イタリアの首都ローマが属するラツィオ州でTIBALDI(ティバルディ)は1916年(大正5年)に設立された。今ではヴィンテージ品として評価の高いティバルディ万年筆だが、長い間活動を休止していた。近年、別の万年筆メーカーの支援を受け復活をとげている。
休止からの復活後には、万年筆だけでなく時計やカフスボタン・革小物など主に男性用の小物類も扱うブランドとなっている。ティバルディ万年筆はさまざまなコラボレーションアイテムを生産し、高級万年筆として確固たる地位を築いている。
海外の文献でも評価されるような素晴らしい万年筆を作りながらも一度は操業を休止し、再度復活を果たしたティバルディ。そんなティバルディ万年筆の特徴と買取市場における高い評価を解説していく。
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ティバルディ万年筆の特徴
創業時のティバルディ万年筆は、美的で芸術的にも価値が高く、機能的なデザインとして評価されていた。当時と復活後の現在、どのような特徴を持っているのか解説していこう。
ティバルディ万年筆の歴史
1916年にジュゼッペ・ティバルディによって誕生した、創業者の名を冠したティバルディ。輸入品のペンが多く入ってきていたイタリアでもティバルディ万年筆の評価は高く、輸入品の最高クラスと同等の評価を得ていた。
その後しばらくの間は操業を停止していたが、2006年に復活を果たした。ティバルディと同時期に万年筆メーカーとして操業を開始していた万年筆ブランドにモンテグラッパがある。そのモンテグラッパの創業家一族が復活をサポートし、映画の公式万年筆の販売を開始している。以降、さまざまなコラボアイテムや創業時の復刻版アイテムを中心に、高級ブランドとしての地位を築き上げている。
ティバルディ万年筆の魅力
ティバルディ万年筆は非常にシンプルなデザインのボディに、キャップやリング、ペン付近の装飾がポイントに入ったスタイリッシュなデザインが魅力的だ。復活後の定番商品は、全体のスタイルは創業時のものを踏襲しつつも細かく見るとボディなどにデザインが追加され、今っぽさを出していることが分かる。好みは分かれるかもしれないが、どちらも素晴らしい製品であることに変わりはない。
また、コラボアイテムの発売と共に復活を果たしたティバルディは継続して限定品の発売を進めている。限定品は今までとはスタイルを大きく変え、コラボレーションする人や作品の印象を大きく織り込みながら製作されている。ティバルディ万年筆の良さが限定品には表れている。
ティバルディ万年筆の種類
現在、限定品以外にティバルディ万年筆として販売されているのは、クラシックとニューヨークの2種類の万年筆だ。これに、限定品が加わってティバルディ万年筆のラインナップとなっている。ここでティバルディ万年筆の人気のシリーズについて解説していこう。
クラシックシリーズ
ティバルディ万年筆のクラシックシリーズは、創業当時に製造していたデザインを復刻したもので、万年筆の他にもボールペンやローラーボールがラインナップされている。ボディの色は、アイボリー・ブルー・マットブラック・シャイニーブラックだ。
さらにリングやキャップの装飾が異なる、IPガン・ローズゴールド・イエローゴールド・ロジウムの4種類がある。いずれもシックで落ち着いた印象の中に、装飾部分が際立つシンプルながらも美しいデザインだ。
ニューヨークシリーズ
ティバルディ万年筆のニューヨークシリーズは、クラシックシリーズのスタイルはそのままに、ボディ部分に細い波型の模様を加えたデザインが特徴だ。こちらもボールペンやローラーボールがラインナップされている。装飾の種類はクラシックシリーズと同様だが、ボディの色はアイボリー・ブラウン・ブルー・ブラックの4種類だ。
さらに限定品はファンにとってはたまらない逸品
ティバルディが復活を遂げた、ダヴィンチコードの公式万年筆はファンにとってはたまらない逸品である。ゴールドとシルバーがあり、世界限定618本しか販売されていない。
作品中で使用されていたクリプテックスというパズルを入れていたものと同じような六角形の木箱に入っているなんともこだわった万年筆だ。もちろん中身はパズルではなく万年筆で酢酸などは入っていない、世界中で大ヒットした作品に想いを馳せながら購入した人も多い。
ティバルディ万年筆は買取可能か?
