オシャレな男性の間で人気があるベルルッティは、思いのほか偽物が多いブランドでもある。通販ショップやヤフオクなどのオークションサイトで販売されている品のなかにも、偽物の可能性がある商品が紛れているので注意が必要だ。
今回は、ベルルッティの偽物と本物を見分ける方法について解説していく。本物と偽物との違いがでやすいポイントなどを取り上げるので、これから購入を考えているときには参考にしてみてはいかがだろうか。
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刻印のデザインを見分けるポイント
ベルルッティ(Berluti)のレザー製品には、「Berluti」というブランド名が刻印されているケースが多い。偽物と本物は、この刻印のデザインに違いがでやすいと言われている。ビジネス用のバッグはもちろん、財布やカードケースなどを購入する際にも刻印のデザインはしっかりとみておこう。
アルファベットの書体
ベルルッティのオンラインショップなどで販売されている本物と偽物は、「Berluti」のアルファベットの書体が少し違っている場合がある。本物は、「B」や「t」、「i」などに特徴が見られる。
偽物の刻印も基本的には本物の書体に似せてデザインされているが、細かい部分に違いが生じているケースがあるので注意をしよう。本物のベルルッティは、アルファベットの書体もアートを感じさせるような美しいデザインに仕上がっている。
偽物は、スタンプで押した文字のように単純な書体になっていることが多い。
文字のバランス
本物のベルルッティと偽物とでは、刻印されているアルファベットのバランスにも若干違いがでる。本物は上側の「Berluti」と下側の「Paris」の間に適度な間隔があり、文字と文字のバランスも保たれている。
偽物は、「Paris」の文字が上側の「Berluti」の文字にくっつきすぎていたり、文字の間隔がやたら狭かったりすることがある。また、文字と文字の間隔が不自然に広い場合も、偽物の可能性があるので要注意だ。
本物の刻印
刻印の仕上げ方も、本物と偽物をわけるポイントの1つと言える。本物のベルルッティの刻印は、すっきりとシャープに仕上がっている。一方、偽物の刻印の場合は、全体的に線が太く、丸みのある重たい仕上がりになっているケースが少なくない。
カリグラフィーを見分けるポイント
ベルルッティのレザー製品には、古文書を彷彿させる洒落た書体のカリグラフィーが施されている品が多い。ベルルッティの定番とも言えるこの手のデザインはファンからも人気が高く、偽物にも同じようなデザインのものが多く見られるようになっている。
ただ、こういったカリグラフィーは偽物と本物の違いが現れやすい部分であるため、ポイントをしっかりと確認すれば素人でも偽物を見分けることはできるだろう。
カリグラフィー
本物のベルルッティのカリグラフィーはレザーの表面に焼き付けられているため、適度な凹凸があり、実際にペンで書いたような筆圧を感じさせる仕上がりになっている。一方、劣悪な偽物の場合は、カリグラフィーがプリントした文字のように平坦に見えることがある。
表面に凹凸がなく、文字のデザインだけを転写したかのようなチープな仕上がりになっている品が多いので、比較的すぐに見分けがつくかもしれない。
デザイン
ベルルッティのカリグラフィーは、行間などに線の部分が見られるのが特徴になっている。このような線は、文字と文字を繋げるときや、文字を一部省略するときなどに使われることが多い。
本物のベルルッティの場合、手書きの文字をカリグラフィーのモチーフにしているため、線にも手の動きをイメージさせるような動きがある。偽物のカリグラフィーの線にはこういった動きがなく、機械的なデザインになっている場合が多い。
カリグラフィーの色
本物のベルルッティのカリグラフィーは、色に深みがあり全体的にアンティークのような雰囲気を持っている。偽物でもとくにお粗末なできのものは、カリグラフィーの色が均一で、一目でプリントとわかるような仕上がりになっているのが特徴だ。
ホールマークを見分けるポイント
ベルルッティのレザー製品にデザインされたカリグラフィーには、ホールマークもモチーフとして登場する。このホールマークも、偽物と本物の違いがでる部分の1つと言われているので、商品を見比べるときにはぜひ注目しておこう。
ホールマーク
ベルルッティのカリグラフィーに用いられているホールマークは、丸い円を描いたデザインになっている。本物は一筆書きのようにホールマークの線が繋がっているが、偽物は途中で線が切れているなど、全体的に不完全なデザインになっていることがある。
このようなデザインの場合は、本物のホールマークのデザインを真似てプリントで仕上げられている可能性があるので、偽物の疑いがでてくる。
百合の紋章
ベルルッティのカリグラフィーのホールマークには、百合の紋章がデザインされている。本物はこういった紋章も造形的に仕上げられているが、偽物はペンで輪郭だけを書いたような単純なデザインになっていることが多い。
本物には百合の紋章が3つデザインされているので、偽物を見分けるときには紋章の数も確認しておいたほうがいいかもしれない。紋章が2つしかなかったり、1つがほかのデザインになっていたりする場合は、偽物を疑ったほうがいいだろう。
疑わしいときには
