サントリーが1992年から販売しているサントリーボトルコレクション。有田焼や九谷焼でできたボトルが特徴的なウイスキーシリーズだ。
有田焼と九谷焼の2種類のボトルが存在しているが、この記事では九谷焼のサントリーボトルコレクションについて詳しく解説し、買取相場についてまとめていくので、買取を希望している方にはぜひ参考にしていただきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
サントリーボトルコレクションとは
サントリーホールディングス株式会社が、ウイスキーとやきものの出会いをコンセプトとして販売している、ウイスキーとボトルの両方にこだわったのがサントリーボトルコレクションだ。ウイスキーの品質を保ちながら、日本の美と技を伝統的な有田焼や九谷焼でボトルに詰め込む。日本だけではなく海外に行っても恥じないジャパニーズウイスキーだ。
サントリーボトルコレクションはとても貴重なウイスキーだ。中に入っているウイスキー自体も高価で貴重なものだが、ボトルが有田焼、九谷焼とスペシャル使用のボトルとなっているので大量生産が不可能な代物だ。サントリーボトルコレクションの中の響21年は有田焼、九谷焼のボトルがそれぞれ600本の数量限定販売となっている。
有田焼、九谷焼のボトルでできたウイスキーというだけでも貴重だが、生産される数が少ないので需要と供給が合っていない。現在ではその希少価値の高さから販売された価格より6倍以上の価格で取引されている。
ボトルへのこだわり
サントリーボトルコレクションのボトルは、重要無形文化財の認定を受けている3代・徳田八十吉、13代・今泉今右衛門などをはじめとした、日本が誇るやきもの有田焼、九谷焼、瀬戸焼の匠によって作られており、ボトル単体でも高い人気を誇っている。
ウイスキーへのこだわり
ボトリングされるウイスキーは、
- ・サントリーウイスキー響21年
- ・サントリーピュアモルトウイスキー山崎12年
- ・サントリーピュアモルトウイスキー白州12年
などを採用している。ボトルだけに気を使っているのではなく、ウイスキーにも気を使い高品質なものだけを使用している。
サントリーボトルコレクション九谷焼のラインナップ
サントリーボトルコレクションは、1992年から2008年にかけて発売されているウイスキーシリーズだ、16年間の間に販売された九谷焼ボトルの数は15本。ここで、サントリーボトルコレクションの九谷焼ボトルを販売年ごとに紹介していく。
1994年~1999年代販売
- ・1994年 日本の名陶 サントリーボトルコレクション特製ブランデー九谷焼〈吉田屋風萩に猪文〉
- ・1995年 サントリーボトルコレクション 特製ブランデー 九谷焼〈鼠に布袋・瑞穂文〉
- ・1996年 サントリーボトルコレクショ ン特製ブランデー 九谷焼〈吉田屋風牛の図〉
- ・1997年 サントリーボトルコレクション 特製ウイスキー 九谷焼〈虎に竹文瓢型瓶〉
- ・1998年 サントリー特製ブランデー 九谷焼〈吉田屋風白兎文〉
- ・1999年 サントリーボトルコレクション 特製ブランデー 九谷焼〈色絵宝づくし文〉
2000年~2008年販売
- ・2000年 サントリーボトルコレクション 特製ブランデー 九谷焼〈吉田屋風紅白梅文瓢形瓶〉
- ・2001年 サントリーボトルコレクション 響21年 九谷焼〈古九谷風駿馬文瓶〉
- ・2002年 響21年 スペシャルボトルコレクション 九谷焼〈古九谷風花鳥図〉
- ・2003年 サントリーボトルコレクション 響21年 九谷焼(吉田屋風春秋図)ボトル
- ・2004年 サントリーボトルコレクション 響21年 九谷焼(古九谷風松竹梅文瓢形瓶)ボトル
- ・2005年 サントリーボトルコレクション響21年 九谷焼〈色絵霞鶴文下蕪形瓶〉ボトル
- ・2006年 サントリーウイスキー響21年 スペシャルボトルコレクション 九谷焼〈吉田屋風枇杷文瓶〉ボトル
- ・2007年 サントリーウイスキー響21年 スペシャルボトルコレクション 九谷焼〈吉田屋風山水図六角瓶〉ボトル
- ・2008年 サントリーウイスキー響21年 スペシャルボトルコレクション 九谷焼〈吉田屋風松竹梅文四角瓶〉ボトル
サントリーボトルコレクション九谷焼の買取相場
サントリーボトルコレクションの九谷焼の買取相場を見ていこう。サントリーボトルコレクションは、ウイスキーだけではなく空になったボトルも高く評価されている。種類によっては発売当時の6倍ほどの価格で高額買取されるものもあり、売却を考えている場合はぜひ参考にしてもらいたい。
