スコッチウイスキーの王道であり、世界中から愛されているザ・マッカラン。日本でもサントリーが販売しており、人気を集めている。愛好家だけでなく入門者からも人気があるため、銘柄によっては高価買取もしてもらえる。
この記事では世界中から愛されてやまないザ・マッカランの世界最高売買額、最新買取相場、高価買取をしてもらうためのポイント、おすすめの買取業者を紹介する。
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ザ・マッカランの過去最高額
マッカランの中でも限定品や古いヴィンテージボトルには驚きの値付けがなされることが多々ある。特にマッカラン60年の価値はとんでもない。限定24本のうち何本が現存しているかは不明とされているが、1本は2011年の東日本大震災で損失され、もう1本は開栓されて飲まれたという情報がAFPのニュースで報じられている。2014年、ザ・マッカランはサザビーズが香港で開催したオークションで過去最高値がつけられた。1986年にボトリングされた1926年ヴィンテージ・60年物のマッカラン2本が香港で開催されたオークションで62万8205ドル、日本円にして約6,570万円となった。この「マッカラン 1926 60年」は世界40本限定生産ということもあり異常な価格となっている。この値段は今までの「山崎50年」が約3,250万円で落札された実績の最高額を大きく超えた。
そしてなんとそれまでの世界記録を更にマッカランが塗り替えるという出来事が起きた。マッカランの60年が2018年に香港で開催されたオークションで1億2千万円で落札されたのである。そしてさらになんと競売大手ボナムスによって2018年にスコットランドのエディバラのオークションでマッカランの60年が1億2千5百万円で取引されたのである。
ザ・マッカランとは？
ザ・マッカランはスコッチウイスキーの代表格のウイスキーだ。
王道のスコッチウイスキー
世界中から愛されているスコッチウイスキーの1つ、ザ・マッカラン。王道中の王道とも言われているウイスキーで、ウイスキー初心者から愛好家まで幅広い層に愛飲されている。
スコットランド北部のスペイサイド地区にはスコッチウイスキーの蒸留所が数多く存在し、ザ・マッカランも1824年にそこで誕生した。使用されるスペイサイド地区の湧き水はミネラル豊富な軟水で、原料となるイースト菌の発酵を助ける働きも果たす。
ザ・マッカランの6つ柱
世界中で愛されているザ・マッカランは製造過程で6つのことにこだわっている。この6つを柱として伝統を守り続けているのだ。
イースターエルキーハウス
ザ・マッカランの象徴としてラベルにも描かれている家であり、1700年に建てられて以来ザ・マッカランの歴史を見てきた建物。何度も修改築され、2005年にはゲストルームも設けられた。
樽へのこだわり
ウイスキーを熟成させる上で欠かせない樽。ザ・マッカランはたるの原材料となる材木の生産を自社の森林でおこなうほど樽にこだわっている。年間、樽のために26億円以上の投資をおこなうほどの徹底ぶりだ。
美しい琥珀（こはく）色
徹底的にこだわり抜いた樽で作られたザ・マッカランは美しい琥珀色だ。ウイスキーの色はたるの個性によって変化するものだが、ザ・マッカランの琥珀色はこだわり抜いて作られた証拠とも言えるだろう。
最小の蒸留かま
ザ・マッカランの蒸留釜はスコッチウイスキーが多く作られるスペイサイド地区の中でも最小と言われている。この蒸留釜はザ・マッカランの風味や芳醇な味わいには欠かせない存在だ。
ファイネストカット
蒸留釜からできあがったばかりのスピリッツを熟練の職人がテイスティングをおこなう。口当たりや風味をチェックし、ザ・マッカランになるにふさわしいかどうかを確認するのだ。
たぐいまれなるウイスキー
ザ・マッカランは職人たちの情熱によって生み出されるウイスキーである。職人たちは、自らの仕事に誇りを持って取り組んでいる。だからこそ選び抜かれた品質のウイスキーが作られるのだ。
日本で販売されているザ・マッカラン
2018年の段階で、日本ではサントリーがザ・マッカランを販売している。サントリーはザ・マッカランのオーナーの1社であり、株を一部保有していることから日本での販売が可能なのだ。
ザ・マッカランの人気銘柄
数あるザ・マッカランの中でも人気の高い銘柄を紹介する。
ザ・マッカラン 12年
特にザ・マッカラン初心者から人気を集めている12年のウイスキーだ。基本的にウイスキーは熟成期間が長ければ長いほど風味が深くなるものだが、新しいウイスキーでもぜいたくな気分が味わえる。ザ・マッカランの中でも最もスタンダードであり、値段もお手頃なのも人気の秘密だ。
