ミノルタ α7700iといえば、20世紀の国産フィルムカメラを代表するミノルタの超人気フィルムカメラである。デジカメブームによって一掃されてしまったかに思われたフィルムカメラブームであるが、近年ではオールドカメラムーブメントが再来しており、ミノルタ α7700iを含めたフィルムカメラ人気も再燃しているようだ。
若者の間ではインスタグラムやツイッターなどに、あえてフィルムカメラで撮影・現像した写真を再度、スマートフォンで撮影してアップロードするというカルチャーが流行っており、ミノルタ α7700iなどへの若者の注目度も高まっている。
しかし、残念ながらミノルタ α7700iはすでに生産が終了している。社会的なニーズが増しているにも関わらず、今後、増産されることはないのである。この状況はミノルタ α7700iの中古買取相場が上がるきっかけになるはずだ。
そこで今回のコラムではミノルタ α7700iの中古買取相場・査定情報などについて詳しくまとめていきつつ、ミノルタ α7700iの買取査定額をアップさせるポイントやおすすめの買取業者などについて解説を進めていこう。
また、他にもミノルタ α7700iのメーカーであるミノルタ社の歴史について解説をしていくので、ミノルタ α7700iの買取相場に関心がある方だけではなく、ミノルタ α7700iやミノルタ社に関心がある方も是非じっくりと目を通していってほしい。
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ミノルタ社の歴史
ミノルタ α7700iの特徴について解説を進める前に、まずはミノルタ α7700iのメーカーであるミノルタ社について解説を進めていこう。ミノルタ社は現在コニカミノルタという名前で知られており、日本を代表とする精密機器のメーカーである。そんなミノルタ社の歴史に触れ、ミノルタ α7700iがどれだけ偉大なカメラであるか、ぜひ知ってほしい。
日独写真機商店の誕生
ミノルタは1928年に田嶋一雄と、ドイツ人求職者出会ったビリー・ノイマン、そしてカメラ類の輸入業を営んでいたウィリー・ハイレマンの3人によって設立された。その当時の社名は日独写真機商店というものであった。
現在では大手カメラメーカーとして知られているミノルタであったが、創立当時は50人にも満たない従業員を有する中小企業。そんな状況のため、精密機器のパーツは下請け会社を利用せず、全て自社生産をおこなっているほどだった。
その後、日独写真機商店は、ニホン・フォトグラフ・カメラの造語として社名をニフカと改め、国内での知名度が躍進。カメラの製造についても軌道に乗って行った。
ミノルタの軍需工場化
ミノルタの歴史を変えたのは日中戦争である。1937年に国家が制定した臨時資金調整法や軍需工業総動員法などによって、軍備に関わる工業以外の全ての産業の雲行きが怪しくなっていく。
そんなバックグラウンドがありながら、ミノルタの元にも軍需生産品の製造依頼が舞い込んでくる。そこでミノルタは砲弾信管や双眼鏡などの生産をスタートさせることとなった。
ちなみにミノルタの創業者である田嶋はこの頃、陸軍に入隊しているのだが、陸軍からミノルタでの軍需生産品をさらに活発にさせることを要求され、除隊している。このような形でミノルタはカメラなどではなく、戦争上必要な物品を作る工場と化していった。
ミノルタの誕生
戦後、田嶋たちは戦争で焼け残った精密機器の部品や金型などを使って、セミミノルタと呼ばれるカメラを完成させる。このカメラの名前を元に1962年、ニフカはミノルタカメラ株式会社という社名を冠することとなったのだ。
その後は順調にカメラを含む精密機器の製造で売り上げを伸ばしていき、2003年には日本で最も売り上げの高かった光学機器メーカーコニカとの経営統合を果たす。ちなみにミノルタは当時、日本で2番目に大きな光学機器メーカーであった。このような経緯から、現在はコニカとミノルタが合併して、コニカミノルタという名前での経営をおこなっているのである。
ミノルタ α7700iについて
さて、ここまでミノルタの歴史について詳しく見てきた。コニカとミノルタの関係や、ミノルタの創業時代のエピソードなどはあまり知られていることはないが、当時の社会情勢に合わせて柔軟な経営をおこなってきたことが伝わってきた。
次に、本コラムのメインアイテムであるミノルタ α7700iについての解説を進めていこう。ミノルタ α7700iの中古買取相場などを見る前にミノルタ α7700iについて理解を深めれば、中古買取市場における適正価格などが分かってくるはずである。