ティバルディ万年筆は、創業時代のものは海外の専門書にも掲載されるほど高い評価で、ヴィンテージ万年筆として高価格で取引されている。また、復刻後も限定品はもちろんだが、クラシックシリーズやニューヨークシリーズのファンが多いため買取市場でも高価買取が期待できる。手元にティバルディ万年筆があり、使う予定がないのであれば複数の買取業者に査定を依頼して、少しでも高く買い取ってもらったほうが良い。
ティバルディ万年筆の高価買取ポイント
創業時のヴィンテージ品や限定品などを含むすべての商品の人気が高いティバルディ万年筆。少しでも高価買取を目指すためにはどのような準備が必要か解説する。
ヴィンテージ品と限定品を見分ける
ティバルディ万年筆の高価買取を目指す場合には、現行品とヴィンテージ品や限定品を見分けることが必要だ。もし持っている万年筆が限定品なら、さらに高価買取が期待できる。
まずは、公式ホームページに掲載されている写真とよく見比べることが重要だ。見分けることが難しい場合には複数の買取業者に査定依頼を出すことで、見分ける選択肢もある。特に量販品のクラシックとヴィンテージはデザインが似ているため注意が必要だ。
詳細が分かる画像を準備する
ティバルディ万年筆はボディのデザインとカラー、そしてリングやキャップの装飾によって複数の種類に分けられる。特定の組み合わせのみを高価買取している場合があるため、査定に出す際にはきちんとデザインやカラー、装飾部の色が明確にできる画像を準備しよう。
ティバルディ万年筆の買取業者一覧
ティバルディはその希少価値からなかなか買取金額が出てこない。その中でも取り扱いがある業者をピックアップした。要査定となっているものが多いが、それだけ希少価値が高いせいということを理解してほしい。
キングダムnote
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
高価な品もある万年筆。キングダムnoteは買取業者でもあるが、販売もする。そのため低金利のショッピングクレジットが利用できるのが特徴だ。
ティバルディ程の高級万年筆を査定に出した場合、そこそこの金額が予想される。ならば同じくらいのランクの万年筆を新たに迎えたくなる。そんなときにショッピングクレジットが利用できるのだ。
遠方からの買取でも送料は無料で査定、買取までおこなえる。ティバルディにはないが、ワンプライス査定というものも存在する。他店で査定した金額と比較するとどれほど高価なのかが理解できるのだ。
別れもあれば出会いもある。新しい万年筆に出会った場合もキングダムnoteは送料無料で届けてくれるのなど嬉しいサービスもある。東証一部に上場している安定の買取業者だ。
- 会社名
- シュッピン株式会社 Syuppin Co.,Ltd.
- 住所
- 〒160-0023東京都新宿区西新宿1丁目14番11 Daiwa西新宿ビル3階
- 営業時間
- オンライン受付:24時間対応/電話受付:11:00~20:30
- 定休日
- 無休
- 買取価格
- 要相談
万年筆買取専門館
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
そのままズバリなネーミングの万年筆買取専門店。万年筆に対する自信がみなぎる店名だ。数多くのカルチャー発祥の地でもある中野ブロードウェイ内に店舗を構えている。
店舗があるからこその販売力を打ち出し、高値で買取する仕組みを構築している。しっかり物を見てから買いたいというお客様の心を満足させる買取業者だ。
その他にも宝石や時計なども扱っているため、ギフトでもらった宝石付きのカフスと万年筆など一緒に抱き合わせて査定をすることで買取金額もより高額になる。ある金額以上の査定になったものに適用されるのが、万年筆を定価の99%で買取するというキャンペーンはかなりお得なため、まずは査定をしてもらうのがオススメだ。
- 会社名
- 株式会社 SCスタイル
- 住所
- 〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイB1
- 営業時間
- 10:30~19:30
- 定休日
- 年中無休(年末年始、中野ブロードウェイ休館日を除く)
- 店舗からのコメント
- あなたの万年筆、高額買取いたします。
- 買取価格
- 要相談
エコスタイル
買取価格
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許可番号