スムースな口当たりでありながらも、華やかさもあり、ウイスキー独特の大人くささがないため初心者でも飲みやすい。同じウイスキーの中でも味が薄めである12年のザ・マッカランはストレートで飲むとさらにその芳醇な味わいを楽しめるだろう。お酒が好きな人やアルコールに強い人にはストレートやオンザロックで飲むことをおすすめする。
ザ・マッカラン ダブルカスク 12年
長いザ・マッカランの歴史を塗り替えるべく、2016年に誕生したボトル。ザ・マッカランの新しいスタンダードとして注目を集めている。今までにない新しい味わいを提供してくれる。
従来であれば自社で製造しているシェリーたるを使っているが、ダブルカスクはアメリカンオークとヨーロピアンオークの2種類をそれぞれシェリー樽にしている。
両方から作られた原酒をブレンドすることでアメリカンオークの特徴とヨーロピアンオークの特徴を合わせて楽しめるウイスキーだ。2つの性格の違うシェリー樽は力強く華やかな香りとオレンジピールのような甘くとろけるような味わいを演出してくれる。
ザ・マッカラン 18年
昔から高い人気を誇り、ザ・マッカランの最高峰とも言われている18年。価格もかなり高めであり、なかなか簡単には買えないウイスキーだ。しかし人気が高く、多くの人から愛されている。
フルーティーでスパイシーな強烈な香りでありながら味はとてもマイルドだ。柑橘系の味がした後は力強いウッドスモークの余韻が残る。この余韻が18年のザ・マッカランはかなり強いため、ウイスキーがもたらす独特な幸福感を飲んだ人は堪能できるだろう。高い価格であることと強い幸福感から少しずつ飲んで楽しむくらいがちょうどいいウイスキーと言える。
ザ・マッカラン 25年
マッカランのアニバーサリーモルト25年は15万円～25万円程度の買取相場、マッカラン ファインオーク 25年 旧ラベル、マッカラン ファインオーク 25年 トリプルカスクといった商品があり、特に人気なのは25年 シェリーオークである。
ザ・マッカラン 50年
マッカラン50年ミレニアムとザ・マッカラン50年1949バカラデキャンタの2種類の商品があり、いずれも買取価格は100万円を超えてくる。
ザ・マッカラン 55年
希少過ぎて中々出回らないが、昨今ではどの買取業者も軒並み600,000円前後で取引している。
ザ・マッカラン オスクーロ 1824 コレクション
ザ・マッカラン オスクーロ1824コレクションの買取相場は、55,000円前後となっており、空き瓶や空き箱も1万円近い価格で取引される。
ザ・マッカラン リフレクション
限定620本、価格は18万円で販売された限定ボトルである。ネオプライスというお酒買取店で買取参考価格が117.000円前後となっている。
ザ・マッカラン No.6 1824 ラリックボトル
大黒屋では2019年5月の時点で参考買取価格240,000円となっている希少なお酒だ。
ザ・マッカランの査定
ザ・マッカランを手放す場合は買取業者の利用がおすすめだ。オークションなどを利用する手もあるが手間がかかるなどのデメリットも多い。買取業者を利用することで、より高値でザ・マッカランを手放すことができる。
未開封かどうかによっても値段は大きく変わるので、自宅に未開封のザ・マッカランがある場合は飲む前に査定を依頼して見るのもおすすめだ。
ザ・マッカラン買取相場
年代や人気度によって買取相場が大きく異なる。もちろん、希少価値が高かったり人気のあるボトルは高価買取がしてもらえる。代表的なもの相場をあげるのであれば以下のようになる。
- 12年：〜2,000円ほど
- 18年（現行）：〜20,000円ほど
- 18年（旧）：〜100,000円ほど
- 25年シェリーオーク：〜150,000円ほど
希少価値があまりないものであっても、入門者から求められることもあるので査定に出して買取ってもらうことは可能だ。
保存状態にも注目
基本的にウイスキーには賞味期限がないが、未開封の状態と開封後では品質がいちじるしく変わってくる。もちろん未開封の状態の方が高い値段で買取ってもらえる。買取査定に出すときには未開封かどうかもチェックしておこう。さらにウイスキーは保存状態によっても品質が変わることがある。
日光に当たる場所であったり、高温にさらされると品質が劣化する。保存状態が悪いといい査定額がつかなくなる恐れも出てくるだろう。しかしきちんと保管しておけばウイスキーはかなりの長期間保管することができる。
製造工程で熱処理がなされており、アルコール度数の高いウイスキーは、強い殺菌作用があるため腐りにくいのだ。飲まないウイスキーは正しい方法で保管するようにしよう。
ヴィンテージはさらに市場価値が高い
数あるザ・マッカランの中でもヴィンテージはさらに高い値段がつく。世界中のウイスキー愛好家が求めているボトルであると同時に数が限られているからだ。市場に出回ったとしてもすぐに買い手がつくほど競争も激しい。
高値で買取してもらえるのはヴィンテージだけではない。限定販売されたザ・マッカランも人気が高く、すぐに買い手がつくものだ。買取業者も喜んで高値で買取ってくれるだろう。
