任天堂は日本のゲーム業界において人気も知名度も抜群である。発売されたゲーム機は次々に話題となり、1台は持っている人も多いだろう。そして広く浸透していることから、中古市場での流通量も多い。特に携帯ゲーム機は手頃な価格なので新しいモデルも買いやすく、古くなったモデルの中古での販売も多く見られる。
よく売買されているのはヤフオクや、最近利用者が増えているメルカリ、買取業者などであるが、その売買相場はそれぞれ異なる。ここではメルカリにおけるNewニンテンドー2DSLLの売買相場、他のDSの相場についても紹介する。
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任天堂とNewニンテンドー2DSLLの紹介
そもそも任天堂は1889年の創業時、娯楽商品の製造販売を行う企業であった。花札やトランプなどは現在も製造されている。
1970年代後期から家庭用、業務用のコンピュータゲーム機の開発を始め、1983年に発売したファミコン用のソフト、スーパーマリオブラザーズは大ヒットとなった。
これにより任天堂はゲーム機、ゲームソフトを製造販売する企業として認知されるようになったのである。特にマリオは国内外で人気となり、日本のゲームキャラクターの代名詞とも言える。
Newニンテンドー2DSLLとは？
2017年に発売されたNewニンテンドー2DSLLはニンテンドーDSシリーズの最新型である。種類で言えばニンテンドーDS2の新型で、LLのみ生産されている。ちなみにLLはサイズを表しており、通常版よりも一回り大きく作られている。
Newニンテンドー2DSLLの性能は？
Newニンテンドー3DSから約3年経っての発売となったが、性能としては同等である。とはいえ、ニンテンドー2DSに比べると格段に性能は上がっており、メモリの容量が2倍になり、本体起動や内部ソフトの立ち上がりが2倍以上高速化している。
ソフトの切り替えやゲームの立ち上がり時、時間がかかると意外とイライラしてしまうことが多いため、この点の改善はユーザーにとっては嬉しいだろう。
Newニンテンドー2DSLL対応ソフトは？
そして対応ソフトの豊富さも魅力的である。Newニンテンドー3DS専用ソフトのほか、バーチャルコンソールも対応となっているため、基本的にすべての3DSタイトルがプレイできるようになっている。
Newニンテンドー3DSとの違いは？
また、Newニンテンドー3DSと比べてみてもやや違いがある。まずサイズや重量はわずかだが縮小、軽量化されている。また液晶画面は発色と視野角を抑えたTN液晶を採用しており、3DSの裸眼立体視機能も省いていることからコスト削減が実現でき、約4,000円ほど安価となっている。
本体の種類は？
通常版はホワイト×ラベンダー、ホワイト×オレンジ、ブラック×ターコイズ、ブラック×ライムの4色があるが、いくつか特別モデルも存在する。
最新の特別モデルはMinecraftモデル、どうぶつの森モデル、マリオカート7モデルとなっており、いずれも定価16,000円前後でダウンロード版がプリインストールされている。Minecraftモデルはクリーパーが大胆にデザインされており、全体はライムグリーンで凹凸のある立体的なデザインになっている。
どうぶつの森モデルは柔らかなミントカラーと落ち着いたクリームカラーで、本体中央には葉っぱがくりぬかれたようなデザインとなっている。本体中央にはどうぶつの森を英訳した文字が入っている。
そしてマリオカート7モデルは本体の畝のあるブラックに赤のラインがアクセントになっている。通常版もブラックカラーはあるが、本体はつるんとした質感になっており、特別モデルは表面の変化が楽しめるデザインとなっている。
本体とソフトが同梱されて、本体のみの価格とほぼ同額となっているため、欲しいタイトルがあればお得感はあるだろう。
他のDSの種類は？
また、DSの他の種類は以下である。
初代ニンテンドーDS
発売された当初、家庭用ゲーム機が急速に広まったことにより、内容のマンネリ化、映像技術の低迷でゲーム離れが進んでいた。さらにゲームは視力や知能の低下、非行や引きこもりの要因、コミュニケーション力の低下を招くなどとして、メディアもこぞってネガティブキャンペーンをおこなっていた。
