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ミノルタ α7000の中古買取相場・査定情報まとめ

読了目安:11分
更新日:2023/07/31
公開日:2019/05/21
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カメラ好きの人のなかではとても有名なミノルタ α7000。ミノルタからコニカミノルタ、そしてソニーへと事業が移管されていっているものの、最初にオートフォーカス一眼レフを発表したのは1985年当時のミノルタだ。その頃から考えると、30年以上もの月日が経っている。

2020~2022年の買取価格相場
業者名買取価格
OKURA(出張買取サービス)100円
買取大臣2000円
いちご1000~1500円
リサイクルネットショップ RESALE1000円

そんな一眼レフカメラαシリーズの最初を飾ったミノルタ α7000の歴史や特徴、種類や販売価格、中古買取相場や査定情報などをまとめてご紹介する。自分自身あるいは親御さんが持っているが最近使っていないカメラなどがあれば、ミノルタ α7000ではないか確認してみてはいかがだろうか。思い出の品物として高価買取してもらえるかもしれない。

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ミノルタの歴史

ミノルタはプリンターなどの印刷関連のOA機器やヘルスケア・医療などの機器以外に、カメラ・レンズなどの製造・販売するメーカーだが、創業からずっとカメラ事業に取り組んできた。1928年にドイツ人と共同で日独写真機商店を設立したのが、ミノルタの創業者である田島一雄だ。

社名も一時ミノルタカメラ株式会社とするなど、カメラメーカーとしての誇りを持って運営してきた。他企業もカメラ事業に参入してはいたものの光学機器の開発がメインでカメラのみを扱ってきたのはミノルタだけだったのだ。カメラを専業として行ってきたミノルタは、ニフカレッテという商品を開発。

さらに戦前の1934年に発表したミノルタベストというカメラは大きくヒットした。カメラの国産化を目指してひた走ってきたミノルタは、さらに国産初となる二眼レフミノルタフレックス、ミノルタコード、ミノルタオートコードなどを次々に発売。一躍人気のカメラメーカーとなった。

その後も一眼レフの開発に着手して初の一眼レフSR-2を開発。カメラ事業に注力した結果、ミノルタ α7000の開発を実現したのだ。

ミノルタ α7000の開発

ミノルタ α7000は、一眼レフでオートフォーカス(AF)を実現した最初のモデル。ミノルタ α7000が発売された1985年当時、一眼レフはプロのカメラマンが使うものという認識が一般的だった時代。もっと一眼レフを身近なものにと考えてオートフォーカス機能を加えて販売したことで、プロ以外も一眼レフを持つスタイルが一般的になっていったのだ。

それまで一眼レフはマニュアルといって手動でピントを合わせて撮影する形だったのが、オートフォーカス機能が加わることにより一般の人でも手軽にキレイな写真がとれるようになった。ミノルタはオートフォーカスの機能をすべてのレンズ内にモーターを搭載し、高速なオートフォーカス機能にしたのだ。

モーター駆動のオートフォーカスは既に発明されていたものの、すべてのレンズに対してレンズ内モーター駆動のオートフォーカスを実施したのは、当時ミノルタだけだった。ちょうどミノルタ α7000が発売されたその年からスタートした、EISAヨーロピアン・カメラオブザイヤーの記念すべき第一回目を受賞したことで、世界的に有名になったのだ。今とはなっては当たり前の技術であるものの、当時はセンセーショナルだった。

ミノルタ α7000以降、第六世代までの開発

ミノルタ α7000発表後も、マニュアルで撮影していたプロカメラマン向けのオートフォーカス一眼レフであるα9000や α5000、SB-70/90を第一世代として開発。その次の世代は動く被写体を検知したオートフォーカスや多点オートフォーカス、自動追尾、動体予測フォーカス制御など、今でも使われる技術を盛り込んだ一眼レフα7700i

他にも α5700i、 当時世界最小・最軽量で初試飲社にも優しい手ブレ警告音など、オートフォーカス一眼レフとして世に出したα3700i、 α8700iなどを第二世代として開発した。

次の第三世代では、さらにオートフォーカスの速度を上げ、シャッターを切るまでのスピードを極端に縮めることに成功。通称ゼロタイムオートやオートフォーカスの自動化機能であるアイスタートオートフォーカスを採用した。機種としてはα-7xi、α-3xi、α-5xi、α-9xi、MS-C1100を開発。

