曜祝日は0:00まで)年中無休
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは東京の錦糸町に本店があり、全国展開しているお酒の買取専門店。電話受付は24時間対応している。ウイスキーの価値に精通しているお酒のプロフェッショナルなので、安心して任せられるだろう。
査定は指定のフォームから入力するオンライン、電話、写メや画像、LINEまたはFAXなど、好きな方法で対応してもらえる。セット買取の強化、大量買取の実績も多数あるので、在庫を一気に処分したい場合もおすすめだ。
プレジデントチョイスの買取価格は公表していない。
- 営業時間・定休日
- 9:00-19:00 年中無休(錦糸町本店)
リカーオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リカーオフは古本買取のブックオフと同じ系列の店で、ウイスキーの他、ワインやシャンパン、焼酎などのお酒を専門に買取をおこなっている。お酒の査定・買取を扱う店舗は、東京都内の高円寺や吉祥寺、武蔵小山、また愛知県名古屋市にもある。
未開封でも液面が下がっているなど他店では買取してもらえないような状態のウイスキーも、同社なら買取してもらえる可能性は十分にある。ラベルがはがれていたり、汚れがあっても買い取ってもらえるケースがあるので、諦めずに相談してみてほしい。
プレジデントチョイスの買取価格は、公表していない。
- 電話番号
- 03-5356-8951
- 営業時間・定休日
- 11:00-21:00(高円寺・吉祥寺店)年中無休
マルカ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
マルカは、60年以上続く京都の質屋を母体に、東京都内は銀座や渋谷、横浜、大阪の心斎橋、神戸三宮に展開する老舗の買取業者。時計やバッグ、宝石や金などを扱う他、お酒の買取も早くから手がけてきた。
生産が終わっている限定物のウイスキーは高額で買い取ってもらえるチャンスがある。中古のランクとして新品未使用状態のSランクでの買取実績が多く、外見の状態の良さは大きな査定ポイントになると考えてよいだろう。
プレジデントチョイスの買取価格は公表されていないが、サントリーの山崎12年は8,000円、響12年が10,000円で買い取られている。
- 電話番号
- 0120-89-7875
- 営業時間・定休日
- 10:00-19:00 無休(年末年始を除く)
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボは、東京新宿を本店に都内は麻布十番店、神奈川県横浜市の横浜駅相鉄口に店舗を展開。お酒各種の買取を中心にアパレルの買取も手がけ、ヤフオクや楽天市場で販売をおこなっている。
お酒の知識に長けた鑑定士との対面査定が可能で、安心して任せられる点は大きい。公式サイトの無料の査定フォームから依頼ができたり、手軽なLINE査定が利用できる。1営業日以内の返信を約束している点も安心できるポイントだ。
プレジデントチョイスの買取価格は未公表だが、ジャパニーズウイスキーの買取実績は多い。
- 電話番号
- 0120-21-0902
- 営業時間・定休日
- 11:00-20:00 無休
アプレリカー
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アプレリカーはお酒を専門に扱い、ウイスキーやワイン、ブランデーの買取に強い大阪の業者。ショールームを持つ大阪の店舗や出張、宅配買取に対応している。査定金額が100万円を超える場合でも、店頭での現金支払いが可能だ。
非売品で官邸の関係者や親しい間柄のみに流通していたプレジデントチョイスの希少性をよく理解しているため、状態が良ければ高額買取をしてもらえる可能性が高い。国内外でジャパニーズウイスキーが注目されていることから、サントリーの人気ブランドのなかでもプレミアムなウイスキーはいずれも高額買取対象となっている。
プレジデントチョイスの買取価格は公表されていないが、プレジデントチョイスの買取実績はある。
- 電話番号
- 0120-855-551
- 営業時間・定休日
- 9:00-17:30 日曜祝日、第2第3土曜日定休
さすがや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
さすがやは、関東5店舗のほかに北海道や東北、北陸に店舗を持ち、宅配・店頭・出張買取に対応している。店頭買取は即現金払い、宅配買取は合意後3日以内の振込と、支払いスピードの速さも魅力だ。
宝石の買取に定評のある業者だが、洋酒の高額買取実績も豊富で利用者から満足の声も多い。宅配買取の送料及び振込手数料は業者負担で無料、梱包キットも無料提供される。
プレジデントチョイスの買取価格は未公表だが、貴重なお酒の高額買取を得意としている。
- 電話番号
- 0120-991-323(カスタマーセンター)
- 営業時間・定休日
- 10:00~19:00 年中無休
お酒買取専門買取センター.com
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取専門買取センター.comは、千葉県を拠点にウイスキーやブランデー、ワインなどの洋酒の買取に特化した業者で、洋酒の高価買取実績が豊富。そのお酒の価値をより理解できる人へ譲りたいという精神をモットーに査定・買取・販売をおこなっている。
ジャパニーズウイスキーはもちろん、スコッチシングルモルト、スコッチブレンデッド、アイリッシュ、アメリカン、カナディアンの各ウイスキーの買取実績がある。サントリーウイスキーは響や山崎の買取を強化しており、プレジデントチョイスへの評価も期待したいところだ。
プレジデントチョイスの買取価格は公表されていないが、山崎や響の限定ボトルには最高20万円~30万円の値段がつけられた。
- 電話番号
- 0120-46-5224
- 営業時間・定休日
- 10:00-20:00 年中無休(買取センター市川店)
まとめ
買取業者10社を比較してみて、VIPへの贈答用にオーナー自らがブレンドした非売品のウイスキープレジデントチョイスの買取相場は、少なくとも1万円から2万円台が平均買取価格であると考えてよいだろう。陶器製などの記念イヤー限定ボトルなら、もう少し値段が上がる可能性もある。
新品に近ければ近いほど高額査定の可能性は高まるので、できるだけきれいな状態にしておくのが賢明だ。そしてより高く売るためには、化粧箱などの付属品の有無やラベルの状態、また液漏れがないかどうかなどのチェックも忘れないようにしたい。