そんな中で発売された初代DSは従来のゲーム機にはないダブルスクリーンやタッチスクリーンなどの機能や技術によって、ゲームの回復と拡大に成功した。
携帯性が向上したニンテンドーDSLite
ニンテンドーDSLiteはDSとほぼ同じ機能を持つが、性能が向上し、3インチディスプレイ、4段階の輝度調節機能が加わった。DSよりも明るい画面で楽しめるようになっている。
カメラ機能がついたニンテンドーDSi、DSiLL
上記2つの上位モデルである。LLとはサイズであり、一回り大きいモデルとなっている。あくまでDSのマイナーチェンジモデルとして位置付けられているが、機能や性能は大きく変わっている。大きく変わったのはカメラ機能がついたことで、約30万画素のカメラが2箇所についている点である。
また、LLはただ画面を見やすくし高齢者のユーザー獲得するためではなく、プレイしている周りの人も一緒に遊べるゲーム機にすることを目的としている。
立体的な映像が魅力のニンテンドー3DS
3DSの特徴は名前にもあるように3Dディスプレイの搭載である。しかし3D眼鏡は不要で、裸眼で立体的な3D映像が楽しめるゲーム機となっている。
見え方には個人差があるため、立体深度を調節できる他、3Dのオンオフ切り替えも出来る。ひとつ前のカメラ機能も継続しており、3Dカメラとして立体的な写真をとることができる。
安価で遊べるニンテンドー2DS
Newニンテンドー2DSLLの元となるのが2DSである。2DSは3DSから3D機能と折り畳み機能をなくし、スピーカーもステレオからモノラルにしたことで低価格を実現した。日本での発売予定はなかったが、ポケットモンスターのソフトとのパックで一部店舗にて限定発売された。その後、通常品が発売された。
最新技術搭載のNewニンテンドー3DS、3DSLL
ニンテンドー3DSの上位モデルであり、性能が向上したほかには大きな変更点はない。しかし発売から3年もしない内に生産終了となった。また、2021年現在ではLLも生産終了となっている。
Newニンテンドー2DSLLのメルカリ相場
メルカリはメディアでも取り上げられることが多く、最近急速に利用者を増やしているフリマアプリである。メルカリでは取り扱い商品は多岐に渡り、ゲーム機も例外ではない。ニンテンドーDSシリーズは種類も豊富なため、出品数も多い。
本体の売買相場は？
最新型であるNewニンテンドー2DSLLの売買相場はいくらになっているのかというと、条件によって相場は異なる。条件とは本体のみの場合、付属品やソフトの有無、傷や汚れの程度、モデル種類などである。また、通常版と特別モデルでも異なる。
通常版の4色は定価で約15,000円となっている。メルカリで探してみると、本体のみでは13,000円前後の売買相場となっているため、定価の約9割ほどの値段となっている。
多くは箱、説明書つきで、ソフトやアダプターなどが付属すると、15,000円～17,000円程で定価とほぼ変わらない売買相場となっている。最新型ゆえ、付属品のみ、ソフトのみの販売も見られ、約500円～20,000円と幅広い値段がついている。
ゲームソフトとのパック販売の売買相場は？
Newニンテンドー2DSLLではゲームソフトとのパック販売の限定モデルが複数あり、ゲーム機本体もそれ仕様になっている。
メルカリで出品が多いのはドラゴンクエスト11同梱のはぐれメタルエディション、ソフト同梱なしのポケットモンスターのピカチュウエディション、モンスターボールエディションである。どちらも箱付きで20,000円～35,000円と高額での出品ながら購入されている。現行モデルということもあり、比較的高めの値段で売買されている。
最新の特別モデルのうち、マリオカート7、マイクラの出品も多く見られ、こちらは定価と同額か少し高めの15,000円～20,000円が相場となっている。
メルカリ特有の売買相場の注意点
メルカリでは販売手数料が10%かかり、送料も出品者負担がほとんどなので、出品者は購入時の金額や市場価値、販売での利益、発送の補償などを込みにすると、通常中古店よりもやや割高な価格をつけることになってしまう。
とはいえ、通常版よりも本体のデザイン性が高く、限定版ということもあり、購入できなかった人やコレクターは定価よりも高値でも購入するのだろう。
他のモデルの売買相場は？