ミノルタ α7700iのボディ
当時、ミノルタの他にもキヤノンやニコンなどといったようなフィルムカメラが存在した。しかしミノルタはそれらの大手カメラメーカーからの追随を許さないほどの人気を博したカメラであったのだ。
ミノルタ α7700iのボディはプラスチック製であるものの重厚な造りとなっており、全く安っぽい雰囲気が出ていないというところが特徴的だ。その重厚感を生み出すのは横幅のあるボディ型のお陰か、エレガントな雰囲気すら纏っている。
ミノルタ α7700iの装置
ミノルタ α7700iの装置は、レバーとボタンだけという非常にシンプルな作りになっている。ダイヤルも付けられておらず、取り回しがしやすいことが特徴的だ。
またファインダーのピント合わせが当時のフィルムカメラにしては優秀で、オートフォーカスにも対応。現在でも普通に使うことができるであろう性能の高さは折り紙つきなのである。
ミノルタ α7700iの中古買取相場・査定情報
ここまでミノルタ社の歴史やミノルタ α7700iの魅力などについて詳しく解説を進めてきた。次にミノルタ α7700iの中古買取相場・査定情報について詳しく見ていこう。
ミノルタ α7700iの買取価格は不明
ミノルタ α7700iの中古買取についてリサーチをしてみたが、買取情報について記載をしているサイトは見つからなかった。やはり古いフィルムカメラなだけに、買取価格まで記載している業者は稀なようである。
ミノルタ α7700iの中古販売価格
中古買取価格は見つからなかったものの、ミノルタ α7700iの中古販売価格についてはある程度の情報を得ることができた。中古販売価格の相場が掴めれば、中古買取相場についてもある程度、予想することができるはずである。それでは早速見ていこう。
- ・カメラのナニワにおけるミノルタ α7700iの中古販売価格:2,980円
- ・カメラのキタムラにおけるミノルタ α7700iの中古販売価格:2,000円
- ・にしきのにおけるミノルタ α7700iの中古販売価格:6,980円
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ミノルタ α7700iの中古買取査定額をアップさせるためのポイント
さて、ここまでミノルタ α7700iの中古買取相場やミノルタ α7700iの魅力、ミノルタ社の歴史などについて詳しく解説を進めてきた。ミノルタ α7700iが中古買取市場においても需要の高いフィルムカメラであることがご理解いただけたはずだ。
次にこちらの項ではミノルタ α7700iの中古買取査定額をアップさせるためのポイントについて詳しくご紹介をしていこう。普通に売ったとしてもある程度の値段がつくミノルタ α7700iだが、少しの手間を掛けることによってさらに買取査定額が上がるはずだ。
ミノルタ α7700iをできるだけ高く売りたいという方は、以下にご紹介するポイントを参考にしてみてほしい。
中古買取査定に出す前にセルフクリーニングをする
最初にご紹介するミノルタ α7700iの中古買取査定額をアップさせるためのポイントはミノルタ α7700iを中古買取査定に出す前にセルフクリーニングで綺麗にしておくということだ。ミノルタ α7700iが最初に発売されたのは、上記で述べた通り1988年である。
すでに発売から30年以上が経過しており、ご自宅で大切に保管していたという方のミノルタ α7700iであってもかなり汚れや埃が付着しているのではないだろうか。オールドフィルムカメラのため、ある程度の汚れがついていることは仕方がないことだが、中古買取市場では、新品の状態に近ければ近いほど、高く買い取ってもらうことができるということも忘れてはならない。
見方を変えれば、現在新品が手に入らないようなミノルタ α7700iが新品同様に綺麗であればそれだけで価値はかなり上がるはずなのである。このような観点からもミノルタ α7700iを買取査定に出す前にはできるだけ綺麗な状態で出品できるようにしたい。
ミノルタ α7700iのセルフクリーニング方法:ボディ
また、こちらではミノルタ α7700iを含むフィルムカメラのセルフクリーニング方法についてもご紹介していこう。フィルムカメラは非常にデリケートな電子機器のため、細心の注意を払ってセルフクリーニングをしてほしい。
ミノルタ α7700iのセルフクリーニングをおこなう際、はじめにおこなうのがブラッシングである。毛先の柔らかいブラシで優しくミノルタ α7700i全体の埃を取り除くようにしていこう。
