ブランデー「ジャンフィユー」の買取相場・査定情報まとめ

ジャンフィユーはジャンフィユー社が販売しているコニャックである。香り高く繊細な上品な香りが特徴で、ブランデー好きの方からも評価が高く、多くの漫画にも登場しているほどだ。

品質が評価されているだけでなく、知名度も人気も高いため、高価買取が期待できるだろう。未開封のジャンフィユーを所有しているのであれば、買取業者がおこなっている無料査定をおこなうことをおすすめする。

ジャンフィユーとは

ジャンフィユーはフランスのブランデー（コニャック）メーカーであり、ブランド名でもある。ジャンフィユーは1880年、初代当主のオノレ・フィューがジャンフィユー社を設立し、ブランデー造りを開始したのが始まりだ。それから、5世代にわたって家族経営を貫いており、現在でもその体制は続いているのである。

1880年から約140年間にわたり代々父から子へと技術が受け継がれており、コニャック地区で唯一の家族経営のメーカーだ。家族経営であるにも関わらず、品質の高さはフランス国内のブランデーメーカーでもトップクラスだ。

この品質の高さを生み出している理由が、使用しているブドウにあるのだ。ジャンフィユーが所有しているブドウ畑は、グランド・シャンパーニュ地区にある約20haの畑である。このグランド・シャンパーニュは最高級という評価が下された畑であり、ジャンフィユーのブドウ畑は全てグランド・シャンパーニュの畑のみで構成されているのだ。つまり、原料のブドウの全てが最高級品のブドウだということだ。

大企業の製造するブランデーは一部がグランド・シャンパーニュのブドウで、残りは他の畑で採れたものをブレンドしてしまうことが多い。そんな中、ジャンフィユーは他の畑のブドウは一切使用していないのだ。グランド・シャンパーニュの畑で収穫されたブドウのみを使っているという他メーカーではおこなうことが困難な方法でブランデーを製造しているのがジャンフィユーの大きな特徴である。

この原料に対するこだわりの他にも、ブドウの栽培から蒸留、熟成を全て手作業でおこなっており、熟成にはリムーザン・オークの樽のみを使用しているのだ。こうしたこだわりを持って製造されるジャンフィユーのコニャックは、その品質が高く評価され、1972年にコニャックで初めて美食及び観光国際委員会によって認定されるセプ・ドールの称号を獲得したのである。

セプ・ドールの称号は、一業種一品種に限り名乗る事が許されており、ワインではロマネコンティなどがこの称号を受け取っているのだ。つまり、コニャックではジャンフィユーがトップと認められたことになる。このことからも、ジャンフィユーの品質の高さを伺い知る事ができるだろう。

コニャックとは

コニャックはブランデーの一種であり、葡萄を原料としたグレープブランデーである。コニャックは、フランスのシャラント県にある町コニャックの周辺で産出されるが、コニャック周辺で製造されていても、全てのグレープブランデーが、コニャックを名乗れるわけではない。

コニャックとして扱われるためには、コニャック地方で定められた製法で作られている必要があるなど条件が課されているのだ。コニャックに使用される葡萄は主にユニ・ブランであるが、他にもコロンバール、フォルブランシュといった品種の使用が認められている。コニャックの製法は、伝統的な銅製のポットスチルを使用して、単式蒸留を2回実施し、フランス国内産のオーク樽で2年以上熟成してから製品化されている。

また、コニャック地域の中でも、畑の土壌によってランク分けがされているが、ジャンフィユーで使用するぶどうは、最高品質のグランド・シャンパーニュのみだ。だからこそ、ジャンフィユーの製造しているコニャックは世界的に評価されているのだろう。

コニャックには、熟成年数の短い「V.O.」から熟成年数の長い「Hors d'âge（オール ダージュ）」までさまざまな等級が存在している。基本的には熟成年数が長く高価になる傾向があり、中には数十万円の高値で取引されるコニャックもあるのだ。

ジャンフィユーの買取相場

どの等級の商品でもグランド・シャンパーニュの畑で収穫されたブドウのみを使用しており、ブドウ本来の味わいを楽しむ事ができるのがジャンフィユーのブランデーだ。ジャンフィユー家は、ヘネシーという大手コニャックメーカーのマスター・ブレンダーをつとめていた経歴があり、その時の経験と100年以上に渡り受け継がれてきたジャンフィユーのコニャック造りにおける精神により、唯一無二の存在である最高品質のコニャックを造り続けているのである。

ジャンフィユーでは、熟成年数によってコック・ドール、ナポレオン、セプ・ドール、トレ・ヴィユー、リゼルブ・ファミリアといったレギュラーボトルが存在している。ジャンフィユーの買取価格を種類ごとに具体的に明示している買取業者はなかった。価格が明示されていたのは、ジャンフィユー リゼルブ・ファミリアで買取価格は16,000円前後である。