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ウイルス
対策
スタッフに絶対の自信があるエコスタイル。万年筆以外にもブランドからヴィンテージに至るまで買取アイテムは幅広い。店舗はこぢんまりとしながらも清潔感がありプライバシーも守られるように仕切りがされている。各店舗で自信のあるポイントがありアイテムによって使い分けたいほどだ。
遺品整理士など複数の資格を持っているスタッフが常駐しているので、まとめて整理が必要な場合にも対応が可能だ。万年筆のような小さなものならばフラッと店頭へ行っても快く対応してくれる。
またイニシャルなど名前が彫られていても買取が可能である。買取金額には影響がない品もあり、昔貰った思い出の品も処分できるのが強みだ。
- 会社名
- 株式会社スタンディングポイント
- 住所
- 〒146-0092 東京都大田区下丸子2丁目24-26 光写真印刷第2ビル
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 毎週火曜日(祝日を除く)
- 店舗からのコメント
- 初めての方でも大歓迎!買取アドバイザーがお客様のライフスタイルに合った、最適な買取方法をご提案します。
ウェブ買取サロン e万年筆
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
茨城や栃木など北関東に店舗があるウェブ買取サロン e万年筆。買取業者には珍しく万年筆の他に補正下着やライターなどニッチな製品を取り扱っている。メジャーな万年筆の場合、買取上限金額を提示しているのでかなり参考になる。
ティバルディの場合は拝見させてほしいという回答のため要査定としている。限定品が多いティバルディだからこそ易々とは金額表示されないが、買取業者が本気で査定しようという熱意は伝わる。
出張買取の場合は、埼玉、群馬、茨城、栃木、千葉と関東圏でいうなら外側の地域が対象となる。自身が住んでいる地域に該当するならば出張で査定してもらうのも良い。
- 会社名
- 株式会社 アニマック
- 住所
- 〒306-0234 茨城県古河市上辺見1211
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 日曜日
- 店舗からのコメント
- 使わなくなった万年筆、お売りください
- 買取価格
- 要相談
ジュエルカフェ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
赤いクマがかわいらしいのジュエルカフェは、ついつい目が行ってしまう赤がポイントカラーの買取業者だ。全国にある店舗数だけに目が行きがちだが、それだけではない。大体が入りづらい雰囲気を醸し出している買取業者が多いがジュエルカフェは、店舗への入りやすさやスタッフのフレンドリーさもウリとなっている。
店舗の多くは商業施設内や商店街など気軽に入れる場所に多くある。人がより多く行きかう場所にある地域密着型の買取業者だ。
ティバルディの査定額は限定品ということで要査定である。限定の証拠となるシリアルナンバーやギャランティーカードなどがあれば査定時により詳しい査定額を出してもらえる。レアな万年筆は買取強化中には絶好のチャンスなので双方にとって良い結果になるに違いない。
- 会社名
- 株式会社クレイン
- 住所
- 本社〒107-0062 東京都港区南青山5-6-26 青山246ビル5F
- 営業時間
- 店舗によって異なる
- 定休日
- 店舗によって異なる
- 店舗からのコメント
- 満足価格に口コミ多数
- 買取価格
- 要相談
まとめ
ティバルディは評価の高い万年筆を作るも一度は操業を停止。そこから他の万年筆メーカー創業者の支援を得て復活を果たした異例のブランドである。
創業時に作っていた製品は今でもヴィンテージ品として人気が高い。また映画や自動車メーカーとコラボレーションアイテムを作るなど、希少な製品を作り続けている。
査定した結果はどこの買取業者も要査定となり、きちんと査定をさせてほしいという声が多くあった。それだけ日本では希少価値が高い証拠だ。
ティバルディ万年筆を使わないまま手元に置いておくより、本当に手に入れたい人の手に渡るほうが商品としても価値を発揮できる。もし買取に出すと決めたなら、少しでも高価買取を実現するために、複数の買取業者に査定を依頼するのがオススメだ。