タッチパネルの弊害を受ける視覚障害者を助ける?音声補助アプリの可能性はいかに?

最終更新日:2018年10月02日
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スマートフォンタブレットなど、タッチパネル入力のデバイスが増えているのは誰もが感じることだろう。駅の券売機やラーメン屋の食券機までタッチパネル仕様になっている。このようにタッチパネルが色々なところで使われ人々の生活が便利になっていく一方、視覚に障害がある人達は不便を強いられることが多くなっている。非常に狭い範囲にボタンが敷き詰められており、触った感覚も無いため、認識が困難なのである。

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タッチパネル導入による問題点

日本で問題となった有名な例として、銀行のタッチパネル式ATMの問題があげられる。タッチパネル式ATMは1980年代に銀行各社が相次いで導入したが、導入当初から大きな問題があった。

それは、銀行や機械によってタッチパネルのボタンの配置がまったく異なっていたことだ。もともとタッチパネル方式はボタンの位置を自由に追加・変更したり、機能によって変えることができるため、銀行とソフトを作る側にとっては都合がいい。しかし、視覚障害を持つ人にとってタッチパネルは非常に使い勝手が悪かったのだ。従来型の機械的なボタンのものならば手探りでも操作できたが、タッチパネルではどこがどのボタンかがさっぱりわからない。また、高齢者や上肢に障害があって指先が震えたりすると、誤って隣のボタンを触ってしまうこともあるし、触らなくても静電誘導で誤入力してしまう場合もある。

このような問題点を踏まえて1990年代半ばには、多くの銀行が音声ガイドを付けたり、点字を添えたボタンを追加したりして改善してきた。しかし、タッチパネル方式の機器については、繰り返し問題が生じている

公共施設を中心にハード面でのバリアフリーへの取り組みは、日本においても行われてきている。しかし、ATMや自動券売機、公共施設に設置されたキオスク型の機器などのタッチパネルの問題などの情報とそのアクセスに関するバリアフリーの問題はまだまだ課題が残っているとも言える

スマートフォンの普及率

最近普及の激しいスマートフォンにおいても、その画面には凹凸がなく、視覚に障害がある人にとっては指先の感覚だけでアイコンを区別することは困難だろう。しかし、それにも関わらずスマートフォンは視覚障害者からも人気があるのだ。その理由は何故なのか、どのように操作しているのだろうか。

大きな画面とタッチパネル操作を特徴とするスマートフォンやタブレットは、画面拡大操作がしやすい拡大読書器の代わりに使えるなど、視覚に障害がある人にとっても利点が多く、その普及のための活動が進められている。また、スマートフォンやタブレットはアプリを簡単にインストールできることが最大の特徴でもある。アプリの中には、カメラで撮影した物体の自動認識やGPSナビゲーションなど、視覚障害を補償する「便利アプリ」も流通しており、これらは視覚障害者にとっても有効である。

このような便利さの反面、視覚障害が理由で使いにくい点もあると考えられる。音声出力機能があっても、触覚的手がかりのないタッチパネル操作は視覚障害者にとっては難しいのではないだろうか。パネル上の意図しない箇所をタッチしてしまうことはないだろうか。

視覚に障害がある人を対象にしたインターネット利用実態調査(2014年10月〜11月実施)によると、スマートフォンを所持している人の割合は40.7%だという。この数字は、視覚に障害が無い人の45.4%と比べても遜色の無い結果となっている

音声読み上げ機能の搭載

スマートフォンの人気が高い理由の一つに、音声読み上げ機能が標準で搭載されていることが多いという点があげられる。iPhoneなどのiOS端末には「VoiceOver」という機能が標準で搭載されており、Androidでも最新のバージョンのものであれば「TalkBack」というアプリがインストールされている。

「VoiceOver」の機能を使えば、アイコンや項目を確認するために1度タップするとそこにあるアイコンや項目を読み上げてくれる。これを繰り返し、実行したい項目を探したらダブルタップすることで起動できる。また、読み上げ速度も自身で設定することが可能だ。

音声補助アプリの可能性


Voice Search / Johan Larsson

このようなもともと搭載されている機能以外にも、前述もしたようにハンディキャップを持った人たちを助けてくれる「便利アプリ」も流通している。

例えば2013年に発売された「トーキングエイド for iPad テキスト入力版STD」は音声言語による会話が困難な人のためのコミュニケーションアプリで、かな文字、英数字等のキーボードをタッチして作成した文章を、合成音声で読み上げたり、メール送信したりすることができる。同じく2013年に発売された「ボイスエイド」は声を失った人のためのコミュニケーションツールで、登録されている言葉を一覧から選択するか、キーボードから入力することで発声させる。

そのほかにも、読書支援してくれるようなもの、最新のメディア情報を入手できるもの、リモコンがわりに操作できるもの、文字入力を簡単にしてくれるものなど、様々な用途の補助アプリが日々開発されている。

GoogleエンジニアによるKNFB Reader


Sony Xperia Z1 Compact Camera App / Prepayasyougo

そして今大注目されているのが2014年11月3日に発売された「KNFB Reader」だ。このアプリはスマートフォンのカメラで撮られた写真を音声が自動で解読し解説してくれるというアプリである。GoogleのエンジニアであるRay KurzweilによってiPhone向けに開発されたこのアプリは大変好評で、今後Android向けにもリリースされるという。

KNFB Readerの使い道は色々ある。友人が撮った写真の情景を皆で共有することもできるし、買い物の際に商品の写真を撮って解説してもらうことで、それが欲しい商品なのかを判断することもできる。

アプリの価格の高さが課題

便利なアプリが沢山登場しているが、目下の課題はアプリの価格だ。はじめに紹介したトーキングエイドは6800円だし、ボイスエイドは発生回数の制限を外すためには年間6400円かかる。KNFB Readerに限っては$99.99という値付けである。

タブレットやスマホの恩恵を

アプリの可能性は無限大である。政府が補助金を出したり開発費を援助したりすることで今よりも安くアプリを提供できれば更に多くの人がタブレットやスマホの恩恵を享受できるだろう。Google Glassなどのデバイスでは、キーボードなどを使わず、音声認識による情報インプットが将来的に検討されていることもある。Siriよりも精度の高い音声認識を実現してほしいところである。また、そのような技術が広まることで、【電子書籍専用端末?】Kindle VS Kobo VS タブレットの頂上決戦。電子書籍はどれで読むのが賢いのか比較してみた。で紹介しているような、電子書籍専用端末でも視覚障害者が使いやすいものが生まれるかもしれない。

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