新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が公表された。リユース店においても、この様式に対応した店づくりが求められている。今回は、ブックオフコーポレーションの取り組みについてみていきたい。
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新しい生活様式の店づくり
今回はブックオフの店舗に注目し、5月末まで直営店での感染予防対策を一覧化してみた。コロナ禍での店舗運営の参考にしてみてほしい。
カウンターに飛沫防止ビニールの設置
これはレジカウンターや、買取接客スペースにビニールを設置し、顧客との会話時に飛沫感染を防止する措置のために行なっている。ビニールは上から吊り下げるタイプや、据え置きのタイプなどいくつかあるが、カウンターのスペースに合わせて適切なタイプを選んでいきたい。
消毒
コロナウイルスの対策として目立つのは消毒液が設置されている光景だろう。顧客が自分で手指を消毒できるように、店舗の入り口などに設置されているのだ。 また、店内の消毒も行なっているようだ。レジ・電子買取端末・クレジット端末等の機器類、トイレ、ドアノブ、カルトン、カウンター上、買物かご等を定期的に除菌。時間は店舗判断で行っている。
ソーシャルディスタンス
ソーシャルディスタンスとは感染予防戦略を示す言葉で、「感染拡大を防ぐために物理的な距離をとる」という定義がされている。コロナウイルスの影響で、令和2年5月4日の安倍総理の緊急事態宣言延長の記者会見でも登場したが、医学論文を調べると、2006年、効果的な薬もワクチンもない感染症のパンデミックに関する論文に初めて使われているようだ。
具体的には、保つべき距離として相手との距離を2m程(最低でも1m)取ることを推奨している。くしゃみや咳によるしぶきが到達する距離が、くしゃみで3m、咳で2mといわれているためだ。ブックオフでは、レジ前の足跡サインを設置し、お客が間隔をあけて並べるように配慮している。
混雑した場合のエスケーププランの設定
ブックオフでは、混雑した場合、店内への入場制限(駐車場規制や店内の人数制限など)や買取業務の停止なども現場で判断している。立ち読み禁止については、POPの他、アナウンスも流しているようだ。これは緊急事態宣言中のことであり、解除後は緩和する予定だ。
マスクを着用しないお客様の入店禁止
ブックオフでは、マスク着用を促すPOPを用いて感染防止を行なっている。これは顧客と従業員の安全確保のための取り組みだ。スタッフが使用するマスク、使い捨て手袋は会社より支給いるようだ。一方、マスクをしていない客への提供は原則していない。他の業種では入店お断りする店舗もあるようだが、ブックオフではそこまでの規制は行なっていないようだった。
まとめ
いかがだろうか。コロナウイルスの収束の兆しが見えつつあるとはいえ、以前と同じような運営は難しい部分が多い。このような取り組みを是非とも取り入れていただき、顧客と従業員の方々の安全に配慮した店舗運営を行なっていただきたい。
参考: https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_4846.php