1994年~1999年代販売
- ・1994年日本の名陶 サントリーボトルコレクション特製ブランデー 九谷焼〈吉田屋風萩に猪文>:約42,734円
- ・1995年 サントリーボトルコレクション特製ブランデー 九谷焼〈鼠に布袋・瑞穂文〉:約35,000~55,000円
- ・1996年 サントリーボトルコレクション特製ブランデー 九谷焼〈吉田屋風牛の図〉:約38,000~66,600円
- ・1997年 サントリーボトルコレクション特製ウイスキー 九谷焼〈虎に竹文瓢型瓶〉:198,000円(現在の販売価格)
- ・1998年 サントリー特製ブランデー 九谷焼〈吉田屋風白兎文〉約19,000円
- ・1999年 サントリーボトルコレクション特製ブランデー 九谷焼〈色絵宝づくし文〉:約14,000~48,500円
2000年~2008年販売
- ・2000年 サントリーボトルコレクション特製ブランデー 九谷焼〈吉田屋風紅白梅文瓢形瓶〉:約20,000~50,000円
- ・2001年 サントリーボトルコレクション響21年 九谷焼〈古九谷風駿馬文瓶〉:約181,000円
- ・2002年 響21年スペシャルボトルコレクション 九谷焼〈古九谷風花鳥図〉:約162,000円
- ・2003年 サントリーボトルコレクション響21年 九谷焼ボトル(吉田屋風春秋図):約187,000円
- ・2004年 サントリーボトルコレクション響21年 九谷焼ボトル(古九谷風松竹梅文瓢形瓶):約190,000円
- ・2005年 サントリーボトルコレクション響21年 九谷焼ボトル〈色絵霞鶴文下蕪形瓶〉:約156,000~161,000円
- ・2006年 サントリーウイスキー響21年 スペシャルボトルコレクション 九谷焼ボトル〈吉田屋風枇杷文瓶〉:約211,000円。
- ・2007年 サントリーウイスキー響21年 スペシャルボトルコレクション 九谷焼ボトル〈吉田屋風山水図六角瓶〉:約190,000~201,000円
- ・2008年 サントリーウイスキー響21年 スペシャルボトルコレクション 九谷焼ボトル〈吉田屋風松竹梅文四角瓶〉:約153,100~211,000円
2000年代に販売されたものは高価
1990年代に販売されたものよりも、2000年代に販売されたボトルは15万円を超える評価となっている。上記で紹介した金額は未開封での買取金額が条件だが、サントリーボトルコレクションは空瓶だけでも平均20,000円ほどの金額で売却が可能だ。未開封になるとかなりの高額買取が期待できるが、空瓶だけでも結構な価格になるのでビンだけで買取をしてもらうのもいいだろう。
買取業者での買取実績が少なく、買取金額を記載している業者は少ない。大黒屋では、サントリーボトルコレクションの価格を唯一サイトに記載しているのでチェックしておこう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
サントリーボトルコレクション九谷焼を高く売却するためには
サントリーボトルコレクション九谷焼は、高額買取が望めるウイスキーだ。しかし、高額ゆえにわずかなことで売却額が数万円単位でダウンしてしまう。せっかく売却するのであれば1円でも高く買取をしてもらいたい。
そこで、高く売却するための方法をご紹介するのでおさえていこう。
まずは商品状態を確認する
ウイスキーはアルコール度数が高く賞味期限がない酒だ。しかし、直射日光などには弱くウイスキーの味が変化してしまう恐れがある。味が劣化してしまえば、いくら熟成年数が長く貴重なウイスキーでも、高額で買取をしてもらうことは不可能だ。
すぐに売却をする場合でも、保管しておくにしても、保管場所には十分に気を付けてもらいたい。保管する場所は紫外線のあたらない、かつ涼しい場所がベストだ。品質が保たれていることが高額買取の基本となるので大切に保管しておこう。
複数の業者に査定してもらう
買取業者が出す金額は業者によって変化する。15万円で買取をしたいと金額を指定してくる業者もいれば、20万円で買取をしたいという業者もいる。
オークションやフリーマーケットでは、買取業者よりも高い金額で購入したいという人もいる。売却をする場合には、一度3〜5社の買取業者に査定をしてもらい、1番高い金額を指定した業者に買取をしてもらおう。