もしご自宅にブロワーがあれば、ブラッシングで取り除くことができなかった細い溝に溜まっている埃を吹き飛ばすことができるのでなお良い。ブローイングはドライヤーの冷風機能でもおこなうことができることをこちらに注記しておこう。
ここまでのプロセスではまだまだミノルタ α7700iにこびりついた汚れを除去することはできていないだろう。次に綿棒を使って汚れを優しくぬぐい落としていこう。基本的には乾拭きでセルフクリーニングをおこなってほしいが、どうしても落ちない汚れには無水エタノールを使用するという手もある。
綿棒に無水エタノールを少量つけて汚れをこすってあげれば、頑固な汚れであっても簡単に取ることができるはずだ。なかなか落ちない汚れには無水エタノールを試してみよう。
ミノルタ α7700iのセルフクリーニング方法:ファインダー・レンズ・付属品
ただ、ここまでではミノルタ α7700iのボディ部分しかセルフクリーニングをすることができていない。カメラの命はファインダー部分やレンズ部分である。次にこちらのクリーニング方法についてもご紹介していこう。
ファインダーは綿棒を使って、レンズはメガネ専用クロスなどの柔らかい布を使ってまずは乾拭きをしていこう。それでも取ることができない汚れには、シルボン紙に無水エタノールをつけて拭くという方法がおすすめである。
これでカメラ本体のセルフクリーニングは完了だが、忘れてはならないが付属品の掃除である。後ほど詳しく述べるが、買取査定時には付属品もそろえて出すことが望ましいため、ミノルタ α7700iの付属品もあわせて綺麗にしておこう。
ミノルタ α7700i購入時についてきた付属品はそろえておく
2つ目にご紹介するミノルタ α7700iの中古買取査定額をアップさせるためのポイントはミノルタ α7700iを購入した際についてきた付属品を全てそろえておくということだ。先ほどセルフクリーニングの項で、中古品は新品に近ければ近いほど買取査定額が高くなるということを述べた。これはミノルタ α7700i本体の綺麗さだけではなく、付属品の有無にも関わるポイントなのである。
例えば、ミノルタ α7700iと同じフィルムカメラであるコンタックスT2は付属品がない物で60,000円程度、付属品がそろっているもので最大10,000円程度の値段の開きを確認できた。付属品以外にもいろいろな状況によって買取査定額は左右されるのだが、重要な付属品が欠品している場合には買取拒否される可能性もあるため、やはり中古買取査定において付属品は重要なものであることがわかる。
すでに発売されて30年以上が経過するミノルタ α7700iのため、すでに付属品をなくしてしまったという方も少なくはないだろうが、付属品がそろえばかなりの買取査定額が期待できるため、できればご自宅内を探してみてほしい。
できるだけ早くミノルタ α7700iを中古買取査定の依頼に出す
最後にご紹介するミノルタ α7700iの中古買取査定額をアップさせるためのポイントはできるだけ早いタイミングでミノルタ α7700iを中古買取査定に出すということだ。ミノルタ α7700iをできるだけ早く売りたいのは2つの理由が関係している。
1つ目の理由はミノルタ α7700iがすでにかなり古いフィルムカメラであり、劣化を理由に買取査定額が下がるかもしれないという点が挙げられる。発売後30年以上が経過しているミノルタ α7700iは、すでに使うことができないようになっているという物もあるのではないだろうか。それも具体的にダメージを受けたわけではなく、経年劣化による故障で使えなくなるということは大いにあり得る。
電子機器は経年劣化によって使えなくなることが多く、特に一昔前のフィルムカメラとなるとなおさら無事に使える物の方が稀であろう。いくら貴重なミノルタ α7700iであっても故障して使えないのであれば買取査定額はかなり下がってしまうのだ。ミノルタ α7700iがまだ使える状態であるうちにできるだけ早く売ってほしい。
2つ目の理由は、ミノルタ α7700iを含めたフィルムカメラブームがいつ過ぎ去るかわからないということである。もちろんミノルタ α7700iは価値のあるカメラであるが、現在のフィルムカメラブームによって中古買取価格は高騰しているのだ。
フィルムカメラブームが去ってしまえば自ずと中古買取価格は下がっていくだろう。同じミノルタ α7700iであっても時期がズレてしまったら高く売ることはできない可能性があるのだ。
ミノルタ α7700iを含むフィルムカメラを売る上で、現在はベストな時期だと言っても過言ではない。高く売れる時期に高く売るということは中古買取査定においては重要なポイントであるため、できるだけ早く売ることをおすすめしたい。
