スクーターといえば、乗りやすく、車を買うよりもはるかに安く、とても便利な商品であることは皆さんご存知だろう。しかし、スクーターは買うときは高くなく、簡単に買うことができるが、売るとなると場合によっては赤字、または非常に安く買い取られてしまうことが多い。
そこで、スクーターの買取を検討している人に、業者に査定を依頼する前に知っておいて欲しいことがいくつかあるのでここで紹介をしていく。高額買取を狙うために、絶対に知っておいて欲しいことを紹介するので、今後の参考にしてほしい。

Buitenhof Den Haag / FaceMePLS
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
スクーターを売却するには準備が大切
例えば査定基準や査定時の注意点として買取相場の知識が挙げられる。何も知らずにいきなり査定をお願いしてしまうと、買い叩かれても気づくことができず、本来より安い値段で手放すことにもなりかねない。
例えスタッフがとても親切な人でも、こちらの準備不足のせいで高額買取のチャンスを逃してしまう可能性もある。しかし、ちょっとした事前準備をするだけで、買取価格が数万変わることもあり得る。
スクーターとバイクの査定基準は異なる
スクーターに乗っている人なら知っている人も多いかと思うが、スクーターとバイクは特徴がかなり異なる。そのため、当たり前かもしれないが、スクーター、ビックスクーターとバイクの査定基準はかなり異なる。事前に知っておくことで、高額買取のために準備をしておくことができる。
ではここでは早速スクーターとバイクの違い、査定スタッフが一体どんなポイントを見ていて、減額がどこでされるのか、そこを防ぐためにはどうしたら良いのかなど、少しでも高く売るコツをチェックしていこう。
スクーターとバイクの違い
ここでは査定の違いについてイメージがしやすいよう、スクーターとバイクの日本での一般的な違いを紹介する。バイクは、色々な種類の自動二輪の車種のことを指す。スクーターは、椅子に座るような形で乗れるバイクの一種のことである。
しかし、バイクというと一般的にオートバイのイメージがあるため、オートバイと比較した方がイメージしやすいのでオートバイとスクーターの違いについても紹介しよう。
オートバイは跨って乗るタイプのバイクのことで、着座位置より前にエンジンが装備されている。マニュアル式(MT)で、棒状のステップに足をおく。
それと異なり、スクーターは椅子に座るような姿勢で乗ることができ、着座位置より前にエンジンがある。オートマ(AT)で、足はステップ状のフロアに置くことができる。
買取業者の査定基準って?
スクーターの査定においてチェックされるのは主に5点ある。フレーム、外装、エンジン、電気・保安部品、リアやフロントだ。ここでは、それぞれについて詳しく査定基準を紹介していく。是非以下の点をよく頭に入れて査定額が減額されないようにする、又は減額の理由を把握していただきたいものだ。
1.フレーム
査定スタッフがまず初めにチェックするのがフレームのチェックである。実はスクーターはバイクに比べてヘッドチューブからシートフレームまでの部分があまり補強されていない。そのため、走行中に事故を起こした場合や、何らかの衝撃を受けた場合歪みが出やすい車種である。
歪みが出やすい商品ではあるが、どこか曲がっていたり、歪みがひどい場合は査定額にかなり影響が出てしまう。
だが、すでに前に走行していた時についてしまった歪みやキズは、査定直前に対処することは難しいだろう。これにつういては、普段から安全に乗ることを心がける以外どうしようもない点である。
2.外装
スクーターは外装の状態によっても査定価格がかなり左右される。壊れていても買い取ってはもらえるが、少しでも印象を上げるために事前に手入れをした方が良いだろう。
例えば業者に洗車してもらうことや、ホコリを拭き取ってワックスで磨き上げるだけでも、かなり印象が違ってくる。自分でも、中古の何かを買う時、綺麗でピカピカの印象の商品の方が買いたい気持ちが湧くだろう。そこは買取業者でも同じだ。できるかぎり綺麗に見えるようにし、買取業者に向かおう。
3.エンジン
エンジンに関しては、問題なく走行できるかがチェックされる。そのほかに、異音や吹け上がりがあるかも確認される。残念ながら異音や吹け上がりがある場合は、問題なく走行できたとしても査定額が低くなってしまう可能性が高い。