ネットオークションではナポレオンが一本2,000〜3,000円前後、セプ・ドールが6,000円前後で取引されており、フリマアプリなどでも同様であった。コック・ドール、ナポレオン、セプ・ドール、トレ・ヴィユーの販売価格が数千円であるため、買取価格も数千円となっているのだ。ジャンフィユー リゼルブ・ファミリアは50年以上の原酒のみを使用して造られているため、他の商品よりも買取価格が高い。

レギュラーボトル以外にも、1953年に蒸留されたジャンフィユービンテージ1953、デキャンタタイプのボトルに入っていて、日本のお店で購入することはほぼ不可能と言われているジャンフィユースターグルメがある。ジャンフィユービンテージ1953、ジャンフィユースターグルメであれば希少価値が高いため、買取価格も数万円になるだろう。

ブランデーの中で買取価格が1万円を超えるものは少ない。この買取価格の高さからも、ジャンフィユーの人気が一般的なウイスキーとは異なることが分かる。ジャンフィユーの中でも入手困難なボトルは、今後ますます価値が高騰するだろう。売却するタイミングは慎重に判断するべきである。

ジャンフィユーの査定額を向上させる方法

ジャンフィユーは日本における知名度は低いが、最高の土壌として名高い、グランド・シャンパーニュ地区で収穫されたブドウから作られた品質の高いコニャックだ。世界中に愛飲家がいるほどのお酒であり、種類により買取価格に差はあるが、問題なく買取をおこなってもらえるだろう。少しでも高く買い取ってもらうためのポイントを説明するので、買取をおこなう前に把握してほしい。

売却すると再入手が難しいボトルがある

ジャンフィユーは、希少性の高いボトルがあるコニャックだ。レギュラーボトルであれば売却しても再度入手できる可能性が高いが、ヴィンテージボトルなど希少性の高いボトルは、求めているコレクターや愛飲家は多いため、一度手放せば、再度入手するのは困難である。売却を検討する時には、そういった点を考慮しつつ慎重に判断するべきだろう。

外観は買取価格に影響

査定依頼をおこなった際に、買取業者が重視するのが外観だ。ヴィンテージボトルなどの古いボトルでは、ホコリなどの汚れがついているものやラベルが破けたりしているものもある。ラベルについては修復することはできないが、ホコリなどの汚れは落とすことが可能であるため、買取に出す前に清掃をおこなうべきである。

清掃時は、強く拭きすぎるとボトルを傷つけてしまう可能性があるため、柔らかい布などで丁寧に拭くと良いだろう。清掃しなくても買取をしてもらえるが、少しでも買取価格をアップしたいのならば、買取前の清掃はおこなうべきだ。

品質の管理も重要

ブランデーは、賞味期限や消費期限の記載がないお酒だ。ブランデーに賞味期限や消費期限がないのは、アルコール度数が高いため、殺菌力が高く微生物などが繁殖しづらいからである。長期に渡って品質が保たれるため、未開封であれば長期に渡って保管することが可能だ。

しかし、未開封であったとしても保管場所によっては品質が悪化してしまう。ブランデーの保管場所としては、冷暗所が適しているため、家庭で保管するのであれば、冷蔵庫の野菜室やキッチン下の収納スペース、押入れなどに保管するのが良いだろう。

それほど保管場所に気を配る必要がないブランデーではあるが、直射日光の当たる場所での保管は、ブランデーの温度が上がってしまうため避けるべきだ。また、ブランデーは横置きではなく縦置きで保存するべきである。理由としては、アルコール度数が高いため、横置きにするとコルクとボトル内のお酒が接触することでコルク臭が移りやすくなり、空気に触れるお酒の表面積が多くなって酸化が早まるためだ。ブランデーの保管場所や置き方に悩むのであれば参考にしてほしい。

保管状態を確認しておく

お酒を高価買取してもらうためには、開封するのは避けるべきだ。買取業者の多くは一度でも、開封したお酒に関しては、買取を拒否される場合が多く、買い取ってもらえたとしても大幅な減額は避けられない。そのため、ブランデーのキャップにあるフィルムについても、破るのは避けるべきであり、フィルムがないと開封扱いされる場合もあるため注意が必要である。

また、未開封でも液面低下により、お酒の内容量が減少していれば減額対象となり、栓がしているのに漏れている場合なども減額されるだろう。他にも、お酒の色味が本来の色味と比べて変色している場合なども減額される。

お酒をできる限り減額されずに買取してもらうためにも、定期的に保管してあるブランデーの状態は確認するべきだ。確認したときに、明らかな状態の変化がある場合は、早急に買取業者で査定をおこなってもらうようにしよう。放置していると、どの買取業者でも買取拒否をされるような状態になるだろう。

