日本で大きな飲料メーカーになっているサントリー。実はこのサントリーという名前は、日本最初のウイスキーであるサントリー白札をそのまま社名にしたものだった。サントリーはウイスキーを製造していることでも世界的に有名だ。
そしてサントリーの60周年ボトルとして限定販売されたのがサントリー 創業 一八九九 特級だった。この記事ではジャパニーズウイスキーの代表格として世界的に知名度のある、サントリーの歴史と買取相場や査定情報などを紹介する。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
サントリーとは?
サントリーは日本を代表する飲料メーカーだ。CCレモンやなっちゃんなどのソフトドリンクやプレモルやほろよいなどのお酒まで幅広く扱っている。そんなサントリーは最初ワインの製造販売で有名だった。
サントリーの歴史
サントリーは、1899年に鳥井信治郎によって創業された。創業時の名前は、サントリーではなく鳥居商店という名字から取った会社名だった。鳥居商店は最初からウイスキーを製造していたわけではなく、赤玉ポートワインという果実酒を販売しすでに有名だったと言う。
赤玉ポートワインは現在でも赤玉スイートワインを名前を変えて販売している。そのレトロな懐かしい味と甘さが特徴的で現在でも人気のある商品だ。その後にウイスキーを製造するようになり、1923年に京都郊外の山崎に蒸留所を建設する。
この山崎蒸留所の工場長だったのが、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝だ。この山崎蒸留所でウイスキーのことを学んでいき、余市や宮城峡などの日本を代表するウイスキーを作っていく。鳥井信治郎が日本最初のウイスキーを販売したのが1929年のことだった。
ウイスキーの名前は山崎ではなく、サントリー白札。戦後からはホワイトと呼ばれいまだに販売されている。鳥居商店は1921年に株式会社壽屋(コトブキヤ)に社名変更していたが、1963年にこの社名を日本最初のウイスキーのサントリーから取って、サントリー株式会社となる。
サントリーは有名なウイスキーを多数製造販売していて、1937年には現在も日本の大衆ウイスキーとして名高い角瓶を発売した。亀の甲羅をモチーフにしたボトルは販売当時から変わっていない。
そして世界的な賞を獲得することになる山崎や響なども販売していく。その後はイギリスの有名なウイスキーボウモアやアメリカのジム・ビームなども買収し、現在ではジャパニーズウイスキーのみならず、世界のウイスキーを扱う企業となっている。
サントリーのウイスキーの種類
サントリーは有名なウイスキーの銘柄が多くある。その銘柄を以下に記しておく。
- ・角瓶
- ・トリス
- ・山崎
- ・白州
- ・響
- ・知多
スーパーや酒店でよく見る名前ばかりと言っても良いだろう。この中でも山崎や響などは12年や18年などさまざまな種類に別れている。サントリーはウイスキーだけで見ても有名な企業なのだ。
サントリー 創業 一八九九とは?
サントリーの有名なウイスキーを紹介したが、サントリー 創業 一八九九の名前はなかった。実はサントリー 創業 一八九九は定番化されたウイスキーではなく、サントリーの白札が販売されてから60周年を記念して限定で販売されたウイスキーなのだ。さらに販売数は15,000本だけということで、現在はほとんど出回っていない幻のウイスキーと言えるだろう。
金色に施されたラベルが豪華さを演出していて、限定販売にふさわしいと言える。ウイスキーを販売してから60年という長い経験から豊富なモルト樽から厳選しブレンド、そして完成したのがサントリー 創業 一八九九なのだ。当時の定価で30,000円ほどということで、かなり高額だったことが伺える。
1899年とは鳥井信治郎が鳥居商店を創業した年にちなんで付けられている。また特級という表記は、酒税法改正前の階級表示だ。現在では手に入れにくいためウイスキーファンの間では、特別な存在となっている。
サントリー 創業 一八九九の買取相場
サントリー 創業 一八九九の買取価格だがネットで検索してもヒットしなかった。そのためお酒を専門に扱っている買取業者や大手買取業者に直接聞いてみた。以下が回答のあった買取価格となっている。
- ・大黒屋:18,000円(箱なし)
- ・ライフバケーション:18,000円(箱なし)
