ウイスキーの中でも最高級といわれているザ・マッカランは、長い歴史と独特の味わいで多くのファンに愛されている。マッカランには、熟成年数に応じた12年ものや18年ものやハイボールとの相性の良いファインオークなどの種類がある。種類に応じて値段も異なり、数千円前後から数百万円前後まで幅広い。
その中でもマッカラン52年1946は別格で、高額で取引されている種類であり、市場に多く出回っていないことが特徴だ。この記事では、マッカラン52年1946の価値が高い理由や買取相場について詳しく解説していく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
マッカランとは
マッカランは、ウイスキーづくりに適した環境であるスコットランドのスペイサイド地方で造られているお酒だ。世界の5大ウイスキーと呼ばれる一つで、中でもスコッチウイスキーの有名な銘柄として多くの人に親しまれ続けている。
マッカランで造られるウイスキーでは、樽や水などすべてにおいてこだわり抜かれており、香り豊かで独特の味わいで人気だ。設立した歴史も長く、蒸留所として正式に発表されたのが1824年であるが厳密には、18世紀後半にはウイスキー造りをしていたという記録もあるほど。
長い歴史やこだわり抜かれた製法から、マッカランの知名度は高く、日本でもウイスキーを飲まない人でも聞いたことはあるという人も少なくない。そのため、ウイスキー愛好家から初心者まで愛されているお酒がマッカランだといえるだろう。
マッカラン52年1946の魅力
マッカランは、2019年まで数十種類のウイスキーを販売してきているが、マッカラン52年ものは桁違いに高額取引されているウイスキーだ。マッカラン52年が造られたのは、1946年でマッカラン・グレンリヴッド社が創設された年と重なる。実は、1946年という年代は第2次世界大戦が起こっていたこともあり、ウイスキーづくりで必要な石炭が不足していたのだ。
そのため、マッカランでは石炭の代わりにピートと呼ばれる石炭よりもレベルの低い泥炭を使っていた。ピートには、石炭以上に煙が多く出る性質があり、大量の煙によって1946年につくられたマッカランのみ独特の風味を持つようになったとされている。
つまり、マッカラン52年は、他のマッカランとは全く違う風味や歴史から希少性が高く、市場では高額取引されているというわけだ。マッカラン52年もの1本で数十万円から数百万円で取引されるため、マッカランマニアの中でも実際に飲んだ人は少なく、魅力の高いウイスキーと位置づけられている。
マッカラン52年1946の取引相場
1946年に造られたマッカラン52年ものは、あまり市場に出回っていないとされているが、実際の気になる取引相場について迫っていこう。
ネットショップ
世界でも利用されるネットショップだが、AmazonやYahoo!ショッピングには2019年7月の調査ではマッカラン52年ものは確認できなかった。しかし、楽天市場では実際に販売されていた記録を確認することができた。
- ・マッカラン52年(ボトルのみ):1,985,000円(販売中)
- ・マッカラン52年:555,427円 (売り切れ)
- ・マッカラン52年:564,686円(売り切れ)
※2019年7月時点の調査
上記のように、楽天市場では過去にマッカラン52年ものが約55~56万円で販売されており、2019年7月時点では、約4倍の1,985,000円となっている。そのため、ネットショップでのマッカラン52年の相場は、不確定だが年々高騰していることは確かだといえる。
オークション
オークションサイトであるヤフオクとモバオクを調査した結果、モバオクでは取引を確認できなかった。しかし、ヤフオクではマッカラン52年ものが高額取引されていたので以下を参考にしてほしい。
- ・マッカラン52年(箱付き):2,104,000円
- ・マッカラン52年(木箱のみ):238,000円
- ・マッカラン52年(空き瓶のみ):289,000円
※2019年7月時点の調査
ヤフオクでは、過去にマッカラン52年ものが200万円を超える価格で落札されていた。さらに、木箱や空き瓶にも20万円単位の落札額がついていることから人気の高さが伝わってくる。ネットショッピングやオークションからわかるように、マッカラン52年の取引相場は200万円前後と覚えておいても良いだろう。