仮にオークションやフリーマーケットに出品するときでも査定をしてもらうことをおすすめする。オークションやフリーマーケットで購入をしたいと考えている人は、大体の相場を理解している。高く値段をつけすぎると購入を希望する人は少なくなってしまうし、低く値段をつけすぎるとこちらが損をすることになる。
サントリーボトルコレクションの販売金額の相場と買取金額の相場を理解しておくことで、出品者と落札者がお互いに納得できる金額を設定できる。業者によって査定は無料でおこなってくれるところもあるが、キャンセル料が有料の場合があるので依頼する際は注意が必要だ。
査定に持っていく前に軽く掃除をしておく
サントリーボトルコレクションは、ものによっては発売から25年以上たっている。25年もの期間も保管されているとなると、当然ほこりなどの汚れも付着している。そのほこりを軽く掃除するだけで買取金額が上がる可能性がある。
しかし、完璧にきれいにする必要はない。無理やり汚れを落とそうとして傷をつけてしまうと減額査定されてしまう。あくまでも軽くほこりをはらう程度の掃除でとどめておこう。
他のお酒とまとめて査定をしてもらう
サントリーボトルコレクション以外にも、飲まずに保管しているだけのお酒がある場合は、一緒に査定をしてもらうことをおすすめする。まとめて複数のお酒を持ち込み査定に出すと査定金額が上がる可能性がある。
さらに、サントリーボトルコレクションのお酒をそろえて出すことができれば、かなりの高額査定が期待できる。サントリーボトルコレクションが無くても日本酒、焼酎、ビールなど飲む機会がないお酒をまとめて査定に出してもいい。
査定品が多くなる場合は、出張買取や宅配買取を利用するといいだろう。査定と買取を同時におこなってくれるので手間がかからない。
ここで先ほど書いたことを思い出してもらいたい。業者によっては査定は無料だが、買取をキャンセルするとキャンセル料が取られてしまう業者もある。査定を依頼するときにはよく注意をして申し込もう。
オークションやフリーマーケットで出品するときのポイント
オークションやフリーマーケットは個人での取引となる。高く売るのはもちろんのこと、出品者と購入者のトラブルを避ける必要がある。
いらぬトラブルに巻き込まれると、無駄な時間と労力を使うことになるし、気分も良くない。スムーズに取引をするためにいくつかのポイントを紹介しよう。
商品や箱の状態を正直に記載する
サントリーボトルコレクションの希少性は高いため、購入したいと考える人は多い。しかし、多いからと言って適当に出品してもいいわけではない。
購入する商品の状態は購入者側にとっては気になるところだ。商品の状態や付属品がそろっているのかをしっかりと商品説明欄に記入することで、購入者側に安心感を与えることができる。
記載する際には、プラスのポイントだけでなく、マイナスポイントも嘘をつかずに正直に記載する必要がある。正直に書くことで、信用につながる場合もあるからだ。
写真は5枚以上取る
紹介文で説明しきれない部分を写真で伝えることができる。ボトルの正面や裏面だけでなく、底部や注ぎ口の部分など細かなところもしっかりと撮影しておくことで、購入希望者が商品の状態を把握することができる。
また、マイナスポイントの写真もしっかりと撮影することも大切だ。少し汚れアリと簡単な文章だけでは伝えきれず、思ったよりも汚れていたと評価されてしまう可能性がある。写真は多くて困るものではないので、必ず5枚以上用意しておこう。
送料の記載もしっかりと
送料はオークションなど個人の取引でトラブルが起きやすい。事前に送料は着払い、購入者負担、地域によっては多少の差額が生じますと記載しておくことで送料のトラブルは回避できる。少しのことでトラブルを回避できるので、買取業者ではなく自分で売却を考えている場合は参考にしてもらいたい。
まとめ
日本の美、技術が詰まったサントリーボトルコレクション。希少価値の高いウイスキーを希少価値の高い有田焼、九谷焼のボトルに詰めるというとても贅沢な作りになっている。
種類によって価格が10万円単位で変化するが、どれも数万円で取引される貴重なウイスキーだ。日本だけではなく海外からも注目されているウイスキーなので、今売りに出してもしばらく様子を見てもいいだろう。
未開封で所持しているのであれば、開封せずに売却するほうがお得だ。中に入っているウイスキー自体はサントリーボトルコレクションよりも安く購入することができる。ウイスキーの味が気になる場合は購入して飲むことをおすすめする。