バレンシアガ クラシックは、スペインで生まれ、のちにフランスへ移転したメゾンバレンシアガからでているバッグのことだ。本稿では2000年初頭に一大ブームとなった、バレンシアガ クラシックの買取相場・査定情報を紹介する。
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バレンシアガ(BALENCIAGA)とは
エレガンスなラインのドレスで、クリスチャン・ディオールとともにパリオートクチュール界の黄金期を支えたのが、バレンシアガだ。バレンシアガの歴史は、創立者クリストバル・バレンシアガがスペインバスク地方のサン・セバスチャンで設立したオートクチュールハウスから始まった。まずはバレンシアガの軌跡を振り返ってみたい。
スペインからフランスへ
母親から洋裁の手ほどきを受け、独学でドレスの裁断や縫製技術を身につけたというバレンシアガ。首都マドリードの洋裁店で修行後に自らの店を立ち上げ、1919年にはパリ オートクチュールコレクションへの初参加を果たした。スペイン王室御用達ブランドとなるほどの高い評価を受けて事業は順調だったものの、国内で内戦が勃発したのを機会に、1937年にバレンシアガはフランス・パリのジョルジュサンクへと拠点を移すことになる。
パリ移転後も顧客に恵まれたバレンシアガは、クチュリエとしてのステータスを揺るぎないものとしていた。オートクチュールにこだわり事業の拡大に積極的ではなかったものの、ファッション界からの信頼は厚く、ジバンシーやウンガロなどのちのトップデザイナーとなる弟子も輩出した。創立者のクリストバルが亡くなってからは事業を甥が引き継いだものの、低迷していた時期もあったバレンシアガ。
同ブランドに転機が訪れたのは、2000年代に入ってからだった。
エディターズバッグで再ブレイク
現在ルイヴィトンのウィメンズ アーティスティック・ディレクターを務める二コラ・ジェスキエールが、バレンシアガのクリエイティブ・ディレクターに就任したのは1997年のこと。当時若干26歳だった彼が、バレンシアガ復活の立役者となる。バレンシアガ復活劇の代表的アイテムともいえるのが、2000年以降に登場したエディターズバッグだ。
エディターズバッグとは、ファッション雑誌の編集者が愛用しているような、書類が入る大きさで機能性の高いバッグの総称である。ジェスキエールが最初に手掛けたのは、2000年発表のモーターサイクルバッグ。それをリニューアルしたものが、今日バレンシアガの代名詞的バッグともなっているシティだった。
シティはエディターズバッグとしてセレブを中心に人気に火が付き、バレンシアガの定番アイテムとなった。
バレンシアガ クラシックとは
サイズやカラーバリエーションが豊富な、バレンシアガ クラシック。バレンシアガの定番中の定番バッグは、ほぼすべてクラシックの名でカテゴライズされているといっても過言ではないだろう。その代表的なラインナップは以下のようになっている。
シティ
ラムスキンやゴートスキンの柔らかなレザー生地にフロントジッパー付きポケット、フロントやエッジにスタッズが施されたハードなデザイン。バレンシアガのエディターズバッグとして世界的に知名度を上げたのが、このシティだ。高さ26cm、幅38.5cm、奥ゆき15cmのスタンダードサイズと、高さ21㎝、幅30㎝、奥ゆき10㎝のSサイズ2種類がある。
内部には携帯用ポケットやジッパーの付いたポケットがあり、レザーフレームのミラーもある。口が大きく開くため、荷物が出しやすい点もポイントが高い。シティは一過性のブームに終わることなく、現在でもほぼ毎年のように新作がリリースされる人気定番アイテムとなっている。
ファースト
シティと並んでバレンシアガの定番エディターズバッグとして知られているのがファーストだ。シティはA4サイズの書類が入るのに対し、ファーストはA5サイズとやや小ぶりだが、ハードなデザインと機能性は健在である。サイズが違うだけでデザインも機能もほぼシティと同等のファースト。