次の第四世代では高機能化したところで自動化と操作のしやすさのバランスを取る形で開発を行い、α-707si、α-303si、α-707si japan、α-507si、α-101si、α-303si SUPERリーズナブルさと当時世界最小・最軽量のボディを実現し、バランスの取れたミノルタ初のデジタルカメラRD-175を開発。さらにα-807si、α-303si SUPER Silver、α-Sweetを発表した。

第五世代にはαシリーズ集大成ともいわれる商品を展開した。これまで追求してきた機能・性能と扱いやすさのすべてを高水準で実現したαシリーズだ。α-9、α Sweet S、α-360si、α-9Tiなどを開発した。プロ以外の一般の人にもっとカメラを楽しんでほしいという思いからつくられたα-7は説明書を読まずに操作ができるよう、大画面の液晶を用意。機能性と扱いやすさ、機動性などが程よくミックスされたモデルとして発売された。

より楽しんでもらえる仕掛けとして、データセーバーというオプションのアクセサリを使えば、パソコン上で編集や管理・プリントができるようにし、撮った後の楽しみを感じられる仕立てにしたのだ。他にもα-Sweet Ⅱ、α-7 LIMITED、α-Sweet ⅡL、α-70などを開発した。最後の時期である第六世代の開発は、長年フィルムでやってきたαシリーズをデジタル化したという大きな変化があった。

手ブレ補正機能の開発

手ブレ補正機能であるアンチシェイクを新しく開発し、デジタル一眼は手ぶれ補正機能付きに進化したのだ。第六世代ではデジタル一眼レフをつくるために開発してきた内容を盛り込んだモデル。オートフォーカスなどで使いやすくなった一眼レフだったが、まだ手ブレの補正については実現できていなかった。

その部分をボディに入れることで、これまで使っていたすべてのレンズでも手ぶれ補正が使えるようにしたのだ。カメラを国産化すること、そしてプロ以外の人にもカメラを楽しんでほしいという思いが結集したのがα-7 DIGITALだ。α-7 DIGITALよりもコンパクトで低価格なα-Sweet DIGITALにも手ブレ補正機能を搭載した。

それによって他の会社も一眼レフに手ぶれ補正を入れるために開発をスタートさせた。ミノルタ α7000でオートフォーカスをすべてのレンズに入れた時と同じように業界を動かしてきたのはαシリーズだということがわかる。

ミノルタカメラ事業の変遷

これまでαシリーズの開発についてご紹介してきたが、その裏側で起こっていたカメラ事業の変遷について話をしていこう。突然だが、関東の人はミノルタという名前に聞き覚えがないという人も多いだろう。しかしコニカミノルタという社名ならいかがだろうか。電気機器メーカーだと思い出せる人も多いはずだ。

実はずっとカメラメーカーとして新しい技術を世に発信してきたミノルタは2003年にコニカと経営統合をし、コニカミノルタになった。ちょうど第五世代から第六世代に移行していく時期の2003年からだ。そして第六世代の開発を終えると2006年、ずっと行ってきたカメラ事業をSONYへ譲渡することになったのだ。

これは1990年代から急激に進んだカメラのデジタル化により、これまでのカメラメーカー以外の電子機器メーカーと戦わなくてはいけなかったことが大きい。その競争に勝てなくなってしまった京セラはカメラ事業から撤退、その翌年にコニカミノルタも撤退した。

競争が激しくなったこと、そしてカメラを持たなくても携帯で写真が撮れるようになったことなども原因の1つになるのではないだろうか。現在では当然ながらミノルタのカメラは販売されておらず、欲しい場合は中古品を購入するしかない状態だ。絶版である。

ミノルタ α7000の販売価格の相場

ミノルタがオートフォーカス機能をすべてのレンズに最初に搭載した、記念すべきミノルタ α7000。その中古品が、どのくらいの相場価格で取引されているかを見ていこう。

ジャンク品

ジャンク品(故障している、あるいは動作確認ができないとして販売されるもの)の場合は~1000円程度の取引価格だった。レトロな時代を感じさせるデザインであるため、昭和っぽいテイストが好みの人やミノルタのファンで歴史を見てきたカメラと共に時を過ごしたいといったファンまで、さまざまな人がいるだろう。