フリマアプリ
大手フリマアプリであるメルカリでは、マッカラン52年の取引は確認できなかった。しかし、ラクマでは空ボトルが659,000円で取引されているのを確認(2019年7月時点)。
そのため、マッカラン52年は市場にほとんど出回っていないことがよくわかる。さらに、空箱や空き瓶にも高い価値があることがわかったため、マッカラン52年を飲んでしまった人でも空き箱や空き瓶が高値で売れる可能性は高いといえる。
マッカラン52年1946を買取している業者
マッカラン52年ものは、高額買取に期待できるウイスキーなので専門的な知識の高い業者に査定してもらうことが必須だ。今回は、ウイスキーの専門性に優れた買取業者5社をピックアップしたので、それぞれの特徴を見ていこう。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は、ブランデーやウイスキーなどお酒を専門に取り扱っている買取業者で、買取実績は150万件と信頼度の高さが魅力だ。他の買取業者では、高額のマッカラン52年の買取金額を公表していないケースが多いのだが、大黒屋では以下の価格が掲載されていた。
- ・ザ・マッカランファイン&レア1946 52年:1,300,000円
※2019年7月時点のデータ
買取査定額130万円を超えるマッカランは大黒屋でも少なく、高額買取されているシリーズに含まれている。ちなみに、大黒屋の買取方法は店舗買取と宅配買取から選ぶことができるため、遠方からでも買取の依頼は可能だ。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
レッドバッカスは、岡山県に本社を持つウイスキーやブランデーを専門に取り扱っている買取業者だ。もちろん、マッカランの買取もおこなっているが、マッカラン52年の買取価格は掲載されてはいなかった。しかし、マッカラン52年ものを実際に買い取った実績があるため信頼度は高めだ。
レッドバッカスでは、買取実績に買取ランクが付けられており、マッカラン52年ものは星6。他のマッカランで買取ランク星6がついているウイスキーもあったので、以下から買取価格の参考にしてほしい。
- ・マッカラン48年:260,000円
- ・マッカラン55年シックスピラーコレクション:1,120,000円以上
※2019年7月時点のデータ
レッドバッカスで買取金額が公開されていた種類は上記のみだが、レア度に応じて適正価格がついていることはわかる。もし、レッドバッカスに査定依頼をして、金額に納得できない場合はオークション代行もおこなっているのでお願いしてみるのも良いだろう。
リンクサス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リンクサスは、神奈川県に店舗を構えるお酒を専門に取り扱っている買取業者だ。公式サイトでは、ウイスキーなど専門性の高さがよくわかる記事を数多く掲載していることから、マッカラン52年も適正価格での買取に期待できそうだ。
リンクサスでは、買取実績を確認できるのだが、マッカラン52年を確認することはできなかったため、査定依頼から買取金額をリサーチする必要がある。実物を店舗に引き渡す前にLINEで査定ができるので、事前に査定額を知りたい人は活用すると良いだろう。
ライフバケーション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ライフバケーションは、東京都と中心に4店舗を展開させているお酒専門の買取業者だ。実際の査定では、専門知識を持ったコンシェルジュが査定をおこなっているだけでなく、買取実績も豊富なので買取価格の信頼性は高い。
マッカラン52年の買取価格は掲載されていなかったが、他のマッカランは掲載されていたので以下を参考にしておこう。
- ・マッカランシェリーオーク30年:250,000~300,000円
- ・マッカラン25年アニバーサリー:150,000~250,000円
- ・マッカラングランレゼルヴァ18年:100,000~200,000円
- ・マッカランプライベートアイ:150,000~300,000円