ミノルタ α7700iのおすすめ買取業者
さて、これまでミノルタ α7700iの特徴や、買取査定額アップのポイントについて詳しく解説を進めてきた。ここまでじっくりと目を通してくださった方の多くは、早くミノルタ α7700iを売りたいと考えているのではないだろうか。しかし、少し待ってほしい。
たしかに先ほどミノルタ α7700iをできるだけ早く売ることをおすすめしたのだが、ミノルタ α7700iの買取査定を依頼するのはミノルタ α7700iを適正価格で買い取ってくれる業者だけにしたい。
中にはミノルタ α7700iを安く見積もって買い取ろうとする業者もいるので、買取業者選びは慎重におこなってほしいのだ。そこでこちらの項ではミノルタ α7700iを売る際におすすめの買取業者について解説を進めていこう。
もし身近にミノルタ α7700iを適正価格で買い取ってくれそうな業者がいない場合には、以下に紹介するおすすめ買取業者を参考にしてほしい。
ソフマップ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
1つ目にご紹介するミノルタ α7700iのおすすめ買取業者は、ビックカメラの子会社としても有名なソフマップだ。ソフマップをおすすめする理由としては、さまざまな買取手段を利用することができるという点が挙げられる。
一般的な買取方法である店舗持ち込み買取はもちろんのこと、ソフマップに直接送ることのできる宅配買取や、ソフマップのスタッフが直接ご自宅に訪問して買取査定をしてくれる在宅買取・引き取り買取などを利用することができるのだ。
ちなみに在宅買取については、買取金額が10,000円を超えなければ、手数料などを取られてしまうため、注意したい。もしミノルタ α7700iを買取査定に出す際に、10,000円以上を超えるかどうか心配な方は、他の買取方法を選ぶか、ミノルタ α7700iの他に別のカメラを売りに出すかすることをおすすめしたい。
ちなみにソフマップで買取査定を受ける際にはソフマップポイントで買取査定額の受け取りをするということもおすすめである。もちろんソフマップポイントはソフマップでしか利用することはできないが、現金での支払いがない分、買取査定額に15%も上乗せをして換金してくれる。豊富な買取手段かつ独自のポイント制によって、手軽でお得な買取査定を受けたい場合にはソフマップがおすすめである。
ヨドバシカメラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
2つ目にご紹介するミノルタ α7700iのおすすめ買取業者は、家電量販店として最も知名度の高いヨドバシカメラだ。もしお持ちのミノルタ α7700iが故障してしまっているという場合、ヨドバシカメラの買取キャンペーンを利用すること一択である。一般的に故障したカメラを買い取っている業者は少ないが、ヨドバシカメラは定期的に故障カメラの買取キャンペーンをおこなっているからだ。
こちらのキャンペーンを利用すると最大3,000円程度の買取査定額となるので驚きである。通常、故障しているカメラは処分するにもお金が掛かったり、買取拒否されてしまうことが多いからだ。
またヨドバシカメラでも店舗持ち込み買取だけではなく、宅配買取を利用することが可能である。店舗が日本各地に存在するヨドバシカメラなので、店舗に持ち込むことも簡単で、身近になければ宅配買取を利用してもいいところが魅力的である。
他にも新型カメラ乗り換え制度を利用することもできる。古いカメラを持ち込んで下取りをしてもらうことによって、簡単に新しいカメラに乗り換えることができるのだ。カメラの買取査定額も比較的高いということがインターネット上のユーザーの口コミから分かるので、ぜひミノルタ α7700iを買取査定に出す際には利用してはいかがだろうか。
まとめ
今回のコラムではミノルタ α7700iの中古買取相場・査定情報などについて詳しくまとめていきつつ、ミノルタ α7700iの買取査定額をアップさせるポイントやおすすめの買取業者などについて解説を進めてきた。本コラムのリサーチによって明らかになった通り、ミノルタ α7700iは中古買取市場におけるニーズが高いフィルムカメラである。
安易に安く中古買取業社に売ってしまったり、相場以下の値段で手放すということはしないでほしい。ミノルタ α7700iの中古買取に失敗しないためにも、本コラムでご紹介した中古買取査定額をアップさせるポイントやミノルタ α7700iのおすすめ買取業者を参考にしてみてほしい。