- ・ライフバケーション:30,000円(箱あり)
(2019年6月14日)
以上のような回答を得られた。大黒屋はジャンル問わずに買取をしてくれる総合買取業者だ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
またライフバケーションはお酒に特化した買取業者である。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
どちらも箱なしなら18,000円という金額で買い取ってくれるようだ。当時のまたライフバケーションなら箱ありで30,000円という金額だった。この金額は当時の販売価格の30,000円とほとんど変わらないということで、そこまで高額での取引はできないと言えるだろう。
個人で売る
現代では買取業者を利用しないで個人で売ることも可能だ。個人で取引するとなるとメルカリやヤフオクが有名だろう。ここではメルカリやヤフオクではいくらくらいで取引されているのか見ていく。
メルカリ
メルカリは自分で価格を決めて売りに出すことができる人気のフリマアプリだ。自分で価格を決められるので、ある程度満足の行く金額で取引ができるだろう。ここでは検索できた最高額と最低額を記しておく。
- ・最高額:35,000円
- ・最低額:25,555円(2019年6月14日)
すでに取引済のもので以上のような結果となった。驚きなのが当時の定価で30,000円で売っていたものがメルカリでもさほど変わらないということだ。この2つの金額以外は30,000円ほどで取引がされていた。
取引されていないサントリー 創業 一八九九は50,000円以上の値を付けているものが多く、メルカリでは50,000円以上の金額では取引されにくいことが伺える。メルカリで売る場合は、35,000円程度が上限と見ておいても良いかもしれない。
ヤフオク
ヤフオクは出品者以上の値を落札者が付けていくことで、取引を成立させる方法だ。そのためある程度の値段設定を出品者ができる上、予想以上の落札額がつく可能性もある。ヤフオクでメルカリ以上に取引数が多かった。
- ・最高額:99,000円
- ・最低額:7,500円(2019年6月14日)
ヤフオクでは最高金額と最低金額の差がとても大きかった。この差は最高金額は箱に入っていることはもちろん、ボトル自体が紙で覆われていて、値札まで封入されていた。最低金額のものはボトルだけで付属品は全くなかった。
最高金額の99,000円は非常に高いと思うが、値札まで付いているということで、かなり希少価値が高いのだろう。他に出品されていたサントリー 創業 一八九九を見てみても30,000円〜40,000円程度の取引額だった。ヤフオクでは保存状態や付属品、タイミングなどが価格に大きく影響してくる。そのため運もある程度重要なだろう。
個人で売っても買取業者に売っても大きな差がないように感じた。メルカリなどで売る場合は、送料や手数料がかかることや自分で梱包するなどの手間がかかることを考えると買取業者に売ることが楽な方法かもしれない。
ウイスキーを高く売るコツ
サントリー 創業 一八九九だけでなくウイスキーを高く売るにはちょっとしたコツがある。これは売りに出す直前だけでなく、所持しているときから注意するポイントをまとめたので、参考にしてほしい。特に保存の仕方は見ておくと良いだろう。
お酒に詳しい買取業者を選ぶ
まず買取業者に売る場合だが、買取業者と言ってもさまざまの買取業者がある。一番やってはいけないのが、ジャンク品やリサイクル品をメインに扱っている買取業者だ。このような業者に売ったとしても、お酒に関する知識がないことが多いため、高額の取引は期待できない。
サントリーが30年前に出したお酒のことなど、お酒に詳しい人しかわからないだろう。そのためお酒に詳しい鑑定士がいる買取業者で売ることをオススメする。お酒に詳しい買取業者がいるのは、お酒の買取に特化した業者だ。
例えば、買取リカーズやライフバケーションなどはお酒を専門に扱った買取業者なので、適正な価格で買い取ってくれる。または多くの鑑定士がいる買取業者の中でも大手の業者に査定してもらうようにしよう。大黒屋などは大手の買取業者であり、お酒の買取も積極的におこなっている。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者は複数比べる