ストラップの取り外しもでき、レザーフレームのミラーも付いているが、唯一シティと違うのはストラップの長さ調整ができないことだ。ただしストラップ調整に不便を感じないなら、ちょっとした外出にちょうどよいサイズ感と使い勝手のよさがファーストにはある。シティに負けず劣らずの人気を誇るモデルであることは間違いないだろう。
ミニ シティ
その名の通り、定番人気のシティのサイズを高さ16㎝、幅25㎝、奥ゆき10㎝と全体的に小さくしたものがミニ シティである。小さいとは言ってもバッグのマチは前出のファースト(高さ19㎝、幅33.5㎝、奥ゆき6.5㎝)よりも広く設計されており、見た目よりも荷物が入ると評判だ。
ナノ シティ
ミニ シティよりもさらに小さいサイズで、高さ12㎝、幅19.5㎝、奥ゆき5㎝のショルダーバッグがナノ シティだ。こちらもラムスキン100%の柔らかいレザー生地にスタッズがアクセントとなったハードなデザインで、取り外しおよび長さ調節がいずれも可能なストラップ、インナーにはレザーフレームのミラーがついている。
バレンシアガ クラシックを高価買取してもらうコツ
バレンシアガ クラシックは若い世代を中心に需要が高いバッグであることに変わりはなく、買取市場においても高価買取対象となることが多い。こちらではバレンシアガ クラシックを査定に出そうと考えている方向けに、バッグをより高額で買い取ってもらうために注意しておきたいポイントを挙げていく。
ショルダーストラップがあるかどうか
買取に出す際に査定価格に影響しやすいのが、付属品の有無だ。バレンシアガ クラシックの買取において、バッグに付いていたショルダーストラップがあるかないかは非常に重要な査定ポイントとなる。バレンシアガ クラシックのストラップは取り外し可能になっているため、ストラップを使用せずにしまい込んでいることもあるかもしれない。
あるはずのストラップが付いていないと査定額に数万円の差が付く可能性もあるため、査定の際には忘れずに持参するようにしよう。
レザーフレームのミラーの有無
バレンシアガ クラシックのほとんどのモデルのインナーについているレザーフレームのミラーも、付属品として査定される。これがないと欠品扱いとなり、査定価格が大幅にダウンする可能性もあるので注意したい。
ミラーが付いていても、極端に汚れている場合はあまり印象がよいとは言えない。
できる範囲で汚れなどは事前に落としておくほうがよいだろう。
ボックス
バレンシアガ クラシックを購入した際に入っていたボックス(箱)も付属品とみなされ、あれば査定アップにつながる可能性も高い。但しいくらボックスがあっても、ボロボロに型崩れしていたり、表面が汚れているような場合はあえて持参する必要はないと考えてよいだろう。
バッグの手入れ
バレンシアガ クラシックに限らず、バッグを査定に出す前には、汚れやほこりなどをできる限り取り除いておきたいものだ。外側の表面は柔らかい乾いた布で拭き、内側のほこりがたまりやすい角などはテープや掃除機などでゴミを取っておこう。臭いが気になる場合は、風通しの良い場所で陰干ししておくとよいだろう。
限りなく新品に近い、美品または良品に近づけることが大切だ。
バレンシアガ クラシック買取相場とおすすめの買取店
査定額アップのコツを見てきたところで、バレンシアガ クラシックの買取実績が豊富な買取業者の買取相場を紹介する。あくまでも参考価格だが、目安にはなるだろう。
ブランディア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
宅配買取専門のブランディアで一番人気の買取アイテムは、バレンシアガ クラシック シティだ。シティはおよそ72,000円~89,000円で買取がおこなわれている。またファーストは72,000円~81,000円とこちらもシティと同程度の買取価格で、取扱品目も多い。
- 会社名
- 株式会社デファクトスタンダード Defactostandard, Ltd.