また、過去のモデルはいくらの相場になっているかというと、発売が古い機種ほど、相場は安くなる傾向がある。初代DSやDSLiteは本体のみで1,500円～3,000円前後、DSi、DSiLLは1,000円～4,000円で売買されている。
3DS、3DSLLは売買実績を見ると金額の差が大きい。箱も説明書もない本体のみの場合は4,000円～6,000円で売買されているが、箱つきやソフトつきになると8,000円前後に上がる。
また、3DSLLは高い値段で売買されるようで、本体のみで状態が良ければ8,000円前後、箱ありや付属品付き、ソフト込みとなると10,000円を超えるものも多い。ニンテンドー2DSは本体のみで5,000円前後、箱ありやソフト付きでは7,000円前後の相場となっている。定価が約10,000円なので高額相場といっても良いだろう。
Newニンテンドー3DSは製造がすでに終了しているためか、メルカリでは定価とほぼ同額の15,000円前後での取引が目立つ。箱ありで出品されているものが多く、比較的状態が良いものが多いようだ。LLは現在も製造が継続しているためか、それほど出品は多くないが相場は10,000円前後となっている。
その他中古市場での相場
メルカリでNewニンテンドー2DSLLは他のDSと比べて、やや高値で取り引きされているが、他の中古市場での売買相場はいくらになっているのだろうか。
ヤフオクでの落札相場
オークション大手のヤフオクでの落札相場を見てみると、通常版の箱ありで9,000円前後、限定モデルで13,000円前後となっている。メルカリではポケットモンスターの両モデルが多かったが、ヤフオクではマリオカート7モデルの落札が目立っている。
ソフトと本体がセットになっているもので、定価と同額の15,000円前後の落札相場となっている。メルカリと比べるとやや安価な相場だが、メルカリは諸費用がかかることから、出品者はやや高めに値段設定しているためである。
中古販売店での買取相場
もうひとつ、セカンドストリートやブックオフといったリサイクルショップ、中古販売店でのNewニンテンドー2DSLLの買取相場は、店舗によって差はあるものの通常カラーで10,000円前後、限定モデルは15,000円前後での買取相場となっている。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
通常版は定価の約7割、限定モデルは定価とほぼ同額である。基本的にこうした買取業者は新しいモデルであればあるほど買取価格は高くなる傾向が強い。販売利益を上げるためには、発売間もないモデルや新しいモデルを低価格で提供する必要があるからだ。
その点Newニンテンドー2DSLLはDSの中でも新しいモデルなので、高価買取が可能となっている。買取業者では状態の良し悪しや付属品の有無が価格決定に大きく影響するため、出来る限り購入時の状態を保っておくと、相場よりも高い値段がつくだろう。
Newニンテンドー2DS LLの高価買取店
Newニンテンドー2DS LLのメルカリや中古販売店での相場情報をまとめたが、最後にゲーム買取専門店の紹介をしよう。専門店は同じ買取でも中古販売店やリサイクルショップなどと比較しても、ゲームに特化している分、高値での買取が期待できる。
トイズキング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
トイズキングはゲーム買取の専門店。ホビーアイテム全般に特化しているので、専門スタッフはゲーム知識や査定経験が豊富。古いゲーム・新しいゲームともに買い叩かれる心配なく、申し込みから振込まで迅速に対応してくれる。全国各地にある買取センターでは店頭、宅配、出張買取で買取価格アップキャンペーンも実施している。
まとめ
メルカリでNewニンテンドー2DS LLを売買する時の落札相場情報をご紹介した。中古市場においては、通常か限定かといった違いによって、大きな価格差がつく傾向にあるが、通常品であっても常に一定の需要が見込まれている。
相場をあまり把握せずに売買に望んでしまった場合、自分の想定よりも高い値段で購入したり、相場より安い値段で売却したりすることになって損をしてしまう可能性がある為、落札相場はあらかじめ把握しておこう。
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