サントリー 創業 一八九九を売るならお酒専門や大手の買取業者が良いと言ったが、それでもたくさんの買取業者が候補に上がるだろう。その場合は、複数の買取業者に査定してもらうのが良い。お酒の買取業者でも業者によって買取金額に差が出てくる。
この差は査定してもらわないとわからないことなので、いくつか候補が上がったらまずは査定に出してみよう。また最近の買取業者ではウェブ査定やメール査定にも対応してくれる。簡単に査定額がわかるので、ぜひ利用したいところだろう。
メルカリやヤフオクも確認
売る方法は買取業者だけではなく、個人でメルカリやヤフオクを利用して売ることも可能だ。そのためまずはメルカリやヤフオクに出品してみるというのも方法のひとつだろう。満足のいく金額で出品すれば、その満足以下の金額で売れることはない。
しかしメルカリやヤフオクでは、送料や手数料がかかることも覚えておいてほしい。このような金額を考えないでいると、予想以上に低い金額しか手に残らないこともある。ヤフオクやメルカリでは仲介業者がない分、やることや余計な金額がかかることを覚えておこう。
保存が重要なポイント
売る前の注意点ではなく、所持している段階で注意することが保存だ。ウイスキーは液体であるためボトルに傷がついても査定額にあまり影響しないと思うかもしれない。しかしヤフオクの例を見ると分かるように、保存状態によって査定額に大きな影響を及ぼす。
例えば、ラベルが少しはがれているだけで保存状態は悪いと見なされる。ラベルがはがれているということは雑に保管されていたことが鑑定士にはわかってしまう。またウイスキーの栓がコルクの場合は、湿気が多いと劣化することもある。
コルク栓が劣化するとウイスキー自体まで劣化することになり、買取価格が大きく下がることになる。ウイスキーもブランドバッグなどと同じく大事に扱う必要があるのだ。ウイスキーを保存しておくポイントを以下3つにまとめてみた。
- ・光が当たるところに保存しない
- ・湿気が多いところに保存しない
- ・臭気があるところに保存しない
この3つは重要なポイントなので注意してほしい。特に湿気が多いとコルクだけでなく、ラベルなどの紙類まで劣化することになるので気をつけたいポイントだ。
付属品は売る前に確認
売る前には付属品がついているか確認しておくことが重要だ。付属品はウイスキーの価値を一気に上げてくれる。ヤフオクの取引額に差があった要因のひとつが、付属品の有無だ。
高額で取引されたウイスキーには値札まで付属されていた。付属品があることで新品と同様だという評価がされる。中古品は新品に近い方が高く売れる傾向になるため、付属品は必須と言っても良いだろう。
また注意したいポイントは付属品の保管にもこだわっているとさらに高額の取引を狙えるかもしれない。箱や値札などは紙であるため、湿気によりかなり傷みやすい。傷みやすい付属品がきれいに保管されているということは、ウイスキー自体もしっかりと保管されていると見られることがある。
付属品にまで保存に気を使えると良いだろう。そして売るときは付属品がしっかりついているか確認してから売るようにしたい。
まとめ
サントリーは日本の飲料メーカーの中でも超巨大な企業だ。そのサントリーという名称が日本初のウイスキーから取られている。そして多くのウイスキーを製造し販売していることでも有名だ。
またサントリーのウイスキーは、世界のウイスキーの賞で受賞経験があり、ジャパニーズウイスキーが優秀だということを世界に知らしめたと言っても過言ではないだろう。そんなサントリーから限定で発売されたウイスキーがサントリー 創業 一八九九だ。1983年に発売されたということで30年も前の商品になるのだが、15,000本のみの限定販売だったため、現在ではウイスキーファンの間で幻のウイスキーとなっている。
ただ買取業者に問い合わせてみると、箱なしで18,000円の買取金額だった。販売価格が30,000円だったこともあり、プレミア価格が付いているとは言い難い結果となってしまった。またヤフオクやメルカリで個人取引をするならヤフオクの方が全体的に高く取引されているようにも感じた。99,000円というのは異常な金額だが、30,000円〜40,000円で取引されていることが多いようだ。
この記事ではウイスキーを少しでも高く売るコツを紹介したので、売り方は関係なく日々の保存や売る前に気をつけることを参考にしていただき、少しでも役に立ててほしい。