- 住所
- 〒143-0006 東京都大田区平和島3-3-8 山九平和島ロジスティクスセンター 5F
- 営業時間・定休日
- 宅配査定・買取のみの扱いなのでなし
- 査定方法
- 宅配キット査定
- 買取方法
- 宅配買取
レトロ(retro)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
高級ブランド品買取専門のレトロでは、人気の根強いバレンシアガ エディターズバッグの買取強化をおこなっており、ファーストは23,000円の買取実績を持つ。最新モデルであれば買取価格もアップし、またカラーやデザインも査定基準となる。
- 会社名
- 株式会社retro
- 住所
- 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル1号館 6階
- 営業時間・定休日
- 10:00~18:00 年中無休(電話受付)
- 査定方法
- LINE査定、宅配キット査定、持込査定
- 買取方法
- 宅配買取、出張買取、持込買取
リモール
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リモールも宅配買取を専門におこなっている業者で、上記2社と同じくバレンシアガ クラシックの買取実績が豊富だ。シティは50,800円、ミニ シティは58,800円、ファーストは32,800円での買取実績がある。
- 会社名
- ブランド宅配買取専門店リモール|REMALL
- 営業時間・定休日
- 11:00~18:00 土日祝日定休
- 査定方法
- メール査定、LINE査定
- 買取方法
- 宅配買取
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国にあわせて63店舗を展開するなんぼやグループでは、バレンシアガ クラシック ミニ シティ、シティの2Wayバッグをそれぞれ60,000円で買い取った実績を持つ。
- 会社名
- 株式会社SOU
- 住所
- 〒104-0061東京都中央区銀座5-7-4鳩居堂(きゅうきょどう)ビル6F(銀座本店)
- 営業時間・定休日
- 10:00~19:30 定休日なし
- 査定方法
- LINE査定
- 買取方法
- 店頭買取、宅配買取、出張買取
ブランドゥール
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
レディースものに特化したブランド買取専門店ブランドゥールでは、バレンシアガ クラシック エンベロープのストラップショルダーバッグを25,000円、クラシック シティ ポリーを20,020円で買い取っている。
- 会社名
- 株式会社オシャレボ
- 住所
- 〒150-0041 東京都渋谷区神南1-20-16 高山ランドビル4F-B
- 営業時間・定休日
- 平日09:00~18:30 土日祝10:30~18:30 定休日なし
- 査定方法
- LINE査定、オンライン査定、宅配キット査定
- 買取方法
- 宅配買取、出張買取、店舗買取
銀蔵
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
買取激戦区の新宿で15年以上営業を続けている銀蔵は、買取価格も他者より高めだ。蛍光イエローのミニ シティが50,000円、黒のミニ シティ2Wayバッグが40,000円で買取された。
- 会社名
- 株式会社 銀蔵創業
- 住所
- 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-22-8
- 営業時間・定休日
- 11:00~21:00 定休なし
- 査定方法
- 写メール査定、LINE査定
- 買取方法
- 宅配買取、店頭買取、出張買取、サロン買取
モノカウ
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品買取に強いモノカウでは、取っ手にヒビが入っていたり、角がすれているような状態でもバレンシアガのバッグなら買取可能とのこと。やや使用感ありのBランクのファーストが13,000円~18,000円、ミラー付きのシティが17,000円~23,000円で買取されている。
- 会社名
- 株式会社Ultimate Life
- 住所
- 〒540-0004 大阪府大阪市中央区玉造1-6-5(玉造店)
- 営業時間・定休日
- 10:00~19:00 定休日なし
- 査定方法
- 電話査定、LINE査定、メール査定
- 買取方法
- 宅配買取、出張買取
買取エージェント
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
国内外の販売網と自社オークションを運営する買取エージェントでは、状態のよいナイロン製のクラシックシティが70,000円と高額の値段がついた。またクラシック ファーストの10周年記念モデルが43,000円、クラシックのクラッチバッグの買取価格は40,000円となっている。
- 会社名
- 株式会社トップガイ
- 住所
- 〒164-0001 東京都中野区中野5-52-18 1F コープブロードウェイ158号室
- 営業時間・定休日
- 11:00~20:00 年中無休
- 査定方法
- メール査定、LINE査定、電話査定
- 買取方法
- 店頭買取、出張買取、宅配買取
まとめ
バレンシアガ クラシックの買取相場や査定情報を見てきた。クラシックラインのなかでも一世を風靡したシティやファーストのエディターズバッグは根強い人気があり、買取市場で変わらず需要が高いと考えてよいだろう。人気定番モデルでも、ファッショントレンドのサイクルはめまぐるしく変わる。
もし手元に使っていないバレンシアガ クラシックのバッグがあるなら、市場価値のある今こそ、査定に出すことをおすすめする。