ホールマークのデザインはかなり細かいため、偽物と本物の違いが見つからない場合があるのが厄介なところだ。偽物には次々に新しいタイプが登場しているので、見分けるポイントを知っている人でも場合によっては違いに気付かないことがあるかもしれない。
心配なときには、ベルルッティの公式サイトなどにアクセスをして、本物のホールマークと見比べてみるといいだろう。細かい部分までチェックをしておけば、精巧に作られた偽物でも見破れる可能性がある。
レザーの色を見分けるポイント
本物のベルルッティと偽物とでは、レザーの色にも違いが見られるのが一般的だ。ベルルッティは、19世紀から続くフランスの老舗ブランド。イタリア人が設立したこのブランドは、上質なヴェネチア・レザーを使ったシューズを制作していたことで知られている。
フランスのジャン・コクトーやピカソなども愛用していたと伝えられており、当時からアーティストたちに人気のブランドだった。こちらのブランドの場合、レザーの質にはとくにこだわりを持っている。また、パティーヌ染色と呼ばれる方法で、皮を染めあげていくことでも有名だ。
透明感のある色合い
4代目として活躍したオルガ・ベルルッティが発明したパティーヌ染色は、皮革に手作業で色をのせていく技法だ。この技法で制作される製品は職人が1点ずつ仕上げていくため、同じモデルでも微妙な違いが現れることでよく知られている。
パティーヌ染色で仕上げられた革は色に透明感があり、深みを感じさせる仕上がりになる。時を経て変色したような渋い色合いになるため、チープな大量生産品とは大きく異なることが多い。
レザーの色に適度なムラ
手作業で制作されるベルルッティのレザー製品は、色ムラが生じやすい。角度によって異なる色に見えるのが、こちらのブランドのレザー製品だ。このような製品は、コピーをするにあたっても少し困難が伴う。
複雑な色合いを人工的にだすことは難しいため、偽物は一目でコピー品とわかるような単純な色合いになっていることが多い。レザーの色に注目をすれば、本物と偽物を見分けることはさほど難しくないだろう。
ベルルッティを購入するときの注意点
知る人ぞ知るブランドであるベルルッティは、ファンが多い割に社会的な認知度は余り高くない。本物を所持している人も限られているため、正確な見分け方などは知らない人も多いのが本当のところだ。
このようなベルルッティの製品は偽物についての情報が少ないことから、購入するときにもとくに注意が必要になる。
証明書
オークションサイトやフリマアプリで販売されているベルルッティの場合、証明書などがついていることもある。証明書や鑑定書といった書類は、高額査定を受けたいときにも役立つアイテムの1つだが、ベルルッティに関しては少し注意が必要だ。
じつのところ、ヤフオクやメルカリ、通販サイトなどに出品されている証明書つきのベルルッティには偽物も見られる。この手の書類も様式さえわかればコピーを作ることはできるので、証明書がついていても手放しで本物だと信用してしまうのは禁物だ。
袋や箱のデザイン
商品にブランド名が入った袋や箱がついていると、本物であると判断してしまう人も多いかもしれない。ただ、ベルルッティの場合は、偽物にもこの手の袋や箱がついている場合がある。
ブランドのロゴが入った袋や箱は、高額査定を希望するときにもぜひそろえておきたいアイテムだが、偽物は本物とデザインが違っているケースも多い。違いに気付かずに買取に出してしまうと、高額査定どころか対応してもらうのすら難しくなるので注意をしたい。
評判がいいお店から購入することが大切
偽物のベルルッティを購入してしまう一因になるのが、お店の選び方を間違えてしまうことだ。ベルルッティの製品はさまざまなお店で取り扱っているため、公式のオンラインショップなどを利用しなくても比較的簡単に手に入る。
ただ、初めてそのお店を利用する場合、販売されている商品が本物かどうかはわからないことが多い。失敗を避けるには、購入するお店の評判を調べておくのが1つの方法になる。中古品でも本物であればある程度の金額がつくケースが多いので、利用するお店は慎重に選ぼう。
買取業者は鑑定のプロ
遺品整理や部屋の片づけなどでベルルッティと思しきレザー製品が出てきた場合、鑑定のプロである買取業者に査定を依頼してみると良いだろう。
真贋チェックができるだけでなく、現金化することも可能だ。そこで、確かな鑑定力を誇るおすすめの買取業者を紹介するので、ぜひ検討してみてほしい。
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買取方法は、店頭・宅配・出張の3通り用意されており、手数料はすべて無料だ。どの方法を選んでも丁寧なサービスを受けられるが、東京・大阪・名古屋にある店舗にアクセスしやすい場合は、店頭買取がおすすめ。鑑定の様子を直接見ることができるうえ、気になることを気軽に質問できるので、安心感がある。予約も必要ないので、思い立ったら気軽に訪れてみてほしい。
まとめ
知る人ぞ知るブランドであるベルルッティ。思いのほか偽物が多いブランドでもある。通販ショップやヤフオクなどのオークションサイトで販売されている品のなかにも、偽物の可能性がある商品が紛れている。このようなところで購入する際は、今回紹介した情報を参考に刻印のデザイン、カリグラフィー、ホールマーク、レザーの色をしっかり確認しておこう。