ウイスキーは同じ銘柄であってもラベルが変わると味も変わると言われている。そのため今は市場に出回っていない古いラベルのボトルは、愛好家からの需要はあるのだ。プロのバーテンダーも古いラベルのウイスキーの方がおいしいと答える人は多い。
ヴィンテージ、あるいは限定販売のザ・マッカランで、さらに未開封のものはかなりの値段で売れる可能性がある。飲む予定がないのであれば買取業者に査定をしてもらうことをおすすめする。
木箱などの付属品があるとさらに買取価格が上がる
ザ・マッカランに限らずウイスキーの買取を業者に依頼する場合は付属品にも注意したい。付属品があるかどうかによって買取価格は変わってくる。化粧箱などだけでなく、箱の中の紙やフィルムといったところまでそろっているかどうかをチェックしよう。
ボトルについてきた専用のグラスなども重要だ。付属品が全てがそろっている場合、買取価格が高くなることがある。ウイスキーの入ったボトルや付属品の汚れなどにも気をつけたい。
ほこりや日焼けをしている場合、査定額が落ちてしまう恐れもある。保管する場合は汚れなどがつかないよう配慮し、査定に出す場合は汚れを拭き取るなどしてできるだけきれいな状態にしよう。
ザ・マッカランおすすめ買取業者
ザ・マッカランのおすすめ買取業者を4つ紹介する。買取業者の選び方によって査定額が変わってくるので、売却すると場合は複数の業者に査定を依頼するようにしよう。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は全国に200以上の店舗を構えている買取業者だ。他にもチケット販売業なども手がけている。数多くの実績があるため、ブランドバッグや高価なウイスキーの買取の場合でも信頼できるだろう。
その買取実績は年間150万件以上。これは業界トップクラスの実績数だ。入社以来、しっかりとした研修を受けた鑑定士に価格を査定してもらえるので初めて利用する人でも安心できる。
店舗遠方に住む人でも宅配買取査定を利用すれば簡単に査定をしてもらえる。最近ではLINEで写真を送ることで査定してもらえるシステムも導入されているため、気軽に利用できるようになった。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボはウイスキーなどお酒の買取を専門におこなっている買取業者だ。お酒についての専門知識のある経験豊富な鑑定士が多く在籍しているので、安心して査定を申し込める。ストックラボが高価買取できる理由には、独自の販売ルートを持っていることがあげられる。
販売ルートは国内にとどまらず、海外にも展開している。そのため以来したザ・マッカランも世界基準で査定してもらうことが可能だ。
TAMAYA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒の買取の専門店であるTAMAYAでは多方面に販売ルートを持っているだけでなく、直接取引をおこなうことによってコストを大幅に削減している。こうしたコスト削減の徹底によって高価買取を可能になった。
買取方法には宅配買取、出張買取、店頭への持ち込みによる買取などがある。取引に手数料はかからず、無料で査定してもらえるのもTAMAYAの魅力だ。他社の査定額と比較する相見積りにも快く対応してくれる。すでに他社で出された査定額を提示すると、さらに高い値段で買取ってもらえる可能性もあるだろう。
JOYLAB
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ウイスキーだけでなくワイン、ブランデー、日本酒など世界各国のお酒の査定に詳しい鑑定士が在籍しているJOYLAB。ザ・マッカランも安心して査定に出すことができるだろう。電話・FAX、オンライン経由で買取価格を確認できる。その後店頭、出張、宅配で買取ってもらうことになる。
ボトル1本から対応してもらえるので手軽に利用できるのも魅力的だ。店頭か出張買取であればその場で、宅配買取の場合は商品が到着したらすぐに指定した銀行に振り込んでもらえるシステムになっている。買取ってもらいたい本数が多いときや高価なボトルで持ち出しが難しい場合には出張買取を。持ち出しが可能である場合には店頭や宅配買取を利用しよう。
まとめ
長い歴史を持つザ・マッカラン。世界中の愛好家から人気を集めているウイスキーであるため高値で買取ってもらえる可能性もある。未開封の状態を保ち、保管方法に気を配ることでさらに値段は変わってくるだろう。
査定に出す前にはラベルをきれいに服などの配慮が必要だ。他社で出してもらった査定額と比較することで、より高い値段で買取ってもらえるため、買取業者を選ぶ場合は複数の業者に査定額を提示してもらうことをおすすめする。