付属品も価格に影響

買取を利用する際に付属品を付けないで買取依頼をおこなうのではなく、付属品も一緒に買取に出すべきだ。お酒の査定時には、商品の状態なども含めて買った時の状態に近いほど査定額が上がるため、箱などの付属品に関しても破損や紛失しないように保管することをおすすめする。

買取業者の判断ポイント

ジャンフィユーの売却について、買取業者の利用を検討される方も少なくないだろう。買取業者を選ぶポイントについて紹介するので、選ぶ際の参考にしてほしい。

確認しておきたいポイントとしては、お酒の専門知識を持っている鑑定士がいるかどうかが重要だ。知識のない業者に買取を依頼すれば、適正な価格での買取には期待できない。買取業者のホームページに鑑定士や査定員についての記載があるかどうか事前に調べた方が良いだろう。

自分の利用したい査定方法や買取方法に対応しているかも大切だ。査定時には、電話査定やオンライン査定などさまざまな査定方法があるが、対応している査定方法は買取業者によって異なっている。また、買取方法に関しては、店頭買取、出張買取、宅配買取に対応している業者もあれば、宅配買取専門の業者もあるのだ。

そのため、買取業者を選ぶ際には、自分にとって都合の良い査定方法や買取方法に対応している業者を選ぶと良いだろう。また、買取実績や買取金額について具体的に明示されている買取業者は、買取に自信がある業者が多いため、そういった買取業者であれば、安心して買取を依頼できるだろう。

ネットでお酒の売却をしている人もいるが、商品の出品から、落札希望者とのやり取り、落札されてからのやり取りや発送が必要であるため手間がかかる。仮に、落札希望者からのしつこい値引き交渉、落札者からクレームが来た際には自分一人で全て対応しなければならないリスクもある。こういった手間やリスクがない点からも、ネットで売却よりも買取業者を利用するべきだろう。今回紹介したポイントを踏まえて、ジャンフィユーを買取に出す業者を選んでほしい。

ジャンフィユーのおすすめ買取店

ブランデーの買取をおこなっている買取業者の中でも、買取金額が低く、対応が悪い業者なども存在している。世界的に愛飲家がおり、品質が評価されているジャンフィユー適正な価格で売却するためにも買取業者の選定は必要だ。ここでは、ジャンフィユーの買取を安心しておこなうことができる買取業者を紹介するので、買取先に悩むようであれば、利用を検討してほしい。

買取リカーズ

買取リカーズは、石川県に本社を置く株式会社JUSTYが運営するお酒買取に特化した買取業者だ。買取方法は宅配買取に対応、全国どの地域の方でも利用することができる。査定はお酒のプロが鑑定してくれるため、安く買取される心配がない。

見積もり料、梱包キット、往復送料、振込手数料などが全て無料であり、気軽に買取依頼ができる。箱などの付属品がないお酒、他店では買取を断られるお酒に関しても積極的に買取をおこなっているため、状態の悪化などがあったとしても、一度査定してもらうことをおすすめする。お酒も幅広く買取しているため、ジャンフィユー以外でも売りたいお酒があるのならばまとめて買取依頼をおこなってみよう。

レッドバッカス

レッドバッカスは、充実したサービスと素早い対応がおすすめの買取業者だ。査定方法はweb査定、LINE査定、FAX査定など複数の査定に対応しており、自分の依頼しやすい査定方法を選ぶことができる。査定料・キャンセル料・振込・各種手数料はもちろん、宅配送料・返却送料・出張料などが全て無料だ。

買取方法は宅配買取、出張買取に対応しており、宅配買取の査定に納得して連絡すると、24時間以内に指定の口座に振り込んでくれるなど対応が素早い。また、宅配買取時に自分で送るセルフコースを選択して、お酒を送ると買取金額20,000円以上で1,000円プレゼントするキャンペーンを実施している。

それだけでなく、ジャンフィユーの買取を強化しているため、他の買取店よりも買取金額が高額になる可能性がある。付属品のないお酒やホコリだらけのお酒でも買取ってもらえるため、ジャンフィユー以外にも売りたいお酒があるのならば活用しよう。

まとめ

本コラムでは、ジャンフィユーの買取相場や査定情報について紹介してきた。ここで紹介したようにジャンフィユーは大量生産がおこなわれておらず、最高品質の土壌であるグランド・シャンパーニュ地区で収穫された葡萄のみを使用した品質の高いコニャックだ。そのため、熟成年数の長いボトル、ヴィンテージボトルなどの入手が困難なボトルであれば、高価買取が期待できるだろう。

価値のあるお酒ではあるが、保管する環境が悪ければ品質の悪化により買取価格が下がり、外観が悪くても買取価格が減額されるなど買取金額の下がる要因は少なくない。今回紹介した情報を参考にしつつ、買取前に清掃や付属品の用意などの準備をおこなった上で、買取サービスを利用してもらいたい。