※2019年7月時点のデータ
上記の価格帯はあくまでも参考程度だが、種類ランクに応じた買取金額の水準ではある。マッカラン52年も適正価格であれば、数百万円の買取金額に期待できるので気になった人は査定依頼をしてみよう。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは、東京都に本社を構えるお酒専門の買取業者で、全国に支店が数店舗ある。高額買取をうたっている業者の中でも、ファイブニーズは独自の販売ルートを持っているため、本来業者に支払う手数料分を買取査定額に上乗せしている。
マッカラン52年の具体的な査定額は、確認できなかったが数種類の査定方法を利用することで買取前に査定額を把握することが可能だ。ファイブニーズの査定方法は、オンライン査定・電話査定・LINE査定・FAX査定の4つがある。中でも、FAX査定は珍しいサービスで、24時間無料で利用できる。専用の用紙を使うため、必要事項を記入するだけで1日以内に返事がくる仕組みだ。
電話やメールが苦手な人や、マッカラン52年以外にも複数のウイスキーを買取したい人におすすめの方法だといえる。もし、マッカラン52年だけでなく、他のお酒もまとめて買い取ってほしい人は便利なので利用してみると良いだろう。
マッカラン52年1946を高く売るコツ
マッカラン52年をより高く売るためのコツを解説していく。
保管の状態
マッカラン52年を持っているだけで十分価値は高いのだが、適切な保管方法を実績しているだけで、査定員の評価は上がる傾向にある。というのも、ウイスキーは保管方法によって匂いや味が大きく変わるのだ。そのため、適切な保管方法を理解して実践しておけば減額査定を回避することができる。
まず、ウイスキーの保管で重要なのは温度と湿度なので、できるだけ温度の低い冷暗所や15度前後のワインセラーに入れておくのがベストだ。ウイスキーは、紫外線や高い温度の影響を受けやすいので注意が必要。
また、ウイスキーは空気に触れることも避けた方が良いため、専用の箱に入れるなどして遮断させることが大切だ。このように、保管方法を守るだけでウイスキーの香りや味を保つことができるので、ぜひ実践してほしい。
専門業者に依頼する
ウイスキーの買取をおこなっているのは、お酒を専門に扱っている業者だけではない。大型のリサイクルショップやネットショップでもウイスキーの買取をおこなっている業者が多い。
しかし、マッカラン52年の希少性を理解していない人に査定を受けると、適正な査定額がつく保証はない。もちろん、お酒専門店だからといって安心できるわけではないため、専門知識を持った査定員のいる店舗に依頼することが重要だ。
査定の違いはウイスキーに限った話ではなく、どの商品でも起こり得る可能性が高い。一度、買取の契約が成立してしまうと、キャンセルができない買取業者もある。そのため、買取をする前に、信頼できる業者なのかをしっかりと調べた上で依頼先を決めるように心がけよう。
箱やラベルも大切
マッカラン52年ものは、箱だけでも数十万円もするほどの価値があるため、箱や鍵がないと査定額は大きく下がってしまう可能性がある。そのため、できるだけ付属品をそろえておくことが高額査定につながるといえる。
また、ウイスキーを始めとする酒類にはラベルが貼られており、ラベルを見るだけで保存状態を見ることも可能だ。ラベルがきれいな状態ならば高額査定に期待できるが、逆にラベルが汚いと査定額が下がる危険性もある。
箱付きのマッカラン52年だとラベルの状態が良いことに期待できるが、ボトルのみで市場に出回っているとラベルの劣化は避けられない。そのため、マッカラン52年は持っているが、箱がない場合は代用品などを使ってラベルの状態を維持することで高額査定になりやすいだろう。
まとめ
マッカラン52年ものは、市場にはあまり出回っておらず相場は200万円前後。お酒専門の買取業者に依頼すると130万円前後が妥当な金額だろう。
そのため、200万円代でマッカラン52年ものを売りたい場合は、オークションやフリマアプリを使った方が良いかもしれない。ただし、個人売買はトラブルの原因となるため、取引には注意も必要となる。もし、安全にマッカラン52年を売りたい場合は、買取業者かオークション代行を利用するのもおすすめだ。