しかし、ここでは減額されないからと、自分で整備をするといった行動はしない方が良いと言える。もちろん整備の仕事をしていた経歴がある人や、すでに慣れていて、よほどの自信がある人であれば問題はないかもしれない。
整備はコツが必要な作業で非常に難しく、初心者がマニュアル本を買って試しにやってみようという意気込み程度でできる作業ではなく、経験がない限りは自分で直すのは諦め、業者に任せた方が確実と言えるだろう。下手に直そうとしてしまい、万が一壊してしまうと取り返しのつかないことになってしまう。
4.電気・保安部品
電気、保安部品に関ししては、走行に問題がないかどうかのチェックで細かく見られる。ポイントは細部まで、ブレーキの動作からブレーキンランプ、ウインカー、スピードメーカーまで様々なところを確認される。
ここのチェックで今までスクーターを走行していた時、日頃しっかりメンテナンスされていたかが分かってしまう。自信がない人はそれなりの減額を覚悟しなければならないポイントだ。
5.リアやフロント
さらに査定スタッフはハンドルやリアに歪みや不具合がないかもしっかりチェックしている。サスペンションオイルの滲みやサスペンションの衝撃吸収能力も見られる可能性が高い。売る側としては、そんなところまで…と思うかもしれないが、安全性を確認するという意味では大切なことである。
査定してもらう時の注意点
スクーターを査定してもらう時は、あらかじめ査定基準や買取相場を知っておくことが重要だ。また、査定の際自分のスクーターの売りポイントがどこかスタッフに直接伝えるとさらに良いだろう。もし事故の経験や不具合があれば、そちらも自分から正直に申し出た方が印象が上がるはずだ。
少しでも高く売るには、時によって交渉も必要となる。買取相場に対して業者の提示額が低く感じた時は、率直に理由を聞くなどして買取価格UPの相談をしてみよう。また新学期が始まる直前の2月~3月に売りに出すのもお勧めだ。中古のスクーターを欲しがる人が増えるため、必然的に買取価格も上がりやすい。
参考買取相場の情報
最後にスクーターの大体の買取相場を紹介する。人気が高い原付タイプのスクーター50ccは1万~15万円が大体の相場で、ホンダ タクトクレージュやヤマハ ビーノなどは20万近くの値がつくこともある。
また、125ccのいわゆるビックスクーターは5万~100万と非常に振れ幅が大きい。ホンダ フォルツアZは状態によっては150万を超えることもあるそうだ。
原付の買取市場と査定金額を上げるポイント
スクーターの中でも特に多くの人が持っている原付は、場合によっては1万円を切ってしまうことや、非常に安く買い取られることがある。原付は1年ごとに1万円ずつその価値がなくなっていくと思っても良いほど価値も下がりやすい。そのため、場合によっては0円で買い取る場合もある。
買取業者にとっては、利益が出しにくい商品のためなるべく安く買い取りたいのだ。また、ヤフオクなどのオークションなどで売るといったことは辞めた方が無難だろう。少し問題が発覚すると、修理代の請求、金額の返却を希望されることがある。
そこで、買取業者に原付を売る際に重要になるポイントが、安すぎる金額を提示され、もし交渉に応じない場合は断ることだ。買取業者としては売りに来た客を逃すということが一番避けたい状況である。断ってしまうことで、それでは金額をあげるという展開になる可能性があるのだ。また、是非買取価格を買取業者ごとに比較して欲しい。
参考URL:バイク買取センター HONDA TACT(ホンダ・タクト)買取 https://www.bikekaitori.ne.jp/bike/honda/tact.html
バイク買取バイクワン フォルツァ買取 https://www.bikeone.jp/special/honda/forza_index.php
一括査定サイトの利用で高額買取の期待アップ
今回はスクーターを売却する前になるべく高額査定ができるよう、知っておいて欲しいことを紹介した。スクーターについて理解を深め、査定基準と査定の際の注意点、買取相場を事前に頭に入れておくことで、査定スタッフに買取価格の交渉もよりスムーズにしやすくなるはずだ。
また、数多くの査定を受け、交渉に役立てたり、どこが高く買い取ってくれるか参考にするためにも一括査定サイトを利用してみて欲しい。
バイクファンに人気のある一括査定サイトが、カチエックスだ。300社以上の業者が登録しているので多数の査定結果を一気に受け取ることができるのだ。高額査定の店舗を見極めるためにも、是非活用して欲しい。