他にも、未使用だが使用していないので動作確認ができないというミノルタ α7000が~4600円程度で販売されていた。

中古品

ほぼキズなしの中古品ミノルタ α7000ボディと銘玉レンズ28-135mmのセットは8250円で販売されていた。ミノルタ α7000のボディとレンズ3本(MINOLTA PROGRAM 4000 AF、MINOLTA PROGRAM 2800 AF ケース付き、MINOLTA RC-1000)の組み合わせは1万円弱で取引されていた。

他のアイテムもミノルタ α7000単体では購入してもらえないことが多いのか、他のαシリーズと一緒にセット販売しているケースや、レンズをたくさんつけて販売しているケースが見受けられた。

個人間のオークションサイトでは、ミノルタ α7000のボディとレンズ3本セットの最高価格が7700円で販売されていた。他、カメラ専門店での販売価格がボディのみ、中古品のグリップ割れありの商品で1万2000円というのがすべての販売ルートをあわせた最高額だった。

6役に立った

ミノルタ α7000の周辺アイテム

日本の一眼レフに革命的な足跡を残していたミノルタ α7000。そのため、通常は販売されないような周辺アイテムも記念に残したい人が多い様子。もう30年以上も前の商品のため、そこまでいい状態でキープされているわけでもなかったが、販売されているのを多数見かけた。

ミノルタ α7000の使用説明書

ミノルタ α7000が販売された当時の使用説明書が、980円で販売されていた。世界初の本格的オートフォーカス搭載というエポックメイキングなミノルタ α7000だからこそ、こういった説明書も購入する熱狂的なファンがいるのだろう。

ミノルタ α7000レンズのみ

AF28-85mmが500円、AF35-70mmと80-200mmのセットが1000円、AF35-70mmの単体が350円などが販売されていた。技術を見てみると、最新機種の方が圧倒的に機動性・性能・使いやすさすべてにおいて優れているため、わざわざ中古品を買うのはファンやその時代を懐かしむといった要素が大きい。

また、液晶漏れなどが起こりやすい機種であり、電池を入れてオートフォーカスを動かすときもその配線がうまく接続しておらず、ジャンク品が多くなっていることもわかった。そのためか歴史があり、廃盤になっているにも関わらずあまり販売価格が上がっていないと考えられる。

ミノルタ α7000の買取相場と査定情報

買取情報はミノルタ α7000のボディのみジャンク品を、500円で買い取ったという実績が見つけられた。それ以外にも当社ヒカカク!経由で以下の買取実績を確認できた。

しかし、ほぼ販売価格と同じであることと、もともとの販売価格自体が安いこともあり、販売価格から大幅に下がることはないのではないだろうか。

買取比較サイト「ヒカカク!」での買取価格表

業者名買取価格
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買取大臣2000円
いちご1000~1500円
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フリマアプリやヤフオクの相場を見てみる手もある

また、個人間のオークションサイト「ヤフオク」、「eBay」、フリマアプリ「メルカリ」、「ラクマ」などの価格を例に買取価格を交渉してみてもいいかもしれない。確かに現在の最新機種の方が圧倒的に性能はいいけれど、その時に作られたものでしか出せない風合いを楽しむことができるため、歴史部分にフォーカスして伝えてみてはいかがだろうか。

引用:ヤフオク落札相場

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まとめ

紆余曲折を経て、今はSONYになったαシリーズ。その最初の機種であるミノルタ α7000の歴史やαシリーズの種類、販売価格や買取価格についてご紹介した。ミノルタからコニカミノルタへ、そしてSONYへ。ミノルタ α7000は古き良きミノルタの時代とその名前を冠した一眼レフだ。

今30代~40代を迎えている方の親御さん世代は、もしかしたらミノルタ α7000で家族の思い出を残してきたかもしれない。子供ながらにお父さんがミノルタ α7000を使っていたことを覚えていて、片付けの時にふと見つけることもあるだろう。

カメラメーカーとして一生懸命戦ってきたミノルタには根強いファンがいるため、しっかりメンテナンスをして買取査定に複数出して比較するようにすれば、高い買取価格を勝ち取れるのではないだろうか。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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